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平均少女の恋【打ち切り】
日時: 2013/11/11 16:47
名前: ミム (ID: MbtYH2rf)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=32084

目次

登場人物>>1
1章「俺様男」>>2>>5>>8>>9>>12
2章「乙女ヤンキー!?」>>13>>16>>17
3章「友達の恋」>>18>>21>>26
4章「彼は悪魔?」>>29>>36>>43

報告>>49


お客様

あすこ様
小説love様
珠紀様
桜花様
友桃様
ゆう様
ひよこ様
美咲様
あるま様

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Re: 平均少女の恋 ( No.15 )
日時: 2013/06/02 09:14
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

いつもありがとうございます(泣)

楽しみと言ってくれて嬉しいですっ。
更新頑張りますっル!w

Re: 平均少女の恋 ( No.16 )
日時: 2013/06/02 15:55
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

その時おっちゃんが私の目をキラキラした瞳で見つめてきた。


「ッ———!」


その目はまさか頼んでるのか…!?


「じゃあここでアルバイトしてください…」

「そ、そんなことでいいのか!?」

「はい…」

「よっしゃああああ!おっちゃんならこれからよろしく頼むぜ。」


椎名はガッツポーズをとるとおっちゃんに告げた。


「三紗ちゃん、ありがとう。」

「は、はい。」


いや、おっちゃんのその瞳に負けたよ。
そんな目をされたら私だって困っちゃうよ。


「おっちゃん、何からすればいいの?」

「うーん、そうだなぁー……」


おっちゃんは腕を組むと顔をしかめさせた。

それもそうだろう。
人がいないラーメン屋では何も動く事が出来ない。
皿洗いもできないし、何もすることがないのだから。


「あっそうだ!ならチラシを配ってきてくれ。」

「了解です!ほら、お前も行くぞぉー!」

「うん」


どこに向かうのかは知らないまま私は着いていくことにした。


「ここって…—————」

「おう、人が集まるゲームセンターいわいるゲーセンだ!」


———ガタッ


私は思わず腰が抜けてしまった。


「ど、どうした…!!」

「あのねぇ、もう良いから付いてきて!!」


椎名の手を握ると私達は駅まで来た。


「こう言うところで配るの。分かった?」

「おう。」


一言返事をした後椎名はチラシを配り始めた。
それと同時に私も配り始める。


「お願いしまーす!」


だけどなかなか受け取ってくれない。

これが商売かぁ…
なんて思っていた。


「お願いします!!」


椎名はいちいち頭を下げてチラシを配っていた。

するとそれを見た人は物珍しそうにチラシを受け取っていった。

すごい…、あいつやればできるじゃん。

私も同じように配っていく。


「お願いします!」


すると見る見るうちにチラシが減っていった。


———夜


「やっと終わったねー」

「あぁ、疲れたなぁ」

「うん。」


そんな会話をしながら店に戻るとそこには人がたくさんいた。


「三紗ちゃん、椎名お帰りー!お陰で繁盛してるよ〜」


おっちゃんは満面の笑みで私達に向かって言った。

私はそれを見てとてもうれしくなった。


「悪いが手伝ってくれないか?」

「「はい!」」


椎名も私も満面の笑みでいう。


———閉店


「「「ありがとうございました!!」」」


最後のひと組目が終わった。


「ふぅ〜おっちゃんよかっ————」


おっちゃんはわずかに少しだが涙をためていた。


「おっちゃん…」


何を言っていいのか言葉が出ない。


「三紗ちゃんと椎名のおかげで今日は最高の一日だったよ。ありがとう。」


そう言って少し微笑んだ。


「おっちゃん、かっこよかったぜ!」


グーサインを出して歯をニカッと見せる椎名。
それを見たおっちゃんもグーサインを返した。


「お前は?」

「わ、分かったよ///」


そして私もグーサインを出したのだった。

Re: 平均少女の恋 ( No.17 )
日時: 2013/06/03 16:22
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

「あっ、じゃあ俺らもう帰ります!もう遅いんで。」


時計にふと視線を映してみるともう夜中の2時だった。


「三紗ちゃんこんな遅いのに一人で危ないから親御さん呼ぼうか?」

「いえ、大丈夫です!」


さすがに親に迎えに来てもらうのも恥ずかしい。
だってもう私高校生だよ。
一人で夜道ぐらい歩けるよぉ。


「でも心配だなー。最近悪い噂ばかり聞くし…」

「大丈夫ですって!私こう見えても合気道できるんですよ!ハッ!ハッ!」


私はその場で合気道を披露した。


「おぉー!すごいね!」

「合気道だけは昔から唯一私の取り柄だったんです!だから「送っていきます」

「えっ!」


思わず驚いてしまう。


「そりゃあよかった!三紗ちゃんが大丈夫だと言っても心配だからねー」


おっちゃんはホッと安心した。


「いや、大丈夫だからっ。私————」


———ガシッ


いきなり椎名が私の手をとり店を飛び出した。


「どうしたの!?急に…私本当にだ————」


———バンッ


「!」


急に私の後ろにあった木に手をつく。

その目は何かを思い知らせる目で私は動けなかった。


「お前も女だ。所詮こんなもんだ。」

「ッ—————!」


言葉が出てこない。

だって、そうだと思ったから。
私も所詮女だ。
いくら女として力が強くても男には負ける。


「分かった。」

「よしっ、帰るか!」


まるで何事もなかったかのようにいつも通りの椎名になると一緒に帰ることにした。


「三紗ちゃん。」


な、なんだその呼び方は…!?

