コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【秋原かざや様作】☆CLOVER☆【キャラ絵】
- 日時: 2012/07/26 16:20
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: vuXCwYqs)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27604
お知らせ >>73
——————————————————
どうも、かがみと申すものです(´・ω・`)
小説書き過ぎなのはご勘弁(((((((((
この小説の題名は、くろーばーです!
まだ初心者なので、あんまり面白くはないと思いますが、応援よろしくです^^
上記URLは僕の小説です。結構前から書いてます
○o。.注意・るーる.。o○
☆僕のことが嫌い、または、僕の小説が嫌いな方は戻る!
☆↑と同じく、荒らしやチェンメなどもお断り
☆こんな奴に文才を求めないでください、絶対損します
☆SF、というか、ファンタジー+魔法系です
☆アドバイスなど、あったら教えてください
☆気が向いたら書きますので、更新スピードはバラバラです
☆警告なしで修正することがあります
☆パクリしないでください!(しない)
☆思いっきり厨二作です
今のところはこれぐらい。また付け足します!
○o。.目次.。o○
あいさつ・ぷろろーぐなど >>0
オリキャラ募集用紙 >>18
リリーまとめてみた(キャラ絵付き) >>26
一話 >>1
二話 >>2
三話 >>3
四話 >>4
五話 >>5
六話 >>6
七話 >>9
八話 >>12
九話 >>13
十話 >>14
十一話 >>19
十二話 >>20
十三話 >>27
十四話 >>30
十五話 >>38
十六話 >>39
十七話 >>41
十八話 >>44
十九話 >>46
二十話 >>47
二十一話 >>48
二十二話 >>55
二十三話 >>57
二十四話 >>61
二十五話 >>62
二十六話 >>63
二十七話 >>64
二十八話 >>70
二十九話 >>71
三十話 >>77 ネタ=チャイ提供(ありがとう!)
三十一話 >>80
三十二話 >>83
オリキャラ短編(エリザ) >>23
オリキャラ短編(サイラ) >>35
特別編 リンネの優雅(?)な休日 >>60
*ギャラリー*
キャラ絵 リリー >>26
キャラ絵 エリザ >>28
キャラ絵 リリー >>43 リベンジ!
キャラ絵 サイラ >>49
キャラ絵 リリー >>72 来音ララさん作!
イメ画 ペンダント >>76 リリーのペンダント!
雑談広場 ぷちくろ! >>15 〜憂鬱な月曜日〜
雑談広場 ぷちくろ! >>69 〜トークで行こう!火曜日〜
小説鑑定 パート1 秋桜様 『貴方の小説読ませてください!』より >>40
声つけさせていただきました! 狂音様『貴方の小説のキャラの声つけまふ』より >>42
(リリー・ミクル)
○o。.登場人物.。o○
名前:リリー・ミクル
性別:女
性格:明るく元気でしっかり者。しかも優しい。男子からも女子からも好かれやすいが、成績だけは悪い
容姿:青髪ツインテールに、青い目。学校の制服
年齢:十三歳
趣味・特技:趣味も特技もお菓子作り(特にアップルパイが好き)
好きな物:お菓子作り(またはお菓子)・遊ぶこと・学校
嫌いなこと:算数・理科など、体育以外の勉強全般(学校は好きなのに・・・)・分厚い本を読むこと
一人称:あたし
二人称:○○君・○○さん・呼び捨て
三人称:○○君達・○○さん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:二月十八日
