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- お菓子な家の魔女【完結】
- 日時： 2015/03/11 23:37
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
はじめまして、またはこんにちは。
ひよこという者です(●´ω｀●)
前作はわけあって更新停止させていただきます。
本当に勝手ですが、よろしくお願いしますm(_ _)m
事が収まったら更新再開しますので、暫しお待ち頂けると嬉しいです。
そして今回書かせていただくのは、童話「ヘンゼルとグレーテル」をもとにした、魔女と恐れられた少女の物語です。
＊登場人物
・マリア
森の奥に住む少女。
町の人々から魔女と呼ばれ恐れられている。
動物と話せる不思議な力を持つ。
・ヘンゼル
町を危険から守る騎手。
若くして剣の腕は一人前で、最年少の騎士。
双子の妹がいる。
・エリオット
幼い男の子。
森で迷ってしまい、マリアと出会う。
・ハリー
白い毛並みの大きな犬。
マリアの友達。
・グレーテル
ヘンゼルの双子の妹。
強気だが、実は傷つきやすい女の子。
・ケンディ
ヘンゼルたちの住む町の町長。
横が広い。
・ヴェルトン
騎士団の団長。
見た目はゴツいが、根はいい人。
※この物語に出てくる人物は、童話の人物とは別人です。
＊お客様
・マヤ様
・杏月様
・モンブラン博士様
・夕陽様
・はるた様
・覇蘢様
・ヒナ様
・スミレ様
・てるてる522様
・PIERROT様
・Tanpopo*様
・ユキ様
・あんず様
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- Re: お菓子な家の魔女【3/5更新】 ( No.102 )
- 日時： 2015/03/06 23:15
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
スミレさん
イーティアは、自分だけが傷つく道を選ぼうとします。
さすが、マリアのお母さんというべきでしょうかね。
まあ、詳しいことは次の更新で。
ば、爆死!?
スミレさんが死んじゃったら私が泣くので爆死しないでください(^^;)
そろそろですね……
私の更新が遅すぎて、クライマックス感がないんですけどね!!
コメントありがとうございました!!
- Re: お菓子な家の魔女【3/5更新】 ( No.103 )
- 日時： 2015/03/07 23:02
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
小さいころ、住んでいた村が賊に襲われた。
村はあっという間に壊滅。
両親も殺された。
両親に逃がされ、ケンディは遠くから壊れていく村をただ眺めていた。
その時、ケンディは思った。
『力さえあれば、なんだってできる』と。
こうして、力を欲するようになった。
様々な土地を歩き、上手く人々に取り入り、死に物狂いで手にした町長の座。
しかし、まだ足りない。そう思ったケンディは、国の偉い人達の弱味を見つけた。
そして、逆らう者は消し、完璧な町を作り上げようとした。
イーティアも、逆らう者の一人だった。
そのイーティアと、ヴェルトンが親しくなっていたことも知っていた。
だからこそ、ヴェルトンに殺させようとした。
自分には逆らえないのだと、改めて教え込ませるために。
ヴェルトンは、孤児だった。
それをケンディが拾い、現在にいたる。
「イーティアを、殺しなさい」
捕まえたイーティアを、地下の罪人収容所に放り込み、ヴェルトンにそう告げた。
イーティアが森に子供を逃がしたのは知っている。
もちろん、利用するつもりだった。
ヴェルトンは剣を持ったまま、何度も何度も首を振った。
消えそうな声で、嫌だと言いながら。
それをみたイーティアは、小さく笑った。
「あなたの手は汚させないわ。だからどうか、その手で私の大切なものを守って」
イーティアはそう言って、懐から小さなナイフを取り出した。
なにをするのかと思いきや、そのナイフの切っ先を自らの首に突きつけた。
「……さようなら、ヴェルトン。私の、愛しい人」
＊＊＊
「……イーティアは、自殺したんですよ」
「そう……だったの……」
辺りはしんと静まり返っていて、しばらく沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは、ヴェルトンを連れて戻ってきたヘンゼルだった。
「マリア!!団長は無事だった」
「……ヴェルトンさん」
「君が、無事でなによりだった……イーティアとの約束は、破れないからね」
顔のあちこちに、あざがあるのがわかった。
きっと、たくさん蹴られ殴られたのだろう。
「ケンディ……あんたは、もう終わりだ」
そう言って、ヘンゼルが剣をケンディに突きつけた。
それをみた一人の町の人が言った。
「悪魔の町長を、殺せ!!」
その言葉は次第に広がり、やがて大合唱になった。
それを聞いたマリアは、なにも言わずにヘンゼルに歩み寄った。
そして、勢いよく剣を奪った。
「なっ……マリア!?」
「私は、あなたを許さない。殺したいほど、憎い」
マリアは、剣を思いっきり振り下ろした。
驚いたケンディは後ろに倒れ、振り下ろされた剣は、ケンディの顔のすぐ横に突き刺さった。
「でも、私はあなたを殺さない。殺したら、あなたは楽になってしまうでしょう」
ケンディはもちろん、ヘンゼルをはじめとした町の人々は、目を見開いた。
「それに、私が手を汚したら、きっと私の大切な友達が悲しむの」
ポロポロと、マリアの瞳から涙が零れ落ちた。
「だから、生きて罪を償って。一生かけて、あなたが傷つけた人達に謝って」
それを聞いたケンディは、静かに目を閉じた。
こうして、長い長い悪夢は、幕を下ろした。
- Re: お菓子な家の魔女【3/7更新】 ( No.104 )
- 日時： 2015/03/08 14:53
- 名前： スミレ （ID: Id9gihKa）
おおっ!!
クライマックス…ドキドキハラハラしっぱなしでした!!!
イーティアさん、華々しい最後でしたね…(^_^;)
優しい人だったんですね…
マリアがぽろぽろと涙をこぼす所なんて最高です!!
さてッ、残るはマリアとヘンゼルは上手く行くのでしょうか!?
次回、更新を楽しみにしています!
- Re: お菓子な家の魔女【3/7更新】 ( No.105 )
- 日時： 2015/03/08 15:28
- 名前： 左右りと （ID: 7aD9kMEJ）
- 参照： http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
左右りと
イーティアちゃんかっこいいぃぃっ！
ぜひお友達になりたい(*^_^*)
おもわず鳥肌が立ちました
ほんとうにその文才がうらやましい(切実)
最後まで応援し続けます！
というか終わっても応援します！
ではでは！更新楽しみにしてます
- Re: お菓子な家の魔女【3/7更新】 ( No.106 )
- 日時： 2015/03/09 19:00
- 名前： ひよこ ◆1Gfe1FSDRs （ID: OcHJFEPy）
スミレさん、左右りとさん、コメントありがとうございます
簡単なコメ返でごめんなさい。PCの調子が悪いです
文字打つとすぐおちてしまうので、またあとで返信します!!
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