コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【秋原かざや様作】☆CLOVER☆【キャラ絵】
日時: 2012/07/26 16:20
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: vuXCwYqs)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27604

お知らせ >>73


       ——————————————————


どうも、かがみと申すものです(´・ω・`)
小説書き過ぎなのはご勘弁(((((((((

この小説の題名は、くろーばーです!

まだ初心者なので、あんまり面白くはないと思いますが、応援よろしくです^^
上記URLは僕の小説です。結構前から書いてます


○o。.注意・るーる.。o○

☆僕のことが嫌い、または、僕の小説が嫌いな方は戻る!

☆↑と同じく、荒らしやチェンメなどもお断り

☆こんな奴に文才を求めないでください、絶対損します

☆SF、というか、ファンタジー+魔法系です

☆アドバイスなど、あったら教えてください

☆気が向いたら書きますので、更新スピードはバラバラです

☆警告なしで修正することがあります

☆パクリしないでください!(しない)

☆思いっきり厨二作です


今のところはこれぐらい。また付け足します!


○o。.目次.。o○

あいさつ・ぷろろーぐなど >>0
オリキャラ募集用紙 >>18
リリーまとめてみた(キャラ絵付き) >>26

一話   >>1
二話   >>2
三話   >>3
四話   >>4
五話   >>5
六話   >>6
七話   >>9
八話   >>12
九話   >>13
十話   >>14
十一話  >>19
十二話  >>20
十三話  >>27
十四話  >>30
十五話  >>38
十六話  >>39
十七話  >>41
十八話  >>44
十九話  >>46
二十話  >>47
二十一話 >>48
二十二話 >>55
二十三話 >>57
二十四話 >>61
二十五話 >>62
二十六話 >>63
二十七話 >>64
二十八話 >>70
二十九話 >>71
三十話  >>77 ネタ=チャイ提供(ありがとう!)
三十一話 >>80
三十二話 >>83

オリキャラ短編(エリザ) >>23
オリキャラ短編(サイラ) >>35


特別編 リンネの優雅(?)な休日 >>60


*ギャラリー*

キャラ絵 リリー >>26
キャラ絵 エリザ >>28
キャラ絵 リリー >>43 リベンジ!
キャラ絵 サイラ >>49
キャラ絵 リリー >>72 来音ララさん作!
イメ画  ペンダント >>76 リリーのペンダント!


雑談広場 ぷちくろ! >>15 〜憂鬱な月曜日〜
雑談広場 ぷちくろ! >>69 〜トークで行こう!火曜日〜


小説鑑定 パート1 秋桜様 『貴方の小説読ませてください!』より >>40

声つけさせていただきました! 狂音様『貴方の小説のキャラの声つけまふ』より >>42
(リリー・ミクル)

○o。.登場人物.。o○

名前:リリー・ミクル

性別:女

性格:明るく元気でしっかり者。しかも優しい。男子からも女子からも好かれやすいが、成績だけは悪い

容姿:青髪ツインテールに、青い目。学校の制服

年齢:十三歳

趣味・特技:趣味も特技もお菓子作り(特にアップルパイが好き)