星座:水瓶座
フェアリー:もっふー
サンボイ:
「あたしはてっきり、ボーカロイドかと思ったけど」
「えへへ! 得しちゃった♪」
「やった〜! アップルパイ出来たよ!」
その他:料理作りが得意。歌が上手い。夢は一流の魔法使い
名前:ミリア・サリジア
性別:女
性格:マイペースで、明るい。たまについていけない時がある
容姿:きれいな緑色のポニーテールに、緑の目。制服
年齢:十三歳
趣味・特技:家事
好きなこと:本を読むこと
嫌いなこと:勉強
一人称:ボク
二人称:○○君・○○ちゃん・呼び捨て
三人称:○○君達・○○ちゃん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:三月十二日
星座:うお座
フェアリー:アルト
サンボイ:
「ボク? ミリア! 覚えてね!」
「う〜ん……。それは微妙」
「ボクのテンション、ついていけないって?」
その他:リリーと同じく、歌が上手い。二歳上の姉がいる
名前:シフォン・リジェール
性別:女
性格:ド天然で、SもMもあるN娘(大体M)。嫌いな奴には容赦ない。虫が大好き
容姿:茶色のサイドテールに垂れ目。制服
年齢:十三歳
趣味・特技:ピアノを弾くこと
好きなこと:外で遊ぶこと
嫌いなこと:勉強
一人称:ぼく
二人称:○○ちゃん・○○くん・呼び捨て
三人称:○○ちゃん達・○○くん達・○○達
階級(五段階):一段階
誕生日:十一月二十五日
星座:いて座
フェアリー:ルンちゃん
サンボイ:
「ルンちゃ〜ん、朝だよ〜!」
「外遊びと虫取りなら、負けないよ」
「ごめんね、ぼくは負けるわけにはいかないんだ」
その他:意外と手先が器用。本人曰く、ルンちゃんと一緒にいると落ち着く
名前:リンネ・ブルータス
性別:女
性格:大人っぽい。ちょっとツンデレ。一人になるのが嫌いなのに、一人ですねることが多い。四人の中で一番賢いのかな?
容姿:水色のセミロングに制服
年齢:十三歳
趣味・特技:アクセサリー集め
好きなこと:おしゃれ
嫌いなこと:一人になること
一人称:あたし
二人称:呼び捨て
三人称:あんた達
階級(五段階):一段階
誕生日:十二月二十五日
星座:やぎ座
フェアリー:ブルー
サンボイ:
「あたしのこと、嫌い?」
「このハートの髪飾りは、ぜ〜ったいに、誰にもあげないんだからね!」
「ブルー、ごめんね……(ブルーとけんかした時)」
その他:ブルーとだけ、心を通わすことが多い
(野薔薇作)
名前:エリザ・マリージア
性別:女
性格:素直でよく笑う。素直すぎて、人の悪い所も容赦なく言う。
容姿:紅いゆるふわロング。制服を可愛く着こなしている。八重歯が特徴。
年齢:十三歳
趣味・特技:歌とダンス
好きなこと:動く事
嫌いなこと:じっとしている事
一人称:私
二人称:〇〇ちゃん、呼び捨て
三人称:皆、〇〇達
階級(五段階):一段階
誕生日:八月十五日
星座:しし座
サンボイ:
「私エリザ。よろしくねぇ〜、あは☆」
「え〜・・・これまずいよ。味覚おかしくなりそう・・・」
「何か動かないと落ち着かない・・・」
その他:ダンスなど、運動系が得意。
(そらねこs作)
名前:サイラ・カミール
性別:女(少女)
性格:無口、謎が多い、人見知り
容姿:黒髪ショート、ゴスロリ着用
年齢:十三歳
趣味:謎
好きなこと:特になし
嫌いなこと:特になし
一人称:自分
二人称:君(仲良くなると名前で呼んでくれる)
三人称:君達
階級:(五段階)三段階
誕生日:謎
星座:謎
サンボイ:
「……自分は飛び級だから」
「うるさい……静かにしてくれないかな…」
「名前?…今更?……サイラ・カミール」
その他:本が好きらしい
☆サブキャラ☆
・お母さん
リリーの母親。
