コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 刻の扉
- 日時: 2011/10/09 14:58
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
○°*°刻の扉°*°○
初めましてーーーーーーーーー^◇^ゝ
水鏡デス!!
初めて、小説書くので
何じゃコリャ°о°!! ってなるかもです……
それでもいーよー って人だけスクロールしてください\>о<ノ
※注意
■荒しや中傷はお断りです
■作者が嫌いな人はUターン
■誤字 脱字等があったら教えてください。°>о<°。
小説読んでくれた人 ありがとうございます\^∀^ノ Love
by 水鏡
ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー
登場人物紹介……>>2
説明……>>4
*1*シア……>>5
*2*ミナミ……>>10
*3*争い……>>13
*4*シナン……>>14
*5*思い……>>15
*6*どうする!? こうする!!……>>16
*7*アキ……>>17
*8*人生で最大の告白……>>18
*9*自分で決める道……>>20
*10*決意……>>21
*11*決行……>>23
*12*始まりの朝……>>26
【時の使い手を表す詩】……>>16
王翔様が書いてくださったシア……>>9
王翔様が書いてくださったシナン……>>24
王翔様が書いてくださった小説の挿絵……>>25
+。°○*コメント*°○。+
*由羽様*……>>1 >>3
……>>7 >>8
……>>11 >>12
◇◆Mizukiのページ◇◆
1P ¦ ……>>19
2P ¦ ……>>22
- Re: 刻の扉 ( No.20 )
- 日時: 2011/09/17 20:44
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
9| 自分で決める道
あれからしばらくたち、やっと落ち着いてきたあたし達。
シナンちゃんだけがアキの話を整理せずに受け入れられたみたい
普通そうな顔であたし達を見ていた
「落ち着きましたか?」
「うん……」
アキはまだ納得していないようだったけど、とても冗談だとは思えない空気に静かに頷いた。
「なら、話再開していいか?」
ミナミの問い掛けにあたし達は無言で頷く
「さっきの話の続きなんだけど」ミナミが静かに口をひらく
「俺は時の使い手としてこの国から出ていく事にしたんだ」
「うん……」アキが返事を返す
「理由は……
やっぱりオレ達ここの国にいたらいけない気がするんだ……」
この言葉にはみんな返す言葉がなく頷く事すらできなかった。
「……それで
この国を救えるのはオレ達しかいない……
そんな気がするんだ……」
「そんなの……」
アキが何かいいかけたけどすぐに口を閉じた
「わかりました
わたしもこのままでは良くないと思っていましたから……
ミナミ君に賛成です。」
あたしは驚いた、シナンちゃんまでそう思っていたなんて……
同じ時使いとしてちゃんとした考えを持っていない自分が恥ずかしかった。
「でもさ……
急になんでそんな事言い出したんだよ……」
アキが口をひらいた
「これは前から決めてた事なんだ……
この国を平和にできるなら軍隊よりもよっぽど良い方法だと思う」
「そんなに……
そんなにこの国の平和が大事かよ!?