好きな物:お菓子作り(またはお菓子)・遊ぶこと・学校

嫌いなこと:算数・理科など、体育以外の勉強全般(学校は好きなのに・・・)・分厚い本を読むこと

一人称:あたし

二人称:○○君・○○さん・呼び捨て

三人称:○○君達・○○さん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:二月十八日

星座:水瓶座

フェアリー:もっふー

サンボイ:
「あたしはてっきり、ボーカロイドかと思ったけど」

「えへへ! 得しちゃった♪」

「やった〜! アップルパイ出来たよ!」

その他:料理作りが得意。歌が上手い。夢は一流の魔法使い


名前:ミリア・サリジア

性別:女

性格:マイペースで、明るい。たまについていけない時がある

容姿:きれいな緑色のポニーテールに、緑の目。制服

年齢:十三歳

趣味・特技:家事

好きなこと:本を読むこと

嫌いなこと:勉強

一人称:ボク

二人称:○○君・○○ちゃん・呼び捨て

三人称:○○君達・○○ちゃん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:三月十二日

星座:うお座

フェアリー:アルト

サンボイ:
「ボク? ミリア! 覚えてね!」

「う〜ん……。それは微妙」

「ボクのテンション、ついていけないって?」

その他:リリーと同じく、歌が上手い。二歳上の姉がいる


名前:シフォン・リジェール

性別:女

性格:ド天然で、SもMもあるN娘(大体M)。嫌いな奴には容赦ない。虫が大好き

容姿:茶色のサイドテールに垂れ目。制服

年齢:十三歳

趣味・特技:ピアノを弾くこと

好きなこと:外で遊ぶこと

嫌いなこと:勉強

一人称:ぼく

二人称:○○ちゃん・○○くん・呼び捨て

三人称:○○ちゃん達・○○くん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:十一月二十五日

星座:いて座

フェアリー:ルンちゃん

サンボイ:
「ルンちゃ〜ん、朝だよ〜!」

「外遊びと虫取りなら、負けないよ」

「ごめんね、ぼくは負けるわけにはいかないんだ」

その他:意外と手先が器用。本人曰く、ルンちゃんと一緒にいると落ち着く


名前:リンネ・ブルータス

性別:女

性格:大人っぽい。ちょっとツンデレ。一人になるのが嫌いなのに、一人ですねることが多い。四人の中で一番賢いのかな?

容姿:水色のセミロングに制服

年齢:十三歳

趣味・特技:アクセサリー集め

好きなこと:おしゃれ

嫌いなこと:一人になること

一人称:あたし

二人称:呼び捨て

三人称:あんた達

階級(五段階):一段階

誕生日:十二月二十五日

星座:やぎ座

フェアリー:ブルー

サンボイ:
「あたしのこと、嫌い?」

「このハートの髪飾りは、ぜ〜ったいに、誰にもあげないんだからね!」

「ブルー、ごめんね……(ブルーとけんかした時)」

その他:ブルーとだけ、心を通わすことが多い


(野薔薇作)
名前:エリザ・マリージア

性別:女

性格:素直でよく笑う。素直すぎて、人の悪い所も容赦なく言う。

容姿:紅いゆるふわロング。制服を可愛く着こなしている。八重歯が特徴。

年齢:十三歳

趣味・特技:歌とダンス

好きなこと:動く事

嫌いなこと:じっとしている事

一人称:私

二人称:〇〇ちゃん、呼び捨て

三人称:皆、〇〇達

階級(五段階):一段階

誕生日:八月十五日

星座:しし座

サンボイ:
「私エリザ。よろしくねぇ〜、あは☆」

「え〜・・・これまずいよ。味覚おかしくなりそう・・・」

「何か動かないと落ち着かない・・・」

その他:ダンスなど、運動系が得意。


(そらねこs作)
名前:サイラ・カミール

性別:女(少女)

性格:無口、謎が多い、人見知り

容姿:黒髪ショート、ゴスロリ着用

年齢:十三歳

趣味:謎

好きなこと:特になし

嫌いなこと:特になし

一人称:自分

二人称:君(仲良くなると名前で呼んでくれる)

三人称:君達

階級:(五段階)三段階

誕生日:謎

星座:謎

サンボイ:
「……自分は飛び級だから」

「うるさい……静かにしてくれないかな…」

「名前?…今更?……サイラ・カミール」

 
その他:本が好きらしい


☆サブキャラ☆

・お母さん
リリーの母親。
女手一つでリリーを育ててきた、明るい人。
リリーのことを誰よりも大切に思っている。

『仕事? 今日ぐらい休んでも大丈夫よ!』

・もっふー
リリーのフェアリー。臆病で、内気な性格。子犬の小さいバージョンみたいな見た目。
名前の由来は、単にモフモフしてるから。

『……きゅん?』

・ルンちゃん
シフォンのフェアリー。うさぎみたいなリスみたいな未確認生物。優しくて心強い。♂
本名は一応あるけど、今はルンちゃん

『ルンルンるるる〜ん!』

・アート・ニコル
成績優秀なリリーのクラスメイト。眼鏡をかけている。顔も性格も悪く、女子には全くもてない。
ちょっぴりナルシスト。成績はいいが、まだ一段階。モデルのキャラクターはぷよぷよのクルーク・・・らしい。
父親がアートディレクター。

