コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【秋原かざや様作】☆CLOVER☆【キャラ絵】
日時: 2012/07/26 16:20
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: vuXCwYqs)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=27604

お知らせ >>73


       ——————————————————


どうも、かがみと申すものです(´・ω・`)
小説書き過ぎなのはご勘弁(((((((((

この小説の題名は、くろーばーです!

まだ初心者なので、あんまり面白くはないと思いますが、応援よろしくです^^
上記URLは僕の小説です。結構前から書いてます


○o。.注意・るーる.。o○

☆僕のことが嫌い、または、僕の小説が嫌いな方は戻る!

☆↑と同じく、荒らしやチェンメなどもお断り

☆こんな奴に文才を求めないでください、絶対損します

☆SF、というか、ファンタジー+魔法系です

☆アドバイスなど、あったら教えてください

☆気が向いたら書きますので、更新スピードはバラバラです

☆警告なしで修正することがあります

☆パクリしないでください!(しない)

☆思いっきり厨二作です


今のところはこれぐらい。また付け足します!


○o。.目次.。o○

あいさつ・ぷろろーぐなど >>0
オリキャラ募集用紙 >>18
リリーまとめてみた(キャラ絵付き) >>26

一話   >>1
二話   >>2
三話   >>3
四話   >>4
五話   >>5
六話   >>6
七話   >>9
八話   >>12
九話   >>13
十話   >>14
十一話  >>19
十二話  >>20
十三話  >>27
十四話  >>30
十五話  >>38
十六話  >>39
十七話  >>41
十八話  >>44
十九話  >>46
二十話  >>47
二十一話 >>48
二十二話 >>55
二十三話 >>57
二十四話 >>61
二十五話 >>62
二十六話 >>63
二十七話 >>64
二十八話 >>70
二十九話 >>71
三十話  >>77 ネタ=チャイ提供(ありがとう!)
三十一話 >>80
三十二話 >>83

オリキャラ短編(エリザ) >>23
オリキャラ短編(サイラ) >>35


特別編 リンネの優雅(?)な休日 >>60


*ギャラリー*

キャラ絵 リリー >>26
キャラ絵 エリザ >>28
キャラ絵 リリー >>43 リベンジ!
キャラ絵 サイラ >>49
キャラ絵 リリー >>72 来音ララさん作!
イメ画  ペンダント >>76 リリーのペンダント!


雑談広場 ぷちくろ! >>15 〜憂鬱な月曜日〜
雑談広場 ぷちくろ! >>69 〜トークで行こう!火曜日〜


小説鑑定 パート1 秋桜様 『貴方の小説読ませてください!』より >>40

声つけさせていただきました! 狂音様『貴方の小説のキャラの声つけまふ』より >>42
(リリー・ミクル)

○o。.登場人物.。o○

名前:リリー・ミクル

性別:女

性格:明るく元気でしっかり者。しかも優しい。男子からも女子からも好かれやすいが、成績だけは悪い

容姿:青髪ツインテールに、青い目。学校の制服

年齢:十三歳

趣味・特技:趣味も特技もお菓子作り(特にアップルパイが好き)

