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- 異能少女の日常
- 日時: 2013/10/16 22:09
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
登場人物
如月 紅
主人公。中学2年生。
明るくマイペースな問題児的少女。
発火の能力を持つ。
弥生 みどり(やよい・みどり)
紅と葵の幼馴染み。中学2年生。
常識人かつツッコミ役の少女。
植物を成長させる能力を持つ。
神無月 葵
紅とみどりの幼馴染み。中学2年生。
内気でおっとりとした少年。
水を操る能力を持つ。
小説は初めてですが、よろしくお願いします!
- Re: 異能少女の日常 ( No.1 )
- 日時: 2013/10/17 00:16
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
雲ひとつない空の下、弥生みどりは歩いていた。
通学鞄を片手に、二階建ての家の前で立ち止まる。
「紅!学校に行くわよっ!」
「はーい、今行くーっ」
明るい声と共に、バタバタと足音がする。
それと共に、何故か水をかける音がした。
(何をしているのかしら...?)
みどりは首をかしげつつ、水音のする方の窓から家の中をそっと覗いた。
「.....。」
「あはは...。おはよ、みどり」
そこには、苦笑いをしている紅と凄まじい顔をしている紅の母親。
そして、何故か真っ黒焦げのキッチンがあった。
「朝から何をしているのよアンタはッッ!!」
爽やかな朝には似合わない家の惨状に、みどりは盛大に怒鳴ったのであった。
- Re: 異能少女の日常 ( No.2 )
- 日時: 2013/10/17 17:33
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
「アタシね、エコって大事だと思うんだ」
背後から強烈な視線を感じつつ、如月紅は話していた。
赤くクセの強いロングヘアーは、先程の惨事のせいか毛先が焦げている。
「せっかくこの妙な力がある訳だし、どうせなら世の為人の為に使いたい。
そこでアタシは考えたっ!」
紅は振り返ってビシィッ!とみどりに指をつきつけた。
「アタシの力を使えば、家のガス代はゼロ!!地球にも家計にも優しくなるって!
...でも...」
「力を使っている最中に油に引火。
さらにキッチンは全焼ってところかしら?」
「さっすがみどり、わかってるっ!」
紅が機嫌良く言うと、みどりはもう怒る気力も無いらしく、深々とため息をついた。
「はぁ...。もういいわ、葵を呼びに行きましょう」
「葵が寝坊?珍しいね」
「よりによって今日なんてね...」
幼馴染みのスヤスヤと眠る姿を想像して、みどりはまたため息をついた。
- Re: 異能少女の日常 ( No.3 )
- 日時: 2013/10/17 22:26
- 名前: 南 (ID: p6e1/yUG)
神無月葵は、いつもはちゃんと自分で起きて待ち合わせ場所までやってくる。
しかし、寝坊した時は人一倍厄介なのだ。
「あいつ起こすのってすごい罪悪感あるんだよねー」
「まるで小動物の様に眠っているんだものね...」
そう。故に、彼を起こすことが出来るのは『姉』ただ一人だけなのである。
「菫さん、まだ居るかな...?」
「居ると良いわね」
みどりはそう言いながら家のチャイムを押した。
「菫さーんっ!葵起こしてくれませんかーっ」
幸い、大人っぽい声で返事があった。
どうやら菫さんはいるらしい。
ドタン、バタンと怪獣でも歩いているかのような音がして、葵の部屋から大声が聞こえた。
「葵、いつまで寝てるのッッ!!」
「すぐに起きそうだね」
「やっぱり菫さんは頼りになるわね」
二人は、呑気にそう呟いた。
- Re: 異能少女の日常 ( No.4 )
- 日時: 2013/10/17 23:14
- 名前: ちるちる (ID: 5lgO5j4e)
はじめまして。
登場人物が不思議な能力を持っているのですね!!
こういうお話すごく好きです。
続き楽しみにしています♪
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