『すべて、僕の計算通りさ!』

・校長先生
本名不明。ポ●モンで言うと、オーキド博士。意外と抜けてる。リリーよりもバカ(性格的にね)。
校長歴は結構長いらしい。

『うおっ、腰が、腰がぁ〜!』

・アルト
ミリアのフェアリー。キノコが大好物。名前の由来は、声の質がアルトっぽいから。
鳴き声は基本「トト!」という意味不明な声。

『トトト! トトト!(キノコ! キノコ!)』

・ブルー
リンネのフェアリー。飼い主(?)に似て、ツンデレ。
水色の小鳥。頭に青のリボンを付けている。このリボンはリンネとおそろい。
数少ない女の子フェアリー。

『ちゅんちゅん』

・メラン
勝気で傲慢な、リリーのクラスメイト。
成績も、運動神経も抜群。
だけど、嫌われやすい。いつも三人の女子を引き連れている。
ミリアの母親と、メランの母親同士仲が悪い(ミリア、メランも仲が悪い)

『ぜ〜ったいに、負けないわよ!』

・エルザ
リリーのクラスの委員長。
成績は良いが、運動神経は超絶に悪い。
メガネちゃん。しててもしてなくても美人。
ちょっと無口。

『……私に何か用ですか?』

・フリント先生
召喚術の先生。
しっかり者……だと思う。優しいので、生徒や先生に人気。
生徒に甘い

『皆さん頑張ったので、今日は勉強をなしにしましょう!』

・ファザー先生
フリント先生と同期。
基本優しいが、怒ると怖くて毒舌になる。
リリーと同じく、アップルパイが大好き。
そして料理に厳しい。

『う〜ん、これ……まずすぎるわ』

・チェイン
黒猫の女の子フェアリー。
気まぐれで、エリザにしか懐かない
(野薔薇作!)

・リウヴァ
リリーを苛めていた女の子。
通り魔に刺し殺された

・シェルニー
同。人を苛めるのが好き。
通り魔に刺し殺されたw(ぇ

・ココラ
心優しい女の子。お母さんが病弱で、いつも世話をしている。
十歳のころ、リリーの友達だった(今も?)

『リリーちゃん、ありがとう! お母さんに、渡すね』

・ラミア・サリジア
ミリアの二歳上のお姉ちゃん。
美形&頭脳明晰。背が高い。
学校の人気者。
錬金箱を発明した天才少女。
人の話を聞いていない時がある。

『あーごめん! 今私、時間ないわっ!』

・ククル
コウモリの女の子のフェアリー
目が赤く皆にこわがられてる
(そらねこs作!)

・フエルア先生
フェアリー学の先生。
年齢不詳(五十代っぽい)。
フェアリーを観察するのが趣味。

『ファリーって、良いですよ?』

・ライト先輩
三年生の男子生徒。
成績はあまり良くないが、運動神経は抜群。
ミリアの姉、ラミア・サリジアの幼馴染でもあり、恋愛相手(方思い?)。
要領は悪いが、明るいので人気。

『いえっす!』

・サトミちゃん
大人しくて優しい女の子。
綺麗な物を見ると、一目ぼれしてしまう癖がある。
ココラちゃんにどことなく似てる!?

