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パシリが主人に恋をする。
日時: 2010/12/26 14:46
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

クリックありがとーぅ♪

初めて書きます!!

かなり未熟ですが、見てやってください(*・ω・)ノ

アドバイス、喝なんでもコメントしていただけたらうれしいです。
よろぴこです。

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Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.7 )
日時: 2010/12/26 14:02
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

—まさに楽園!—

それからの1週間、あたしの生活は最高にすばらしいものとなった。
ブリっ子女子たちのように、友梨のように近くまで行って話すことはできないけど、それなりの至福を得ていた。
滝沢悠也は、時々あたしに笑顔を向けてくれたんだ。その女の子より整った顔で笑いかけられると、あたしはふわふわと浮いて、地上に戻ってくるまでには少々時間を有する。


そんなある日。。。。

「ねぇ、ねぇ!気のせいだと思うんだけどさ、夏海最近、悠也くんとなんかあった?」

びくぅっ

どうしてなんでもわかっちゃうんだろうか。
でも、友梨らしいっちゃ、友梨らしい。

「ん・・・いや。なにもないよぉ。あたしがあの子に話しかけられると思う?」

「そっか。じゃあ、なんにもないんだね?」

「う、、うん・・・」

友梨はお得意の嘘発見レーダーを張り巡らせた。

「そっか!そうだよね!天下の尻込み女が、まさかね!」

ムカつく。この女。いつも一言多いんだよね。

しかし、なぜ隠す必要があったの?自信がないから?嫉妬されたくないから?

ていうか、ただ、道案内してちょっと話しただけじゃん。

なに考えてんだろ。恋に疎いってこういうことなのかもね。
でも今はそれでもいい。前は、好きな子ができるとどうしたら振り向いてくれるのかな?って焦ったけど。

そう思えるのは、あの滝沢悠也が、自分にとって王子さまだからかもしれない。

って、、、何いってんの。あたしは。

とにかく、幸せいっぱい。

Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.8 )
日時: 2010/12/26 14:02
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

—きもち、膨らんで—

悠也くんは、頭もよくて気さくだった。
たまに帰り道で会って話をすることができた。それだけで、最高の気分。

の、はずだったけど。


人って、何か手に入ると、それよりももっと大きいものがほしくなるんだよね。

あたしも人間、例外じゃない。

好きって気持ちは風船みたいに膨らんでいった。ほら、理科でやったでしょ?圧力の実験。
心の内側から何か、強い圧が押してきて、苦しい。
この力に逆らうのをやめたら、どうなるの?

まだわかんない。

けれど、もうすぐわかる。

Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.9 )
日時: 2010/12/26 14:02
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

—続—

「友梨、相談があるんだけど。」

だんだん心に逆らえなくなってきた。

「ん?なに?」
「その。。。」

「話してみなさい、涼城さん。勉強の悩みかな?」

友梨がオガッチのまねをする。ぜんぜん似てないですよーだ。
ほんとはわかってるくせに。

「うそうそ。恋の悩みでしょ。あんたがそんな顔してる時は、いっつも決まってる。」

やっぱりね。さすが、友梨。

「いや、実はね、、、こっ」

「こ?」

「告白って、したほうがいいの・・?」
あぁ、ゆっちゃった。
「こっ、告白!? ちょっ、夏海!」

「あわわっ。なに?」

「夏海ぃ〜 成長したねーっ。まさか、あの尻ご・・」

「尻込み女はもういいから!」

だんだん恥ずかしくなってきた。

「だれっ?だれっ?」

「それは、、」

言っちゃおうかな?友梨は親友だし。でも、友梨は悠也くんのこと狙ってる。

「あぁ〜、、、言えない!!」

「え〜っなにそれー。相談する意味ないじゃんか」

「そこをなんとか!友梨さま!女王さま!」

ここで答えを聞けなかったら、あたしはどうなるの!?


Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.10 )
日時: 2010/12/26 14:03
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

—続—

友梨に相談したことを後悔しているようなしていないような・・・

「しちゃいなよ。告白。まぁ、どんな手段かは夏海が決めることだけどね。」

実は、心のどこかで、その答えを待っていたのだ。

自分の心の圧に逆らわなくなると、こういうことが起こる。
普段のあたしは、そう、尻込み女。好きな子ができてもまぁいいや、ってなってた。
でも今回ばかりは違う。

どうしてだと思う?

そのひとが王子さまみたいに見えるから。

一目ぼれって恐ろしい。人間をここまで変えるんだから。

友梨の最後のひと押しで、あたしは告白を決意した。

Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.11 )
日時: 2010/12/26 14:04
名前: 優 (ID: AsGC03V/)

—見て、後悔するもの—

それから2日考えた末、あたしは直接告ることにした。

夕方の帰り道で待って、さっさと終わらせよう。
あぁ、自信なくなってきた。

その日の帰り、あたしは滝沢悠也を待ち伏せした。

怖い、怖い。。。
でも、どこかで、きっとOKしてもらえると思ってたんだ。だって、あんなに笑いかけてきたり、時々一緒に帰ってくれたりしたんだから。
うぬぼれがあたしの精神状態を保っていた。

大丈夫、大丈夫。

きた!!!

どうしよう、、やっぱり逃げようかな・・・
いやだめ。ここで逃げたら、ただの尻込み女だ。

彼がもう少しこっちへ来たら、顔だそう。

意を決して、曲がり角から飛び出そうとした時、、、
あたしは言葉を失った。

そこにいたのは、確かに滝沢悠也だ。
でも、何か違う。これは、いったい・・・


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