女手一つでリリーを育ててきた、明るい人。
リリーのことを誰よりも大切に思っている。
『仕事? 今日ぐらい休んでも大丈夫よ!』
・もっふー
リリーのフェアリー。臆病で、内気な性格。子犬の小さいバージョンみたいな見た目。
名前の由来は、単にモフモフしてるから。
『……きゅん?』
・ルンちゃん
シフォンのフェアリー。うさぎみたいなリスみたいな未確認生物。優しくて心強い。♂
本名は一応あるけど、今はルンちゃん
『ルンルンるるる〜ん!』
・アート・ニコル
成績優秀なリリーのクラスメイト。眼鏡をかけている。顔も性格も悪く、女子には全くもてない。
ちょっぴりナルシスト。成績はいいが、まだ一段階。モデルのキャラクターはぷよぷよのクルーク・・・らしい。
父親がアートディレクター。
『すべて、僕の計算通りさ!』
・校長先生
本名不明。ポ●モンで言うと、オーキド博士。意外と抜けてる。リリーよりもバカ(性格的にね)。
校長歴は結構長いらしい。
『うおっ、腰が、腰がぁ〜!』
・アルト
ミリアのフェアリー。キノコが大好物。名前の由来は、声の質がアルトっぽいから。
鳴き声は基本「トト!」という意味不明な声。
『トトト! トトト!(キノコ! キノコ!)』
・ブルー
リンネのフェアリー。飼い主(?)に似て、ツンデレ。
水色の小鳥。頭に青のリボンを付けている。このリボンはリンネとおそろい。
数少ない女の子フェアリー。
『ちゅんちゅん』
・メラン
勝気で傲慢な、リリーのクラスメイト。
成績も、運動神経も抜群。
だけど、嫌われやすい。いつも三人の女子を引き連れている。
ミリアの母親と、メランの母親同士仲が悪い(ミリア、メランも仲が悪い)
『ぜ〜ったいに、負けないわよ!』
・エルザ
リリーのクラスの委員長。
成績は良いが、運動神経は超絶に悪い。
メガネちゃん。しててもしてなくても美人。
ちょっと無口。
『……私に何か用ですか?』
・フリント先生
召喚術の先生。
しっかり者……だと思う。優しいので、生徒や先生に人気。
生徒に甘い
『皆さん頑張ったので、今日は勉強をなしにしましょう!』
・ファザー先生
フリント先生と同期。
基本優しいが、怒ると怖くて毒舌になる。
リリーと同じく、アップルパイが大好き。
そして料理に厳しい。
『う〜ん、これ……まずすぎるわ』
・チェイン
黒猫の女の子フェアリー。
気まぐれで、エリザにしか懐かない
(野薔薇作!)
・リウヴァ
リリーを苛めていた女の子。
通り魔に刺し殺された
・シェルニー
同。人を苛めるのが好き。
通り魔に刺し殺されたw(ぇ
・ココラ
心優しい女の子。お母さんが病弱で、いつも世話をしている。
十歳のころ、リリーの友達だった(今も?)
『リリーちゃん、ありがとう! お母さんに、渡すね』
・ラミア・サリジア
ミリアの二歳上のお姉ちゃん。
美形&頭脳明晰。背が高い。
学校の人気者。
錬金箱を発明した天才少女。
人の話を聞いていない時がある。
『あーごめん! 今私、時間ないわっ!』
・ククル
コウモリの女の子のフェアリー
目が赤く皆にこわがられてる
(そらねこs作!)
・フエルア先生
フェアリー学の先生。
年齢不詳(五十代っぽい)。
フェアリーを観察するのが趣味。
『ファリーって、良いですよ?』
・ライト先輩
三年生の男子生徒。
成績はあまり良くないが、運動神経は抜群。
ミリアの姉、ラミア・サリジアの幼馴染でもあり、恋愛相手(方思い?)。
要領は悪いが、明るいので人気。
『いえっす!』
・サトミちゃん
大人しくて優しい女の子。
綺麗な物を見ると、一目ぼれしてしまう癖がある。
ココラちゃんにどことなく似てる!?
『サトミです。名前が人間界っぽいの、私だけなんですよね』
・アズリ・カーチェスト
華奢で、ぶりっ子な女の子。男子には人気だけど、女子には不人気?
