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- 無力くんの鬼な毎日
- 日時: 2010/08/09 10:23
- 名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)
こんにちは★
クリックありがとうございマス♪
この物語は現実世界と異世界を掛け合わせた物語です。
表現に乏しいと思いますが、優しく見守ってください♪
ぜひ読んでみてください☆
コメントよろしくお願いします!!
- Re: 無力くんの鬼な毎日 ( No.1 )
- 日時: 2010/07/23 11:37
- 名前: ちゃっぴー (ID: 8HM4KmaQ)
第一話☆
「それじゃぁ、気をつけるんだよ。」
「うん、またね。おばあちゃん。」
「おーい!もう行くぞ!!」
「はーい!」
父に呼ばれ、少年は急いで車に駆け寄った。車の中は、荷物であふれていた。
季節は春の終わり。桜が葉桜になろうかというこの時期、少年、池戸東(いけど あずま)は田舎から都会へ引っ越すことになった。今日はその引越しの日。東は祖母に手を振った。車に乗り込む。
「本当にゴメンね東・・・。」
助手席に座っていた母が、悲しそうな顔で振り向いた。「友達たくさんいたのにねぇ。」
高校二年生の東には、友人がたくさんいた。彼の、優しくて明るい性格がそうさせたのだろう。
「ううん。別に大丈夫だよ。」
東は優しく微笑んだ。本当は大丈夫ではなかった。友達と離れたくなかったし、祖母が住んでいるこの田舎が大好きだった。都会も興味はあったが、やはり田舎が一番だった。
都会に引っ越す理由、それは父の転勤である。それをはじめて知ったとき、東は深い絶望感に陥った。それでも引っ越そうと覚悟したのは、父のためというのもあったのかもしれない。
父の運転する車の中で、込みあがってくる感情を必死に抑えながら、東は皆がくれた寄せ書きを読む。
桜が、ひらひら散った。
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