コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 今日から俺のターン
- 日時: 2010/07/04 20:04
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
どうもー
初めましての方は初めましてw
お久しぶりの人はお久しぶりですw
いちです
わざわざ難しい名前で「読み方なんですか?」って言われるのも面倒なんで、ひらがなの名前ですw
えーっと、ジャンルは……分かりませんw
内容は、読めば分かりますww
さあさあ、読んでいきなさいってww
え? 怪しいって??
そんなことを言う口は俺の唇でふさいでやr(ry
ごめんなさい、本当にww
では、どうぞごゆっくりーww
- Re: 今日から俺のターン ( No.12 )
- 日時: 2010/07/07 23:50
- 名前: 神無月 (ID: XOYU4uQv)
いつも思いますけどRPGって展開が急ですよね。「よし」って何だ「よし」ってwww
そして思った。
美人が連れ込まれていたというのになんのフラグも立たないだなんて・・・!!←
今後二人に何かしらのフラグが立つのを期待bb
- Re: 今日から俺のターン ( No.13 )
- 日時: 2010/07/08 00:05
- 名前: 零十 (ID: rU5pfw7a)
- 参照: http://syousetu2.gaym.jp/s/patio.cgi?
ゼリーおばけ……やっぱスラ(ry
なんとなく、そのスラ(ry)をレベル99まで育てて、そいつで魔王倒した俺って一体……。
RPGの世界なのに、ターンせいじゃないのは少し口惜しい気もしますが、続きも頑張ってください。
あと、恋愛フラグとかもy(ry
- Re: 今日から俺のターン ( No.14 )
- 日時: 2010/07/08 20:32
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
>>12-13
コメありがとですww
恋愛フラグ??
それっておいしいの???
- Re: 今日から俺のターン ( No.15 )
- 日時: 2010/07/10 15:16
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
だい5わ
「で……これからどうするわけ?」
円井がパンをかじりながらなぜか俺に聞いてくる。
「どうするって…次の町に行くんだろ?」
「あ、そっか」
「お前……一応、全クリしたんだろ?」
「うん、ネット上の友達に攻略法教えてもらって、もう忘れちゃったよ」
「……ああ、そう」
いよいよこいつと一緒のパーティになったのが不安になってきた。
円井は魔法使いだから、しばらくは俺が1人で戦いまくらなきゃならないだろうし……
「よし、食べ終わった! 行きますか、次の町!」
なんだか、こいつが元気だと、俺が元気じゃなくなる気がするんだけど…………
ポカポカ村を出て、少し歩き始めた瞬間。
「お〜い、そこのあんた! 待ってくれ〜!!」
後ろから、何か荷物を持った若い男が来た。
「なんだ?」
「さあ……」
男は目の前まで来ると、一気にしゃべり始めた。
「君のお母さんから頼まれて、これを届けにきました! あ、俺郵便屋だからこれからもちょくちょく会うと思うからよろしく〜!! ではでは!!!」
郵便屋は俺にバッグのようなものを手渡すと、さっさと行ってしまった。
「そういえば、あんなやついたな……」
「郵便屋のジャック、だっけ?」
そうそう…って、なんでそんなどうでもいいことは覚えてるんだよ…
言いたいことを胸の中にしまって、俺は早速バッグを開けて中身を確認する。
「ああ、これか…」
入っていたのは、この世界の地図、コンパス、アイテムなどを入れるアイテム袋。いわゆる冒険セットってやつだ。
『カゲトは冒険セットを手に入れた!!』
さてと……次の町は…
俺は地図を広げて、一番近い町を確認する。
このまままっすぐ行った所に、メティストという町がある。
「とりあえずはメティストだな…」
「出発進行!!」
とりあえず、どうやって円井のテンションを収めるかが今後の課題だな。
とりあえずメティストで一旦真面目に話し合おう。
ところが、ここで思わぬ大誤算が起きた。
前方に、何かの影が近づいてくる。
「何だ、あれ?」
「えーっとね…あ、ゼリーおばけだ」
「は?」
いやいや、あんなに大量に出てくるわけ…
「あ…」
俺はとんでもないものに遭遇してしまったんだということに気付く。
これは、まさか……!