『サトミです。名前が人間界っぽいの、私だけなんですよね』

・アズリ・カーチェスト
華奢で、ぶりっ子な女の子。男子には人気だけど、女子には不人気?
腹黒いくて、結構めんどくさがり屋。わがまま。
女子には本性を見せる……という噂。
語尾に『♪』がつくことがある。

『アズリです! アズきゅんって、言ってくださいネ♪』

・双葉 恵(ふたば めぐみ)
人間界からやってきた十三歳の女の子。
草原の小さな小屋で仕事をしているせいか、鳥や犬などの動物が寄ってきやすい。
明るくて、どこか憎めない性格(天然?)。だけど、少し恥ずかしがり屋な所も。

『あれ? ここは、どこ……』

・レミリア・マーガレット
金髪僕好みの女の子。ラミアと同じくらいの天才。いつでも元気いっぱい。
不可思議な現象や幽霊話が大好きで、いつも本を読んでいる。
九歳(にしては幼稚)。

『学校の七不思議について、レミーが教えてあげるよっ!』

・ドッペルゲンガー
リリーに変身(?)していた女の子。詳しいことは良く分からない。
悪戯好き。ドМで毒舌。一人称は僕。

『ビックリしましたか? 君はやっぱり騙されやすいですね〜』

*お知らせ*

*作成日 2012年 4月25日
*ただいま、一話から読みやすくするため少し(?)訂正しています(´・ω・`)

○o。.ぷろろーぐ.。o○

 時は、十三歳の誕生日。
 お母さんが、いつも通りのニコニコした笑みを浮かべて、こう言った。

「リリー。あなたもそろそろ、魔法使いになったら?」

 この世界では、十二歳以上なら魔法使いになれるという、規則がある。
 だけど、あたしは絶対にムリ!
 だって、成績悪いもん!(キッパリ)

「やだ、絶対に!」
「どうして? 顔はそこそこ良いのに」

 む。そ、そういう問題じゃないよ。
 よし、そっちがその気なら!

「分かった! ぜ〜ったいに、一流の魔法使いになってやる〜!」



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Re: ☆CLOVER☆ ( No.12 )
日時: 2012/05/04 11:03
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

○o。. 八話 ぶいえすアップルパイ .。o○

「えー、アップルパイ作りは、四人の班で分かれて、一つのパイを作ります。下手だからって、負けという訳ではありませんので、皆さん頑張りましょう!」

 先生の指示に、あたし達のグループと、メランのグループ以外の人がはーい、と返事をする。

 さあ、いよいよアップルパイ作り!

「では皆さん、班を四人決めてください」

 家庭科の先生、ファザー先生が言った。

「先生、皆決めました」
「そうですか」

 エルザの返事に、先生が答える。決めるの、早いね。

「では、一班に一つずつ小麦粉を渡します。電子レンジは、魔法を使うので入りません」

 へー! 魔法使っていいんだ!
 何だか、面白そう!

