コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- パシリが主人に恋をする。
- 日時: 2010/12/26 14:46
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
クリックありがとーぅ♪
初めて書きます!!
かなり未熟ですが、見てやってください(*・ω・)ノ
アドバイス、喝なんでもコメントしていただけたらうれしいです。
よろぴこです。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/26 13:59
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
*登・場・人・物*
○涼城 夏海 (すずしろ なつみ)
15歳。中学3年。人から見れば、暗い。
取り柄のない、地味っこ。
○滝沢 悠也 (たきざわ ゆうや)
三浦中に転校してきた3年。性格は、ヒドイ。(読んでればわかる。)
○大野 友梨 (おおの ゆり)
夏海の親友(今のとこ)。明るく、社交的。
○慶野澤 和真 (たかのさわ かずま)
夏海の好きになるひと。(そのうち)おんなじクラスw
○小笠原先生
ただの担任。通称、オガッチ。
まだまだ脇役でてきます!
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/26 14:00
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
プロロ———グ!!
3時間目のチャイムが鳴る。
別に、学校が嫌いな訳じゃなかった。友達だってそこそこいるし、居心地も悪くない。
今日だって、休み時間は女子とそれなりに最近の話して、よくいる中学生の典型を保ってる。
あれ?次は数学のはずなのに、教室に入ってきたのは、担任のオガッチだった。
「小笠原」だから、「オガッチ」。
ん?そのあとに入ってくるのは誰・・・・?
それは、あたしのテンションを高ぶらせるものだった。
うちの学校の制服着てるけど、どこかぎこちない。髪は、チャラチャラしてない正統派。
「あ・・・・」
口からつい、声が漏れる。
これは、、今まで感じたことのない気持かも。
「夏海、夏海!」
横から友梨の声で我に返る。
「ねぇ、かっこよくない?ねぇ?」
やっぱりみんな思ってることはおんなじだ。
転校生だろうか・・
転校生だ。
名前、なんて言うんだろう?
転校生の手が、黒板のチョークにのびる。
『滝。。沢。。悠也。。』
なんてきれいな指なんだろう。
こういうのを、完璧っていうのだろうか・・・
「ねぇ!ゆうやだってよ!名前もイケてる!!」
友梨のキーキー言う声が耳触りでしょうがない。
今メルヘンに浸ってるんだから、邪魔しないでよ、と言わんばかりにあたしは友梨の方に手をひらひらさせた。
それを見たのか、滝沢悠也がこっちに顔を向ける。
目が合った!!
少し大きめの瞳はほんの一瞬だけ、こちらをとらえてくれたかもしれない。
一瞬でも、それはあたしにとって最高なことだった。
これからどんな恋物語が始まるんだろう。
わくわくしながら、勝手に妄想にへ突入。
だけど、この時は、これからどんな酷いことが待ってるかなんて、考えもしなかった。
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/26 14:00
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
「無理無理〜。夏海は恋愛経験ゼロだもん!」
この女に相談したあたしがバカだった。
「それよりもさ、うちが必ず滝沢くんのことゲットしてみせるよ♪さっきも、こっち見てたし。」
え。。。あたしのこと見てたんじゃなかったの??
親友の友梨は、いつも明るくて、女の子してる。
だから、1年の頃から沢山の男子を捕まえてきたし、中学生とは思えないようなコトもやってる可能性だって、なきにしもあらず。って感じ。
その友梨に言われたんじゃお先真っ暗かもね。
滝沢悠也はあたしから一番とおい、窓際のすみっこの席になった。
これじゃあ、話しかけることすらできないよぉ。
3時間目の終わりには、すでにイケイケの女子が彼の席を取り囲んでいた。
ブリっ子な声が聞こえてくる。
「この前はぁ〜どこの学校いってたのぉ〜」
はぁ、、
あたしもああやって、かわいこぶってみればうまくいくのだろうか。
「ちょっ、友梨!どこ行くのっ」
「悠也くんのところに決まってるでしょ!」
ゆっ、悠也くん!?
