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- Vivid Rainbow -執事に恋して-
- 日時： 2011/02/20 20:54
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・｀○)
こんにちは!!
ご主人様と執事の恋物語です♪
感想コメントお待ちしております(*^ω^*)
ヾ(>ω<○)【キャスト】(●>ω<)ノ゛
ж虹野 空 [NIJINO SORA] 17歳/♀ キャラ絵 >>7
世界で大人気の一流ファッションブランド『Rainbow』の社長。
明るく天真爛漫としている。ドＭ。天然。
口調は男。一人称は『オイラ』。
ж室井 昭仁 [MUROI AKIHITO] 21歳/♂
『Rainbow』の執事。
どんな時も笑顔を絶やさない。ドＳ。
何でも完璧にこなす。一人称は『私』。
ж西園寺 秀人 [SAIONJI HIDETO] 17歳/♂
西園寺財閥の跡取り息子。
明るく無邪気。どちらかというとＳ。
ムードメーカー。一人称は『俺』。
ж大野 律 [OHNO RITSU] 19歳/♀
『Rainbow』のメイド。
豪快でおてんば。ややＳって気アリ。レズ。
大雑把でマイペース。一人称は『僕』。
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.5 )
- 日時： 2011/02/18 21:36
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
#05.
チュンチュン・・・
「———あれは夢だったのか・・・」
変な夢を見てしまった。
いや、良い夢だったのか・・・?
「おはようございます、坊ちゃん。もうお目覚めになられてたのですね」
「あ・・・あぁ」
昭仁はオイラのこと、どう思ってるんだろう。
「なぁ昭仁。オイラのこと好き?」
「・・・どうしたんですか? いきなり」
はっ!!!! ///
「あ・・・いや、これは・・・!!」
「好きですよ。大好きですよ。愛してます」
・・・え?
「は?」
「自分から聞いてきたのに、は? は無いでしょう」
「すまん・・・もう一度言ってくれ」
「好きです。大好きです。愛してます」
えええええええええええええええええっ!!!!!!?????? ///
「ちょっ・・・!? 昭仁どうしたんだ!!?」
「どうもしてませんが・・・」
「あ・・・愛・・・!!? ///」
「叶わない恋だということは十分承知です」
はっ!!!!
「オイラはまた夢を見ているのか・・・」
「夢ではありません」
「今日はエイプリルフールか!!?」
「今は冬ですよ」
・・・う、嘘だろう・・・?
昭仁がオイラを愛してる!!?
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.6 )
- 日時： 2011/02/18 18:58
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
#06.
「その愛してるというのは・・・」
「恋愛としてです」
「マ、マジで・・・?」
「可愛くて可愛くておバカさんな坊ちゃんを、私は心から愛しております」
嬉しくて涙が出そうだった。
「オイラも・・・昭仁のことが大好きだ。けど・・・」
「分かってますよ。言わなくていいんですよ」
昭仁はニコッと笑って言った。
「坊ちゃんと私は結ばれない運命なのです。坊ちゃんは秀人様と結婚し、幸せになるのです」
「昭仁・・・」
「私は坊ちゃんのお傍にずっと居ます、一生。どんなことがあっても離れません」
嬉しい・・・嬉しいけど、悲しい。
ずっと昭仁と一緒に居られるのは幸せだけど、オイラは昭仁と・・・
「じゃあ、僕が坊ちゃんのお婿さんになります!!」
「バカ!! お前は女だろーが!!」
「同性愛ってやつですよ。ＧＬ・・・女の子同士の愛!! イイですねぇ♪」
本当にアホだな、ウチのメイドは・・・
「でも、まさか昭仁さんが坊ちゃんを好きだったとは驚きです」
「オイラが一番驚いてるよ・・・」
「秀人様との結婚は絶対なのですか?」
「多分な・・・」
オイラ、正直言って秀人の嫁になるの嫌ｗ←
あんなうるせーのと毎日一緒に居たら、気がおかしくなる・・・
それに比べて昭仁は、一緒に居てすごく安心するし癒されるし・・・
嫌なことがあっても、昭仁の笑顔を見ると忘れられるっていうか・・・
「僕はどんなことがあっても坊ちゃんの恋を応援します!!」
「りっちゃんありがとーっ」
「では、仕事に戻りますので失礼しまっす♪」
「おぅー」
りっちゃんもうるさいけど、可愛くて優しくて大好きだ。
・・・え、可愛いって恋的な意味じゃねぇからな!!ｗ
ＧＬなんて興味ねーしっｗ
オイラが好きなのはＢＬだしっｗ←
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.7 )
- 日時： 2011/02/18 19:11
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
- 参照： http://ameblo.jp/takasugi-ginntoki/image-10805308367-11057396251.html
参照は空のキャラ絵です!!
夕詠サマという神に描いていただきましたぁ♪
可愛すぎゅるww
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.8 )
- 日時： 2011/02/18 21:57
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
#07.
「今日こそは仕事だ!!」
オイラは気合いを入れて仕事机へ向かった。
そういえば・・・昭仁、今何してるかな。
どこにいるんだろ。
「どんなことがあっても離れないって言ってたくせに・・・」
そんなことを考えていると、いつの間にか眠りに堕ちてしまった。
「何か新しい風を取り入れたい・・・」
「奥様。少し休憩なされてはどうです?」
「そうね。そうするわ」
お母様のデザインする服は、世界中の人が愛していた。
もちろん、空も。
「お母様!! お仕事は終わりましたか!? 空と遊んでくださいっ」
「お仕事はまだ終わっていないの。さぁ、一緒に遊びましょう」
「やったぁ!!」
温かくて優しいお母様も、空は愛していた。
「ごめんなさいね空。いつも仕事ばかりで遊んであげられなくて」
「全然平気ですっ!! メイドさん達が遊んでくれるから大丈夫です!!」
お父様はいない。
空が生まれてすぐに離婚したらしい。
だから、お父様のことは知らない。
「空は大人になったら、お母様みたいに可愛い洋服を作りたいです!!」
「きっと空になら出来るわ。世界中の人達を笑顔にするような服を作り続けてね」
「はいっ!!」
でもまさか、あんなことが起こるなんて———・・・
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.9 )
- 日時： 2011/02/19 21:09
- 名前： 莉世 ◆F7AJLGFH0w （ID: 7XXeC3xS）
#08.
あれは二年前のことだった。
「空。お母様は少しお出かけしてくるわね。行ってきます」
「お母様、行ってらっしゃい!!」
これがお母様と最後に交わした言葉だった。
「さぁ空様。一緒に遊びましょう」
「はい!!」
優しい使用人さん達。優しいお母様。おいしいご飯。可愛い洋服。
幸せだった。
でも、幸せは長くは続かなかった。
「お母様、遅いなぁ・・・」
少しお出かけって言ってたのに、まだ帰ってこない。
「え!!? 奥様が・・・!!?」
メイドさんが叫んだ。
そして目から涙が零れた。
「どうしたんですか・・・?」
「空様・・・」
メイドさんは涙声で、
「奥様が・・・事故に遭って今、意識不明の重体だそうです」
お母様が・・・
事故?
オイラ達は、急いでお母様が運ばれた病院へ向かった。
「お母様っ!!!!」
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