「ワクワクするね、リリー!」

 隣にいたミリアちゃんが、こっちを向いて、ニコニコ言う。
 あたしは、うんと言おうとしたが、また何者かに遮られた。

「あら、あなた達はあたし達に負ける運命にあるのよ?」

 げ、またメラン!
 全く! せっかくの調理実習ぐらい楽しもうよ・・・・・・。

「へー、そんなに自信あるんだ?」

 ミリアちゃんも! 先生に怒られちゃうよ!
 そんなことを思っている内に、前のリンネちゃんからアップルパイのレシピが配られてきた。

 その中には、こんなことが書いてあった。

『アップルパイなのでリンゴはもちろん、家庭科室にある他の食材を使っても構いません』

 先生のいる大きな調理台の上を見ると、籠の中にバナナ・チェリー・オレンジという、様々な果物が置いてあった。

「では、アップルパイ作り、初めっ!」

 ファザー先生が、何かの試合を始めるように言う。

「ねーねーリリー。ぼく、シーラカンス使いたいな!」

 斜め前にいたシフォンちゃんが、こんなことを言った。

「シーラカンス・・・・・・何それ?」
「え〜? リリー、そんなことも知らないのぉ!?」

 あ〜あ、なんかフェアリー学園に来てから、世間知らず呼ばわりされてる・・・・・・。

「シーラカンスって言うのは、生きた化石って呼ばれてる魚の一つなんだよ!」
「ふ〜〜ん・・・・・・」

 とりあえず、凄くてグロいってことだよね。

「お〜い、二人とも! 食材の話は良いけど、先にスポンジ作りだよ!」

 あ、はいはい。ミリアちゃん。

「ボール持ってきたわよ! 誰が作るの・・・・・・?」
「一人でやったら疲れるから、四人で少しずつやろうよ!」

 ミリアちゃんの案に、皆が賛成した。

「最初は、一番疲れやすそうなリリーからね!」
「それ、どういうこと〜?」

 あたし達の漫才みたいな発言に、リンネちゃんとシフォンちゃんがクスクスと笑った。
 ま、さっさと終わらせちゃお!

「・・・・・・出来た!」

 よーし、料理は得意だもんね♪

「早っ!」

 リンネちゃんが、以外そうにこちらを見た。

「次は、クリームを塗るんだよ! ぼくがやるー!」

 し、シフォンちゃん! そんなにやる気あんの?

 数分後、シフォンちゃんのクリームの出来栄えを見ると、そこらの下手なケーキ屋さんよりも上手に仕上がっていた。

「クリーム塗るの、だ〜いすきなんだ!」

 シフォンちゃんは、クリームを鼻に着けて無邪気に笑った。

 ふと隣の班------メランの班を横目で見ると、もう完成間近になっていた。しかも、クリームの盛り付け方も、フルーツの種類もほとんど完璧と言っていいほど、整っている。

「皆、もう少しスピードアップしよう!」
「え、あぁ、うん」

 対決するのは完成したパイだけど、やっぱり最初から勝ってみたかった。
 魔法で温めた後、中にいれる食材を話し合う。

「やっぱ、王道のマグロ!」
「シーラカンスって言ったじゃん!」
「そんなの絶対まずいって! ボクのフェアリーが好きなキノコでしょ!」

 と皆から、様々な意見が出される。

「リリーは、どうなの?」

 リンネちゃんが、こちらを見てうかがう。

「あたしはなんでも・・・・・・」

 あたしは、曖昧に笑いながらこう言った。

「じゃ、マグロで決まり!」

 リンネちゃんが弾けたような笑顔で、こう言う。

「しょうがないなあ。今回は特別にマグロにして良いよ」
「マグロも一応、魚類だしね!」

 えええええええええ!?
 ・・・・・・もうなんでも良くなってきた。

「じゃあリリー、あそこからマグロ取ってきて!」

 ミリアちゃんが、先生のいる調理台を指差して言った。

「はーい」

 マグロを入れた後、あたしはメラン達がいない間に少しメランパイを、味見をしてみた。

「な、何これっ! まず!」

 あたしはスプーンを放り投げて、ゴホゴホとむせた。
 生臭いし、パイじゃないし、リンゴ入ってないし、あり得ない!

 食材として高級なパイナップルやマンゴーを使ってるから見た目もきれいだし、クリームの盛り付け方も綺麗だよ。
 だけど、まずい・・・・・・。
 そんなあたしの心情に比べてメラン達は、

「あたし達の班、絶対あっちに勝つわよね!」

 とか言ってるし。

数分後-------

 皆が、家庭科室からアップルパイを持って出て行ったころ。
 あたし達の班と、メランの班だけが残った。

「あら、まだいたの? 早く帰りなさい」

 ファザー先生が、驚いたようにこっちを向いて言った。

「あの、先生に用事があるんです!」

 ミリアちゃんが、代表して言う。

「ボク達、対決して作ったんだけど・・・・・・どっちが上手く出来てるか、見て欲しいんです!」

 そう言って、マグロが入った見た目がグロいパイを、先生に渡す。

「あたし達のも!」

 メランも、同じようにパイを渡す。

「良く分からないけど・・・・・・とりあえず、どちらがおいしいか言えばいいのね?」
「はい!」

 そう言いながらも、ファザー先生はマグロが入ったパイを見て、少し怪訝そうな顔をする。

 先生はあたし達が作ったパイを口に運んだ。

「おいしい!」

 え・・・・・・?
 先生、今何て言った?