腹黒いくて、結構めんどくさがり屋。わがまま。
女子には本性を見せる……という噂。
語尾に『♪』がつくことがある。
『アズリです! アズきゅんって、言ってくださいネ♪』
・双葉 恵(ふたば めぐみ)
人間界からやってきた十三歳の女の子。
草原の小さな小屋で仕事をしているせいか、鳥や犬などの動物が寄ってきやすい。
明るくて、どこか憎めない性格(天然?)。だけど、少し恥ずかしがり屋な所も。
『あれ? ここは、どこ……』
・レミリア・マーガレット
金髪僕好みの女の子。ラミアと同じくらいの天才。いつでも元気いっぱい。
不可思議な現象や幽霊話が大好きで、いつも本を読んでいる。
九歳(にしては幼稚)。
『学校の七不思議について、レミーが教えてあげるよっ!』
・ドッペルゲンガー
リリーに変身(?)していた女の子。詳しいことは良く分からない。
悪戯好き。ドМで毒舌。一人称は僕。
『ビックリしましたか? 君はやっぱり騙されやすいですね〜』
*お知らせ*
*作成日 2012年 4月25日
*ただいま、一話から読みやすくするため少し(?)訂正しています(´・ω・`)
○o。.ぷろろーぐ.。o○
時は、十三歳の誕生日。
お母さんが、いつも通りのニコニコした笑みを浮かべて、こう言った。
「リリー。あなたもそろそろ、魔法使いになったら?」
この世界では、十二歳以上なら魔法使いになれるという、規則がある。
だけど、あたしは絶対にムリ!
だって、成績悪いもん!(キッパリ)
「やだ、絶対に!」
「どうして? 顔はそこそこ良いのに」
む。そ、そういう問題じゃないよ。
よし、そっちがその気なら!
「分かった! ぜ〜ったいに、一流の魔法使いになってやる〜!」
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- Re: ☆CLOVER☆ ( No.57 )
- 日時: 2012/06/01 18:10
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
○o。. 二十三話 不安 .。o○
「ねーねー、みんな〜! アズリ、疲れてきちゃったわ。もう、学校案内はしなくても良いわよ〜。大体、女の子と一緒にしたくなかったし」
アズリちゃんはそう言って、ダランと腕を下げる。せっかく可愛いのに、そんなやる気ない格好しちゃったら、もったいなくなるよ!
「も〜、アズリちゃんったら! ボク達だって、先生に頼まれてやってるんだからね」
ミリアちゃんは、後ろについてきていたアズリちゃんに向かって、少しむすっとした、表情でこう言った。ミリアちゃんのほっぺが、小さく膨らんでいる。
「きゃはは、マジメちゃ〜ん! そんなのだったら、この世の中、生きていけないわよ?」
「アズリちゃんの方が、生きてけないでしょ!」
おなかを抱えて大爆笑するアズリちゃんに、ミリアちゃんは頬を膨らませたまま、さっきよりももっとむっとした顔で、まるで幼い子供をしかる母親のようにこう言った。
あ〜あ、どっちもどっち、だね。
あたしは、内心アズリちゃんにそこまで腹を立ててはいなかった。
なんか、面白いし。
「ね〜、ミリアさんと、リリーさん……だったっけ? リリーさん達、フェアリー持ってるの?」
「ん? まあ、この学校の生徒は、大体持ってるけど……」
「まあ、フェアリーのトラブルとかも結構あるみたいだけどね」
ミリアちゃんは、首をかしげて、天井を見ながらこう言う。
「そっか〜……。アズリも、フェアリー欲しいなあ……。思いっきり可愛いの」
「はいはい」
アズリちゃんの言ったことがただの憧れだったと分かって、ミリアちゃんはまたずんずんと先に進んだ。
キーンコーン……。
もう聞きなれた大きなチャイム。
もう、次の授業が始まるはずだ。いつの間にか、さっきから、蟻のようにたくさんいて邪魔だった生徒も、今では全く見えない。
「あ、チャイムなっちゃった! リリー、アズリちゃん、急ぐよ!」
ミリアちゃんがガランとした廊下を走りだしたと同時に、進行方向から、ドドドドドと、低い大きな音がした。まるで、何かが崩れてこちらに振ってくるような……。
「……なんだろ? ねえ、聞こえる?」
「うん、なんだか、怖いね……」
廊下の奥をじっと見つめていたミリアちゃんに、アズリちゃんは高い声を出しながら、寄りかかった。
同時に、おくから灰色の濃い煙がもくもくとこっちに襲いかかってきた。動き、早っ! なんなの、この煙……。
「きゃあ! 何これ! ……やだ、おニューの制服が汚れちゃう!」
「アズリちゃん、そんな場合じゃないよ! ……よく分からないけど、とりあえず後ろへ逃げよう!」
濃い煙であまり見えないはずなのに、ミリアちゃんは、力強くあたしの腕を握って、反対方向へと走り出した。
……なんなの? 今までずっとここにいたミリアちゃんも、あわててるみたいだし。
