コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【青春スケッチブック】
- 日時: 2013/11/03 11:35
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: pkkudMAq)
−皆と過ごした日々は一生私の宝物−
————————————————————————————————
どうもayaです。
どーーーーーーーしても書きたくて書いてしまいました(汗)
青春もの書いてみたかったんです!!!!!!
面白い話目指して頑張ります!!!
誤字脱語、変な文があったら教えてください!!
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.6 )
- 日時: 2012/08/27 11:29
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
隣にはいつの間にか鐘汰が隣を歩いていた
影薄いね、と悪態をついてみるとヒドイっと泣く真似をした鐘汰
「で、私に何の用??」
「つめたいっ、瑠羽ちゃん冷たい!!!!」
「キモイ」
「うん、もーいいよ。俺結構なウザキャラだし。」
「分ってんじゃん」
「やーホント、ここまで来ると清々しいほど俺に対してドライだよね。いいんだ、もう瑠羽だし…」
いじけだしたし、はぁ。
「何よ」
なるべく優しく言ってやった
「あ、そうそう。瑠羽今から星那の買い行くんでしょ??」
「まぁ、そうだけど」
「じゃあ、——————」
「で、なんで一緒なのよ」
「いいじゃん。俺と瑠羽の仲じゃん♪」
「どんな仲よ!?」
「幼馴染でしょ??」
鐘汰の言葉に先に詰まる
まぁ、確かに親同士が仲良くて、幼稚園の時から一緒だけど、
「いやだ」
「拒否権なーし」
「なっちょっ」
「行くよーー!!」
無理やり連行された
鐘汰はウキウキと選んでいる
それを見てたまにはいいかな、なんて言い聞かせ私も選びに入る
星那の欲しいもの、欲しいもの……あ、そうだ
「ねぇ鐘汰」
「なに??」
「プレゼントさ—————」
「うんうん、いいじゃん。ちょっと安いかもしれないけど、いいか。この頃きらしてたみたいだし」
「だよね!!!!後、それに何かたしてさ!!!!」
「そうだな」
よしっ、早速そのコーナーに!!!
鐘汰の手を握りぐいぐい引っ張る
後ろで笑ってたのにも気づかずズンズン進む
「ここか、おしっ選ぶよ。鐘汰」
「おー」
そして選び始めること一時間——
「ありがとうございましたー!!!」
「買えた」
「だね、てか瑠羽悩みすぎ」
くすくすと笑いだす鐘汰
「笑うなっキモイ」
「ヒドイ!!さっきまで優しかったのに」
また、泣き真似
プイッとそっぽを向き歩き出す
赤くなった顔を隠すように
「(これは、寒いから、そうそう寒いから)」
「どーした??なんか赤くない??」
「赤くないわっ!!!」
バシッと頭を叩く
「イッタっ瑠羽もっと優しくしてよ」
「フンッ」
またそっぽを向いて歩き始める
星那の誕生日までもう少し
それと同時にカウントダウンが始まる
まだ知るはずもなく、私は星那の誕生日プレゼントを見つめ微笑んだ
「(誕生日は幸せに過ごしてほしいな)」
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.7 )
- 日時: 2012/08/28 11:56
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
————————…………
ブルブルッ
「星那、大丈夫??」
「…うん。なんでまだ寒いの!?暖かくなってもいいじゃん!!!」
そんな愚痴が口から出る
何でよ!?
春来い!!!!!
「星那??かえろ??」
「あぁ、うん」
青の言葉で我に返り歩き出す
………ん??
さっきから、私をじっと見てくる青
なんだろ。もしかして、私すっごい不細工な顔してるっ!!??
そう思い顔に手を当てると、私の前に差し出された手
な、何事!?
しばらくの間、青と手を交互に見ているとキュッと握られた私の手
「……え??」
「…………寒いんでしょ??」
恥ずかしげもなくニコッと笑う青
それに、私は赤面
なんだ、これは。the少女漫画!!!じゃん
ブンブンっと頭を振り思考を正常に戻す
「星那、あのさ」
「ん??」
「誕生日の日どっか行きたいとことかある???」
「あー」
そういや、誕生日は青と約束だから…
どこがいいかな。
遊園地??水族館とか??