 メランもあたし達も、ポカンとした顔をした。

「おいしいわ! 見た目に関わらずに!」

 先生は、こっちを見て笑顔を浮かべる。

「見た目はちょっと・・・・・・アレだけど、味がしっかりしていて、とってもおいしい!」

 そう言って、次にメラン達のパイを口に運んだ。
 噛んでから間もなく、コホコホとむせる。

「あ、あの・・・・・・ちょっと言いにくいんだけど、まずいわ」

 あらら、『まずい』という言葉がメランにストライク。
 石化しました。

「ということで、今回はあなた達の班がゆーしょー♪」

 そう言って、あたしの頭にポン、と手を乗せた。

「じゃーね♪」

 と言って、ニッコリしながら奥の部屋へと向かった。
 その数秒後。メランが、鬼のような形相で「絶対に許さないんだから!」と言い、女子を引き連れて戻って行った。

 あーあ、決着付けるどころか、ますます仲悪くなっちゃったよ・・・・・・



今回は、書き過ぎましたw
いつもより千百文字多いです←

Re: ☆CLOVER☆ ( No.13 )
日時: 2012/05/06 12:15
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

○o。. 九話 母の日はプレゼントを .。o○

 寮で、急に思ったこのこと。
 お母さん、何してるかなぁ。

 たまには手紙、書いてみようかな。

 そう思って、自分の部屋の机へ向かった。

『お母さんへ』

 こうしてみると、何を話せばいいのかちょっと分からなくなる。

『急だけど、あたし、フェアリー学園に来て良かったと思う。』

 最初は何が何だかわからなかったけど、ついてみると、ミリアやリンネちゃん、シフォンちゃんみたいな素敵な友達もできたし。

『友達もできて、授業も楽しくって、ストーンシティとは百八十度違う生活だよ。』

 ストーンシティは楽しくなかったってわけじゃないけど、やっぱりこの方が刺激がある。

『もちろん、事件とかも起きたけれど、全部解決しました。』

 そのおかげで、リンネっていう友達もできたしね。

『そうそう、この前、授業でアップルパイを作ったんだよ。一緒に送るから、食べてみてね』

 ま、見た目はちょっぴりまずそうだったけど・・・・・・。

『休日には帰ります。じゃあね!』

 冬休みや夏休みには、家へ帰れることになってるんだ。

『リリーより』

 最後に自分の名前を書いて、糊で封筒をしまう。
 今日は、なんかいろいろなことがありました。

 ミリアちゃんと喧嘩して、授業で精霊を呼ぶのに失敗しちゃって・・・・・・。あたしってほんと、バカだな。

 あたしは振り返って、スヤスヤ寝ているもっふーを見た。
 だいぶこの子も慣れてきたし、最初に会った時よりももっと可愛く思ってきた。
 ふと机の上の時計を見ると、もう十時だった。
 いつもよりちょっと早いけど、もう寝るかな。

 あたしはもっふーに「おやすみ」と言って、布団にもぐった。

数日後------

 少し前に出したお母さんへの手紙に、もう返事が返ってきました。
 封をやぶると、一通の手紙が入っていた。

『リリーへ

 手紙、読んだよ。
 友達もたくさんできたようで、私は安心しました。
 ミリアちゃんはああ見えて、とっても良い子だよ。
 あ、そうそう。フェアリーはもらった?
 良かったら、今度帰ってきたときにその子のことも聞かせて欲しいな。
 大事なことなんだけど、青いサファイアが入ったペンダントを同封します。きっとそれが、リリーを守ってくれるよ。
 じゃあね。

追伸
 アップルパイ、もはやアップルじゃなかったね(笑)
 でも、意外と味はいけたよ。』

 あたしはもう一度、手紙を読み返した。
 お母さん、あたしのこと、ちょっと心配してくれてたんだ・・・・・・。

 あたしは少ししんみりした気持ちで、封筒を軽く振った。
 すると、机の上に綺麗な宝石が入った、小さなペンダントがコロンと音を立ててでる。

 これが、あたしを守ってくれるってどういう意味なんだろう・・・・・・。
 まあ、それは休みのときに聞けば良いか。
 フェアリー魔法学校は目立たないアクセサリーならつけるのokだし、今度、付けてみようかな・・・・・・。

