コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【青春スケッチブック】
- 日時: 2013/11/03 11:35
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: pkkudMAq)
−皆と過ごした日々は一生私の宝物−
————————————————————————————————
どうもayaです。
どーーーーーーーしても書きたくて書いてしまいました(汗)
青春もの書いてみたかったんです!!!!!!
面白い話目指して頑張ります!!!
誤字脱語、変な文があったら教えてください!!
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.1 )
- 日時: 2013/10/15 22:18
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: pkkudMAq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=34949
「………私には性に合わん!!!!!!」
バァンと机を叩き立ち上がった私
それを見て口々に文句を言う友達
「ちょっと、星那うるさい」
「星那ちゃん静かにしょーや、な?」
「やかましいな、黙って座れ!!!」
「ちょっ皆声大きい」
「星那ぁ!!いいじゃん!!!そうだそうだ!!!」
一人一人テンションも言葉も全く違う
しかも、冒頭がこれってどうかしてるかも
でも、まぁ言えることと言ったら青春物語ってことと、私はものすごくキレているという事
また机を叩き叫ぶ
「この、【朝倉 星那】、もう限界です!!!早く遊び行きたい!!!!!!!!!!!」
そうなのだ、遊びに行かせろ!!!と、言うのが私の言い分。
でも、
「だーめ、星那たちの結果が出たらって約束でしょ?」
我らのお姉さま【笹谷瑠羽】がため息交じりに吐き出す
「せやで、星那ちゃんもうちびっとやから我慢しょーや??」
そこに続けてたれ目と大阪弁がチャームポイントの【横田きなこ(よこたきなこ)】も口を出す
「……だって…」
唇を尖らせて言ってみたが効果なし
二人には勝てそうにない、ということで違う人に助けを求めた
「ねーねー、あーんーこー!!!!」
「あんこ呼ぶな!!!!やかましい!!!!」
呼んだ瞬間キレた、きなこの片割れ【横田あんこ(よこたあんこ)】
名字の通りこの二人は双子である
「だって、あんこじゃん」
「やーかーらー、俺、その名前好かんなんやねん!!!!!あんこってかばぁちゃんは何を考えてんやっクソッ!!!きなこもや、やけどそっちの方がよっぽどましや!!!!!!」
よっぽど、その名前が嫌いなようだ
キレすぎて逆に全く怖くない
まぁ、大阪弁でってこともあるけども…
これでもれっきとした男の子
そのあんこを無視しながら助けを求める
「鐘汰!!!」
「ん?なぁに?」
この状況を楽しむかのように見ていた【雛河鐘汰】を一睨みしてから
「いいでしょ?」
と聞いてみたが、
「だーめ☆」
と、即答
「なんで!?」
「だって、この前やっと受験終わったばっかりじゃん。星那たちの結果が出たらって約束だし、それまで駄目ー♪」
「…うぅ」
小さく唸った私
そうなのだ
これは冒頭で話すべきだった事柄
私たちは中学三年生
しかも冬、受験生まっただ中なのだ
最後の鐘汰の言葉が響き渋々席に座ると隣から大好きな声が聞こえてきた
「星那、合格発表出たらどこ行きたい?」
「青っ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニコッと笑っているのは【望田青】
私の彼氏ですっ!!!!!!!!!
もう大好きっ!!!
「青、大好き!!!」
ギュッと抱きつくと
「知ってるー俺も」
と優しく抱きしめてくれる青
やっぱり好きだな〜
「……あ、ちょっと他人の振りしないと」と、瑠羽
「ほんまに、仲良しちゃんやなぁ」と、きなこ
「アホップルも程々にせえっ!!!!」と、あんこ
「ん〜、なんかいいね、こんな感じ」と、鐘汰
が、一人づつ呟いた
そんなの知らないもーん!!!
遊びのことなんて青のことで吹っ飛んでしまった
ホントに単純な私
遊びは結果が出てからでいっか
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.2 )
- 日時: 2012/08/14 10:52
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
私たち六人はいつも仲がいい
中一の時に班が一緒になったのがきっかけだ
初めから気が合い、今に至る
「あ、そういや星那ちゃん今度誕生日やんな」
「あ、そういやそうだったな〜」
きなこの言葉に思い出す
そういえば、もうすぐ三月。私の誕生日は三月十二日で丁度結果発表の後にある
「なんか、星那ほしいのある?」
「瑠羽、何くれんの?」
「いや、私が聞いてんだけど…」
欲しいもの…
「やばい、欲しいものがない」
「「「「「は!?」」」」」
本当に物欲がない私
どうしたものか
「ワレ欲しいな〜もんくらい考えろや!!ほんってうにもん欲のあらへん奴やな!!!」
「いや、あんこに言われたくないよ」
私より物欲ない癖に!!!
