コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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空色ばいく
日時: 2009/12/13 16:44
名前: チュチュ (ID: lyYROhnH)

お久しぶりのチュチュですッッ♪

私の記念すべき一作目の『レモン色』が
見事に消されてた(??)みたいです;;

せっかく頑張ってたのになぁ・・・と
少し落ち込んでましたが、この度復活です★☆

二作目は『空色ばいく』ですッッ
漫画っぽい仕上がりになってたら嬉しいですね^^

『レモン色』を応援して下さってた方には
本当に申し訳ないですが、一端打ち切りします
ゆきみチャンや風一君にもう一度会いたいので
いつか、復活したいと思ってます(∀)ノ

それでは、皆様、改めてよろしくお願いしますッ!!
頑張りますッッ><

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Re: 空色ばいく ( No.29 )
日時: 2009/12/20 18:52
名前: チュチュ (ID: zjmgeTG7)

どのくらい走ったのだろうか。

(あと少しだ。)

カーブが見えてくる。
身体よりも気持ちが速くはしる。

海を見る前に彼が真っ先に見えた。

「お!!来たな。」

彼がニカッと笑ってこっちを向いた。

「ごめんね?待った??」

「あー、ちょっとだけな。」

「一応、チャリだし15万ぐらいでいいか??」

「うん。ありがとう。」

「っじゃ!!俺はこれで。」

「あっ、うん。」

彼がエンジンをかける。
ヘルメットをかぶる。

(待って、行かないで。)

気がつけば彼の手を引っ張っていた。

「お願い。まだ、行かないで。」

彼の顔ははっきりと見えない。
きっと、びっくりしているんだろう。
ほとんど見ず知らずの私から
手をつかまれているのだから。

はっとして、私は我にかえった。

「ごっ、ごめんなさい。」

(彼にだって用事はあるし。
私のわがままで止めさせる訳にはいかないわ。)

「どした??」

「え?」

「俺がどうかしたのか?」

「ううん。そんなことない。ごめんね。
さっきのことは忘れて。」

「アンタ、俺のバイクが好きか??」

「えっ??」

「そうなんだろ。実はバイクが大好きって顔
だな。好きなんだろ??」

「えぇ??まぁ・・・そうかもしれない。
・・・・うん。好きなのかも・・・」

「やっぱりな。女でバイク好きなんて今では
たくさんいるもんなんだぜ?
そう、隠すことじゃねーよ。なっ?」

「うん。そうだねっ。」

笑ってみるが、バイクなんて好きじゃない。
速いし、うるさいし、怖い。

「よーし。後ろ乗れよ。コイツの彼女にしてやる。」

「へっ?このバイク男の子なの??」

「そうさ。俺の相棒だな。
バイクはいいぜ。どこへでも連れて行ってくれる。
行き先はコイツがいくとこさ。」

「そうなんだ。名前はなんて言うの。」

「・・・あー・・・それは、まだ決めてなかったな・・」

「決めてない??・・・違うよ!あなたの名前っ!!」

「俺の名前??聞いてどうする?」

「知りたいの。ただ、それだけ。」

「俺は海憐だ。美藤 海憐。」

「海憐。・・・っていうんだ。」

「ア・・・アンタは??なんていうんだ?」

「私??」

「ああ。」

実はコレを言わせたかった。
私の名前を聞いて欲しかった。

少しだけ笑って私は答えた。

「空色。空の色ってかいて空色【そらね】。
桜ヶ丘 空色っていうの。」

Re: 空色ばいく ( No.30 )
日時: 2009/12/21 02:11
名前: トム ◆EwnqwJMsa. (ID: c52Pxlps)

チュチュさんの小説は読み手に非常に伝わりやすくて、続きが気になります。

更新が毎度楽しみです。
頑張ってくださいっ!

ちなみに勝手にお気に入り笑
∑(ノ∀`)ペチッ

Re: 空色ばいく ( No.31 )
日時: 2009/12/21 17:49
名前: チュチュ (ID: MneHsijM)

***お客様***

トム様>>有り難うございますッッ(★'u`+*)$゜.⌒?
この物語が楽しみだなんて嬉しすぎます☆★

私も続きがかなり気になってます(。>ω<)
これからも頑張りますねッッ!!!

