コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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あの場所、あの人を探して《久々更新
日時: 2015/02/04 21:28
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=38942

ありがとー!





見てる人がいるのなら、気にせずコメくださいね!それが励みになるのでw


上のURAは一作目です!

2作目です、2作目を読む前に是非一作目をよんでください!
お願いします
あ、三作品めもよろしくおねがいします!
でわでわ!

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Re: あの場所、あの人を探して ( No.5 )
日時: 2015/01/24 15:52
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

4章
思い出の中


ある夢をみた、
ある人におぶってもらってる夢を

ものすごく暖かくて、安心できた。

その人が何か言いながらピアスをくれた。

まだはっきり思い出せない。温もりはあるのに
すごく切なくて、、誰かを訪ねようとした

その時暗闇に覆われて目が覚めた

悪夢のような、それでも心地よい、夢心地よい
目覚めだった

《今日もう、一回みにいかないと!!》
《おー!!》

こんな恥ずかしい事を言えるのも、誰も知らない気づかないから出来ることで
なんだかもどかしくなる、

《あーあー。私なに言っちゃってるんだろwこれが孤独病なのかな?》
ある訳もない、なくもないかもしれないけど。そんな病名分かるわけもない
ただ、でも。それゆえに。何かを考えなければ
どうかなりそうなのは事実だったのだから。

歩いて向かう途中
ある青年とすれ違う、
少しばかし擦れ違った

《あ、すいま、、》
あー。きづくはずもな

一瞬時が止まったかのように
私は青年を見つめ止まってしまった

Booksと書かれた袋を持った青年
何の本なのかなー、》

違う違う。そうじゃない

どこか懐かしいような気がした
いや気のせいなのかもしれない

それでも。彼の事を考えないのは無理だった

初めての気持ちだったのだから。

その事を考えながら見た交差点。

全てはそこから

Re: あの場所、あの人を探して ( No.6 )
日時: 2015/01/24 16:23
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

5章

出会いと甦り


私はある事に気がつく

目の前の真実を探すのに

心の中で大事な
大事だとわかっていた物を何処かに
いや、きっとここら辺なのだろうけど
落としてしまった

《あれ、、やっぱない、ない、ない!》
《どこどよもぅ、、あれなきゃ私安心出来ないのに》

探す、ひたすらに、どれぐらい時間が経ったか分からないけど
ひたすらに探した

「あの、何か探しものですか?」

ここに来て数日、
当たり前のように慣れていた1人という時間が
崩れ落ちた時だった。

あの時の彼がそこには居た、
見えるはずの無い私をなんで見えてるの?
それに何処か懐かしい声


《はい、、髪を結わき直す時にピアスを落としてしまって》

とっさに嘘をついた、
ただ持っていただけなんか言えなくて

「それじゃー僕も探すの手伝いますよ!」

嬉しかった、少しでも私を見てくれてる人がいる事。
私を見てくれてる?
何かが引っかかる。

《そんな、悪いですよ》
私はまたまた嘘をついた
一緒に居たかった。なぜか安心できたから、、
安心できる?何故。なにゆえに、そんな感情に、、

交差点、、擦れ違い、出逢い、、
全てが繋がった、まだ微かに混乱はあるけど、
繋がった、、この人は私の探していた人、


「いえ、大丈夫ですよ。僕も幼馴染みにドタキャンされて暇になったので、手伝いますよ!」

幼馴染み?そっか、お兄ちゃんは、、ごめんねお兄ちゃん、そしてありがとう

それに私が私だと気がつかないのも無理はないんだよ
外見は変わってしまって。
お兄ちゃんは現実を見つめない、きっと見つめられないんだ
今度はお世話になった分、私が支えてあげないと駄目、、だよね

心に決めて私は決意した

Re: あの場所、あの人を探して ( No.7 )
日時: 2015/01/25 17:07
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

6章

ヒントと、繋がり


「ここら辺に確かに落としたのですか?」

《はい、確かにここら辺で髪を結わき直したので、》

一刻も早く見つけたかった・きっと見つければ
お兄ちゃんも思い出してくれると思ったから
重い耐えられない過去だけれど、
それでも。見つめなきゃいけない
いつまでもここに居るわけにわいかないのだから、