思い浮かべてもどれも、ピンとこない
「あ、そうだ」
「なんかあった??」
「あのさ、海は???」
「えっ!!!!????」
私は、海と提案してみた
何で海かって??そりゃ、綺麗だしなんかいい絵が描けそうだからですよ!!!しかも、都内ブラブラするより静かでお落ち着くし中学生だからって行けないわけでもない
「駄目???」
「え、いや駄目じゃないけど…星那は寒いの大丈夫なの???」
「……………うん。大丈夫だよ………きっと…。」
最後の方は本当に青に届いてるか分らない程の声だった
でも、青はニコッと笑っていいよって言ってくれた
「海って星が綺麗に見えそうだし、藍見えるかも」
なんてね、なんて冗談っぽく笑った青
私も笑い返し、
「逆に星ないかもよ??」
なんて、言ってみた
「……そうかもね。てか、そんな夜まで入れないしね、」
「……うん」
青は時々凄く寂しそうな顔をする
私は写真でしか見たことないけど、青には双子の弟がいて名前は藍と言うらしい
“会わせて”って言ったら
“もう、死んじゃった。”って青は笑っていた
キュッと握ってる手に力を入れる
「どうしたの??」
「ううん」
何でもないよ。
ただ、青が凄く寂しそうな顔をするからいつの間にか手に力を込めていた
“昔、母さんが藍は星になったんだよって言ってたから、”
そう言ってまた、青は笑った
“馬鹿らしいけど、信じてるんだ”
青は、凄く儚くどこか遠くを見ている目をしていた
だから、私は藍君の代わりにはなれなくてもずっとそばに居たい
青が一人で泣かない様に、一人で抱え込まない様に、
だからそのために、私は笑顔でいなきゃいけない
「青、受験頑張ろうね!!!」
「え、あぁうん」
あと少しで、発表日
あのグループで一般受験組は私と鐘汰と青と瑠羽
きなこは見かけによらず、陸上部エースとして推薦合格
あんこも見かけによらず学年トップの成績で推薦合格
後は私たちのみ
これは頑張らねば、そして青と海!!!!!!!!!
誕生日はいい日になりそうだ♪
「じゃあ、こっち帰ってきたら星那ん家でケーキ食べますか」
「わーーーーーい!!!!ケーキ、ケーキ!!!」
「そん時は皆で、ね」
「うん!!!!!」
結局、出かけるのは二人でと決め、ケーキを食べるのは六人集まってという事にした
今から、楽しみになって来た♪
「じゃあ、また明日!!!」
私が家の前まで来てそう言うと、「ちょっと待って」と声をかけられた
「どうしたの???」
「ちょっと、星那こっち来て」
手招きをされ、近づく私
なんだろ??
「どうし—————」
言葉を言おうとしたのに途切れたのは青のせい
チュッと軽いリップ音が鳴った後意地悪そうに笑った青
「よしっ、受かりそうな気がしてきた」
「え、………なっちょえ/////」
私は口をパクパク動かすばかりで声が音として出てきてくれない
まぁ、チューくらいは何回かしたことあるけど、不意打ち!!!
「じゃあ、またね!!!」
足早に去って行った青
その後姿を見ながら、思う
また、“明日”
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.8 )
- 日時: 2012/08/28 20:37
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
「♪〜〜♪♪〜〜♪〜〜〜」
只今、わたくし上機嫌であります♪
なんでかって??
聞きたい聞きたい!!??
……あぁ、ごめんなさい。うざいですよね。
気を取り直して、それはですね…明日が発表日だからですよっ!!
早く結果が見たいんですよ!!!
「星那ちゃんはもうちびっと緊張しょーや???」
いや、“緊張”何て言葉は私の脳内辞書には存在しないんだよ!!きなこ!!
「ワレはほんまにおめでぇたい奴やな」
いくらでも私を馬鹿にしろ。今日の私は心が広いんだよ、あんこ。
「星那大丈夫かな」
「青、絶対星那普通じゃないよ」
「今日は鐘汰の意見に賛同だわ」
そうだよ、私は普通じゃないんだよ!!!
実は、ちゃっかり何も考えられなくなっちゃったりしてますよ!!
頭の中がぐるぐるして、朝から胃が痛いですよ!!!
やっぱり“緊張”してます。
「星那、大丈夫??」
「全然〜(ものっ凄く大丈夫だよ、青安心して!!!)」
「星那これは??」
「今それ聞くかよっ(わーい、ポテチだぁ!!!鐘汰ちょーだい!)」
「星那、落ち着きな」
「落ち着いてらっれか!!(大丈夫だよ、十分落ち着いてるよ瑠羽さん)」
「……あかんこいつ。ゆうてんこってと思ってるこって逆になっとる…」
「あはは…」
「うっさいなぁ!!!!!!!!!あんこは黙ってて(泣)きなこも苦笑いしないでよ!!!」
もう、推薦組は落ち着いてることだ
しかも、私だけ??こんな焦ってるの??