でも、それを言うとギャーギャー言われそうなので心の中だけで言っておいた
「……星那ちゃん、ほんまに欲しいな〜もんあらへんの??」
絶望的な顔をしたきなこが尋ねてきた
けども、ないものはない
なんでだろう
「まぁ、私は誕生日皆が一緒にいてくれたらそれでいいや」
「「それは、駄目!!!!!!!!」」
「「そら、あかん!!!!!!!!!!」」
私が言った途端にものすごい形相で却下される
「なんで!?」
そう尋ねると、青を抜いた四人に腕をひかれ言われた
「星那、良く聞きなさい」と、瑠羽
「うん」
「星那ちゃん、そら、あかん」と、きなこ
珍しく顔が怖い
それに若干顔が引きつりながら「え?」と言うと
バシィ!!!と思いっきり頭を叩かれた
「いったぁ!!!!!あんこ何すんのよ!!!」
「黙れ、ワレはアホか!!!!!!」
妙に真顔なあんこ
「そうだね、星那はもうちょっと考えようか」
と、鐘汰があんこと同じく真顔で言ってきた
ってか、話が見えてこないって言うか皆が私を貶していくんだけど
そんな私を察したのか皆は一斉に
「「誕生日は彼氏の青と過ごさなきゃだめだよ!!!!!」」
「「誕生日は彼氏の青と過ごさなきゃあかんや!!!!!」」
と言い放った
それに、今まで放置されていた青が「え?」と声を漏らした
私も同様に「え?」と漏らしていた
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.3 )
- 日時: 2012/08/20 20:22
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
まぁそんなこんなで押し切られてしまった
その時の皆の形相は半端ではなかった
ホントに、怖い
この言葉に尽きる
「皆怖かった…」
「だね、でも俺といやだった?」
「いやいやいやいやいや、うれしいです!!!」
「そっか、よかった」
ほっとしたように胸をなでおろす青
今はというと帰り道の途中だったりする
「星那は誕生日プレゼント何がいいの??」
「分かんない」
「やっぱり」
やっぱりなんて困った顔をした青
いやだって、ねぇ??
「……ゴメンナサイ。」
本当にごめんなさい
すっごく今土下座をしたい気分です
皆にも考えとくとは言ったけど全くと言って浮かばない
そのうち瑠羽がどんどん鬼になっていきそうだ…
“早く決めんかい!!この馬鹿星那!!!!!!!”
“はいぃぃぃ!!!決めますぅぅぅぅ(泣)”
的なね。
怖い怖い
ブルルッと犬みたいに顔を振り青に向き直った
「欲しいもの……あ」
「なんかあった???」
そういえば…
目をキラキラ輝かせた青を再度見て苦笑い
「いい??言っても??」
「うんうん!!言って!!」
「……う゛、」
さらに言いにくい
でもここは腹を括れ星那!!!
「何々???!!!」
「あの、ね…スケッチブック、がほしい」
「え??……」
「ごめん御免ゴメン!!!!!!!!!」
いや何も言ってないよと青に突っ込まれてしまったが何となく分かる
完全に期待はずれでしたって顔してる!!!!!!
だってしょうがないじゃん!!!!
絵、書くの好きなんだよ!!!
この前丁度スケッチブック切らしちゃったなって、思ってそれでそれで…
言い訳を頭に並べ続けること10秒
「星那、絵書くの好きだもんね」
「うん、そうなんだ!!!って……ん??」
「でも、それ誕生日プレゼントはやだから、自分で考えるよ」
「はい、ごめんなさい」
やっぱり、ね
ナハハ…
そんなこんな、わらわらとやっていると家に着くのも早いもので私の家が目の前にあった
「じゃあ、またね」
「うん、じゃあ」
私は思いっきり青に手を振った
—————今日という日を忘れないように
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.4 )
- 日時: 2012/08/26 22:29
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
ガチャ
部屋のドアを開け入っていく
「つかれたー」
なんかものっ凄く疲れた
そんな苦労感を覚えながらも、習慣を崩さないため紙を引っ張りだし絵を描きだす
何書こうかな〜なんて悩まなくても何となく、書きたいもの。
「…………出来た、てまたか。」
そう思い絵に苦笑い
用意した絵具で描いた絵は青をベースにした絵
青、黒、紫、暗い色ばかり
この頃はこんな絵しか描けていない
なんだよ、
またか。
ポイッと紙を投げ捨てベットにダイブする
そしていつものごとく「殺風景な部屋〜」なんて漏らす
どれも、これも当たり前すぎる
だから、時折不安になる
一人はどうも苦手だ
プルプル頭を振り、思考を切り替える
誕生日プレゼント何にしようかな
青はお任せで、あの五人は〜…スケッチb…いやいやそれこそ殺されかねない
またもや、瑠羽の逆鱗に触れそうと考えプレゼントリストから除外する
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……………
——————————————ん??
