コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 刻の扉
- 日時: 2011/10/09 14:58
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
○°*°刻の扉°*°○
初めましてーーーーーーーーー^◇^ゝ
水鏡デス!!
初めて、小説書くので
何じゃコリャ°о°!! ってなるかもです……
それでもいーよー って人だけスクロールしてください\>о<ノ
※注意
■荒しや中傷はお断りです
■作者が嫌いな人はUターン
■誤字 脱字等があったら教えてください。°>о<°。
小説読んでくれた人 ありがとうございます\^∀^ノ Love
by 水鏡
ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー*ーーーー
登場人物紹介……>>2
説明……>>4
*1*シア……>>5
*2*ミナミ……>>10
*3*争い……>>13
*4*シナン……>>14
*5*思い……>>15
*6*どうする!? こうする!!……>>16
*7*アキ……>>17
*8*人生で最大の告白……>>18
*9*自分で決める道……>>20
*10*決意……>>21
*11*決行……>>23
*12*始まりの朝……>>26
【時の使い手を表す詩】……>>16
王翔様が書いてくださったシア……>>9
王翔様が書いてくださったシナン……>>24
王翔様が書いてくださった小説の挿絵……>>25
+。°○*コメント*°○。+
*由羽様*……>>1 >>3
……>>7 >>8
……>>11 >>12
◇◆Mizukiのページ◇◆
1P ¦ ……>>19
2P ¦ ……>>22
- Re: 刻の扉 ( No.10 )
- 日時: 2011/09/16 22:16
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
- 参照: http://ameblo.jp/686-7777/image-11019595611-11486431935.html
2| ミナミ
「ごめんねミナミ!!」
家のお手伝いが終わり約束の時間を大幅にオーバーしてしまった事を友達のミナミに謝る
「いや…… 中々来ないから心配したんだけど(笑)」
ミナミは笑って許してくれた
ミナミはあたしの家の事情を知ってたりとかで仲が良いんだ
「じゃあ 遊ぶか!!」
あえて遅れた理由を聞かないのもミナミの優しさだと思う
一番の友達であり、よき理解者でもある
だから 叔母さんに嫌な事押し付けられても頑張っていけるのは
ミナミがいるからだと思う
「ってもう昼過ぎじゃん!!」
「あっ!! ごめんあたしが遅れたせいで……」
「いや いいってて!!
気にすんな!!」
笑顔で言うミナミのお腹がグ〜っと鳴った
「そーいや 昼飯食べてねぇなー」
あたしもイロイロしてたら朝ご飯を食べるの忘れてたからお腹空いたよー…
今日はお昼抜きだし……
「シアは? ご飯食った?」
「えーと…… うん!!食べたよ!!」
「……へ〜」
嘘だよー
夜までご飯抜きだなんて……
まぁ 一日中食べさせてもらえなかった日もあったけど……
「じゃあ オレは食いに戻るな!!」
「あっ うん!! じゃあここで待ってるね!!」
スグ帰ってくるからと言ってミナミは家がある方角に走っていった
あたしはボーッと空を眺めていた
青く澄んだ空に浮かぶ雲がゆっくりと流れる
時々 飛行機が飛んで飛行機雲を作る
当たり前だけど それも何もかも時が流れてるからなんだよね……
【時】 か……
あたしはポケットに入れた懐中時計を取り出して眺める
その時計はお母さんとお父さんがあたしに遺してくれた物
金色の鎖に繋がれた懐中時計
ちょっと古い物っぽいけど傷一つないキレイな懐中時計
この時計には不思議な力があるんだ……
あたしにも お母さんにもお父さんにも……
「シアーーーー!!」
その声にハッとして顔をあげる
ミナミがこっちに向かって走ってきているのが見える
あたしは懐中時計を再びポケットにしまい立ち上がった
- Re: 刻の扉 ( No.11 )
- 日時: 2011/09/16 22:21
- 名前: 由羽 (ID: V4iGFt6a)
- 参照: 小説の賞に応募したいです!
こんばんは!