何だか、不安だよ……。
「-------はあ、はあ……、みんな、ちゃんといる……?」
「ア、ズリ……は、だい、じょうぶだ、よ……」
あたし達は、一番校舎の端の職員室のドアを乱暴に開けて、へなへなと座り込んだ。
アズリちゃんは苦しそうに、ケホケホと咳をしながら、あたし達の顔を見回す。
「良かった……」
ミリアちゃんはホッと肩をなでおろすと、職員室の中をキョロキョロと見回した。あたしも、つられて見回す。
モサモサした良くわからない観葉植物に、白い長テーブルと、パイプ椅子。ここら辺はあまり変わりのないようだけど、何よりも……ガランとしている。
やっぱり、何かあったんだ。
「誰もいないね」
ミリアちゃんも同じことを思ったのか、心配そうに言う。
「なんだったのかな?」
アズリちゃんは気になって、職員室のドアを静かに開けた。
「わっ!」
「ど、どうしたの!? アズリちゃん?」
あたしは、驚いてこう言った。
「だ、誰もいない……」
「びっくりした……」
あたし達は、もう一度座り込む。
先生もみんなも、どうしちゃったんだろ……?
- Re: ☆CLOVER☆ ( No.58 )
- 日時: 2012/06/01 19:20
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: HBvApUx3)
す、すいませんでしたっ!!
すっかりテンションが上がっていたので、
ちゃんと読んでいなかったのです………(T ^ T)
出番遅くなったって、出なくったって構いません!
終わってるのに出してしまった私が悪いのですし?
もう、好きなようにして下さって結構ですので!
本当に申し訳なかったですm(_ _)m
ありがとうございましたッ//
更新頑張って下さいねー(‾^‾)ゞ
- Re: ☆CLOVER☆ ( No.59 )
- 日時: 2012/06/01 20:34
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
いえいえ!
僕はすごくうれしいですから!www
出番が遅くなることはあるかもしれませんが、出番がないのは絶対!にないです((((ゴチャゴチャw
全然悪くありませんよ!
あ、イラストは描けるかどうか・・・ちょっと分からないです。ごめんなさい<(_ _)>
はい、更新、頑張ります!^^
訪問、ありがとうございました♪
- Re: ☆CLOVER☆ ( No.60 )
- 日時: 2012/06/03 16:32
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
○o。. 特別編 リンネの優雅(?)な休日 リンネside .。o○
ピーンポーン……
「リ〜ンネっ! 遊びに行こう♪」
GWの真っただ中だと言うのに、実家へ帰っているあたしの家にわざわざ遊びに来る明るい声。
この声は……。あたしは、タタッと入り口の近くへあるインターホンへと向かった。カメラに、緑色の目と髪色をした、美少女が映っている。
「……ミリア? 悪いけど、あたしはミリアと違って忙しいの。今度にしてくれる?」
「え〜? なんで?」
あたしは、弟が風邪を引いて看病しなければいけないと、理由を話した。……インターホン越しに。
「あれ〜? リオン君、風邪? 珍しいねぇ〜。じゃあ、しょうがないね。ライトお兄ちゃんと遊びに行こうっと!」
そう言って、ミリアはガチャッと乱暴に外に出て行った。
(なんなのよ……)
あたしは、フカフカの白いソファに思いっきり飛び付いた。このソファ、ブルーの羽が少し落ちてるけど、それが心地いい……。
「……お姉ちゃん、ミリアさんが来たの?」
その時、リビングの真ん中からのんびりして少しやつれた声がした。
振り向くと、あたしと同じ水色の髪にマリンブルーの瞳の弟が、上半身だけを起こしてこっちを見ていた。
そっか、リオンいたんだっけ。存在感ないから、忘れてたわ。
一応説明しておくわ。リオンは、あたしの一つ下の弟。無口で、家でもほとんど喋らない。……まあ、その方がうるさいよりもよっぽど良いんだけど。
「うん、でももう帰ったわ。調子はどう?」
「大丈夫」
リオンはそれだけ素っ気なくつぶやくと、また布団に横になった。……相変わらず、冷たいヤツ。
ピーンポーン……
「す、すみません。リンネちゃん、いますか?」
大きくインターホンが鳴ったと思ったら、同時に、明るくて、けど、少し不安そうな女の子の声が聞こえてきた。
「……あ、いませんか?」
「……いるわよ。何の用?」
「あ、良かった。えっと……」
この声は、どうやらリリーちゃん。この春に転校してきた、可愛い女の子。
「えっと……。ごめんね、ちょっと宿題の答え教えて欲しいんですけど……」
「は?」
「……え?」
しゅ・く・だ・い・の答え?