Re: ☆CLOVER☆ ( No.14 )
日時: 2012/05/07 17:17
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

○o。. 十話 遠足に行くよー! .。o○

 朝のHRの時間に、校長先生がわざわざ来て、大切な話があると言った。
 校長先生は、軽く咳払いをしてから、

「えー、明日、この春初めての遠足があります。しおりを配りますので、見ておいてください。ちなみに、寮からの持ち物はいりません」

 あ、明日ー!?
 急すぎるよ!

 配られてきたしおりの表紙を見ると、行先は『フェアリー草原』と書いてある。
 聞いたことないなあ・・・・・・。
 まあ、あたりまえか。

「詳しいことはすべて書いてあります。それよりも、先生から重大な発表があります。良く聞いていてくださいね」

 重大な発表ってなんだろう・・・・・・。

「遠足には四人班で行きます。その班は、この間アップルパイを作った班にしてください。重大な発表というのは・・・・・・」

 そう言って、すうっと息を吸い込んだ。

「フェアリー草原の奥にある、『フェアリーの森』には、絶対に入らないでください。その森には、恐ろしい怪物がいて、見つかると食べられてしまうと言う噂があります」

 ひえー!
 どうして名前から可愛いその森に、そんな怪物が棲んでるんだろう・・・・・・。

「校長先生からの話は終わりです。この遠足の目標は、フェアリー草原にいるたくさんの妖精とふれあうことですので、頑張ってくださいね!」

 次の日。
 あたしはミリアちゃんといつもより少し早く起きて、集合場所に着いた。
 既に、たくさんの人があつまっている。

「はぐれないでね、もっふー!」

 あたしは腕の中にいる、もっふーに声をかけた。

「きゅー!」

 見た目はほとんど子犬と変わらないけど、あたしの大切な友達-------親友だもん!

 フェアリーを連れていくのおっけーって言われたら、絶対に一緒にいくもんね!

「もっふーちゃんとリリーって、本当に仲が良いわよね!」

 隣でそんなあたし達の会話を大人しく聞いていたミリアちゃんが、もっふーににこりと笑ってこう言った。

「うん! 可愛いんだもん!」

 あたしもミリアちゃんに精いっぱいの笑顔で言った。

「あれ? リリー、そんなペンダント、付けてたっけ?」

 ミリアちゃんは、不思議そうな顔であたしの左胸を指差した。

「これ? この間、お母さんがくれたんだ! 綺麗でしょ!」

 あたしは青いペンダントをちらっと見る。
 お母さんは、『これがリリーを守ってくれる』とか言ってたけど、こうしてみると、普通のペンダントだもんね!

「ミリア、これがどうかした?」
「ん? 別に・・・・・・何かの本で、見たことがある気がして」

 え・・・・・・?
 それは気のせいじゃないかな、と言おうとした時、

「フェアリー魔法学校の皆さん、ここに集まってくださ〜い!」

 家庭科のファザー先生の、おっとりした高い声が聞こえた。

「リリー、行くよっ!」
「うん!」

 あたしはミリアちゃんに腕を引っ張られるようにして、ファザー先生のところに向かった。

Re: ☆CLOVER☆ おまけ ぷちくろ! ( No.15 )
日時: 2012/05/07 17:54
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

