コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔王の弟子
日時: 2010/07/17 20:33
名前: オト音 (ID: Hyf7mfn5)

はじめまして。
シリアスなのか、コメディなのか…いやいや、コメディでしょ…と、微妙かもしれませんが宜しくお願いします。
ちなみに、作者的にはコメディっぽいですよ!

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魔王の弟子 プロローグ ( No.1 )
日時: 2010/07/17 20:52
名前: オト音 (ID: Hyf7mfn5)

 
 世界なんて弱い奴が負けて金と権力をもつ者が勝つ。こんな理不尽に腹が立って、稀有な力で随分貴族らに悪事を働いた。
 …けど、いろいろなことで世界って広いんだな、と痛感してしまった。
 いまさら詩人っぽいことは言わないが…。
 
 だが、保障しよう。世界には、とても稀有な力、それを『魔法』と呼び、そんな奴の多い国を治める王、つまり、『魔法王』いやいや『魔王』がいるってことを!

***

 「あーるくーにのー」
 決して高級とは言いがたい服を着ている女性が路地で歌を歌っている。その声はとても澄んでいて聞いていて心地よかった。
 「ひーめがいまーしたー」
 歌物語、つまり歌を歌って物語を語ること。この国ではそういったモノがはやっていた。
 女性の周りには子供達が集まり、道を急ぐものも足を止め、聞き惚れている。

 〜その姫はとても美しい方
 しかし姫は異国の王子と故意に落ちてしまった
 それを知った王は怒りました
 そして、異国の王子と姫は離れ離れなってしまった
 怒った王子は王に呪いをかけた
 しかし姫が王をかばい、姫は呪いを受けてしまう
 王子は悲しみ、去ってゆく
 姫は呪いを受けた身を嘆いた
 もう、王子とはあえない姿になったのだ〜

 「…所詮、物語だ」
 そう呟くと、少年とも、少女とも判断しかねない姿の者がひとり、去っていった。

Re: 魔王の弟子 ( No.2 )
日時: 2010/07/17 21:09
名前: むーみん (ID: 2.GeU6Nm)

題名に惹かれてきたものです。
面白そうですねー!

更新、楽しみにしてます。がんばってください

Re: 魔王の弟子 ( No.3 )
日時: 2010/07/17 21:17
名前: リコ☆ (ID: GWJN/uhe)

ウチも題名に惹かれてきましたですよ!(

リコ☆です^^

魔法はいいですよね。
うちも魔法系の小説書いてます。

文章力はみるからにしてありますね。

Re: 魔王の弟子 ( No.4 )
日時: 2010/07/18 20:56
名前: オト音 (ID: Hyf7mfn5)

ありがとうございます!

思いつきで書き始めたのですが、続けられるように頑張ります^^

魔法系って良いですよね!

魔王の弟子 第一話『弟子になれ』 ( No.5 )
日時: 2010/07/18 21:08
名前: オト音 (ID: Hyf7mfn5)

第一話 

 「そうだな____弟子にでもなってもらおうか」
 
 唐突に言われた為、口をあんぐりとあけ、目を点にしてしまった。
 まさか…こんな展開があるだろうか? いや、誰も予測しないだろう。警備兵までもが驚いている。

 「いや、なってもらうのでなく…」

 宝石のような色の赤の瞳が不敵に輝く。
 「弟子になれ」

 自分の馬鹿さ加減に笑いたくなってきた。
 なぜ、こんな事になってしまったのだろう。日頃の行いが悪いせいだろうか。昨日、貴族の馬車にいたずらしたから? ううん、きっといままでの悪さがいっきに帰ってきたんだ。
 「無理」
 即答とまではいかなかったが、十分に嫌悪を混ぜてやる。
 「お前に断る権利はない。断るというなら即、処刑だ」
 
 なんなんだ、こいつは。
 王様じゃないだろう、こんな我儘な奴。
 …我儘だから王なのか?

 とんでもない展開に、頭がついていかない。ちょっと考えてみることにした。落ち着いて……


 ________それは数時間前のことだ。


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