「あ、あの。フエルア先生に出された問題……、もしかして、リンネちゃん、まだやってない?」
画面に、プリントの束をパラパラとめくるリリーちゃんが映し出される。
少し涙目で、本当に不安そうな表情。
……可愛いなんて、ちっとも思ってなんかないんだからねっ!
あたしは、じっとリリーちゃんの顔を見つめながら、フェアリーの飼い方についての問題の答えを教えた。
「ありがとう、リンネちゃんのおかげで助かったよ。……あたしの顔に、なんかついてる?」
その時、リリーちゃんのアクアマリンのような青い瞳が映し出される。
……良く見ると、胸元についている青いペンダントと、ほとんど同じ色。
あたしは、小さく横に首を振った。ずっと顔を見つめていたの、バレちゃったのかな。あたしは、何もないよ、とリリーちゃんに伝えた。
ペコッと小さくお辞儀をして、リリーちゃんはちょこちょこと帰っていく。
手を振りながら、あたしは思った。
いつもローブの姿しか見たことはないけど、私服も、結構可愛いかも……。リリーちゃんに良く似合う水色のワンピースに、小さなリボンがついた、白い帽子。
ピーンポーン……
あたしが変態的なことを思い浮かべているうちに、もう一度インターホンが鳴った。
「おはよう、リンネ! ねえねえ、あたしのトンボ、知らない?」
画面に映し出されたのは、リリーちゃんではなく、金髪をサイドテールにした女の子。
はあ、シフォンか……。
「あっ! リンネ、さっき、『シフォンか……』って顔した!?」
「何でわかるの。しかも、おはようじゃないでしょ……」
はあ。ミリアも含めて、こういうハイテンションの子って、すごく疲れる……。
だからと言って、一人も嫌なんだ。
「それはともかくっ! ねえ、レッド知らな〜い? 捕まえたけど、間違えて逃がしちゃった〜」
シフォンがジタバタと暴れて、画面が少し歪んだ。
「わ、分かった! ……レッドって、誰?」
「察してよ! 赤トンボだから、レッド! リンネ〜ノリ悪い〜」
そう言って、シフォンはダランと腕を下ろした。疲れたのは、あたしの方だっつの。
しかし、この子のネーミングセンス、『ルンちゃん』とか『リンちゃん』とかどうなってんのよ……。
リンちゃんって言うのは、あたしのあだ名。それじゃ、鏡音リンみたいだから今では全く使ってないんだけどね。
しかし、赤トンボなんていない。
「……悪いけど、レッドはいないわ。とりあえず、もう帰ってくれる?」
「……分かったぁ」
シフォンは、寂しそうな顔をしてインターホンを切った。
あたしは小さくため息をつく。GWの真昼間から、三人の女子が来て……そのうち一人はまともだったけど……。
「ねえねえお姉ちゃん」
背後から、リオンの声がした。
「どうしたの、リオン?」
振り向いて、リオンの指の先を見ると……夕陽のように真っ赤な赤トンボが、ほっこりした顔でとまっている。
これって、シフォンが探してた……。
良く見ると、赤トンボを見るリオンの顔は、夕陽に当たる海のように、キラキラとしている。
夕陽のように真っ赤なトンボに、それに当たる海のようなリオン……。なんか、合うわね。
まあ、リオンも少しは元気になったみたいだし、本日は一件落着……かな?