やっとゼリーおばけの群れが何を意味するかを知ったとき、群れは俺たちの目の前まで来ていた。
想像してほしい。TV画面を埋め尽くすほどのスラ○ムもどきが目の前にいるこの状況を…
しかし、恐ろしいのはこれからだ。
「うわ……これだけのゼリーおばけを…」
「違う。それならもっと楽だ。こいつらは…
ついに、ゼリーおばけに変化が現れた。
「え? あれ? どうしちゃったの!?」
『ゼリーおばけの群れは、どんどん互いに合体していく!』
コマンド通りの現象が目の前に起こる。
そしてゼリーおばけは俺の5倍はあろうかという高さになり、なんというか…
丸くなった。
「汪慈君…これは?」
円井が知らないのも無理は無い。俺だって1回しか会ったことがなかったんだから。
「こいつは、キングゼリーだ……!!」
超低確率で遭遇する、幻のモンスターだ。
ふざけた名前だが、その確率の低さはメタルキ○グの10倍とまで言われている。
倒すとけた違いの経験値が手に入るが、その代わりおそろしく攻撃力・防御力・体力が高い。
一説にはラスボスにも匹敵する強さだという。
つまりこれは何を意味するか。
現在Lv1の俺たちには、最悪の敵ってことだ。
カゲトLv1 カンナLv1
- Re: 今日から俺のターン ( No.16 )
- 日時: 2010/07/11 23:31
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
だい6わ
いや、これどーすんのよ。
ゼリーキングはこっちを見てぼけーっとしている。
しかし、一発でも攻撃を喰らえば俺たちは即死する。
どうする、どうすれば…!?
「ねーねー、こいつ結構かわいいね〜」
「……は?」
あまりに状況を分かっていない円井の言葉に、しばし言葉を失った。
「なんかさー、こいつエサとか上げればなつくんじゃない??」
「……は?」
いきなり何を言い出すんだこいつは。そして本当にアイテム袋からお菓子取り出してるし。
あれは確か…『もりもりクッキー』とかいう、体力を大幅に回復させる結構貴重なアイテムだ…
っておい! そんなのあげんなよ!?
あげるならせめて1段階下のリカバークッキーにしとけよ!!
しかし時既に遅し。
円井はゼリーキングにもりもりクッキーをあげてしまっていた…
そしてゼリーキングはなぜかおいしそうにもりもりクッキーを食べた。
『ゼリーキングの体力が大幅に回復した!』
待てやコマンド。
てかゼリーキングどんだけ体力消耗してたんだよ…
『ゼリーキングはカゲトたちを友好的な視線で見つめている!』
いやだから、待てやコマンド。
『なんだかお願いを聞いてくれそうだ!』
……コマンドと会話する俺って…
「お願い聞いてくれそうだって〜、汪慈君なんかお願いして〜!」
俺は半分やけくそになりながら言った。
「とりあえずそこを通してくれ。それから俺たちがピンチな時は助けてくれ」
以上、全て棒読みだ。
しかしゼリーキングはすぐさまその巨体を道の端に寄せてくれた。
そして親指を上に立てた。サムズアップってやつだな。
まるで「グッバイ、マイフレンズ!!」とでも言いたげに…
『ゼリーキングは親指を立てた! これはグッバイ、マイフレンズのサインだ!』
…………………………
とりあえず、この世界から脱出できたらこのRPG作った会社を訴えてやろう。
その後は、まあ、どうということもなく道をどんどん進んだ。
強いて言えば、円井がほぼ役立たずなので俺の単独戦闘状態だったのと。ゼリーおばけを倒すのにとんでもなくためらいを感じたことぐらいか。
まあ、俺が心配したゼリーキングが
「ああ!? 何俺の部下殺っちゃってくれてんだよ!! KILL!!」
