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神の力の使い方 第十三話更新
日時: 2010/11/04 19:48
名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)

こんにちわ。
クリックありがとうございます。
自分にどういう書き方や内容があってるかどうか確かめるために書いてます。もしよかったら感想ください。




お客様
SUZAKU様

★真祐★様

津軽海峡様

ゆーくん様

むーみん様

目次

>>1 プロローグ

>>2 第一章 第一話

>>4 第二話

>>6 行間1

>>12 第三話

>>14 行間2

>>20 第四話

>>22 第四話続き

>>24 第五話

>>25 行間3

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Re: 題名未定 第六話更新 ( No.27 )
日時: 2010/08/11 02:55
名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第七話

 俊は立ち止まった。すぐ後ろには唖然とした穂波が立っている。

「あれ?ほんとに諦めちゃった?じゃあ死んで」

 そういうとナイフを左胸に突き刺そうとする。それに対して俊は

「諦めたわけじゃない。覚悟を決めただけだ」

 俊はそれを横に避ける。その右手には穂波と同じナイフが握られている。しかし決定的に違う部分がある。俊のナイフの刃の部分が黒くなっている。負の感情を固めたような真っ黒な色に

「それは……ようやく力を使い始めたか。」

 俊はそれに対して何も答えない。

「力のことを知ってるなら引け。一歩間違えれば殺してしまう。」

 いきなり口調や雰囲気が変わったことなどまったく気にせず穂波はその俊の問いに対して答える。

「引かないよ?だって殺す為に追いかけてたんだし。それといきなり口調とか変えたりして怯えさせようとしても無駄だからね」

 読まれてるか と苦笑しながら行動を起こす。狙いは穂波の持ってるナイフ。ナイフを潰せばあとは何とかなるはずと俊は考えている。力比べで負ける気はないらしい。

 穂波は真っ直ぐに突っ込んできて、ナイフで突いてくる。それをさっきの様に横に飛んで避ける。突いてきたナイフに向けて黒いナイフを振り下ろしてみるが穂波はすぐに手を引いてそのまま俊に向けて横にナイフを振る。

「うわっ」

 それを俊は振り下ろす手を止めて後ろに下がる。

「ちっ」

 穂波はそれを見て露骨に舌打ちをする。それはさっきまでの可愛らしい声じゃなく、悪意のある声。それは酷く嫌な思いをする。

「死ね!」

 穂波は横に振った遠心力も加えて俊へとナイフを振り下ろす。それを俊は右手に持っていた黒いナイフで受け止めると、重いものを細いワイヤーに向けて落とすような感覚で、ナイフが切れた。

「なっ……」



 

Re: 題名未定 第六話更新 ( No.28 )
日時: 2010/08/13 13:18
名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第八話

 穂波は驚きの声を挙げた。その声を無視して俊は穂波の腕をとって関節を極めようとするのだが……

「あ〜 やっと終わったよ……」

 下の階からがやがやと足音が聞こえてくる。そこからは俊の友人の声まで入っている。

「あら?もう終わったのかしら?」

 腕を片方掴まれている穂波が可愛らしい口調で言ってくる。俊はそれに悔しそうに「そうだな」と答えるだけで穂波の腕を放す。俊が腕を放すと穂波はすぐに切れたナイフの刃と柄をバッグにしまい、教室に向かう。

「じゃああとでね。」

 と穂波は言って向かう。俊もベルトにナイフを引っ掛けてワイシャツで見えないようにする。少し不十分だが仕方がない。そしてバッグを取りに行こうとしてすぐにやめる。穂波に真っ二つにされたことを思いだしたからだ。

「はぁ……バッグどうするか……」

 俊はそう言ってクラスのみんなと合流しようとする。穂波と居ると何か言われそうだからだ。すでに腰のナイフの刃は黒から元の色に戻っている。

「よう。俊、よくサボらなかったな」

 そんなことを言ってみんなが俊に挨拶をする。その中で数人の女子が

「小島君。棗さん知らない?あの娘も来てないのよ」

 

Re: 題名未定 第八話更新 ( No.29 )
日時: 2010/08/17 23:49
名前: SUZAKU ◆UFcJ6Wje/M (ID: 2gVh92pS)

更新たのしみにしています

Re: 題名未定 第八話更新 ( No.30 )
日時: 2010/08/18 15:31
名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

    第九話

「あははははははははははは」 

 笑う。狂ったように笑う。みんな狂ったように笑う。それを俊は冷ややかな目で周りを見る。穂波も抑え気味に笑っている。俊の後ろに居る教師も少し笑いを堪えている。俊の姿を見て

「てめぇら!教室のドア上に水の入ったバケツを置くんじゃねぇ!」

 みんなはそれにまた爆笑する。俊は屈辱と思いながらもどうしてこうなったか考える。


      〜数分前〜


「小島君。棗さん知らない?あの娘も来てないのよ」

 みんなは少しそわそわした様子で聞いてくる。それに対して俊は

「いや見てないかな。遅れたとしても教室に居るんじゃない?」

 それを聞いたクラスメイトはなぜか俊に教室に走っていってとお願いする。俊はあまりお願いとなると断れないのですぐ近くの教室に走っていく。それをみんなが見てるが俊には理由が分からない。

「えっと・・・棗さん!」

 穂波は呼ばれたほうへと顔を向けると俊が走って向かってくる。

「あ、小島君。ちょうどよかった。このドア開かないのよ」

「え?」

 遠まわしに開けてといわれてるよなものだから俊はドアに手を掛ける。そして横にスライドさせると簡単に開いた。

「簡単に開いたけ・・・おぉ?!」

 ドアを開けたら俊の頭上に水が降ってくる。しかも結構な量だ。水は俊の頭から制服までびちゃびちゃにする。そこでクラスメイトの笑い声が響いてきた・・・


「なんでこんなことをしたか理由を言え!」

 そうするといつの間にか前に出てた翼が

「だって遅刻っていうのは悪いことだぜ。だから罰をと・・・」

 それに俊は憤慨して言う

「お前が罰を与えなくてもいいだろうが!」

 またクラス中が爆笑する。ナイフの存在がばれると面倒な俊はそれにうんざりして制服が濡れて体が冷えてきたから保健室へ着替えをもらいに行こうとする。

「濡れたから保健室行って来る」

 そういうと翼が

「夏で暑いんだからちょうどいいんじゃない?」

 とかふざけたことを抜かしてくるからさっき下ろしたバケツで頭を殴ってやる。俊はなんで終業式の日にこんな目に・・・とか思いながら教室を出てこうとすると穂波が

「私もついて行ってあげるよ」

 とか完全に俊的には余計なお世話なことを言って来た。それにクラスのみんなは優しいとかなんとか言って来たが俊はそいつもグルだったじゃんって言う感じだ。正直殺されかけたんだから一緒になど行きたくない。

「それはいいですね。棗さん行ってあげなさい。」

 教師に認められた。下手すると死ぬかもしれない保健室への旅が決まった。

「じゃあ行こうか小島君」

「……そうだな」


 そうして教室のドアを開けて教室を出る。たった200メートルもないが死ぬかもしれない旅の始まりだった

Re: 題名未定 第九話更新 ( No.31 )
日時: 2010/08/18 15:57
名前: むーみん ◆LhGj6bqtQA (ID: 20F5x0q3)

どうも! むーみんです。
この間はコメントありがとうございました。

なんというかもうすっかりハマってしまいました。かなり面白いです!
更新がんばってください。また来ます←


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