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- Vivid Rainbow -執事に恋して-
- 日時: 2011/02/20 20:54
- 名前: 莉世 ◆F7AJLGFH0w (ID: 7XXeC3xS)
(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)
こんにちは!!
ご主人様と執事の恋物語です♪
感想コメントお待ちしております(*^ω^*)
ヾ(>ω<○)【キャスト】(●>ω<)ノ゛
ж虹野 空 [NIJINO SORA] 17歳/♀ キャラ絵 >>7
世界で大人気の一流ファッションブランド『Rainbow』の社長。
明るく天真爛漫としている。ドM。天然。
口調は男。一人称は『オイラ』。
ж室井 昭仁 [MUROI AKIHITO] 21歳/♂
『Rainbow』の執事。
どんな時も笑顔を絶やさない。ドS。
何でも完璧にこなす。一人称は『私』。
ж西園寺 秀人 [SAIONJI HIDETO] 17歳/♂
西園寺財閥の跡取り息子。
明るく無邪気。どちらかというとS。
ムードメーカー。一人称は『俺』。
ж大野 律 [OHNO RITSU] 19歳/♀
『Rainbow』のメイド。
豪快でおてんば。ややSって気アリ。レズ。
大雑把でマイペース。一人称は『僕』。
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.1 )
- 日時: 2011/02/14 21:04
- 名前: 莉世 ◆F7AJLGFH0w (ID: 7XXeC3xS)
#01.
「おはようございます、坊ちゃん。朝ですよ」
「ん・・・」
カーテンが開き、太陽の光が差す。
「いいお天気ですよ。ホラ、早く起きてください」
「あと10分・・・」
「何言ってるんですか。今日は仕事がたくさんあるんですからねっ」
「じゃ、あと11分・・・」
「増えてます」
「zzzzz・・・」
「坊ちゃん!! 起きないと・・・襲いますよ?」
!!!!!!!!!!?????????? //////
「な、ななななななななっ!!!!!!?????? //////」
「やっと起きましたねぇ・・・全く。冗談ですよ」
そう言って、悪戯に笑う男。
室井昭仁。一年前からオイラの執事をしてる。
「この変態め・・・」
「何か言いましたか?」
「なんでもないっ」
実は、コイツのことが好きだったりする。
カッコ良くて、スタイル抜群で、何でもできちゃう完璧男!!
おまけにドSでオイラの好みド真ん中なのだw
だが・・・
「いい加減、オイラを坊ちゃんって呼ぶのはやめろ」
「え・・・じゃあ、なんて呼べばいいのですか?」
「姫様とか、お嬢様とかな!!」
「プッ」
「・・・何がおかしい」
「いえ。坊ちゃんが女性だということは忘れておりました」
「コノヤロ・・・」
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.2 )
- 日時: 2011/02/18 21:29
- 名前: 莉世 ◆F7AJLGFH0w (ID: 7XXeC3xS)
#02.
本当にムカつく野郎だ・・・
「だって、口調も性格も男性じゃないですか」
「どこが男だ!! まぁ・・・確かに口調は男っぽいが」
「口調だけではないと思うのですが・・・」
「はぁ?」
「失礼しました」
でも、そんなところが好きだったりする。
「坊ちゃぁーんっ!!!!」
「わぁっ!? りっちゃん!!」
屋敷内を歩いていると、メイドでありオイラの大親友であるりっちゃんが抱きついてきた。
「今日も可愛いですなぁ♪」
「うぅ・・・苦しい・・・離せっ!!」
「誰が離すもんかぁ♪」
「大野さん。貴方は仕事中でしょう。仕事に戻りなさい」
「うぃー・・・」
りっちゃんはレズで、いつもオイラにベタベタしてくる。
いや、別に嫌じゃない。
むしろスキンシップとか好きだし大歓迎だけど、夏場は暑苦しいのでやめていただきたい。
「坊ちゃんもお仕事ですよ」
「うぃー・・・」
あ、オイラの紹介を忘れとった。
オイラは虹野空。
世界で大人気のファッションブランド『Rainbow』の社長を務めている。
何故オイラが社長を務めているかというと、先代が事故で一年前に他界したためだ。
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.3 )
- 日時: 2011/02/15 20:41
- 名前: 莉世 ◆F7AJLGFH0w (ID: 7XXeC3xS)
#03.
「んぅー・・・何か新しい風を取り入れたいのだが・・・」
新しい服のデザインに苦戦中。
「坊ちゃん。秀人様がいらっしゃいましたよ」
「オイラは忙しいの!! 秀人なんかと遊んでる暇ないって言っとけ」
「かしこまりました」
あ、秀人って誰だって?
オイラの婚約者。西園寺秀人。
西園寺財閥の跡取り息子である。
「秀人様、いけませんっ!! 坊ちゃんは今、お仕事中ですので・・・」
「えぇー!? 俺、空に会うために仕事を放り投げてアメリカからすっ飛んで来たんだぞ!!」
・・・いい迷惑だっての。
「空っ!! 元気にしてたか!?」
「昭仁。帰せって言っただろ」
「すいません。秀人様はどうしても坊ちゃんに会いたいらしくて・・・」
「お前、少し痩せたか?」
「痩せてない。むしろ太ったぞ」
「はっはっは!! 相変わらず面白いなーっ」
しょうがない・・・
仕事も進まないことだし、秀人と遊んでやるか。
「今日だけだぞ。遊んでやる」
「よっしゃー!! さぁ何して遊ぶか!!」
「坊ちゃん・・・よろしいのですか?」
「あぁ。暇つぶしだ」
「・・・そうでございますか」
オイラは秀人と結婚する。
これは決められたこと。決して変えられないこと。
でも・・・オイラは昭仁が好きだ。
昭仁と結婚したい。ずっと傍にいてほしい。
執事と結婚とか無理なんだろうか・・・
「どうした空ー?」
「あ、いや・・・なんでもない」
- Re: Vivid Rainbow -執事に恋して- ( No.4 )
- 日時: 2011/02/16 18:40
- 名前: 莉世 ◆F7AJLGFH0w (ID: 7XXeC3xS)
#04.
「秀人の相手をするのは疲れる・・・」
やっと秀人が帰り、夜。
秀人はうるさいので相手をするのはマジで疲れる。
まぁ一緒に居て飽きないので嫌いじゃないが。
「秀人様と居る時、とても楽しそうだったじゃないですか」
昭仁が不機嫌そうに言った。
「・・・お前、何怒ってるんだよ」
「別に怒ってなんていませんよ」
「怒ってるだろ。んだよ、何かあるなら言えよ」
「だから怒ってなんていませんよ。ちょっとイラついてるだけです」
笑顔でそう言った昭仁だが、作り笑いなのがバレバレだ。
「イラついてる=怒ってるだろ?」
「そうですね」
「え、オイラ何かした!?」
「何もしてませんよ。そろそろ寝るお時間です。おやすみなさいませ」
「あぁ。おやすみ」
なんなんだ昭仁のヤツ・・・
「坊ちゃん。執事と主人の恋愛は、やはり許されないのでしょうか」
「許されないな・・・許してほしいが」
「私は坊ちゃんを誰より愛しています」
「オイラも昭仁を愛してる。だが・・・」
「坊ちゃん・・・」
そんな悲しそうな瞳で見るな・・・
オイラだって悲しい。
昭仁とは結ばれない運命なんだよ。
オイラと昭仁は、一生主人と執事という関係なんだよ。
それ以上の関係にはなれないんだ・・・
運命などという言葉なんて、知らない方が良かった。
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