コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。 
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(46) ( No.51 )
- 日時: 2014/09/24 22:52
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 京都慈照寺・・・・・・・ 
 「殺取・水竜螺旋陣!!」
 「ふん!!!」
 「さすが海王星の陰陽師・・・・なかなかやります」
 「この理系の力とくとみよ!!式神!!マグマ!!!!」
 マグマが結界を壊し、篤を捕らえた。
 「これは!?」
 「これこそわらわの新の力・・・」
 「くっ、こうなれば、殺取・水竜高籠波!!!」
 しかしこれでもまだダメージは小さい。
 「利かぬ利かぬ、わらわにこの攻撃が通用するとでも思ったか?では止めじゃ」
 「!!?」
 「式神・津波!!」
 「殺取・鎖水母!!!」
 「そんな・・・このために全力を尽くしたのに・・・・」
 「ほう、そいつは残念だったな・・・」
 「何ですって?」
 「五条流の決定的な弱点は結界を破られたら丸腰同然・・・」
 「くっ、図られた!」
 「もう遅い!!殺取・水竜獄蓮花!!!」
 「きゃあああああ!!!」
 剣のような弦に破られた。
 「悪いがこの海王星の証、もらっていくぞ」
 こうして敦は慈照寺の陰陽師に勝った。
 京都市東山区に別れを告げたとき、新たなる護衛役が虎視眈々と狙っていた。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(47) ( No.52 )
- 日時: 2014/09/24 23:09
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 京都市、彼は鞍馬山から市街地を望んでいた。 
 「魔界の奴らがうようよといるなぁ」
 このいまいち掴みどころのない男が安倍晴明だ。
 さてこちら、洛西学園都市。
 「お姉ちゃんを返せ・・・・・・・・・」
 この少年は怒りと憎しみに燃えていた。
 さてこちらは洛西学園。
 残るは延暦寺・・・
 最後の結界は延暦寺である。
 僕はそんなことを考えていた。
 その頃生徒会では・・・
 「最近、妖怪クラスに悪魔の新入生・・・」
 「何がなんだかわたしは分かりません・・・・」
 「これは京極女子高校も黙ってはいませんね・・・」
 「京極とは昔からの盟友。危険ですわ、絶対に滅すべきです」
 「しかし、そう簡単に滅せられるのですか?」
 「はい、まず1人ずつ滅すべきなのです」
 さて、彼女たちは知るよしもない。
 さてこちらは京極女子高校・・・・
 京都で有名の女子高である。
 「姫様の護衛役は魔界に帰らせられたか?」
 「それが・・・・全員失敗です」
 「くっ、この役立たず共め・・・生き胆をくらうてやりたくなるわ・・・・」
 「まあまあ落ち着いて。しかし油断できませんわよ。あのぬらりひょん23代目は」
 「またしても、ぬらりひょん・・・・なぜあやつらの血は、魔界上位の世界、理想を邪魔立てする・・・・・」
 怒りに燃える少女。
 「しかし今回はそうとは行きませんよ?」
 「ん?」
 「今回は最強の護衛役がここにいらっしゃるのですから」
 「ふっ、健闘を祈ろう・・・」
 少女はほくそ笑んだ・・・・・・
 追記 ついに魔界の野望が牙をむき始めます。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(48) ( No.53 )
- 日時: 2014/09/25 20:46
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- さてこちらは洛西学園3年3組。 
 京都では最大の学園だ。
 3年3組は妖に悪魔、そんなクラスである。
 総大将はぬらりひょん23代目、熊本健太郎である。
 このクラスはかなり変わったクラスである。
 今回の新規加入によって女子が多くなったのだが。
 そんな夕方・・・・・・
 僕らは僕や篤の家の中にいた。
 「まったく今日も平和すぎるぜ・・・」
 「全くいつになったら魔界軍は攻めて来るんだよ・・・・」
 そんなことを考えていた。
 さて、こちらは京都三条大橋。
 「ん?人間?」
 「ひぃっ!!?」
 「あれ、僕のことおびえているのかな?」
 (死にたくねぇよぉ!当主になりてぇよぉぉ!!)