お前らがしようとしてる事がどれほどのものかわかんのかよ!?」
「そんなの百も承知
オレが決めたんだ……
自分がどうしいかは自分で決める」
「………………」
アキは何も言い返せないのかそれとも呆れたのか何も返さなかった
ー自分がどうしたいかは自分で決めるー
あたしの頭にさっきのミナミの言葉がこだまする。
自分で決める か……
あたしはどうしたらいいんだろ…… このままじゃいけないのはわかるけど
この国から逃げるのも嫌だ……
あたしは今までに何回も逃げる人を見てきた
うまく逃げれた人も捕まって処刑にされた人も…… どっちにしろ逃げる事は卑怯な事であり、同時に自分が育った国を捨てるという事になる
「でもそんなの危険じゃないかな?」
あたしはどっちの味方をしているのかわからない……
「ここの国にいる方がよっぽど危険だろ……」
「残念だけど シアの方が正しいよミナミ……」
今まで黙っていたアキが力なく呟いた
「この国から脱出して見付かれば死刑にされる……
運よく逃げれたとしてもそれからも窮屈な日々が続くと思う……
それなら この国で一生時使いという事を隠して生きた方が安全だ……」
「オレはこの国を守りたい……
それだけだ……
お前がそう言うんなら お前にオレを止めさせる権利なんてない
オレはお前になんと言われようがこの国から出る」
それがオレが自分で決めた自分の道だ
最後にそう付け加えてミナミはどこかへ行ってしまった
「何だよ
自分の決めた道って……
その自分の道に自分で障害をおいてるもんじゃねぇーかよ!!」
アキが悲痛に満ちた声で叫んだ
12歳という年齢でそこまで考えてた事にあたしは驚いた
自分は何も決めてないのに……
二人は自分の考えをちゃんと持って自分の意思もちゃんとある
シナンちゃんもあたしよりもはるかに大人だし……
産まれた境遇が違うとこうも変わるものなのかな……
あたしはどうしたらいいんだろう……
このままミナミを追い掛けようか?
それとも この国に残ってみんなを守る方法もあるけど……
「それはシアさんが決める事です
他人の未来に自分の未来を当てはめても当てはまりませんよ……」
まるで今のあたしの心を読んだかのようにシナンちゃんは呟いた
そうだよね……
あたしはーーーーーーーー…………
- Re: 刻の扉 ( No.21 )
- 日時: 2011/09/17 22:09
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
10| 決意
あの後家に帰ったあたし達はあの事で頭がいっぱいだった。
「とんでもない日でしたね……」
確かにね……。シナンちゃんは初めて外に出て遊ぶハズだったのに……。
「それにしても驚いたよ。シナンちゃんが時使いだったなんて……」
「黙っててすみません……
シアさんの考えが知りたかったから……」
「そっか……」
シナンちゃんはあたしの考えが知りたくても、あたしが何も考えていない。
「シナンちゃんはさ……
何でミナミに賛成なの?」
「えっ?」
沈黙が続いた。しばらくしてシナンちゃんが口をひらいた。
「それは この国を守りたいからです。
知ってますかシアさん 時使いにどんな力があるのか……」
「うん……」
「わたしにはわたしなりの考えがあるんです。
ミナミ君にもあるように……」
わたしなりの考え……。あたしは……どうしたい?
どうしたいか自分で決めよう……。何回も言ってる言葉じゃない!!
「シナンちゃん!!あたしも行くよ!!
死刑にされようが窮屈な思いをしようが、全部自分で決めた道なら後悔しない!!」
シナンちゃんはあたしをびっくりした目でみていたけど、すぐに優しく微笑んだ。
「シアさんが決めた道ならきっと後悔しませんよ」
「ありがとう」
アキには悪いことしたと思うけど、あたしにはあたしの道がある。
だから誰に何を言われようが二人の思いが伝わってきた以上、この国を守る事を誓う。
「それなら、準備は早い方がいいですよね」
そう言うとシナンちゃんはチャンスは今日しかありません、っと言って部屋へと戻っていった。
あたしも部屋へと戻る、開けなれた扉を開けて自分の部屋へ入る。
今日でこの部屋ともお別れか、あたしは元々自分の物が本と服位しかないからスグに準備はできた。
「今までありがとう」そう呟いて部屋を出た。
廊下に出るとシナンちゃんが立っていた。寒々しい廊下が異様に寂しく感じる。
「行きましょうか」
「うん!!」
階段をおりて、玄関扉を開けた。
そこには清々しいほどの青い空。見馴れた風景、懐かしい香り。
泣きそうになるのを堪えて家を振り返る、ふと手に温かさを感じた。
「シナンちゃん……」
シナンちゃんはあたしの手を握って、
「行きましょうか」っと言った。
ーありがとうー
あたしはもうこの国には帰って来ないかもしれないけど
まだまだ聞きたい事が沢山あるし……。これからも自分の道を進むためにもこの国を離れる。
- Re: 刻の扉 ( No.22 )
- 日時: 2011/09/17 22:26
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
◇◆Mizukiのページ2◇◆
どうも〜°▽°ゝ
水鏡デス
一章の10/2が終わりましたネ♭
これからは冒険ストーリーまっしぐらデス*∀*/
前回のページとはチガイますが
ここでは小説の詳しく書いておきたい部分を書き留めておきたいデスマス♪
【謎な部分】
◇冒頭のシアの夢は今後大きな鍵になりマス
◆時使いの学校の話は後々……
◇イロイロ不自然な事も後々説明しマス
いきなり書き方かわったけど
ドントマインドだっけ?