好きな物:お菓子作り(またはお菓子)・遊ぶこと・学校

嫌いなこと:算数・理科など、体育以外の勉強全般(学校は好きなのに・・・)・分厚い本を読むこと

一人称:あたし

二人称:○○君・○○さん・呼び捨て

三人称:○○君達・○○さん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:二月十八日

星座:水瓶座

フェアリー:もっふー

サンボイ:
「あたしはてっきり、ボーカロイドかと思ったけど」

「えへへ! 得しちゃった♪」

「やった〜! アップルパイ出来たよ!」

その他:料理作りが得意。歌が上手い。夢は一流の魔法使い


名前:ミリア・サリジア

性別:女

性格:マイペースで、明るい。たまについていけない時がある

容姿:きれいな緑色のポニーテールに、緑の目。制服

年齢:十三歳

趣味・特技:家事

好きなこと:本を読むこと

嫌いなこと:勉強

一人称:ボク

二人称:○○君・○○ちゃん・呼び捨て

三人称:○○君達・○○ちゃん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:三月十二日

星座:うお座

フェアリー:アルト

サンボイ:
「ボク? ミリア! 覚えてね!」

「う〜ん……。それは微妙」

「ボクのテンション、ついていけないって?」

その他:リリーと同じく、歌が上手い。二歳上の姉がいる


名前:シフォン・リジェール

性別:女

性格:ド天然で、SもMもあるN娘(大体M)。嫌いな奴には容赦ない。虫が大好き

容姿:茶色のサイドテールに垂れ目。制服

年齢:十三歳

趣味・特技:ピアノを弾くこと

好きなこと:外で遊ぶこと

嫌いなこと:勉強

一人称:ぼく

二人称:○○ちゃん・○○くん・呼び捨て

三人称:○○ちゃん達・○○くん達・○○達

階級(五段階):一段階

誕生日:十一月二十五日

星座:いて座

フェアリー:ルンちゃん

サンボイ:
「ルンちゃ〜ん、朝だよ〜!」

「外遊びと虫取りなら、負けないよ」

「ごめんね、ぼくは負けるわけにはいかないんだ」

その他:意外と手先が器用。本人曰く、ルンちゃんと一緒にいると落ち着く


名前:リンネ・ブルータス

性別:女

性格:大人っぽい。ちょっとツンデレ。一人になるのが嫌いなのに、一人ですねることが多い。四人の中で一番賢いのかな?

容姿:水色のセミロングに制服

年齢:十三歳

趣味・特技:アクセサリー集め

好きなこと:おしゃれ

嫌いなこと:一人になること

一人称:あたし

二人称:呼び捨て

三人称:あんた達

階級(五段階):一段階

誕生日:十二月二十五日

星座:やぎ座

フェアリー:ブルー

サンボイ:
「あたしのこと、嫌い?」

「このハートの髪飾りは、ぜ〜ったいに、誰にもあげないんだからね!」

「ブルー、ごめんね……(ブルーとけんかした時)」

その他:ブルーとだけ、心を通わすことが多い


(野薔薇作)
名前:エリザ・マリージア

性別:女

性格:素直でよく笑う。素直すぎて、人の悪い所も容赦なく言う。

容姿:紅いゆるふわロング。制服を可愛く着こなしている。八重歯が特徴。

年齢:十三歳

趣味・特技:歌とダンス

好きなこと:動く事

嫌いなこと:じっとしている事

一人称:私

二人称:〇〇ちゃん、呼び捨て

三人称:皆、〇〇達

階級(五段階):一段階

誕生日:八月十五日

星座:しし座

サンボイ:
「私エリザ。よろしくねぇ〜、あは☆」

「え〜・・・これまずいよ。味覚おかしくなりそう・・・」

「何か動かないと落ち着かない・・・」

その他:ダンスなど、運動系が得意。


(そらねこs作)
名前:サイラ・カミール

性別:女(少女)

性格:無口、謎が多い、人見知り

容姿:黒髪ショート、ゴスロリ着用

年齢:十三歳

趣味:謎

好きなこと:特になし

嫌いなこと:特になし

一人称:自分

二人称:君(仲良くなると名前で呼んでくれる)

三人称:君達

階級:(五段階)三段階

誕生日:謎

星座:謎

サンボイ:
「……自分は飛び級だから」

「うるさい……静かにしてくれないかな…」

「名前?…今更?……サイラ・カミール」

 
その他:本が好きらしい


☆サブキャラ☆

・お母さん
リリーの母親。
女手一つでリリーを育ててきた、明るい人。
リリーのことを誰よりも大切に思っている。

『仕事? 今日ぐらい休んでも大丈夫よ!』

・もっふー
リリーのフェアリー。臆病で、内気な性格。子犬の小さいバージョンみたいな見た目。
名前の由来は、単にモフモフしてるから。

『……きゅん?』

・ルンちゃん
シフォンのフェアリー。うさぎみたいなリスみたいな未確認生物。優しくて心強い。♂
本名は一応あるけど、今はルンちゃん

『ルンルンるるる〜ん!』

・アート・ニコル
成績優秀なリリーのクラスメイト。眼鏡をかけている。顔も性格も悪く、女子には全くもてない。
ちょっぴりナルシスト。成績はいいが、まだ一段階。モデルのキャラクターはぷよぷよのクルーク・・・らしい。
父親がアートディレクター。

