コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- straight★kiss~
- 日時: 2011/07/23 12:58
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode=view&no=5420
暇になったので
小説でも書こうかと思ったしだいであります
もし気があったら……
少しでも ほんの少しでも!
読んでいただけると嬉しいです
よし,ファンタジーにしよう★
読むのはちょっと……というお方は
↑の感想,宣伝をどうぞ!!
かざやsが書いてくださいました♪
>>19にも載せています((キリリッ
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.13 )
- 日時: 2011/06/27 13:05
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
ジョゼお姉さまを気にしていない……?
そういえばお姉さま,バラデュールさまとの婚約話は進んだのかしら。
「カリン,今変なこと考えてないか?」
「はい? へ,変なこと?」
「……いや,やっぱりいい。それよりカリン,君にも話があるんだ」
君にも?
というと,ジョゼと同ことを話されるのだろうか。
「どこか人の少ないところへ行こう。ヘンテスの丘はどうだ?」
「え? ……あぁ,はい」
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.14 )
- 日時: 2011/07/01 18:13
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
ヘンテスの丘。
そこは,嘗て神に仕えし魔物の寝床とされてきたところ。
華奢な少女と大男は,小高い丘のてっぺんにいる。
風に吹かれ,髪が靡く。
「ば,バラデュールさま」
「ん,なんだカリン?」
「あの……は,話したいことって?」
光の加減で黄緑にも見えるブロンドを靡かせ,カリンは問うた。
「たいしたことではないんだ。だが……もしかすると命に関わる問題だかなら。一応話しておこうと思って。……こんな話,ジョゼには
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.15 )
- 日時: 2011/07/09 13:12
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
へんなとこで切って申し訳ないw
↓続き
したくない。心配させたくないんだ」
え……,命に関わるってもしかして……,
「バラデュールさま,クエラーに行かれるのですか?」
「ああ……,そうだ」
「そ,そんなっ……」
クエラー。それは,大いなる未知への挑戦。しかしそれは,戦争を指す言葉であった。時として命を奪い,黄泉の国へと誘う出陣。
「だからカリン。これからはもう,会えなくなるかもしれないんだ。もしクエラーが始まったら,その時は……カリンがジョゼを守ってくれ。カリンならできる。魔法も随分と上達したみたいだしな」
そう言ってなにかに耐えるようなバラデュールさまは,どこかいたいけな少年に思えてしかたがなかった。失礼だと分かっていても,そう見えてしまうのだった。
「はい。あの,バラデュールさま」
「ん? なんだカリン」
聞くか聞くまいか。正直なところ迷いもしたが,なんら差し支えない質問とみてカリンは問うた。
「クエラーへ行くのは,怖くはありませんか」
怖くないなどという人はいないだろう。
だけどカリンは,どうしてもこれが聞きたかった。
「そうだな。まあ,俺が逝くことはないだろう。だけど,仲間を失うのは,なによりも怖い」
そうか,仲間か。
バラデュールさまは強いから負けないかもしれない。だけど,他のみんなは普通の人とかも含まれてるもの。
そりゃ,誰かは必ず……。
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.16 )
- 日時: 2011/07/18 10:32
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode
久々更新♪
「気をつけてくださいね。もし危険を感じたら,そのときは……」
「危険を感じたとしても俺は,逃げなどしない。国を守るため……いや,ジョゼやカリンを守るために俺は,何があっても逃げやしない。なに,大丈夫さ。きっと帰ってくるから心配はいらない」
バラデュールさまは凛と答えた。
けれどもその声は,どこか……震えているようにも思えた。
「そう……ですか。必ず帰ってきてくださいね」
「ああ。出発は明日の朝だそうだ。カリンに合えるのがこれで最後にならないよう頑張ってくるから,戦争には巻き込まれるなよ」
「はい。ジョゼお姉さまは絶対に守りますから!」
「カリン自信も気をつけろよ? じゃあな。俺はもう行く。くれぐれも巻き込まれるようなことにはならないこと。カリンがしっかり守るんだぞ」
バラデュールは,最初からカリンがジョゼを守れるなどとは思っていなかった。
それをカリンは薄々感じてはいたけれど,言葉にはしなかった。
きっとバラデュールはカリンに言い聞かせることで,自分の心を落ち着かせようとしていたのだろう。
だからカリンはそれに応えられるよう,精一杯の返事をする。
「はい!」
「よし。頼んだぞ」
最後に微笑を残し,バラデュールは丘を降った。
だんだん小さく遠くなる背中。
次に会えるのはいつになるだろう……。
カリンは風に吹かれながら,一人,去ってゆく背中を見つめていた。
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.17 )
- 日時: 2011/07/22 11:35
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode
...・+○。*カリンの決意*。○+・...
森の奥,山の上,大きな大きなお城が見える。
淡い桃色の尖った屋根に,日光を受けてキラキラかがやく白銀の外壁。
ブレイストの王城,セキレーン城よりも美しく見えた。
そんな城に続く一本道に,今にも倒れそうな馬が引く馬車が一台。
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