コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- straight★kiss~
- 日時: 2011/07/23 12:58
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
- 参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode=view&no=5420
暇になったので
小説でも書こうかと思ったしだいであります
もし気があったら……
少しでも ほんの少しでも!
読んでいただけると嬉しいです
よし,ファンタジーにしよう★
読むのはちょっと……というお方は
↑の感想,宣伝をどうぞ!!
かざやsが書いてくださいました♪
>>19にも載せています((キリリッ
- Re: sky blue☆ ( No.2 )
- 日時: 2011/06/25 09:29
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
*・。+1+。・*
ブレイスト王国の中央を通る,広くて賑やかな道,アンドレス街道。
今日はそこで,ナイン(近衛隊のサーカス団で,普段は騎士)のパレードが行われるようだ。
何やら通行の規制や整備などが,目まぐるしい速さで進められている。
わき道に並ぶ売店は,危険だからと言われ立ち退きを命じられているようだった。
- Re: sky blue☆ ( No.3 )
- 日時: 2011/06/23 15:21
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
続きを書きます
見にくかったらごめんなさい
*・。+続き+。・*
そんな騒がしい街道のど真ん中,彷徨う一人の少女がいた。
「まったく……どいつもこいつも,不親切極まりないわ」
ブツブツ呟く少女。
その容姿は,なんとも神がかったものだった。
薄く緑にも見える綺麗なブロンド。整った顔に付いた二つの瞳は,全てを見透かすような漆黒で,少しの恐ろしさと寒気を感じるくらいだ。気の強そうなつり気味の目と長い睫毛。いかにも高貴なお嬢様,といった風情だ。
—後で修正のついでに更新すすから一旦さよならだ—
- Re: sky blue☆どんな時も,君といたくて ( No.4 )
- 日時: 2011/06/23 15:22
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
*・。+続き+。・*
「すみません,道を尋ねたいんですが」
少女は警備員を呼んだ。
「ん? なんだ,子供じゃないか。そんなことは,ママにでも聞くんだな」
お払い箱だ。
「全く……,なんなのよあんた。わたしは子供なんかじゃないわっ」
「ほほう,じゃぁなんだ。少年か?」
働く手を止めようともせず,目の前の子供じみた少女をバカにする警備員。
「っ……あなた,警備員なんでしょ? 誰にでも優しくしなさいよ! わたしが誰だか知らないの? カリン・ル・ベクラール・ド・ブラッサンスよ! 知ってるでしょう?」
その名を聞いた瞬間,警備員の顔から血の気が引くのが見て取れた。
「ブ,ブラッサンスさま! 申し訳ございません!」
— 乙 —
- Re: sky blue☆どんな時も,君といたくて ( No.6 )
- 日時: 2011/08/03 10:55
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
頭を下げる警備員。
だが,対応時既に遅し。
「あなたクビよ。女王さまに言いつけてやるんだから!」
「そ,それだけは……!」
慌てふためく警備員。
それにむかってカリンは人差し指を立て,
「もう手遅れ。謝ったってダメなんだからねっ」
髪を揺らし,可愛げのない言葉をかける。
……と,警備員の前に何者かが立ちはだかった。
「その髪色……,ブラッサンスの家の者だな」
見あげたカリンが,首を痛めそうなほどの大男だった。
モジャモジャともチリチリとも表現できるような黒のアフロヘアーが,男の顔半分を覆い隠している。首まで伸びた髭なんかもう,既にマフラーの役目を果たしてしまっている。
「誰よあんた,わたしを知ってるの?」
睨みをきかすカリン。だが,男は動じなかった。
小娘一人など,怖くなどないといったようすである。
「あぁ,カリン・ブラッサンスさまだろう? 有名だからな」
男は淡々とした口調で言った。
カリンはなぜか,それが気に入らなくて仕方が無かった。
「有名ですって? あらそう。そんな当り前なこと,言わなくても分かるわ。あんたほど下民じゃないもの」
カリンは自分より格下な人間が,わたしの名前を知らないはずがないとでも言うかのような口ぶりで言った。
「下民? ほう,ブラッサンスさまはわたくしを,下民と見たわけですな? それはなにで判断なされましたのか,お教え願いたい」
そんなことを下民に話しても意味が無いと思ったけれど,カリンは少しもの情けと思い尊大な口調で貶し始めた。
「しょうがないわね。あのね,まず見た目よ! み・た・め! その大柄な体系はね,貴族の中でも珍しくて,恥ずかしいから外を出歩かないようにするのが常識なの,わかるかしら? その時点であなたはアウト。貴族なら外を出歩くなど,羞恥のあまり控えようとするはずなの」
ペラペラと言い下すカリン。
それを聞いてた男のこめかみが,少しずつではあるが動き始めた。この男の怒りのサインである。
カリンはどうしてか,話すことに夢中で気付かない。
- Re: sky blue☆空に浮かぶ雲をみれば ( No.7 )
- 日時: 2011/06/25 09:31
- 名前: 緑月華 ◆em16.cyoPM (ID: aza868x/)
「それとねあなた,もう一つあるのよ。何だか分かる? その髪よ,かぁーみ! 不潔極まりないわ! ちゃんとお手入れしてるの? なんだか絡まってるみたいだし,鳥の巣にも負けてないくらいの立派な保温効果がありそうよ? もう小鳥の一匹でも巣立ったんじゃないかしら。そんな頭の人,この国のにあなたくらいよ,きっと」
目の前の相手が誰だか知らず,カリンは罵詈雑言を浴びせる。
「ちょ……誰かと思ったらカリンじゃないの! またあんたはこんな所で喧嘩売って!」
誰かと思えばお姉さま。カリンの罵倒を耳にしたのだろう。
「ジョゼお姉さま!! ど,どうしてここに!? 今日はどこかのパーティーに……」
そう,カリンの姉ジョゼは本日パーティーに出席するのである。
そんな姉がどうしてここにいるのかと問えば,
「あんたを連れ戻しに来たのよ,カリン。もうおふざけはここまでにしてちょうだい。それと,この方にもちゃんと謝っ—……え? ば,バラデュールさま!?」
姉は大男の正体を知っているようだった。
「バラデュール? ふん,聞いたことのない名前ね。所詮足元にも及ばない身なんでしょ? お姉さまはどうしてそんな男に様をつけるのよ,バカなの? ねぇ,バカなの? まさかバカだったの? 貴族としての威厳やプライドの欠片もないのね。平民に頭を下げるものがまさかわたしの姉? 冗談じゃないわっ」
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