『すべて、僕の計算通りさ!』

・校長先生
本名不明。ポ●モンで言うと、オーキド博士。意外と抜けてる。リリーよりもバカ(性格的にね)。
校長歴は結構長いらしい。

『うおっ、腰が、腰がぁ〜!』

・アルト
ミリアのフェアリー。キノコが大好物。名前の由来は、声の質がアルトっぽいから。
鳴き声は基本「トト!」という意味不明な声。

『トトト! トトト!(キノコ! キノコ!)』

・ブルー
リンネのフェアリー。飼い主(?)に似て、ツンデレ。
水色の小鳥。頭に青のリボンを付けている。このリボンはリンネとおそろい。
数少ない女の子フェアリー。

『ちゅんちゅん』

・メラン
勝気で傲慢な、リリーのクラスメイト。
成績も、運動神経も抜群。
だけど、嫌われやすい。いつも三人の女子を引き連れている。
ミリアの母親と、メランの母親同士仲が悪い(ミリア、メランも仲が悪い)

『ぜ〜ったいに、負けないわよ!』

・エルザ
リリーのクラスの委員長。
成績は良いが、運動神経は超絶に悪い。
メガネちゃん。しててもしてなくても美人。
ちょっと無口。

『……私に何か用ですか?』

・フリント先生
召喚術の先生。
しっかり者……だと思う。優しいので、生徒や先生に人気。
生徒に甘い

『皆さん頑張ったので、今日は勉強をなしにしましょう!』

・ファザー先生
フリント先生と同期。
基本優しいが、怒ると怖くて毒舌になる。
リリーと同じく、アップルパイが大好き。
そして料理に厳しい。

『う〜ん、これ……まずすぎるわ』

・チェイン
黒猫の女の子フェアリー。
気まぐれで、エリザにしか懐かない
(野薔薇作!)

・リウヴァ
リリーを苛めていた女の子。
通り魔に刺し殺された

・シェルニー
同。人を苛めるのが好き。
通り魔に刺し殺されたw(ぇ

・ココラ
心優しい女の子。お母さんが病弱で、いつも世話をしている。
十歳のころ、リリーの友達だった(今も?)

『リリーちゃん、ありがとう! お母さんに、渡すね』

・ラミア・サリジア
ミリアの二歳上のお姉ちゃん。
美形&頭脳明晰。背が高い。
学校の人気者。
錬金箱を発明した天才少女。
人の話を聞いていない時がある。

『あーごめん! 今私、時間ないわっ!』

・ククル
コウモリの女の子のフェアリー
目が赤く皆にこわがられてる
(そらねこs作!)

・フエルア先生
フェアリー学の先生。
年齢不詳(五十代っぽい)。
フェアリーを観察するのが趣味。

『ファリーって、良いですよ?』

・ライト先輩
三年生の男子生徒。
成績はあまり良くないが、運動神経は抜群。
ミリアの姉、ラミア・サリジアの幼馴染でもあり、恋愛相手(方思い?)。
要領は悪いが、明るいので人気。

『いえっす!』

・サトミちゃん
大人しくて優しい女の子。
綺麗な物を見ると、一目ぼれしてしまう癖がある。
ココラちゃんにどことなく似てる!?

『サトミです。名前が人間界っぽいの、私だけなんですよね』

・アズリ・カーチェスト
華奢で、ぶりっ子な女の子。男子には人気だけど、女子には不人気?
腹黒いくて、結構めんどくさがり屋。わがまま。
女子には本性を見せる……という噂。
語尾に『♪』がつくことがある。

『アズリです! アズきゅんって、言ってくださいネ♪』

・双葉 恵(ふたば めぐみ)
人間界からやってきた十三歳の女の子。
草原の小さな小屋で仕事をしているせいか、鳥や犬などの動物が寄ってきやすい。
明るくて、どこか憎めない性格(天然?)。だけど、少し恥ずかしがり屋な所も。

『あれ? ここは、どこ……』

・レミリア・マーガレット
金髪僕好みの女の子。ラミアと同じくらいの天才。いつでも元気いっぱい。
不可思議な現象や幽霊話が大好きで、いつも本を読んでいる。
九歳(にしては幼稚)。