シアはシンデレラみたいですね。
でもこれから何か変わるのかな?
楽しみにしてます!
- Re: 刻の扉 ( No.12 )
- 日時: 2011/09/17 10:04
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
- 参照: http://ameblo.jp/686-7777/image-11019595611-11486431935.html
由羽さん>>
何度もコメントありがとうございます^∀^/
たしかにシンデレラみたいですね(笑)
そのシンデレラがこれから冒険の旅に出ます♪
- Re: 刻の扉 ( No.13 )
- 日時: 2011/09/17 10:27
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
3| 争い
「オレも大人になったらこの国を救う為に軍隊とかに入らさせられるんだ」
空を眺めながらミナミがそう言った
この国と隣の国リディンは昔から争いが絶えないの……
何でも あんなに平和な国なのに同じ国家の元にありながら差別が酷すぎる
って事らしいけど……
例えば
この国は食糧とかイロイロ要求してるのに無視されるらしい
「皆が平和に暮らせるといいのにね……」
「そーだな……」
ちょっと向こうの方を兵隊さんが歩いてるのが見えた
「好きで兵隊にだってなってる訳じゃねぇーよな……」
ふとミナミが呟いた
「そうだね……」
争いが絶えないなら争いを無くせばいい
でもそんな事できる訳がない
できるんならとっくにやってる
あたしのこの力は……
何の為にあるんだろう
あたしには不思議な力がある
元々 お母さんとお父さんがあたしを産んだ場所はリディン
でも育った場所はノーディン
この力を持っていると分かったらこの国では死刑にされるらしい……
なぜか 不思議にわかった
「あ!! オレもう帰んないと!!」
「えっ そうなの?
バイバーイ!!」
「おう また明日」
あたしが振った手を振りかえしてミナミは走り去っていった
明日か……
この国に明日はあるのかな……
- Re: 刻の扉 ( No.14 )
- 日時: 2011/09/17 15:23
- 名前: 水鏡 (ID: ySP8nr/s)
4| シナン
「へぇ〜」
あの後家に帰って 夜ご飯を食べながらシナンちゃんと話していた
「そうなんです」
シナンちゃんが話してくれた話はあたし達『時使い』の事
実は あたしが時使いって事をシナンちゃんは知ってるんだ
「時使いは本来時の国というところで勉強をしてですねーーーー……」
シナンちゃんが何でそんな事を知っているのかが謎だけど……
今日は叔母さんが親戚の家に行ってるから家にはあたし達二人だけ
「シアさんはきっと良い時使いになりますよ」
「そうかなーーーー?」
時使いっていうのは千人に一人の割合で産まれるらしい
時使いと時使いの子供は時使いなんだけど
でも 何でもない人から産まれたりするから一生気付かない人もいるの
そういう人達やあたしみたいに時の国で暮らしてない時使いは力が弱まり
いずれはその力が消えてしまうらしい
「ところで……」
「何?」
シナンちゃんが真剣な顔であたしを見つめる
「シアさんはこのままでいいんですか?」
「そりゃあ……」
あたしだって良くはないと思ってるけど……
「シアさんのお母様とお父様は時使いの歴史に残るほどの高名なお方でした
だからシアさんにしか出来ない事があるんです。」
あたしにしか出来ない事……?
「お二人が亡くなられた
それを無駄にしてはいけません」
お二人って お母さんとお父さんの事?
「シナンちゃん あたしのお母さんとお父さんが何で死んだか知ってるの?それにあたしにしか出来ない事って……」
なに……?
「それは……
詳しくは言えませんが……」
「…………」
それからは沈黙が続いた
シナンちゃんが何を考えてたか何てわからない
あたしは お母さんとお父さんの事で頭がいっぱいだった
あたしを産んでスグに死んだってきいたけど
何で死んだかは知らない……
ポケットに入れておいた懐中時計が温かくなった気がした
あたしはポケットから懐中時計を取り出してしばらく眺める
この時計はあたしの知らない事を沢山見てきたのかな……
真実も真相も……
この掲示板は過去ログ化されています。