「そうえば名前教えてもらっていいですか?僕は空といいます」

名前、本当の名前、
でも此処で私が話しても、自分で答えを探さないと
見つけ出さないと、きっと駄目だと思う
見つめ直さないと駄目なんだキッと

それに、空って、お兄ちゃんはそんな名前じゃないんだよ、

《私の名前は咲、、月夜咲っていいます》
正直辛い
目の前にいるのに、手を伸ばしたら触れられる場所に居るのに
それができない、、


《そう言えば、幼馴染みさんとは仲が良いのですか?》

幼馴染みなんか居るわけない
自分が創り出した記憶に
この世界の人が認識出来るわけないんだ、
だからその幼馴染みはキッとお兄ちゃんが
創り出した者


「あー楓「ふう」ですか?んー仲が良いってゆーか
まーだいたい暇あれば一緒にいますかね?腐れ縁てゆーかなんてゆーか、」

笑いながらそうお兄ちゃんは答えた
そうして、続けざまにこう言った

「そうえばよく見たら楓と同じ位置にフクロがありますねー!似ても似つかないですけど」

それは、あり得るものなのかもしれない
いや、当たり前の事
分かりきっていた事なのかもしれない

私は、その時初めて現実、、いいや違う
夢から覚める過酷さを知った

《そーなんですか?偶然ですね!》

笑ってその場をしのいだ
それが最善だと、思い
ただ、笑った
私と言う印象を忘れてもらわないために


「咲さーんこれですか?」

そうやってお兄ちゃんが持ってきたもの

それは間違いなく私の、私達の宝物

それでも、やはり、見ていないのだから
分かるわけもなく
問いかけるのだった

「でも、変わったピアスですね?リング?に石がついたリングが、二つぶらさがっているなんて」

リングは私が落とさないようにタダくくったもの、

でもそんなことよりも
、なによりも、全く気がつかない、
そこに驚いてしまった、
大事な物なのに、、

《これはですね、つがいの道標って意味があるんです》

本当はそんな意味合いはない
ただ、意味を込めた、私の伝えきれない思いを
意味に込めた

また。二人仲良く歩けるように、
2人の道標になってくれるようにと、、

Re: あの場所、あの人を探して《一作目と合わせ通算600超えました ( No.8 )
日時: 2015/01/25 19:34
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

7章
別れと逢う日まで

「でも。ひどいですね、こんなに女性が1人探し物をしてるのに、
誰も手伝ってくれないなんて!」

《それはね、手伝ってくれないんじゃない
私を見つけられてないだけなんだ》

私は事実を述べた
偽る理由もなく
なんの疑いもなく
真実を述べた、、述べたにすぎない

それでも。お兄ちゃんは不可思議そうな顔をして私に
問いかけてきた

「でも、僕には咲さんが分かりましたよ」

それは、私からすれば当然な事なのだ
見えて当然で
話せて当たり前なのだ

だから私もこう伝えよう
分かりやすいように、
一歩でも進めるように

《それはね、ソラ君も探し物をしているからだよ》

これは、お兄ちゃん自身じゃなきゃ分からない事実
自ら答えを出さなきゃいけない、
何言ってんだと思われても、これしか言いようがないのだから

「そ、、それじゃ。僕はこの辺で」

変に思われた、仕方がないかもしれない、

でもお兄ちゃんが行っちゃう
どっかに行っちゃう、ら

とっさに引き止めた
引き止めたくて引き止めた

《この、このリング一個あげるね!》
これだけは渡しておきたい
何かの鍵になるて信じて

「で、でもコレは大事なやつなんじゃ?」

違うの、、一緒にもってるから
意味があるんだよ?
そうやって言いたかった
言いたいけど言えば完璧おかしいと思われてしまう

今度がなくなってしまうかもしれない
だから私は自我を我慢するってきめた

《大丈夫です、つがいは離れていても、いつかまた巡り合わせてくれますから!きっと》

そうだと信じたい、お兄ちゃんに、言いながら自分にも自己暗示をかけた

「そ、そうですか?、、じゃーまた、」

そうしてお兄ちゃんさっていった、目の前ならいなくなっていっ
また逢えると信じて

Re: あの場所、あの人を探して《一作目と合わせ通算600超えました ( No.9 )
日時: 2015/01/26 01:00
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

8章
1人の時間

お兄ちゃんと別れてからどれ位時間が過ぎ去っただろう

過ぎた時間と一緒に押し寄せてくる寂しさよりも

ポッカリ空いた心の隙間に1人という時間が
冷たい風を運んでくる

自分が望んだこと
自ら選んだ事
だけれど、それでも感情とは思考とはぎゃくに反比例する

反比例するからこそ人は人で居られるのだから

人でいるために愛や悲しみ、喜怒哀楽は時に自ら選んだ

脳で決めた事すらも覆そうとする、屈伏させようとする、

それが時に甘えでもいつかは人を人として強くしてくれるのだから、、

《きっとまた、来てくれるよね、ここで待っているから、》

星空を見ながら私は思う
思い焦がれる、あの懐かしかった、楽しかった想い出を

そうして、私は少し夢へ返る

そこで見た夢、、
暗い暗い霧の中で、お兄ちゃんが彷徨っているように見えた、
必死に必死に呼ぶけれど
先に進んで行く、、置いてかれる
恐怖心が胸を打ち付ける
前と同じ事になるのを
お兄ちゃんが一生私を思い出せないまま
夢と共に生きて行くと思うと
怖くてどうしようもなくて、、
夢でも、、いや夢だからこそ言いたかった
言えなかった言葉を叫ぶの

お兄ちゃん私はここに居るよと

ただ、ひたすらにひたすらに
思いを伝える


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