- Re: ☆CLOVER☆ ( No.61 )
- 日時: 2012/06/02 10:28
- 名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
○o。. 二十四話 綺麗な薔薇には棘がある .。o○
先生もみんなも、一体どうしちゃったんだろう?
「お〜い……」
「ん?」
遠くから、『お〜い』という男の人の声がした。……ような気がする。
「どうしたの。リリー?」
ミリアちゃんが、あたしの顔を覗き込んで、不思議そうにこう言った。アズリちゃんも、ぐったりした顔のままあたしをじっと見ている。
「ねえ、さっき……、男の人の低い声、聞こえなかった? お〜い、っていう……」
「え? ボクは、聞こえなかったけど……」
「アズリも」
「おかしいなあ……」
あたし、疲れちゃって、ちょっと幻覚みたいなものを見ちゃったのかなあ。あ、声だから幻覚じゃなくて幻聴か。
「お〜い!」
「アズリちゃん、リリー、ミリア! 大丈夫!?」
「どこにいるの? てか、いるんでしょ?」
その時、やけに聞き覚えのある……フリント先生と、シフォンちゃん達の声がした。
あたしは、ミリアちゃんとアズリちゃんに、「さっきの、聞こえた?」と言った。
「うん。ボク達の名前、呼んでた……あれ、シフォンとリンネの声だよね……?」
「誰か、アズリ達を探しに来てくれたのかな?」
あたしは、職員室のドアを、そっと開けた。いつの間にか、黒い煙はサッパリと晴れている。
その時、ドドドドドド……という低い、誰かが走ってくるような音がした。
「誰かいるみたいだよ! みんな、来て!」
あたし達は、ドアをバタンと全開にして、外に出た。
「あ、リリー達だっ!」
その時、左側からシフォンちゃんの声がした。
シフォンちゃんを見ると、よれよれのローブで、ゼイゼイと肩で息をしている。あたし達のことを、ずっと探してたみたいな。
「良かった! 無事だったんだね……」
そう言って、シフォンちゃんはヘナヘナと石でできた廊下に座り込んだ。いつもはピンピンにはねていた黄色いサイドテールも、心なしかぐったりとしている。
「し、シフォン。何があったの?」
「あのね、家庭科室を使ってた二年生が、間違えてガスコンロの電源を入れっぱなしにしていたの。放送室も、鍵が見つからなくては入れなかったみたいで。それで、一時はどうなるかと思ったんだけど……無事で良かった!」
ミリアちゃんの問いかけに、シフォンちゃんは上目づかいでこういう。
さっきの煙は、家庭科室から出たものだったんだね。
「エリザちゃんや、サイラちゃん達も心配してるよ」
「……そう。ごめんね、心配掛けて」
ミリアちゃんが髪をいじりながらこういうと、どこからか「いたのか!?」という大人の男の人の声がした。
「フリント先生! 全員、無事でしたよ!」
シフォンちゃんはすくっと立ちあがって、反対から来ていたフリント先生に報告する。
「ああ、良かった……」
フリント先生は、あたし達の肩をポンと一回ずつ叩いて、「教室に戻りましょう」と言った。
「……それで、ミリアさん達は、職員室に逃げた……と、いうこと?」
活気が戻った職員室で、あたし達が呼び出され、先生達がいない間の状況を説明していると、フリント先生は妙に納得したような、不思議そうな顔をした。
「はい。シフォンによると、放送室が使えなかったみたいで」
ミリアちゃんが、顎に指を当てて、考え込むようにこう言った。
「ああ。鍵が見つからなくてね。やっぱり、整理は大切だと思うよ」
フリント先生は、あはは、と苦笑いしながら言った。
「それにしても、君達、よくあんな状況でパニックを起こさなかったね」
「…………」
……そういう余裕が、なかっただけなんだけど。
「まあ、ここで長話する必要もない。もう、君達は寮へ戻っていいよ」
フリント先生はにこっと明るく笑って、あたし達を寮まで送ってくれた。あたし達はお礼を言って、「じゃーね!」と言いあった。
ベッドの前で、もっふーの寝息を聞きながらあたしは思う。
……良く分からないけど、学校案内を早く終わらせられて良かった!
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