コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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第一章・トリニティ・エンカウント 【参照200突破】
日時: 2012/10/07 23:21
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi

こんにちは!3年い組と申します。読んで下さる方がいないかもしれませんが、よろしくお願いします。
初作品のタイトルは「魔術高等学校中等部」」です。ありがちな名前だと思われるかもしれませんが、そこは気になさらないで下さい。
初めての投稿で拙い所も有りますが、優しく身守って下さい。お願いします。
どんどんコメントを書いて行って下さい。
ついでにですが、い組とお呼び下さい。
注:完全なるフィクションです。なので、この話の中では、正式には西暦や国が違うという事になってます。
注2:伏線を拾えなかったり、辻褄が合わなかったりしたらすいません。わざと合わせてない時もあります。
注3:読みにくかったりしたらすいません。どんどん言ってもらって構いません。しかし、堅苦しいとこちらが泣きそうになるので、出来るだけソフトにお願いします。
注4:タイトルは、いつか変えます。

目次
登場人物 >>01
プロローグ>>04
第1話 【入学式】 >>02
第2話 【そんな彼女は…】>>07
第3話 【帰宅路と幼馴染】>>09
第4話 【熾天の回想】 >>10
第5話 【教室への道】>>11
第6話 【乱入者・前半】>>13
第6話 【乱入者・後半】>>14
第7話 【智の戦い】>>16
第8話 【疑問】>>17
第8.5話 【心情】>>18
第9話 【異能マッチング】>>19
タイトル変更のお知らせ>>23
第10話【悔い】
第11話【示唆】


【お客様】
ひろZさん>>12

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Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照50突破!コメントお願いします ( No.13 )
日時: 2012/09/14 19:53
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第6話【乱入者・前半】

教室にて…
「忘れ物は何とかなったな」
「職員室に使う物が余分にあって良かったね」
「 職員室の先生方には怖い顔されたが、まぁ結果オーライだ」
ワイワイ、ガヤガヤ……
「さすがに新入生が集まってるだけあって、浮ついてるというか、賑やかだな」
「まぁ、日本全土から生徒が集まってるからね」
ガラガラ
「はーい、静かにしなさーい」
「おっ、先生が来たのかな?」
みんな席に着き、教卓の方を見る。
しかし、教卓の方に先生らしき人は見えない。すると、教卓の下で木の箱が動きだし、教卓の後ろに隠れると
「はーい、こんにちは、このクラスの担任の赤白 造花あかしろぞうかでーす」
という声と共に見えてきたのは小学1、2年生ぐらいの女の子で
「今、私を幼女だと思った人、これでも24歳ですから。」
とても信じられない事を口走った。しかも、
「もう年齢については聞かないように」
などと言っている。
まぁ、自分でそう言ってるんだから仕方が無い。
先生は出席を確認し始めた。そして、3人目に差し掛かった時
「緊急のお知らせです。12歳クラスのチャレンジャーが現れました。」
何やら物騒な放送が流れてきた
「げっ、いくらなんでも早すぎじゃない」
先生がなにか嫌な予感を漂わす言葉を発している。
「公正な抽選の結果、対戦者は1年1組出席番号9番、16番、24番の三名に決定しました。該当者は直ちに準備をして第一実験舎へ来なさい」
放送は、言う事は言ったとでもいうように途切れてしまった。すると
「熾天、大黒、ニケは私について来なさい。他の者は自習にしているように。」
そういうと、先生は教室を出た。
「何なんだ一体」
俺が先生について行こうとすると、智と一人の女子も動き出した。
その女子がニケと呼ばれていたのを思い出し、その女子の顔を見た。
顔立ちが整っていて、和風美人、大和撫子と言った所か。さっき男子がすこし 群がっているのがよく分かる気がする。
「この人が主席者の……」
だが、今はそれどころでは無い。教室から出て三人は先生のあとをついて行った。







Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.14 )
日時: 2012/09/16 00:08
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第6話【乱入者・後半】

今は、廊下を軽く走ってる所だ……
ロリ先生について行った所走り出したのだ、教師なのに。
俺の前には、智とニケさんがいる。そして、俺たちは沈黙のまま目的地の第一 実験舎と思われる場所にたどり着いた。
校舎裏に在るその建物は大きめの3つの建物が集まってできている。
その時、先生がしゃべり出した
「さぁ、ついたんだけど……」
「一体、これは何なんですか?」
俺が当然の質問すると
「これが、魔術対戦編入制度ですか……」
「これがそうなのか……」
「ええ、そうよ」
なぜか、みんな知った風な事を言っている。
「あのー皆さん、これは一体どういう事でしょうか?
すると、3人ともこっちを向きけげんそうな顔をする。そんな中、智が口を開いた。
「そう言えば、君はお知らせの紙を読んでいなかったね。」
智による説明では、この日本にある魔術学校にはランクがあって、魔術学校に属する者は、より上位の学校に魔術を使った対戦を要求し、それに勝利出来れば、ちょっとした学力テストに合格するだけでその学校に編入出来るそうだ。
そして、この第一魔術高等学校中等部は第一位にある学校だという。
「で、その抽選に選ばれた俺たち3人がその相手をしろと」
「いいえ、それだけでは無いわ。負けた上位にいた学生は対戦相手の学校に編入する事になるの」
ニケさんはそう言った。
「なんだとっ、そんな理不尽な」
「まぁ、それが前提の魔術学校だからね」
「3年前、この学校に来たチャレンジャーが大怪我負わされて以来チャレンジャーはめっきり減って、特にこの学校には1人も来てなかったんだけどねー、まさかこんなに早くからくるとは……」
「先生、それは俺たちも大怪我する可能性があるという事でしょうか?」
「対戦は先生が監視してて、危なくなったら止めにはいるから大丈夫!」
大丈夫って……
「これは、1対1を同時に3つやってその勝利数で戦うチーム戦だから、自己紹介しとこうよー」
先生、なんて呑気な……
「私はニケと言います。雷属性を使います。よろしくお願いします。」
これはお堅い方で
「僕は大黒智。炎属性です。よろしく。
その言い方は何かの流行りか?
「俺は熾天須佐之男。属性は……まぁ聞かないでくれ。よろしく。」
その流行りに俺ものってみた。
「じゃあ、1人1部屋に入ってね〜いってらっしゃーい」
グイグイ
「ちょっ、押さないで、説明がまだ足りな、ウワッ!」
ガチャ
「あっ、閉められた」
こうして、入学早々俺のいや、俺たちの命がけの戦いは半ば無理矢理始まった。


Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.15 )
日時: 2012/09/16 07:48
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

展開がちょっと急になってしまいました。
ずっと戦いが無いときついかと思ったので。
なんで、これからも急展開になるかもしれないんでよろしくです。

Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.16 )
日時: 2012/09/16 16:05
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第7話【智の戦い】

無理矢理戦いに参戦させられたのは俺だけでは無く、他の二人も命がけの戦いに参戦していた。
これは、智の戦い。そして、彼の新たな可能性の原点。

彼は一面真っ白のかなり大きな空間の中に居た。確かに戦いには十分そうだ。
「さて、僕の相手は……」
ガチャ、タッタッタッ
反対側の扉から1人の女子が入って来た。そして、放送がかかる。
「それでは、戦闘を開始して下さい」
目の前に立つその女子は金髪でお嬢様の様な雰囲気がする。
「君だね、対戦相手」
智は笑顔を崩さない。
「大黒智さんですね。私は水野理沙と申します。よろしくお願いしますわ。」
「理沙さんだね、よろしく。良ければ属性を教えてくれないかな」
「あら、挑戦者にそんなこと聞くんですの。プライドがないのですか?」
「いやぁ、まぁ、これが初めてだからちょっとね」
「まぁ、良いでしょう。公平な戦いで無ければ実力は示せませんからね。私は水属性ですわ。」
「ヘェ〜、名前通りだね。」
「まったく、口の減らない方ですこと」
二人の間には静かな、しかし冷たく、また熱くもある闘志が溢れ出ていた。
互いに睨み合う二人、話す間も力を集中し続けていた。
そして、二人共同時に力が限界まで溜まった。互いに初撃で怯んだ方が負けると確信していた。互いに自分が勝つと確信していた。
「貴方が負けて教師が止めに来たとしても、私は手を止めませんわよ」
「そりゃ怖いね、気をつけなきゃ」
そう言って両者とも1歩目を踏み出した。


ついにバトル開始!第8話に続く



Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.17 )
日時: 2012/09/18 20:56
名前: 第9話 (ID: ZEtdBFlK)

第8話【疑問】

二人の声が交わった時、オレンジの光が部屋に広がった。
理沙の周りを炎が包む
「先手、もらったよ」
炎の円は狭まっていき、温度は上がっていく。
「これで終わりではないだろ」
「慢心ですわね、それにそんな臭い言い方今時しないですわよ」」
炎の円の中から水が弾け、炎の円は散っていく。
「まあ、そのくらいの防御は当然だね」
「防御だけだと思っていますの」
「えっ、あっ、やべっ」
智が、弾けた水の行方をたどると智の頭上に水が集まり球体ができている。
「スケラビュート」
その球体から一筋の水流が高圧で発射される。
智は前に炎で壁を作るが、簡単に破られ水の刃はとんでくる。とっさに跳ねて避けたが、危なかった。当たれば防御しても、ただじゃすまない。
それで智は気付いた。この理沙という少女は炎属性にたいしての対策をして来ていると。
本来、水属性は耐久型が一般的だ。防御しやすい水属性は、相手の疲労を誘い、窒息等で敵の無力化を図るという者が多い。だが、炎属性はそれを防御できる。だから、水属性は炎属性が弱点とされている。しかし、彼女は明らかに炎属性の防御を破るための、炎属性相手専用の攻撃特化の技を使ってきた。それも最初の攻撃に。使い方を誤れば、相手を殺しかねない技を躊躇なくだ。
「君、魔術師でも人を殺せば罪になるよ。知ってる?」
「ええ、もちろんですとも」
この自信、やはり彼女はこの技を相当練習してきている。
では何故、相手が炎を使うと知っていたんだ。
「あら、考え事ですの。隙が出来てますわよ。」
先ほどの球体からいく筋もの水の刃がとんで来る。
「しまった」
智は全方位を囲まれ逃げ場を失っていた。
ああ、ここで死ぬ。そう確信した。

その時、扉の開く音がした。

第9話に続く……





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