コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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甘い悪魔にくちづけを。【8/2更新】
日時: 2015/08/02 20:14
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

みなさんこんにちは、またははじめまして。
ひよこというものです。

また性懲りもなく作っちゃいました((

今回は、リアルの方の友人からこういうのを書いてほしい!!というリクエストがあったので、とりあえず書いてみることにしました。

更新は亀です。

それでも大丈夫だ、問題ないという心の広いお方がいれば読んでやってください。




*登場人物(順次更新)

・アリア
見習い天使。
天使のくせに飛べない。
意地っ張り。


・ゼロス
悪魔。
意地悪で性悪。
しかしどこか仲間思いの憎めないやつ。


・大天使
天使の頂点。
もっとも神に近い存在。
アリアの教育係でもある。


・神様
この世界を造ったといわれている。
幼い女の子の姿をしている。
大天使曰く、人間でいう『スーパーお婆ちゃん』。


・魔王
ゼロスたち悪魔の頂点。
神様が苦手。


・ロゼウ
悪魔。
力に執着しすぎておかしくなってしまった。

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Re: 甘い悪魔にくちづけを。 ( No.26 )
日時: 2014/08/24 22:47
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

どれだけの時を待っただろう。


どれほどこの時を待ちわびただろう。


幾年も一人で耐えてきたこの苦痛から、ようやく解放されるのだ。


ああ、なんと嬉しいことか。


やっと、やっと。


貴様の魂を喰らうことができる……














なあ、『アリア』。



***



「……なんでついてくるのよ」

「暇だから」

「あんたねぇ……」

なぜか後ろからついてくるゼロスに、私は頭を抱えていた。
なんで私は天敵の悪魔と一緒にいるんだろう……

「ていうか、こんなとこ他の皆に見られたら私もあんたもただじゃすまないわよ!?」

それに、いつこの悪魔が人間の魂を喰らってもおかしくない。
それだけは絶対に避けなきゃ……!!

「ばれなきゃいい。……それと、俺達はターゲットの魂しか喰わねぇから安心しろ」

「いや安心できないからそれ!!」

悪魔にターゲットなんてあったのね……
まあ、どちらにしても魂を喰らうなんて許されることじゃないわ。
結局、私はこいつから目をはなせないってわけか……

内心溜め息をついていると、突然目の前を人が駆け抜けていった。

「いや……!!誰か……!!」

その女の子は、何かから逃げているようにも見えた。

「……ん?」

すると、女の子の後を追うように、大量の幽霊が現れた。

「な、なにこの量!?」

「しかも全員悪霊だぞ……」

「あ、あの子が危ない……!!行かなきゃ!!」

このままじゃ、悪霊に魂を汚される……!!

「あんたたち……待ちなさぁぁぁい!!それ以上この子に近づくのは許さないわ!!」

幽霊を追い越し、女の子の前に庇うように立った。
するとなぜか、幽霊たちはあっさりと逃げてしまった。

「……?」

「あ、あの、ありがとうございました……助けてくれて」

後ろの女の子がぺこりと頭を下げた。

「あ、いえいえ。大丈夫ですか?怪我とか……それにしても、私たちがみえるなんて珍しい方ですね!!」

「あ、はい。昔から……え?」

女の子が顔をあげて私をみると、驚いたように目を見開いた。
そして、


「……アリア……!?」


知らないはずの私の名前を、呼んだ。

Re: 甘い悪魔にくちづけを。 ( No.27 )
日時: 2014/09/01 00:05
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

「なん、で……アリア……」

女の子は怯えているようで、体をカタカタと震わせていた。
その目には、私がはっきり映っていた。

「あ、あの……?」

心配して手を伸ばすと、彼女は更に怯え、後ずさりしてしまった。
思わず、自分の手を見つめた。

私は、そんなに怖いのかな……?


人間じゃ、ないから……?


「ごめんなさい……!!許して……許して……」

彼女は壊れたように謝罪の言葉を何度も口にし、そのまま逃げるように走り去ってしまった。

私はただ呆然と、遠くなっていく彼女の背中を、みつめることしかできなかった。



***



ごめんなさい。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。


あの日からずっと叫んでる。


きっとあなたは、私に復讐しにきたんだよね。
だから『あの人たち』じゃなくて、私の前に現れたんだよね。

何度謝っても許されない、そんなことはわかってる。
けれど、謝っていないと心が壊れてしまうから。

いつまでも、私はあなたに謝り続ける。


ごめんなさい、アリア____。

Re: 甘い悪魔にくちづけを。 ( No.28 )
日時: 2014/09/01 19:30
名前: スミレ (ID: .KVwyjA1)

わぁ!
なんだか気になる展開になりました!!
これは続きに期待できます!!
更新、頑張ってください!!

Re: 甘い悪魔にくちづけを。 ( No.29 )
日時: 2014/09/04 21:10
名前: はるた (ID: tAwbt3.x)

お久しぶりです、はるたです。

なかなか来れない間にお話しが進んでいるっ!!
いやぁ、流石ひよこさんですね。すらっと読めてしましました。
アリアちゃんが元人間!?あれでもなぜに天使に?と不思議に思っちゃいました。

「……ただの、天使だよ」とか、すごくかっこよかったです。
そんなのをさらっといえちゃう女の子って素敵ですよね。
ゼロス君もはるたを、どきどきさせてきますっ。このどきどきをどうすればいいのですかぁっ!!

はい、取り乱しました。すみません。
新たな展開に入っていくみたいで、どんどんと面白くなってきましたね。
これからも、ひよこさんの小説楽しみにしています。
更新がんばってください。

Re: 甘い悪魔にくちづけを。 ( No.30 )
日時: 2014/09/08 01:58
名前: ひよこ ◆1Gfe1FSDRs (ID: OcHJFEPy)

スミレさん


なんだが自分でもよくわからなく((
急展開すぎて、よく、あれ?ってなってますが、とりあえず頑張ります!!

最近色々あって更新出来なかったのですが、少し落ち着いたので更新再開?します(´∀`;)


コメントありがとうございました!!




はるたさん


お久しぶりです!!

いや、私もかなり来れず、亀更新で……!!
アリアの話はまだまだわからないことだらけで……
なぜ天使になったのか、あの女の子は誰なのか……などなど、これから盛らねばならぬ話がわんさか!!

これ完結できんのかなぁ、と、しばし不安になるときがあります。

かっけえですか!!よかった……
ですよねー!!私は言えませんがw

どきどきをとりあえずなにかにぶつければ……あ、ゼロスなんかどうでしょu((


コメントありがとうございました!!


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