雑談広場 ぷちくろ! 〜憂鬱な月曜日〜


かがみ「十一話かと思った? 雑談広場なんですよー」

リリー「・・・・・・皆思ってないと思うけどなー・・・・・・」

リンネ「こんなks小説見てる人いないし。しかもコメくれた人二人しかいないし」

シフォン「まあまあ・・・・・・。作者も一応頑張ってやってる(?)っぽいし」

かがみ「シフォン辛口!? しかも疑問形!?」

ミリア「ボク最初の『ぷちくろ!』って、萌漫画のパクリかと思った・・・・・・」

リリー「かがみパクリ多いもんね」

かがみ「話思いっきり変わるけど、ぷちくろサブタイトルの『憂鬱』っていう字すごいよね」

リリー「合わせて何角あるんだろ?」

シフォン「日本語はむずかすぃ」

作者以外皆「(シフォンガチでふざけた・・・・・・!)」

かがみ「そんなノリでこれからぷちくろ!はやっていきます。しょーもないけど」

リリー「自重(笑)」

かがみ「(笑)ってなに!? wじゃなくて?」

リンネ「っていうか、十話の遠足の準備とか言うビミョーな話かくくらいなら、もう遠足の話書き終わっちゃいなさいよ」

かがみ「ごめんなさい言ってる意味がよくわかりません」

皆「(絶対意味わかってるってw)」

かがみ「そ・こ・で! かがみは、お客様を増やすために、ふざけた企画を考えました!」

リリー「ドキドキ・・・・・・」

シフォン「wktk♪」

かがみ「じゃっじゃ〜ん! 名付けて、『質問で小説の輪を広げよう!』計画〜! キャラやぼくがお答えします♪」

ミリア「それ他の小説でもやってなかったっけ?」

かがみ「それは言わない約束w ま、下の質問用紙をコピって応募してね!」

シフォン「応募って言っても全員言えるけどね」

かがみ「お前ら営業妨害かよ!?」


ぷちくろ! 質問用紙

* お名前:
* 読み:
* ペンネーム(質問するときに使いたい名前。いつも使っている名前でもおkです):
* 質問:
* ぷちくろの中でこの質問を使ってもよろしいでしょうか?:
* 好きなキャラ:
* その理由:
* 好きな話(くろーばーの中で):
* 作者にアドバイスがあれば:
* その他(番外編の要望など):

ありがとうございました!!

*・・・必須。また、絶対に紹介するばしょ(例外の質問もアリ)
*・・・書きたい方は。書いてくれた方が喜びまs(ry

例ー♪

ぷちくろ! 質問用紙

* お名前:かがみ
* 読み:/(作者だしねぇ・・・・・・)
* ペンネーム(質問するときに使いたい名前。いつも使っている名前でもおkです):かがみ
* 質問:○○に好きな人はいますか?(あ、もっと面白い質問にしてくださいw)
* ぷちくろの中でこの質問を使ってもよろしいでしょうか?:/(作者だしn(ry)
* 好きなキャラ:リリー!
* その理由:誕生日が一緒だかr((
* 好きな話(くろーばーの中で):/(作者d(ry)
* 作者にアドバイスがあれば:もっと上手く書け!w
* その他(番外編の要望など):/(作sy((ry)

ありがとうございました!!


かがみ「ま、質問が三つ集まったらまたぷちくろを書きたいと思います」

リリー&ミリア「分からないことがあったら聞いてね!」

シフォン&リンネ「ま」

皆「よろしくー♪」

Re: 【質問】☆CLOVER☆【かなり募集中!】 ( No.16 )
日時: 2012/05/07 21:28
名前: 野薔薇 (ID: .LAqCeSy)

ぷちくろ! 質問用紙

* お名前:野薔薇
* 読み:のばら
* ペンネーム(質問するときに使いたい名前。いつも使っている名前でもおkです):野薔薇
* 質問:フェアリー学園では、アップルパイにマグロ入れるとかおいしいの?味覚が普通と違う感じ?他には何を入れたりするの?
* ぷちくろの中でこの質問を使ってもよろしいでしょうか?:OK
* 好きなキャラ:ミリア
* その理由:明るい子が好きなんだ!!
* 好きな話(くろーばーの中で):八話
* 作者にアドバイスがあれば:かがみらしくていい小説♪アドバイスは・・・完結させてね☆
* その他(番外編の要望など):オリキャラ募集は今回もあってほしい^^

質問つまんなくてごめん!


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