『学校の七不思議について、レミーが教えてあげるよっ!』

・ドッペルゲンガー
リリーに変身(?)していた女の子。詳しいことは良く分からない。
悪戯好き。ドМで毒舌。一人称は僕。

『ビックリしましたか? 君はやっぱり騙されやすいですね〜』

*お知らせ*

*作成日 2012年 4月25日
*ただいま、一話から読みやすくするため少し(?)訂正しています(´・ω・`)

○o。.ぷろろーぐ.。o○

 時は、十三歳の誕生日。
 お母さんが、いつも通りのニコニコした笑みを浮かべて、こう言った。

「リリー。あなたもそろそろ、魔法使いになったら?」

 この世界では、十二歳以上なら魔法使いになれるという、規則がある。
 だけど、あたしは絶対にムリ!
 だって、成績悪いもん!(キッパリ)

「やだ、絶対に!」
「どうして? 顔はそこそこ良いのに」

 む。そ、そういう問題じゃないよ。
 よし、そっちがその気なら!

「分かった! ぜ〜ったいに、一流の魔法使いになってやる〜!」



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19



Re: ☆CLOVER☆ ( No.47 )
日時: 2012/05/26 14:48
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

○o。. 二十話 ふぇありー反抗期 .。o○

 次の日の夜。何処であたしの部屋を知ったのか、サトミちゃんが部屋を訪ねてきた。

「リリーちゃん。突然押し掛けてきてごめんね。あのね、今日はリリーちゃんに相談があるの」

 サトミちゃんはそういうと、ポケットの中をゴソゴソと探って、何か小さい動物みたいなものを取り出した。
 ・・・・・・ポケットの中にフェアリーって、凄いね。

「この子ね、私のフェアリーでグルトって言うの。・・・・・・それで、相談ってこの子のことなんだけど・・・・・・」

 そのフェアリーは、ハムスターが少し大きくなったようなので、ツンとすましている。
 なんか、いつか見たチェインちゃんみたい・・・・・・。

「この子、少し反抗期みたいで・・・・・・私のいうこと、全然聞いてくれないの。・・・・・・どうかしてくれないかな? リリーちゃん」

 そ、そんなこと言われても・・・・・・。
 あたしは、まじまじとグルトちゃん(かな)を見た。
 良く見てみると、サトミちゃんの髪の色と同じ茶色の瞳に、つやつやした毛。綺麗な子だね。
 おまけに、首周りにはピンクのレースがついた、可愛い首輪をしているし。
 女の子らしくて・・・・・・。

「良いでしょ? この首輪。すっごく高くて、あまり手に入らないものなの。私、思わず一目ぼれしちゃって・・・・・・」

 へえ。
 その時、一瞬グルトちゃんが寂しそうな顔をしたのが見えたけど、あたしは大して気に留めなかった。

「う〜ん・・・・・・。本当に反抗期なのかな・・・・・・」
「え? リリーちゃん、今なんか言った?」

 ほえ?
 あたし、なんか知らないうちに何か言ってた?

「あたし、良くわかんないんだけど、このペンダントを意識しちゃってから、何となく様子がヘンなんだよね・・・・・・」
「え〜?」

 だって、今日も得意科目の体育さえ、リレーで二回もこけちゃったし・・・・・・。
 あたしが考え事にふけっていると、ふとサトミちゃんが口を開いた。

「・・・・・・大丈夫? やっぱり、私お邪魔しちゃったかな?」
「え?」

 サトミちゃんは心配そうな顔で、あたしのことを見ていた。
 あたしったら・・・・・・。
 友達にまで心配掛けちゃったら、最悪じゃん!
 あたしは小さく首を振った。

「サトミちゃんのせいじゃないよ。・・・・・・ところで、グルトちゃんが様子おかしくなったのって、いつから?」
「え〜っと・・・・・・一週間前ぐらいからかな。ちょうどこの首輪をグルトにつけたあたりから」

 サトミちゃんは顎に手を当てて、考え事をするように言った。
 首輪・・・・・・。この首輪は、とっても可愛いけど、逆に考えて・・・・・・。
 もし、可愛いものにあまり興味がないのだったら?
 あたしは、グルトちゃんの頭をゆっくりなでているサトミちゃんに、「グルトちゃんって女の子?」と聞いてみた。

