コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 未来視少女【キャラ募集中】
- 日時: 2014/12/23 15:34
- 名前: フォルテ (ID: nWEjYf1F)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8461
生まれつきなのかな。それとも、後天的に身についたのかな。
私は何でか知らないけど——
——少し先の未来を視ることが出来る。
◇ ◇ ◇
※現在、リク依頼の板にてキャラの募集を行っています。
上記URLより、専用のスレッドへ飛ぶことが出来ます。
〜目次〜
キャラ一覧>>10
零話〜視えた未来と結末〜
>>1 >>2 >>5 >>6
一話〜傷跡〜
>>9 >>13
- Re: 未来視少女【キャラ募集中】 ( No.11 )
- 日時: 2014/12/23 13:13
- 名前: MINA (ID: jTvjGEcm)
はじめまして。
MINAと申します。
タイトルに惹かれて、読ませていただきました!
私も小説を書き始めたばかりなのですが、
フォルテさんの表現力が本当に羨ましいです!
更新、楽しみにしています!
頑張ってください!
- Re: 未来視少女【キャラ募集中】 ( No.12 )
- 日時: 2014/12/23 13:44
- 名前: フォルテ (ID: nWEjYf1F)
MINAさん
はじめまして、フォルテです。コメントありがとうございます。
タイトルに惹かれる方が多いようですが、私の題名を考えるセンスってそんなに凄いのでしょうか(黙
私の表現力はまだ大した物ではありませんよ。
このカキコには、まだまだ素敵な作家さんが沢山いらっしゃいますからね。
小説の書き始めはみんな同じですから、原石のあなたもすぐにダイヤモンドになれるはずです!
お互い頑張っていきましょう!
- Re: 未来視少女【キャラ募集中】 ( No.13 )
- 日時: 2014/12/23 14:30
- 名前: フォルテ (ID: nWEjYf1F)
私は寄り道もせず、まっすぐにお風呂場へと向かった。
それから脱衣所で服を脱いだのはいいけど、服も服でかなり汚れている。
どうしようか一瞬迷ったけど、空っぽの洗濯籠があったので、そこに全部突っ込んでおいた。
髪も身体も、何回かに分けて洗った。
幸いにも私はショートヘアだからそれなりに楽だったけど、これがロングとかとなると想像しただけぞっとする。
一体、ロングだと何回洗えばきれいになるんだろう。一瞬考えそうになったけど、やっぱり考えたくなくなったのでやめた。
とりあえず、気が遠くなりそうなのは目に見えている。
そうしてようやく、きれいになれた私の白い裸体が露になった。
鏡に映してみると、なんだか久し振りに自分の白い肌を見たような気がした。
まあ、当然かもしれない。今の今まで、垢とか泥とかでけっこう汚れてたのだから。
髪もさらさらになれたし、もう文句はない。あとは湯船で身体を温めるだけだ。
「はぁぁ……」
長らくリラックスできていなかったためか、肩までお湯に浸かると、思わず声が出た。
ずっと張り詰めていた気が緩んで、なんだか自然と眠くなってくる。
さっきまで寝ていたのに、まだ眠いなんて、私の身体はどうかしてる——って思ったけど、結局そうは思えなかった。
それだけママと喧嘩したストレスと、ここまで歩いて来た身体的な疲労感は伊達ではなかったみたい。
——そういえば、私ってどれだけの間寝ていたんだろう。
考えてみたけど、分からなかった。
長い間寝すぎて体内時計が狂ったのか、それともちっとも時間が経ってないのか。とりあえずそのどちらかなのだろう。
まあでも、義隆君に聞けば分かることか。
「……」
湯船に浸かりながら、その序に無駄毛のチェックをするのは私の日課だ。
だけど母親譲りで、私の身体には無駄毛という存在が一切ないため、それの確認は全く意味のない行動であった。
じゃあなんでやってるのか。それは自分にも分からない。女としての本能なのか。
どっちにしろ無駄毛はないんだからいいか。陰毛さえ生えてないのは流石に子供っぽく見られるから嫌だけど。
っていうかそもそも、陰毛って無駄毛のうちに入るのか——他愛もない思考を巡らせていると。
「由美ー」
「ひゃい!?」
突然脱衣所のほうから義隆君の声が響いて、反応した私の声ははからずも裏返った。
「な、何よいきなり」
「いや、着替えの準備できたから置いておくよ……って言いたかっただけなんだけど」
「あ、なるほどね。ありがとう」
「おう」
「……」
ビックリしたなぁ、もう。
っていうか、私ってば今何を想像したんだろう。
顔が真っ赤になるのが分かって、一瞬でのぼせてしまった。
——もうあがろう。
- Re: 未来視少女【キャラ募集中】 ( No.14 )
- 日時: 2014/12/24 14:07
- 名前: フォルテ (ID: nWEjYf1F)
髪を乾かしてから改めて触れてみると、先ほどにも増してサラサラとした感触が指に伝わってきた。
さっきまでの、粘ついたような感触が嘘みたいだった。人間頭を洗わないだけであんなにも変わるものなのか。
いや、そもそも私の場合は環境が環境だったからな——おかげで肌も同じような感じだった。
『さてと、着替えは……』
肝心の着替えを探すと、近くにあった背凭れのない椅子の上にそれっぽいのが置かれていた。
光沢のある、上品なピンクのパジャマだ。肌触りも心地よく、若干薄手だけど意外と暖かい。
品質表示のタグを見てみると、私にはよく分からない4つの繊維が少しずつ使われていた。
こんなにもすべすべなのに絹を使ってないなんて、最近の化学繊維って凄いんだな——改めて痛感した。
あともう1つ。パジャマの上には、真新しい青色の歯ブラシも置かれていた。
——これは果たして、使っていいものなのか。いや、使っていいものなのだろう。
仮に使ってはいけないものだったとしたら、態々私の着替えの上にポンと置いておく理由がない。
ということで歯磨きも済ませ、私はようやく脱衣所を出た。
久々に長湯した気がする。これは風呂に入っていなかった云々以前に、これまでの日常生活の中でも久々であった。
- Re: 未来視少女【キャラ募集中】 ( No.15 )
- 日時: 2014/12/24 16:21
- 名前: フォルテ (ID: nWEjYf1F)
義隆君の部屋に戻ると、彼の宣言どおり新しい布団が用意されていた。
先ほどの布団は枕諸共病院のベッドみたいにやけに白かったけど、今回のそれは水色ストライプのかけ布団に、青い花柄が印象的な敷布団、何故か麒麟の絵が入った枕の3セットになっている。
色々とバラバラだけど、文句は言ってられない。入浴で少なからず体力を使った所為か、身体に疲労が戻ってきている。
こうなったら大人しく寝てしまおう。
そうして私が布団に潜り込むと。
「上がったか」
がちゃっという音と共に扉が開き、義隆君が入ってきた。
その手にお盆を持って。
「おかげで、さっぱりした。ありがとう」
「いいっていいって、気にするな」
笑いながら、彼は私の枕元にお盆を置いた。
その上にはお粥が乗せられていて、いい感じに湯気を立てている。
「腹減ってるだろ? これでも食って、元気だせよ」
「ありがと……いただきます」
お腹が空いているのは事実だったので、私は大人しくお粥をご馳走になることにした。
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