コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔界の姫と白竜・黒竜
- 日時: 2014/08/15 16:15
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 悪魔と人間の日常を描いた騒ぎがありながらもアクションあり、シリアスあり、コメディありというエキサイティングな小説です。最後の最後まで読んでいただけたらうれしいです。 
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- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(26-1) ( No.31 )
- 日時: 2014/09/08 19:11
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 訂正 のが抜けていました。すいません。 
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(27) ( No.32 )
- 日時: 2014/09/09 21:43
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 定期テストが終った後。 
 3年3組は半分妖怪で半分人間のクラスだ。
 3年4組はといいますと・・・白黒はっきりいって変態が多い。
 3組と4組は対照的だ。
 3組は秀才がそこそこ集まるのになぜか4組はバカが多い。
 京都で一番ユニークな学園でもさすがにこれは変わっている。
 特に一番変わっているのは中等部3年3組・4組しかいないだろう。
 半妖に変態・・・これはいくらなんでも変わりすぎだ。
 「くぅぅぅぅぅまぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉとぉぉぉぉぉ!!!!!」
 さっき怒鳴ってきたのは『川内亮太郎』だ。
 「あん?どうした川内」
 この気迫にどうやら荒尾先生も恐怖を感じたようだ。
 「お前・・・・あんなに可愛い子と一つ屋根の下ということ…。それはもう、俺だったら天に召されてもいいぐらいの嬉しさだぞ!!??」
 うーわ、これ絶対変態が言いそうなこと・・・・。
 「そ、それは・・・」
 先生も言いよどむこと以外何もできっこない。
 そう、川内亮太郎は4組一の変態であるのだから。
 「ただ単にクラス割りで3組がいいって・・・・・」
 こうとしか言いようがない。
 「何言ってもムダですよ。さっさと帰りましょうか」
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(28) ( No.33 )
- 日時: 2014/09/11 20:49
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 定期テストが終った次の月曜からはテスト返し・・・ 
 だけど今日は土曜日。
 京都第7の結界、桂離宮の守護者『天王寺義満』との戦いを制し、ぼくはぬらりひょん23代目としての自覚が持てた。
 だけど今は結構怪我してる。
 療養が必要なんだけど・・・
 僕は今、家の中。
 薬局に一人で行ける体じゃないからな・・・・
 どうすれば・・・・このまま自然に治るのを待てばいいのか?
 「それなら、魔界に生えている薬草を使えばいい」
 霄が言う。
 「その魔界の薬草って何だ?」
 「人間たちには使ったことがないが、魔界では効きがいいということで人気なんだ」
 「相当な効果もってそうだな」
 「今もっているのはこれくらいしか・・・・」
 「この薬草、なんかミントみたいだけど・・・」
 「そう思うのも無理ない、これがミント草だからな」
 「道理で、ミントみたいな形してると思った」
 「その名の通り、ミントの様な香りがする薬草でな。この薬草をすり潰して粉にして、それをある液体と混ぜ合わせて作った薬が凄く効果覿面なんだ…」
 「どんな効果があるんだ?」
 「例えば・・・傷口をふさぐ効果だろ、それから・・・・・・・」
 「重い病気すら軽症化する効果もあります・・・」
 「そうそう、とにかく人気で、なかなか手に入らないといわれている薬草の一つだからな…」
 「だからある液体って何?」
 「ヴァンパイアの血液だ・・・」
 「ヴァンパイア?」
 「熊本君も知ってるでしょ?あの吸血鬼だよ」
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜(29) ( No.34 )
- 日時: 2014/09/12 15:52
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- 瑠璃が言う。 
 「ああ、あの吸血鬼のことね」
 「これが吸血鬼の血液だ」
 「ん??なになに、飲み薬としても使えますが、とても苦いです?」
 「人間界の薬、苦い?」
 「まあ、苦いのもあればそうじゃないものもある」
 「それから温度は高温多湿の部屋に置くのはやめてください」
 よくあるな、高温多湿はやめるって言うの。
 「それから直射日光は避けてください」
 これもよくある典型的なやつっすね。
 「とまあ、説明書きはそれだけか・・・」
 「どうした?最近、上の空のようだが」
 「いや、相国寺で見かけた少女と桂離宮で見かけたのと同じ少女に会ったんだ」
 「どんなふうだった?」
 「えっと、白衣っぽいのを着てて、ツインテールで髪の毛の色は少しばかり青に近い感じの緑色——エメラルド的な色で・・・・」
 「ほかに何かあった?」
 「いやちょっとこっからはセクハラまがいのことでね・・・」
 「だから何よ?」
 「ううん、そうさな・・・・胸が大きかったな・・・・」
 「健太郎…。お前いつもそんなことを考えながら、私たちを見ていたのか?」
 「いや、それはその・・・・」
 「スケベですね・・・」
 「えっとそれはその・・・・そういうこと思い出しただけで・・・・・」
 必死にぼくは言い繕った。
 「けれどもそのおかげで、可能性が間違いないものになった!!」
 「まさか・・・僕が見たのは・・・」
 「私のおばさんだよ!!」
 「ちょっと待て、少女なのにおばさんって矛盾してるよ」
 「でも、ほんとのことだよ?だって私のお母さんの妹だから…。確か、お母さんと叔母さんは相当年離れてるはずだけど…」
 「ああ、なるほどね・・・・」
 そして10時・・・
- Re: 魔界の姫と白竜・黒竜 ( No.35 )
- 日時: 2014/09/12 23:29
- 名前: メカニッカー (ID: YvSbEZ.f)
- その時、ピンポーンと呼び鈴が鳴った。 
 僕はそのチャイムに対応する。
 するとさっきの少女に会った。
 「よっ!また会ったね!ていうか、私があなたに会いに来たんだけどね…」
 「その顔、ルナ!?」
 「それより瑠璃はいる?」
 「あ、ああいるいる」
 「どうしたの健太郎・・・あっ、おばさん!!」
 「おばさん言うな!こう見えても私はまだ17よ!!」
 ルナがむくれる。
 「紗野より小さくて17?驚きだな・・・」
 「あんたさぁ、そんな癇に障る言い方しかできないわけ?」
 ルナはぷいとそっぽを向いた。
 「ところで何しに来たんだ?」
 「それは、魔界の状況を伝えに来たの」
 「魔界?」
 「今、大魔王が全てを支配しようとしてることは知ってるよね?」
 「もちろんだよ」
 「今、冥界の半分を支配しちゃったの」
 「冥界の半分?」
 「そう、冥界を制圧したら次は人間界を攻めるつもりなの」
 「そんなことさせるかってんだ」
 「こうなったら私が力を貸してあげるから♪」
 こんなんで大丈夫かと思う僕だった。
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