略してドンマイ!!
by Mizuki
- Re: 刻の扉 ( No.23 )
- 日時: 2011/09/18 21:31
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
11| 決行
あれからあたし達は石畳の路地をわきに入り、ミナミの家へと向かった。
細い裏路地を横歩きしながら進んだ先にミナミの家の裏口がある。
ミナミの部屋は裏口に近いところにある為、叔母さんに気付かれずに抜け出す事が出来るからだ。
コン コン 裏口をノックしてミナミが出てくるのを待つ。
ミナミはスグ出てきてくれた。あたし達の顔を見ると驚いた顔をしていた。
「どうしたんだ?」ミナミが声を潜めて言う。
視線はあたし達が持ってるカバンに移される。
「あたし達も行く事にしたの」あたしは、はっきりとそう言ってのけた。
「えっ……」案の定不審がった声をあげた。
「私達も行くことにしたんです。
ミナミ君の思いが本当なら今日の夜にでもこの町を出たいと思ってます。」
シナンちゃんがミナミの目をみつめながらはっきりとそう言った。
「オレも今夜出るつもりだったから準備は出来てる。」
「なら 策せんを考えましょう。」
三人共声を潜めて話合った結果、一番最短距離で行けるルートは避けて、
あえて遠回りになるルートから行くことにした。
この町を直接抜けるには夜でも見張りがいる為、南の森を通る事にした。
北の関所を通れば三日で行けるけど、見付かるとヤバイから一ヶ月かかるけど安全なルートを選んだ。
南のルートは森を抜けた先に町が何ヵ所かあるから注意しなければいけない
「決行は今夜、月が丁度北を照らした時だ!!」
「わかった!!」
それまでは三人共持ち物の確認をしたり、この先の事について話たりした。
そしてーーーーーーーー……
月が丁度北の空の上に昇り、関所を照らし始めた。
「行くぞ!!」
それを合図にまったく人気のない裏路地を音をたてないように走り出した。
さようなら、ありがとう、バイバイ、いろんな思いを胸にあたし達は南の森まで走った。
暗くてよくわからないけど南の森の前に立ってる立て札の横を通りすぎる。
あたしは暗い町に背を向けて森に足を踏み入れた。
ガサッ……。乾いた落葉を踏む音がきこえる。黒い影がこっちに向かって歩いてきているのが分かる。
(誰!?) 緊張がはしる。
「やっぱりな…… ここを通ると思ってたぜ」
身構えてたミナミが驚いた声をあげる。
「アキ……」
そう、そこにいたのは、紛れもないアキだった。
「止めてもきかない奴らだろ
オレもリディンの手前の町までついて行く。」
アキの口から出た意外な言葉に三人共唖然。
あんなに拒否して、あたし達を行かせまいとしてたのに……。
「お前達が時使いだという事実が変わらない以上、その事実をオレは真正面に受けてお前達を必ずしも時の国に連れていく。」アキが静かにそう言った。
「ありがとう」ミナミが強いけど優しい目でそう言った。
こうして四人の冒険が始まった。
- Re: 刻の扉 ( No.24 )
- 日時: 2011/09/19 12:33
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
- 参照: http://ameblo.jp/686-7777/image-11022374918-11492391051.html
↑は、王翔様が描いてくださったシナンちゃんの絵です(*´∀`*)
かわいいくてビックリΣ(゜д゜)
王翔様ありがとうございました(=^0^=)
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