「ううん、違うよ。こう見えても、男の子なの」

 サトミちゃんは、首を横に振りながらこう言った。
 あたしは、首周りに巻かれていたリボンを、シュルシュルとほどいた。

「どうしたの、リリーちゃん」
「・・・・・・ほら、元気になった!」

 そういうあたし達の前には、ピョンピョンとベッドの上に転げまわって、楽しそうにもっふーと遊んでいるグルトがいた。

「グルト! 元気になってよかった!」

 サトミちゃんまで元気になって、子犬のように無邪気な笑顔でフェアリーを見ている。

「・・・・・・だけどリリーちゃん。どうして理由が分かったの?」
「あのね、グルトは・・・・・・あんまり、この首輪を気に入ってなかったみたいなの」
「え!?」

 サトミちゃんは、不意をつかれたように驚いた顔をしている。
 笑ったり、怒ったり。意外と表情が豊かだね。

「・・・・・・あたしも小さいころ、良く『男の子みた〜い!』って、お母さんにかっこいい帽子をかぶせられてたの。それで・・・・・・」
「ふ〜ん・・・・・・私、知らないうちにグルトにヘンな思いさせてたのかもね」

 そういうと、サトミちゃんはあはは、と笑った。
 そして礼を言いながら、あたしの部屋を出て行った。

「疲れた〜!」

 あたしはそう言いながら、ふかふかのベッドにぼふっと倒れこんだ。

「もっふー、今日も良い日だったね!」

 もっふーを見ると、遊び疲れたのか、丸くなってすーすーと寝息を立てていた。
 ・・・・・・寝ちゃったか。
 さて、あたしもそろそろ寝ようかな・・・・・・。

Re: ☆CLOVER☆ ( No.48 )
日時: 2012/05/27 11:55
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)

○o。. 二十一話 ドキドキ土曜参観 .。o○

 ジリリリリリリリ・・・・・・。
 目覚まし時計の甲高い音で、目を開けた。
 今日は参観日。お母さんが授業を見にくる日だ。
 参観にやる授業は、召喚術。
 それならあたしもまあまあ得意だから、お母さんに良いところを見せられる。
 最近お母さんの姿をあまり見ていないから、安心させたいな。
 あたしはぐ〜っと伸びをしながら、水を飲んだ。置いたコップの隣に、青いペンダントがある。

「あ、ペンダント」

 良くわかんないんだけど、このペンダントがあると安心できる。
 授業で当てられた時、このペンダントが目に入ると、落ち着いてハキハキ回答出来るけど、見当たらなかったら、ドキドキしてしまう。
 よし、つけていこう!

「リ〜リイ! 今日は参観日だよ〜!」

 いつもの通り、ミリアちゃんが来る。
 あたしは「今行く!」と元気に言った。

「は〜あ・・・・・・緊張するなあ。ママの前で失敗しちゃったら、どうしよう・・・・・・」

 ミリアちゃんはそう言って、肩をガクンと落とした。
 ふと近くの時計を見ると、もうすぐ最初の授業が始まってしまう。
 ヤバい!
 あたしはショボンとしているミリアちゃんの手を取って、召喚室へと向かった。
 すでに、生徒のお母さんとお父さん達が、ザワザワと自分の子供を見ようと身を乗り出している。
 やっと召喚室に着くと、ちょうどチャイムが鳴った。

「ギリギリ間に合ったみたいだね〜」

 ミリアちゃんはのんきに、周りをキョロキョロと見回している。
 あたしも、近くを見回してみた。
 ・・・・・・あ!
 近くの人ごみにまぎれて、短いブロンドの髪が見えた。
 おしゃれして、高そうな黒い服を着ているあの人は・・・・・・お母さん!
 お母さんの方もあたしに気付いたようで、他の人をかき分けながら、あたしに笑顔を向けた。
 あたしに不思議なペンダントをくれて、女手一つであたしを育ててくれたお母さん。

「よし、頑張るぞ!」

 あたしは声に出して、そうつぶやいた。

「-------という訳で、これとこれが交配してこの『ブリザードの羽』が生まれます・・・・・・。この呪文は、『ブリザードよ、僕に力を与えよ』です」

 専門の先生、フリント先生は、ちょうど錬金の話をしていた。
 あたし、こういう授業はハッキリ言って興味ない。
 だって、全然実際にやらないんだもん!