ピピピッピピピッ
「っだぁ!!!うるっさい!!!!」
バンッと目覚ましをぶったたく
いつのまにやら、悩みながら色々やってたみたいだ
昨日のその後の記憶がない
まぁいいか。
布団から這い起き、一人でガッツポーズ
「うをっしゃぁーーーーーー!!!!!!!決まったーーー!!!」
「うるさい星那!!!」
悩みに悩んだ末私は決めたんだ!!!!!
もう一度言うが、決めたんだっ!!!!!!!!!!!!
そして、一人達成感に浸っているところに怖い鬼のようなお母さんがいつの間にか来ていたようで…
「星那…??」
「……お、おかーたま…」
その後おかーさまからのお怒りをくらったのは言うまでもない
- Re: 【青春スケッチブック】 ( No.5 )
- 日時: 2012/08/27 10:53
- 名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: lgK0/KeO)
side瑠羽
「おはよー」
「お、瑠羽はよー」
相変わらず、馬鹿そうな鐘太
「るーちゃん、おはようさん」
相変わらず、おっとりなきなこ
「おはようさん」
相変わらず、しかめっ面のあんこ
「瑠羽、おはよう。今日結構遅かったね」
相変わらず、ニコニコしている青
「………ん??青。」
「なに??星那??」
さすが彼氏
何も言ってないのに、さらっと名前が出てきた
「そう、星那今日ど—————」
「着いたーーーーーーーーッッッ!!!!!!!ってうをぁ!?」
聞こうとしたこのタイミングとは…あいつ
自然とため息が出る
「星那…あの子ったら」
「うん、あそこも長所ととれば可愛いよ」
「青、甘やかさない」
苦笑いを浮かべる青
ったく、バカップルも程々にしてもらいたい
また、深いため息をしていると、
「皆、おはよーーー!!!!!!」
おでこを擦りむいた星那がこちらに来ていた
ホントに世話の焼ける子だこと
「星那、」
「ん、瑠羽おはよー!!」
「はいはい、はよ」
そう言って、思いっきりおでこにベチンッとバンソウコウを貼ってやった
イテッ!!と言っていたけどニコッと笑いお礼も言ってくれた
うん、可愛い。
そんなことを心の片隅で思いながら私も笑い返し「どーも」と何時ものように返す
「…………あ、そうだ瑠羽」
早くも次の話題を振る星那
「なに???」
「プレゼントのこと決めたよ!!!!」
お、今回は早いな
皆も興味津々に星那に近づく
「星那ちゃん、ほんまに??」
きなこが、マジで!?とでも言いたげな目で見つめる
「なっ、きなこ何その目!!!本当だよ!!!」
「ほー、言うてみ??ほら、ほら」
あんこが、煽る
それにカチンと来たらしくムキになる星那
「フンッ、もーいい、言ってやる!!!皆のためにあたし怖いおさーさまに怒られてきたっていうのに!!!!!」
「「「「「ん???」」」」」
皆の声が重なる
怒られてきたの???
「そのせいで、青と朝いっしょに行けなかったんだから!!!!」
あーだからか。
朝、青が居て星那がいなかった理由がようやく分かった
星那が叔母さんに怒られているところは想像しやすく、フッと笑ってしまった
皆も同様吹き出していたが、星那はスルーを決め込みプレゼントの話に移った
「あたし、いいよ。」
ニコッと笑った星那
……………………?????
ちょっと、タイム。
理解しがたい発言
いいよ???
何が???
「あたし、プレゼントいらない。気持ちだけでっ十分です!!!」
またもや、ニコッと笑った星那
「ちょっと待った」
「ほい、笹谷瑠羽さん」
なにか??と顔で言いやがるこいつ
本日三度目の深いため息がでた
————————…………
——————————……………
「う゛ーー寒い」
空はもう暗くコートを羽織っていても肌寒い
いつ、春が来るんだよ
そんなことを思いながら、足を進める
あの後、星那の発言があまりにも酷く皆各自で決めることになった
「はぁーーー…」
「ん??どうした?」
「………鐘太、いつの間に」
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