コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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君と出逢って、
日時: 2012/10/13 15:13
名前: 陽和 (ID: kcj49vWg)

初めまして○

陽和ひよりです***


小説、久しぶりに書いてみることにしました◇


駄作ですが、観覧してもらえたら嬉しいです///


お客様
♪青猫♪様
火矢 八重様




=contents=

character>>1

prologue>>2

第1話>>5
第2話>>6
第3話>>9
第4話>>10
第5話>>11
第6話>>12
第7話>>16
第8話>>17
第9話>>24
第10話>>25

第11話


2012.9.30start〜



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君と出逢って、   =第2話= ( No.6 )
日時: 2012/10/02 15:40
名前: 陽和 ◆yB/R/.3mOQ (ID: kcj49vWg)




いつの間にかこぼれていた涙は無くなって代わりに額から汗が出るような感覚になった。


しばらく放心状態だった私に少年から黒い囁きが聞こえてきた。

「お前も何も言い返してこねぇんだな」


私は何とか自分を現実に引き戻したがさっきの言葉が頭の中を巡って止まっていたはずの涙がまた零れ落ちた。


「…そうよ、どうせ私はいじめられっ子よ」

顔を下にして震える声でそう言った。


「ふぅ〜ん」

でも少年は私のことなんかどうでもいいというような返事しかしなかった。


それから2人は何も喋らなくなってしまった。


沈黙を先に破ったのは私で「もう帰るから」と言って立ち上がると少年が「話したいことがある」と言って立ち上がった私の手を引っ張った。


結局言われるがままに私はまたその場にしゃがみこんだ。




私の中の歯車が狂い始める時——…




Re: 君と出逢って、 ( No.7 )
日時: 2012/10/02 17:42
名前: ♪青猫♪ (ID: sNOinZZ5)


早く!!早く!!

続くを!!

あ!!私の小説読んでくれてありがとうございます(>_<)

小説!!早く書いてくださいね!!

更新期待!!

Re: 君と出逢って、 ( No.8 )
日時: 2012/10/03 14:02
名前: 陽和 ◆yB/R/.3mOQ (ID: kcj49vWg)

そんなに期待されてるとは…!

更新がんばります(●^∀^●)ノ

君と出逢って、   =第3話= ( No.9 )
日時: 2012/10/03 14:18
名前: 陽和 ◆yB/R/.3mOQ (ID: kcj49vWg)




「「……」」

始まったのはまた沈黙。


「私、やっぱり帰る!」

そう言うと少年が私に問いかけた。

「…名前、何?」

「え…?」

突然聞かれて私は戸惑った。


「俺は神城光。お前は?」

自分の名前を勝手に名乗りだし、強制的に私も名前を言わなければならない空気になった。

「わ、私は…福西春妃…」


「春妃…か」

そう呟いた神城光はすくりと立ち上がった。


「いじめられっ子ほどいい奴だ」


私にはこう聞こえた。

声が小さかったからよく聞こえなかったが。


“いじめられっ子”なんて言葉聞くと自分は弱いんだ、なんて思ってしまうから嫌いな言葉だった。

なのに今の言葉は嫌じゃなかった。

むしろ嬉しかった。


気づけば神城光は何処にもいなかった。



君と出逢って、   =第4話= ( No.10 )
日時: 2012/10/03 14:36
名前: 陽和 ◆yB/R/.3mOQ (ID: kcj49vWg)




次の日の朝。


学校に行くと始まるいじめ。


最初は軽い冗談だと思って私も笑っていた。


だけど日に日にそれはエスカレートしてある日私はこれはいじめなんだと確信した。


そう、それはあの雨の日——…


「昨日のあのテレビ見たー?」

「あー見た見た!超ウケた!」

「だよね!だよね!」


ガラリ

「おはよー」

し…ん…


私はいつものように教室に入ってきて挨拶をしたつもりだった。

なのに私が教室に入るまでざわざわしていた教室が一瞬にして静かになった。


この時、嫌な予感がした。


その予感は見事的中していた。


「コイツ誰ー?」

静まり返った教室の中で誰かが叫んだ。


それが今私をいじめている主犯格の木村菜々。


菜々の一言で一気に教室がざわめきだした。


「こんな人いたっけー?」

「用がないなら出てってよ」

「このクラスじゃない人の侵入はお断りしてまーす」

そう言って誰もが私の存在を消した。


はじめは筆箱を取られたりするだけだった。

それは遊びだって思ってた。


だけどエスカレートした嫌がらせはいじめへと変わった。


苦しくて、辛くて死んでしまいたくなった。

でも死ぬのは怖くて…


そうして今この場所で私は存在を消されたままの日々を過ごしている。



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