「なんで、私だけ……」
「まぁ、私判定Aだったし」
「俺も〜!!!」
はいはいっと手を挙げる鐘汰と瑠羽
もういいよっ!!なんだかんだで皆結構出来るんだもん
あたしなんてあたしなんて……先生に思いっきり“朝倉さん微妙ね。でも、頑張れば行けるわよっ!!”って言われた……
”頑張れ”を結構強調されてね…
「………青は??」
半泣き状態で青に聞く
「え、俺??」
途端に引きつりだす顔
目を泳がせて私のことを見ようとしない
「……青、」
「ん??(汗)」
ニコッと笑った私
「正直に言おうか??」
さらに、ニコニコッと笑う
顔に青筋が今出来ているはず
それを見てまた顔を引き攣らせて、はぁと息を吐いた青
「……A判定。」
「やっぱりーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(泣)」
なにが、頑張ろうね!!だよっ
私が、頑張らなきゃヤバいじゃん!!!
そんなことを、思っていたら運よくチャイムが鳴った
皆がそれぞれの席座っていく
その光景を見て、受験のことよりもうすぐ卒業か〜なんて思ったら、違った意味で泣けてきた
そして、前の席の子に心配されティッシュを貰う始末
……ちゃんとしなきゃ。
「あ゛り゛がどう゛」
「う、うん(汗)星那ちゃん、ティッシュもう一個いる??」
「……ごべん゛なざい」
…………ホントちゃんとしなきゃ。
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.9 )
- 日時: 2012/10/11 22:15
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: hap96gvm)
ちゃんとしなきゃちゃんとしなきゃと、思うのですが…
「あ゛ーーーーーっ!!!!星那ちゃんそれ触っちゃだめ!!!」
「へっ??ってうをあっ」
ステーーッン
「星那が転んだーーーっ」
そう思えば思うほど、
「はい、朝倉さん。ここの文章を日本語に訳してください」
「……えーーっと、私のお兄さんは……なにこれ、分かんない」
……………できない。
「全てが私をはめる…」
「なに、変なこと真顔で言ってんのよ」
すかさず瑠羽の突っ込みを受けるが答えられない
いや、ね。だってさ、怖いよ
もう自分の間抜けさが
「今頃気付きおったのか」
「こら、あんちゃんそんなん言いまへんの!!堪忍な、星那ちゃん」
もう、いいよ
言いたいだけ私を貶しなさいよ、ほらほら。
私、ほんっとうに、受かんのかこれ…
……って駄目だ。
頭を豪快に振り思考を正す
うっかりマイナスに行くところだった
今はプラスにプラスに…
何度も呪文のように唱える
「………やっぱ、無理」
絵が描きたい…
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.10 )
- 日時: 2012/10/24 23:21
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: 5YaOdPeQ)
そんなこんなで絵も描けずしっかりも出来ないまま発表当日。
ヤバい。なんかヤバい。
紙が張り出されているのを目の前にかたまってしまった。
「星那、みなよ」
「瑠羽あんませかさないでよ」
見ようと、思ったけど、お・もっ・た・け・どさ。
「………」
意を決し見に行く
朝倉星那、出陣してきますっっ!!!!
順々と見ていく
わーたーしーの番号〜…
「……ん??」
「星那??」
隣にいた瑠羽が心配そうに顔を覗きこんでくる
それでも私は目をパチクリさせるだけ
「……あった」
「…え??何が?……あぁ番号が??って嘘っ!!!星那のあった!?…見して!!ホントだ!!よかったぁ、心配だったわ本当に」
「うん」
瑠羽の軽く嫌みの入った言葉も聞き流しその番号に見入っていた
ほんとーにあった…
「やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
何分も遅れて喜びを声に出す
「よしっ星那も無事受かったってことでこれで高校も皆一緒だね!!」
「うんっ」
そう言って笑った瑠羽の後ろから鐘太と青もやって来た
「星那受かったって??」
「イエーイ!!受かった!!鐘太も受かったんだよね!!」
「おう!!」
凄く嬉しそうに笑う鐘太
その横では青も瑠羽も笑っていた
今日の夜私は久々にぐっすりと眠れた
私の夢の中には皆の笑顔
幸せそうな顔だった
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