ってキレるパターンはなかったようで、よかった。
で、歩くこと数十分。ようやくメティストまでもう少しというところまで来た。
ただ、この先はメティストの森というモンスターとの遭遇率が多いところを抜けなければならない。
メティストの森はボスの類が存在しないにもかかわらず、主人公が力尽きてゲームオーバー、というケースが非常に多く、序盤最初の難関だ。
ところが、俺たちのレベルは未だLv1のまま。
しかもこの世界では、一旦力尽きたら、どうなることか。
ゲームなら、やりなおせばすむが、ここでもそうなるとは限らない。
できれば、戻ってゼリーおばけを駆りまくりたいが、なんだかゼリーキングに悪いので、多少のリスクを背負って森の中に突入する。
足を踏み入れた瞬間、早速木々の間から、新たなモンスターが現れた。
血走った目。槍のような角。荒々しい鼻息。
イノシシ型のモンスター、ブルブルスだ。
突進は時々即死になるほどの強力な攻撃力を誇っている。
正直、1番当たりたくない相手ではある、が…
ターン制ではないのでわざわざ攻撃を喰らってやることもない。
相手の攻撃を全部かわす。そんで俺の攻撃を全部当てる。
俺は背中から剣を抜くと、一歩前に出た。
「円井、お前は下がってろ」
「あ、うん…」
円井は近くの木に隠れる。
ブルブルスは今にも突進しそうな勢いだ。
ここは、先手必勝。
思い切って、こちらからブルブルスに突進する。
「でやあっ!!」
剣を思い切りブルブルスの顔面めがけて振り下ろす。
「ブフォ!?」
ブルブルスは驚いて、1歩下がる。
顔面から血が出ている。少しは効いたようだな。
『カゲトはブルブルスに10のダメージを与えた!』
しかし、問題はこの次。
ブルブルスはゆっくりと頭を下げ、鼻息をいっそう荒くした。
来る…!!
「ブフォーーーーー!!!」
突進だ。思ったより早い…!
「くそっ!」
俺はとっさに横っ飛びをしたが、わずかに体に角がかすった。
「痛っ!」
『カゲトは5のダメージを受けた!』
くそ、かすっただけで5かよ。
俺の体力上限は確か20。丸井は17だったか。
つまり、今の攻撃で俺はHPの4分の1を失ったわけだ。
「ブフォ…」
ブルブルスはなおも突進の体制をとる。
「させるか!」
俺はブルブルスにまっすぐに突っ込む。
ブルブルスも俺に向かってまっすぐ突進する。
正面からぶつかりあっては、俺が負ける…
だから—!
俺は、ブルブルスと激突する、ほんのちょっと前に、今度は身を投げ出して、地面にダイブした。
「ブフォ!?」
ブルブルスは止まれずに、木に激突した。
しかも、角が気に刺さって抜けない。
「ブフォ!?」
俺はあせるブルブルスにゆっくり近づき、剣を振り上げる。
「ブフォ…」
ブルブルスは怯えたようにこちらを見ていた。
「悪い……俺もレベルあげなきゃいけないんだ」
通じるとも思えなかったが、せめて、痛みを感じる時間が短くなるよう、俺は思いっきり剣を振り下ろした。
悲鳴を上げることもなく、ブルブルスは力尽きた。
『ブルブルスを倒した! カゲトとカンナは23の経験地を手に入れた!』
あれ? ブルブルスってそんなに経験値もらえたっけ?
『カゲトはLv2にあがった! 攻撃力が2あがった。防御力が3あがった。はやさが2あがった。体力が7あがった。』
そして続けて…
『カンナはLv2にあがった!攻撃力が1あがった。防御力が4あがった。はやさが3あがった。体力が5あがった』
何がともあれ、とりあえずレベルがあがった…
しかし、メティストの森はこれからだ。
俺は、ゆっくりと、森の中を歩き出す。
カゲトLv2 カンナLv2
この掲示板は過去ログ化されています。