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- 異能少女の日常
- 日時: 2013/10/16 22:09
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
登場人物
如月 紅
主人公。中学2年生。
明るくマイペースな問題児的少女。
発火の能力を持つ。
弥生 みどり(やよい・みどり)
紅と葵の幼馴染み。中学2年生。
常識人かつツッコミ役の少女。
植物を成長させる能力を持つ。
神無月 葵
紅とみどりの幼馴染み。中学2年生。
内気でおっとりとした少年。
水を操る能力を持つ。
小説は初めてですが、よろしくお願いします!
- Re: 異能少女の日常 ( No.10 )
- 日時: 2013/10/17 23:59
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
めるめるさん
そう言ってもらえると安心します。
つまらない小説ですが、また読んでもらえると嬉しいです!
ちるちるさん
小説、読ませていただきました!
そっちにコメント書いちゃいましたが、よかったですかね...?
- Re: 異能少女の日常 ( No.11 )
- 日時: 2013/10/18 17:17
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
「お待たせ」
「いーよ別に。
...アタシ思うんだけどさ、体の中の水分って操れないのかな?」
「多分、失敗したらありとあらゆる穴から水が出てくるわよ」
「...汗が止まらなくなると思う」
「何それ超気持ち悪い」
などとどうでもいい話をしていると、二十分程で学校に着いた。
自転車置き場では、男子生徒二人が盛んに話をしている。
「おはよ、何話してるの?」
紅は二人に軽く声をかけた。
ちなみに、この男子達とは初対面である。
「先輩、おはようございます」
男子達は気軽に声を返した。
...もう一度言うが、初対面である。
「アンタは本当、フレンドリーなのか馴れ馴れしいのか...」
「.....」
みどりは呆れた様に笑った。
葵は人見知りなのか、みどりの影に隠れてうつむいている。
- Re: 異能少女の日常 ( No.12 )
- 日時: 2013/10/18 18:15
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
「実はですね、三丁目の辺りで事故が起こったらしくて」
「事故?」
紅が首をかしげると、男子の一人が頷いた。
「はい。それで、今そこが通行止めなんですよ」
「へぇ、それは大変ね。
...紅?」
みどりは適当に相づちをうったが、
紅は、とても思い詰めた表情をしている。
「た、大変だ...!」
焦る紅に、ただ事ではないと思ったのか、みどりも真剣な顔をした。
「紅、もしかして知り合いがまきこまれて「給食が届かなくなるっ!」...は?」
みどりはぽかんと紅を見つめた。
「なんで事故が給食に繋がるのよ!」
「あそこ、トラックがちょうど通るのっ!
どうしよう、連絡がいってなかったら...」
あたふたとする紅に対して、みどりの目はどんどん冷たくなっていった。
- Re: 異能少女の日常 ( No.13 )
- 日時: 2013/10/19 00:21
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
「...行くわよ、葵」
「え...紅、いいの?」
「付き合っていられないわ」
おろおろしている葵を連れて、みどりは教室に行こうとする。
しかし次の瞬間、紅は自転車の方へと歩き出した。
まだ鍵をかけていない自転車に手をかけ、そして...
「ちょっと借りるっっ!!」
「は、え、ちょっとぉぉっっ!?」
男子の自転車にまたがり、一目散にこぎ出した!
...よい子はマネをしてはいけない。
「み、みどりっ。紅がっ...!」
「ああもう、なんでこうなるのよっ!」
マッハで走り出した自転車を追いかけ、みどりと葵は走り出した。
後には口を開けて棒立ちになっている二人の男子生徒だけが残った。
- Re: 異能少女の日常 ( No.14 )
- 日時: 2013/10/19 16:37
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
紅が全速力でこぐ自転車はバカみたいに速く、とうてい追いつけそうにない。
必死に走っていた葵は、ついにへたりこんだ。
「ハァ、ハァ...。
もうだめ、走れない...」
「女子より体力無いってどういうことよ...。仕方ないわね」
みどりは、スカートのポケットから巾着袋を取りだし、種を一粒手のひらにのせる。
種は濃い緑色で、米粒くらいの大きさだ。
「葵、しっかりつかまっててなさいっ」
その瞬間、種から勢いよくツタが飛び出し、紅の自転車に絡み付いた。
かと思うとツタはいきなり縮み出し、その反動で二人は大きく飛び出して自転車までたどり着いた。
「うわっ、重...みどり!?葵まで!?」
「追いついたわよ紅!大人しく止まりなさい!」
「ま、待って!...うわバランスがっ」
ガッシャーンッ!!
自転車は三人の重みに耐えきれず、見事に転倒してしまったのだった。
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