 {できるできる、自信を持て、蘆屋隆家。お前には研究の成果があるじゃないか}
 「ふっふっふ、待っていたぞ、悪魔め」
 彼は一錠の薬品を服用した。
 「んん、何か飲んだ?」
 次の瞬間、彼はマッチョになっていた。
 「刮目せよ!わが蘆屋家高辻流陰陽術を!!陽力促進剤の力を!!」
 「これは!?」
 「なぁっはっはっはっは!陽の力を直に取り込む最強の陰陽術!!こうなったら、もう誰にも止められんぞぉ!!」
 隆家はポーズを決めて突進する。
 「す、すごいな・・・でも・・・」
 あっさり少年はかわす。
 隆家はあっさり鴨川の水に落ちてしまった。
 「科学的陰陽術はよく分かったから。僕はこのへんでお暇するよ」
 彼はすたすたと去っていった。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(49) ( No.54 )
- 日時: 2014/09/29 19:35
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- さてこちらは洛西学園・・・・ 
 ここは男女共学の伝統ある公立の学園都市だ。
 京都では最大級だという。
 陰陽師やら半妖やら変態やらとユニークな生徒が多い。
 さて5時限目・・・
 理科の授業中・・・・・・・
 急に雨が降り出した。
 そればかりではない。
 雹まで降り出した。
 雷も落ちる。
 「これは・・・?」
 雹特別警報、大雨洪水特別警報、暴風特別警報、雷注意報が発令された。
 家に帰るにも雹が邪魔をする。
 「十中八九護衛役・・・でしょうね・・・・・・・」
 「こりゃ相当な能力の持ち主だな・・・」
 「けれどもまあ強いに越したことはないと思うんです・・・」
 『ニュースが入りました。今日13時ごろ、蘆屋隆家さんが死亡しました』
 このニュースに驚いたのは全員。
 「おい、蘆屋隆家といえば科学的陰陽術を売りにしていた高辻流陰陽師だったよな」
 「そういう陰陽師がいたなんて・・・近代的なやり方です・・」
 「しかしそんな陰陽師すら一蹴とは、どんな護衛役だ?」
 「ハックしかありえません」
 「ハック?」
 「ハックは私が使っているニックネームのこと。本名は・・・『青竜院雹。四男で、かなりの実力とスピードを兼ね持つ技のテクニック系の護衛役です」
 恐れを抱いている零。
 「それだけじゃないよ」
 雪がドアを開ける。
 「雪?どうしてここに?」
 「この天気になったから、皆に伝えておかなきゃと思って・・・」
 「伝えること?」
 「武器は・・・杖」
 「杖・・・その膨大な魔力の制御もうまい。この異常気象も異常な力をもってるからこそできるんだよ」
 「確かにそれくらいの実力はありそうだな・・・」
 まさに畏れって言うより、戦慄感を抱く皆。
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(50) ( No.55 )
- 日時: 2014/09/29 22:44
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 京都市下京区・西大路五条・・・・ 
 22人の少年少女は雹と雨の降る中を駆けていた。
 河原町五条にたどり着いた時、少年が一人鴨川を見下ろしていた。
 「お前だな・・・青竜院雹」
 「君はまさしく、ぬらりひょん」
 「ああ、いかにも俺が23代目だ」
 「けれど、僕の弟のほうがナルシストで怖いよ?」
 「弟?」
 「うん、そいつが僕らの末っ子で、なおかつ自己陶酔の少年、『青竜院雷さ」
 「相当な実力、見せてもらうぞ!」
 「ここで君の血筋、終らせる」
 終らせる?
 つまり根絶やしにすることなのか?
 「零が魔王に抗うとは神童であった零もただもバカになっちゃったね。まあ、こういう身の程知らずの男たちが君とともにいるなら致し方ない」
 「確かに、健太郎君の行く道は獣の道同然・・・・でも、それだからこそ面白いのよ!!!」
 澪と露がビルから飛び降りた。
 「澪お姉ちゃんに露お姉ちゃんまで・・・」
 「ごめんねぇ。完全にバカが乗り移っちゃったかしら」
 「九尾の狐様の邪魔をするつもり?」
 「ごめんだけど、そうすることにしちゃって・・・」
 露が汗をたらして口を隠す。
 「だったら、ぬらりひょんの血筋を根絶やしにするだけ」
 「・・・」
 睨み合いが始まった。
 さてこちらは洛西学園。
 「あいつら、悪魔の世話してるのかな・・・」
 中等部の生徒会長、『蘆屋遼』がにやりとした顔で見つめていた。
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