コメありがとう(从嬉0∀≦)-o〇☆

Re: 空色ばいく ( No.32 )
日時: 2009/12/24 16:38
名前: チュチュ (ID: IeOLKe7g)

「空色か。へー。いいな。その名前。」

「!!!・・・・えっ?」

顔が熱くなるのが分かる。

「俺さ、空が好きなんだよな。俺の名前に一文字
入れて欲しかったよ。空って字。」

倒れそうになるのを必死でこらえて
私はかえす。

「私は空より、海の方がすきだけどなぁ。
海っていろんなあおいろが見えるでしょ?
あのカーブからの海が一番素敵なの。」

「へぇ。俺の字にそういや海が入ってるな。」

「えっ!!そうなんだ。いいなぁ。」

(海憐君かぁ。いいなぁ。)


「で、バイク乗るか!?後ろ乗らせてやるぜ?」

バイクはどうでもいいのだが
私はすぐに答えた。

「うんっ!!乗らせてっ!!」

彼はヘルメットを私にかぶせて笑った。

「え??海憐君は??」

「俺は事故しねぇから。ノーヘルでもいんだよ。」

「駄目だよっ!!危ないでしょ??」

「まぁ、速く乗れっ!!」

「駄目だよっ!!家のヘルメット取ってくる。」

「へぇ、アンタの家あるんだ。」

「うん。自転車のだけど。」

「・・・・ッッはぁ!!?」

「えっ?何か問題ある??」

「あるだろ。ってかありすぎだろ。」


彼があり得ないモノを見るような目で見てきた。

(ウソーッッ!!!どうしよぅ。嫌われちゃった??)



「俺はいんだよ。別に。じゃっ、とばすぜ!
しっかりつかまってろよ!!!」

エンジンがかかる音がする。
バイクが揺れてる。


怖い。
自転車でさえ、二人乗りだなんて校則違反だから
したことがなかった。

揺れている。

「行くぜーー!!・・・・

「ストップーーーーーー!!!!!!」


(あっ、いっちゃった・・・)



「何だよ。」

「スローでお願いしていい?」

「はぁ???お前ホントにバイク好きなのか??」

「うん。好きだよ。ゆっくり景色見てのんびり
すすむのが大好き!!」

「お前さ、それじゃバイクの意味ねぇじゃん。
ひょっとして、お前、馬鹿か??」

「ばっ、馬鹿じゃないよ!!
海憐君が心配なだけ。ヘルメットかぶってないなんて
危なすぎるよ。」

「どうでもいいけど、海憐君はやめろ。
気持ち悪い。俺のことは海憐って呼べ。」

ドキッとする。
鼓動が速くなる。

ちがう、一瞬とまったのかもしれない。

「海憐。」

「そっ。俺のことはそう呼べ。」

「海憐。」

「そっ。」

「海憐。」

「そ。」

「海憐。」

「・・・。」

「海憐・・・??」

「しつけーんだよ。何だよ??」

「海憐って名前、私、好きだよ。」

「えっ?」


私と同じ反応。
少しだけ、ううん、とっても可愛い。
男の子のこと、いや
不良を可愛いなんて思えないけど私は思う。


「あ・・・どーも。」

「くすっ。」

「しっ、仕方ねーな。んじゃ、ゆっくりで
走ってやるよ。空色のために。」

(今、空色っていった? 海憐・・・・)

「ありがとっ、海憐。」



二人を乗せたバイクが走る。
海と空は同じあおいろをしていた。

Re: 空色ばいく ( No.33 )
日時: 2009/12/21 19:36
名前: チュチュ (ID: MneHsijM)

チュチュ通信『チュチュの自転車』Vol.3

(*◎'Å`*)ノ*$みゅーじっく$$*ヽ(*'Å`*●)

はいッッ!!新しい新コーナーです♪
ココではチュチュが今、大好きな曲や
アーティストの皆様を紹介します(*艸vQ*∞)。*.

(スイマセンッッッ!!小説と関係なくて。。。)


でも、私、音楽大好きっ仔なんで許して下さい!

さて、やっぱりこの小説のイメージソングを
歌っている『ポルノグラフィティ』さんですね!
第一回目の方は!!

どの曲もホントにいい曲なんです(◎*о'∀`*∞)
ちなみに

『ハネウマライダー』←イメージソング
『ネオメロドラマティック』(間違ってるカモ)
『ジョバイロ』
『サウダージ』

などなど、まだまだ好きな曲満載ですが
まずはここあたりで。

第二弾もあります!!(ポルノグラフィティ編)

皆様、小説も読んで頂きたいですが
こちらの通信もよろしくお願いしますね($v∀O†)


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