思わず私は引いてしまう。

いくらなんでも三紗ちゃんはやめて欲しい。
その声に「三紗ちゃん」は合わないよー


「あの、その呼び方は…」

「えっ、何か間違ってるか?」


ケロッっとした顔で椎名は言った。

そんな顔を見ると逆に意識してる私が恥ずかしい。


「いえ、何も…」

「プッハハハハハハハ————!」


急に椎名が笑いだした。


「いや、何にもねぇよ、ただ試しただけ。て言うかお前上の名前なんて言うの?」


なんか無性に腹正しい…
でもなぜか椎名は憎めない奴だ。


「渡辺」

「マジか!?ハハハハハ————!」


するとまた椎名は笑いだした。

私なんか変なことしたか?
もしかして————


「笑い茸食べたの!?だからおかしくなっちゃったの!?」

「いや、違うから。っとまぁ俺が笑った理由はだな「てうか笑い茸ってどんな味だった?おいしかった?」

「渡辺俺が笑った理由はだな「どこで手に入れたの!?」

「いやだか「どんな色!?どんな形!?」


私の頭は笑い茸でいっぱいだ。
だって食べたら急に笑い出すんだよ?
そんなものどこにあるか気になるよ!
もしあるとしたらめったに笑わない栗○類とかに食べさせてみたいなー


「渡辺…お前頭大丈夫か?」

「大丈夫だけど…」

「ならよかった。お前ホント変な奴だなー」


本日二度目の変な奴ですか?


「お前平均そうに見えて性格だけはあれだな。まぁいい。」


そんな言葉を最後に私達は一緒に帰ったのだった。


2章 完

Re: 平均少女の恋 ( No.18 )
日時: 2013/06/05 21:39
名前: ミム (ID: r1bonIQR)

3章


「三紗!」

「は、はい…!」


まるで眠りから起こすように梨乃は私を大声で呼んだ。


「何?」

「私実は好きな人出来ました///」

「えーーーーー——————!」


驚く事にも無理がない。
なんといったってあの梨乃が恋をしたのだから。

そう、梨乃は昔から鈍感で男に全く興味がなかった。
告白をされても悪気がないのだが「ん?誰?」と簡単に言ってしまう人なのだから。

だから私は驚きを隠せなかった。


「だ、誰!?」


身を乗り出すかのように梨乃に聞くと梨乃は少しうつむいた。


「三紗、声大きいよ…」


梨乃は耳を赤く染めていた。

これはマジだ。
私はそう感じた。

梨乃は昔からあんまり照れるという事がなかった。


「あんた、マジなんだね…」

「え?」

「で、その梨乃を虜にさせた男はどこにいるんだ?」


私は出来るだけカッコいい人を指差していくと梨乃に聞いた。


「あの人か!?それともあの人!?」

「違うよ三紗。」

「ん、違うってどういうこと?ここの学校の人じゃないの?」

「実はその…///」


急に梨乃はもじもじし始めた、


「この人ですっ///」


思わず目をパチパチしてしまう。
それにも無理はない。
梨乃が好きなのは画面の中の大物アイドルなのだから。


「え、まさか…好きな人って———」

「そう、私の好きな人は蓮様です///」


じぇじぇ!?
思わずそう言ってしまいそうだった。

あっ、ちなみに「じぇじぇ」っていうのはいま朝ドラでやってるアレだよ、アレ!————ってまた妄想の世界に行きそうだった!
セーフ、セーフ…


「で、話したことあるの?」


駄目もとで聞いてみた。


「あるよ。」

「え?」


思わず耳を疑う。


「話したことあるの?」

「だーかーら、あるって!」

「えーーーーー!!」


本日二回目の驚きだ。

だってあの蓮様と話した事があるとは…
やっぱり梨乃はすごい。
ただの不思議ちゃんじゃなかった。


「どんな会話したの…?」

「えっと会話って言うか…『彼氏はいますか?』って聞かれたの///」


思わず目が点になる。


「それマジ?」

「うん。」


マジなようだ。
梨乃は昔から嘘はつかない子だった。

その日は話題はこれで終わった。

私は家に帰るとインターネットで早速調べてみた。

すると—————


「え…」


そこには『蓮さまは遊び人』『私城野蓮に遊ばれました』————などが書かれてていた。

Re: 平均少女の恋 ( No.19 )
日時: 2013/06/05 22:27
名前: 珠紀 (ID: E5D2o5gk)
参照: http:/

アイドルと会話したことあるなんて、すごい(゜ロ゜;ノ)ノ
でも遊び人なのだね汗

梨乃ちゃん気をつけて!!
更新頑張ってください!!


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