コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- パシリが主人に恋をする。
- 日時: 2010/12/26 14:46
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
クリックありがとーぅ♪
初めて書きます!!
かなり未熟ですが、見てやってください(*・ω・)ノ
アドバイス、喝なんでもコメントしていただけたらうれしいです。
よろぴこです。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.17 )
- 日時: 2010/12/26 14:07
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—あんなやつ、大っ嫌いだ!—
高級車に詰め込まれ帰り道・・
なんとも言えぬ気持ちが身体の中を駆け巡っていた。
こんなはずじゃなかったのに。。告って、付き合って、それなりに恋愛できると思ってた。あたしだって、そういうこと好きなんだから。普通の中学生なんだから。
それなのに・・・
王子様に見えたイケメン転校生は実はチャラ男で、しかもでっかい会社の代表役とかいってる。
夏海、って呼んでくれてたのに、今はお前。
好きだったことも見抜かれてて大恥かかされた。
それに・・・
何ももらってないじゃん!!
さりげなく流されて、貰うものも貰えず。。
あんなやつ、嫌いだ。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.18 )
- 日時: 2010/12/26 14:08
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—続—
滝沢悠也の正体を知ったからといって、今の生活が変化することはなかった。
恐る恐る教室に入っていった朝、あいつは完璧な皮を被ったままで、「夏海、おはよう」と話しかけてきた。
そしてまたいつも通りの生活が始まった。
つい最近までの、王子様を遠くから見つめる習慣はまだ身体に染みついているみたいだ。
気が付くと視線がそっちへ向いている。
嗚呼、相変わらず友梨とその他のブリっこはあの最低男を取り巻いて、ザワザワしてる。
一週間前まではそんな人達が羨ましかったけど、今はかわいそうだって思う。
だってみんな、あの二重人格にだまされてるんだから。
うう・・・ばらしてやりたい。ここで、思いっきり「滝沢悠也は滝沢グループの代表で、みんなをだましてるんだよ!」って・・・・
でも、そんなの無理だ。
そのあとどうなるかわかってるから。
そう、クラスの笑い物。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.19 )
- 日時: 2010/12/26 14:08
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—続—
「ねぇ、あんた本気で滝沢君のこと狙ってるの?」
「うん。まあね。話しかけたときの反応もいいし、可愛いからさ。彼氏にしてみたいかも。」
めずらしく友梨との帰り道。あたしはさりげなく聞いてみた。返ってきた答えは予想どおり。
ここでなら、友梨に本当のこと言えるかもしれない。
だって、あまりにもかわいそうだ。みんなあの男に騙されてるのに、夢中になってる。
周りにはだれもいないんだし、言ってもわかんないよね。
「ねぇっ。信じないと思うけど、実はさ・・・」
思い切って打ち明けようとしたとき、、、
「あっ、すみませんっ」
突然スーツ姿の男がぶつかってきた。抱えていたらしき書類が大げさに散らばる。
「急いでいたもので。申し訳ない。」
「いえっ、大丈夫ですか?」
「ええ」
小さく笑みを浮かべるその男の胸ポケットには、見覚えのあるマークのバッチが付いていた。
これは・・・
少しづつ記憶の洗濯機が回りだす。いつだかわからないくらい前のこと、つい最近のこと・・・
背筋がゾクッとした。このマークは、あの会社のビルで見たものだ。
そう、滝沢グループの。。。
ということは、この人は会社に所属してる人なのかな。。
まさか・・・
あたし、監視されてる!?
そんな・・
「本当にどうもすみません。拾ってくれてありがとう」
何事もなかったように会釈して去っていく男。
これはただの偶然?
いや、違う。
「夏海、なんか大丈夫?」
はっと我に返る。あたし、見られてるんだ。
「だい・・じょうぶ・・。もう、帰ろ。」
「え、うん」
ただの勘違いかもしれない。
でも誰だって、こんなことあれば、怖くなるよね。
あたしは友梨を無視するように帰り道を急いだ。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.20 )
- 日時: 2010/12/26 14:09
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—続—
その日から、今まで感じることのなかった妙な視線をあたしはとらえ始めていた。
学校の行き帰り、コンビニで立ち読みしてる時。
いつどこでも、その怪しい監視の目がこちらを見張っている気がしてならない。
嗚呼、、怖い・・・
誰にも話せない、話せるわけがない。
でも、こんなことしてちゃ一生ただの尻込み女だ。
いやなことはいやって言えるようにならなきゃかっこ悪いよね。うん。
よし、あんなやつには負けない。お金持ちがなにさ!
思いついたら即行動!
大企業グループに、あたしは単独で乗り込むことを決意した。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.21 )
- 日時: 2010/12/26 14:09
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—タイミングと、度胸と。—
午前10時30分。
スーツがキマッってるサラリーマンたちがどやどやと行きかう中に圧倒され、動けない自分がいた。
まったく。。。こんな自分が情けない。
おこずかい奮発してバスに乗ってきたけど、やっぱり帰ろうかな・・・
フロントで受け付けしなきゃ入れなさそうだし、スーツの人達怖い。
そろそろとビルに背を向けたとき、、、
あたしの人生は、また大きく傾いてしまった。
「えっ、ちょっ・・」
ほぼ引きずられてる、あたし?
まるで犯人拘束中みたいなノリで進出をあきらめかけた建物へと導かれる。
引きずってるのは、、言うまでもないが、あの黒服男たちだった。
「お静かに願います、代表からのお呼び出しですので。もしや、直接ご連絡がありましたか?」
「は・・・?いや、あの・・」
完全に訳が分からない。
どうしていつもこうなるの?お呼び出し?あたしは召し使いかっ!!
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