「・・・・・・そして、今日はせっかくなので、このブリザードの羽を作ってもらいます。手順はさっき言った通りです。分からないことがあったら、聞いてくださいね!」

 そういってフリント先生は、いつも通りさわやかな笑顔でこういう。
 ちょ、ちょちょちょちょっと!?
 あたし、さっきの話全く聞いてなかった。ヤバい。
 いくら優しいフリント先生でも、全部やり方を聞くと言うのはな・・・・・・。
 いやいや、動揺するわけにはいかない。ここでお母さんに良いところを見せなきゃ!
 あたしは錬金箱の近くへ行った。
 これで、作るんだよね・・・・・・。皆もここにいるし。よし、なんとなくわかった!
 あたしは、さっきフリント先生が言っていた呪文を唱えた。うろ覚えだけど、運だめし!

「ブリザードよ、私に力を与えよ・・・・・・」

 その瞬間、前みたいに錬金箱がピカピカッとフラッシュする。
 あたしはギュッと目を瞑った。

「・・・・・・・・・・・・」

 しばらくして、ポンッと何かが出てくる音がした。
 あたしは目をそろそろとあける。
 台の上に、青いオーラを放っている、雪の結晶の形をした羽が転がっている。
 どうやら、成功したみたい。

「うわあ・・・・・・」
「リリーちゃん、凄い!」

 突然、周りから歓声とパチパチという大きな拍手がした。
 振り向くと、生徒があたしの方を見て、驚きが混じった顔で見ている。いや、生徒だけじゃない。大人の人も、あたしのお母さんも。
 あたしが何事かと思っていると、フリント先生がゆっくりと近づいてきた。

「リリーさん、錬金に成功したようですね。すごいですね、これを完成させるのにはかなりの魔力が必要なのに・・・・・・」
「はあ・・・・・・」

 そ、そうなんだ。
 その瞬間、お母さんがこっちに向かって走ってきた。

「お母さん!?」
「リリー、凄いじゃん! 前の学校では、一番足手まといだったお前が・・・・・・」
「・・・・・・」

 お母さんの目には、透明な涙が浮かんでいた。
 良くわからないけど、お母さんを喜ばせれて良かった!
 あたしは、お母さんに向かって、ブリザードの羽を見せながら笑った。
 今度の参観日も、今日みたいにお母さんを喜ばすぞ・・・・・・。

Re: ☆CLOVER☆ ( No.49 )
日時: 2012/05/27 18:52
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_l/view.html?85368

キャラ絵やっと出来ました!
サイラちゃん!

URLから飛べます^q^
大体二時間ぐらいで描きました。

ゴスロリのつもりがメイド服になっちまったぜ・・・orz
サイラちゃんの名前の上にいるのは、コウモリですwww
見えませんが。

デザインはかなりありがちですねw

Re: ☆CLOVER☆ ( No.50 )
日時: 2012/05/28 18:09
名前: マリン ◆eVFVquZhMQ (ID: iAb5StCI)

私の小説に来て頂きありがとうございます!
リリーちゃんが可愛くて可愛くt(ry

かがみ様の小説、すごく面白いです!
キャラに個性があっていいと思いました。

アドバイスとしては…(三点リーダ)は基本偶数個で使います。
あとはー…【!?】は【!?】小文字になります。


まあこれ(!? のこと)に関しては人によって異なるでしょうが……。
初対面なのにくどくどと失礼致しました!
これが原因で気を悪くされたのなら謝罪します。


それでは執筆がんばってください。

Re: ☆CLOVER☆ ( No.51 )
日時: 2012/05/28 18:34
名前: かがみ ◆CijpBuWabs (ID: JkjZHF0x)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_l/view.html?85368

マリンさん、アドバイスをいただき、誠にありがとうございました!
リリーやキャラの個性があると言っていただき、本当にうれしいです。

面白いなんて・・・(;;)マリンさんの小説も、応援しています!

三点リーダ(……)、自分でも使い方がよくわかってなくて・・・これからは、『!?』と共に、気を付けるようにします!
こんな初心者のために、アドバイスをくださって、ありがとうございます!((((二回目

はい。これからはマリンさんがおっしゃられた小説のマナーを守って、良い作品にしようと思います。

それでは、また読んでくれればうれしいです<(_ _)>


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19