コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。
日時: 2013/07/06 22:33
名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)

「瀬菜ちゃん、瀬菜ちゃん、今日転校生来るって知ってた?」
「.......ふーん......。」
「え、興味ないの?」

俺は、瀬菜ちゃんの顔を覗き込む。
瀬菜ちゃんは、ツーン、とそっぽを向いている。
どんな子が来るんだろうなー、と少し空を見上げてみる。

なんか、不思議な穴が出来ていた。

「!?」
.........なんか嫌な予感がするのは何故だろう。

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Re: 【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。 ( No.11 )
日時: 2013/07/07 16:54
名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)

【日向サイド】
あいかわらず我ながら頑丈な身体だ、と俺は苦笑しながら起き上がる。
「あ、なんだ、日向生きてた?頑丈ですこと。」
当たり前のノリで、そんなことをいってくる瀬菜ちゃんは流石だと思う。
「むぅ? ……あなたたちは愛し方が残酷なのですー」
「そうか?これはいつもの事だし...」
と答えようとしたとき、気づいた。

......なんで声が冷たいんだろう?
少し、本当に少しだが、疑問がわいた。
瀬菜ちゃんは、気づいていないのか、特に気にするような事でないと判断したのか、いつも通りの様子だった。

_____気のせいか?

笑いに陰りが見えたような気がした。
まぁ、本人は笑顔だし......まぁ、大丈夫かな。

「なぁ、瀬菜ちゃん。後で結華ちゃんたちに紹介しようぜ!」
「あ、うん。いいんじゃない?」

Re: 【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。 ( No.12 )
日時: 2013/07/07 19:22
名前: 琴 ◆ExGQrDul2E (ID: XM3a0L/1)

さぁ、と教室の外の木が揺れて音色を瑠奈の耳へと導く。
瑠奈は、その音色をききながら、目を瞑っていった。
「ほんと、ふたりはたのしそ(う)なのですよ。 わたしも、友達連れてきた(ら)良かったです」
所々、言葉が抜けている。やはり、日本語はあまりうまく喋れない。にしても、日本語とは、一文字抜けただけで、意味が大きく変わってしまって、使うのが大変だ。それに、自分の言葉の間違いがわかりにくい。
「それにしても、日向くんは凄いのです。 本当に地球の人なのですか?」
笑いながら、パタパタと日向の背中を叩いた。とても、楽しそうに。
(毎日、こんなことをしているのか、本当に楽しそうな二人なのです)
微笑みながら、彼女はそんなことを考えていた。

「結華さんですか?」
不思議そうに、首を傾げた。

Re: 【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。 ( No.13 )
日時: 2013/07/07 21:11
名前: 乙川暮愛 (ID: /eEAG2r9)

【瀬菜サイド】
「は?たのしそ?友達つれてきたよかった?......良い子なんだろう、てのは分かるけどたまに意味不明......。」

馬鹿。
どう見ても違うでしょ?
少し溜め息をつくと、「馬鹿ねぇあんた、どうみても少し間違っただけでしょう?」
そういうと、彼女に同意を求める。
「え、あ、うん。俺は普通の地球人だけど.......。ちょっと殴られ慣れた男、ってだけだからサ★.......て、ちょっ、また、血を......がはぁっ!?」

ただでさえ弱っていたため、どうやら少しの衝撃でも吐き戻すようだ。
ふむ。なかなかの勉強になる。

.....。確かに少し常人ではないよね。
日向はいうけどまぁ、それ普通じゃないけどね。
瀬菜はそう思ったが、それは自分のせいだということを確実に自覚しているため、何も言わないでおく。

Re: 【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。 ( No.14 )
日時: 2013/07/08 06:53
名前: 琴 ◆ExGQrDul2E (ID: 6.Nua64i)

「……日本語って難しくて、まだ慣れてないのです」
苦笑しながら言った。周りからみたら凄く変な子である。日本語が喋れない日本人、としか見えない。だけど、彼女は日本人ではないのだ。まぁ、信じる人も少ないだろうけど。

また、チラッと外を見る。どうやら、外を見てしまうらしい。

「うわっ!?」
そして、日向が血を吐くのをみると、サッと日向から遠ざかる。……怖いらしい。目に涙を浮かべて、日向をみている。
「大丈夫なのですか?」
心配そうな言っていたが、きっと大丈夫なのだろう。もっとひどい仕打ちをさっき瀬菜さんから受けていたのだから。
瑠奈は、とりあえず、退避していたが、ここが学校なのを思い出し、恐る恐る席についた。

Re: 【コラボ】赤月物語×美少女、みつけました。 ( No.15 )
日時: 2013/07/08 22:02
名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)

【瀬菜サイド】
「ん、あー、このくらい大丈夫だと思うよ、日向だから。」
平然な顔をして言うと、周りを顎でしゃくり示した。

周りは、日向が瀕死になっているというのに、誰も気にしないようで、いつも通り過ごしている。きっと他にしては、「あ、いつものやりとりか。」くらいにしか思っていないんだろう。
むしろ少し楽しんでいる節があるようだ。

...自分のクラスメイトながら最低な奴だ。

これの主犯格になる自分の存在は置いておいて、だ。
なんて自分本位で自分を棚に上げた考えをした。

そして、少し優しく微笑し、日向に手をのばす。
びくっと多少怯えられたが、それにもかまわず、自分の救急箱から包帯等を取り出し手当を行う。
元々そんなにできるわけではないが、毎日のようにやっている為、結構手慣れた動作でこなす。
また、ふ、と隣を見ると、瑠奈の方も怯えているようだ。
大丈夫だよ、と声をかけようが迷ったが、自分のキャラに合わない...と日向にフォローを任せる事に.........

ガラッ

「やっほーっ!瀬菜、日向君★」
ちょうど良く、結華が来てくれたようだ。
ニカッと相変わらず人の良い笑顔を浮かべている。

「え、なに?新入生?ほぉー、可愛いじゃないかーっ!伊歩に狙われないよう気をつけてね★」

...これなら彼女も安心してくれるかな。
明るく人気もの気質で優しい自分の親友を見てふと思った。


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