嗚呼、、、スイッチ入っちゃったよ。
こうなったらあの女王、友梨さまにはついていけない。
あたしはしばらく妄想の日々が続きそうだ!
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.5 )
- 日時: 2010/12/26 14:01
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—恋って、すぐそばにある—
昼間のイケメン転校騒動で、すっかり疲れきって、すっかり落ち込んだ。
落ち込んだというか。。。ジェラシー?
ちゃんと日本語で言いなさいっ! はい!
嫉妬です。ほんとは自分だって話かけたいのに、どうしても話しかけられない。
おのブリっ子軍団がいるからだ!!って人のせいにする。それがやがて、無意味な嫉妬に変わったのです。
夕暮れがますます寂しさを引き立てる中、とぼとぼ帰り道を歩いていた。
ふと、顔を上げる。何かの気配を感じたからだ。
ドクン、ドクンッ、ドクンッ、ドク、ドク・・・
胸が高鳴る。
あたし、どうすればいいんだろう。
そこには大きな瞳の王子様が立っていた。
あたしを待ってた訳じゃない。ただたたずんでいるだけ。
なんだか、キョロキョロしてるみたいに見える。
ボーっと見つめているあたしに気づいたらしく、こっちへ近づいてきた。
どうしよう....
髪の毛ぼさぼさかも。
昨日よく寝なかったから、ニキビ増えてるかも・・
「。。。ねぇ、同じクラスの人だよね?僕のこと、わかる?」
わっっ 話かけてきたっっ
「・・・っ////」
「道に迷っちゃったんだけど、三舟区23−1ってどこだか知ってる?」
あたしが反応しないので、滝沢悠也はおそるおそる聞いてきた。
「あっ、うんっ知ってる。」
ようやく声を絞り出すと、彼は柔らかな笑顔を浮かべた。
「よかった。僕、そこに住んでいるんだ。案内してもらえないかな?」
「いい。。よっ」
- Re: パシリが主人に恋をする。 ( No.6 )
- 日時: 2010/12/26 14:01
- 名前: 優 (ID: AsGC03V/)
—続—
よくあるでしょ。こういう、恋愛小説が。
学校の帰り道で2人一緒なんて、設定良すぎ!!
「滝沢くん・・」
思い切って呼んでみた。カァーッ
「ん?なに? てか、悠也でいいよ」
自分のこと「僕」って言ってるカワイイ系かと思いきや、いまどき男子っぽい所もあり!?
「あ、うん。・・悠也くんてさ、誕生日いつ?」
はぁぁぁぁ!?
自分でもなに聞いてるのかさっぱりわからん。
「6月17日だけど。どうして?」
「いや、特になにもないんだけどさ・・・」
「なにそれ?(笑)誕生日聞いたら、誕プレくれるか、星占いしなきゃだめなんだぞ」
うわー、、こんなに、なんていうの?楽しい男の子初めて見た。
「そういえば、君の名前、聞いてない。」
男の子に名前聞かれたのも初めて。
「涼城 です。」
「名前は?」
「夏海・・」
「そっか。よろしく。夏海は、他の女子みたいに僕の席へ来なかったね。」
なっ、なつみ!!
いきなり呼び捨てなんて、、
あたしのテンションはマックスに達した。
「あんまりっ、そういうこと得意じゃないからっ」
悠也くんはクスクスと笑った。
今日初めて会ったのに、こんなに近くに感じる。
恋ってこういうものなのかな・・?
「あっ、着いた。ここだよ。」
「おぉ。ここか。ありがと。夏海はこの辺に住んでるの?」
「ううん、」
「ごめんな。送らせちゃって。」
そんな!!謝らないで!!
「いいの、いいの。それじゃあ、、また。」
「ばいばい」
手を振る姿を見て、最後までドキドキが止まらなかった。
近くで見ると、背はあたしより少し大きい、158くらいかな?
他の男子に比べたら小さいけど、時々みせる、あのかっこいい言葉使いがしびれるぜ!!
明日、学校へ行ったらどんなに素晴らしいことがあるだろうか?
またまた甘い妄想を繰り広げて、あたしは帰り道を急いだ。
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