コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 異界能力と異邦物
- 日時: 2015/12/29 01:24
- 名前: 露結愛 (ID: HSAwT2Pg)
露結愛です。名前はろゆめと読みます。
と言うかろろで(ry
・・・。いや、なんでもありません。
それでは始まります。
- Re: 異界能力と異邦物 ( No.13 )
- 日時: 2015/08/31 08:55
- 名前: 露結愛 (ID: KBFVK1Mo)
「なんだその、え? 何でお前そこにいるの? って顔は!!」
私が鬼堵を見てると鬼堵が少し怒りっぽくそう言った。だから私は笑顔でもういった。
「え・・・・・・? ああ、ゴメン鬼堵。だってさ、確か私、アンタをボールみたく丸めて結構遠くまで飛ばしたつもりなのに何でいるのかなとか思ったからさ。いやぁゴメンゴメン」
「いや、謝ってる感じが微塵もねえ」
「そう?」
「そうだよ。だからもっとじゃんとあやまれ! 家に帰るのにどんだけ修羅場を通った事か・・・・・・」
鬼堵がすっごい暗い顔になって言う。どんな事があったんだろう? あとで聞いてみようかな。
「え?そうなの? じゃあゴメン」
そして私は笑いをこらえながらそういった。それをみて鬼堵が少し涙を浮かべるようにして言う。
「ちゃんと謝れよ!」
そして私は言った。即答で。
「嫌だ!!」
「なんだと!?」
「だって猫相手にそんなぺこぺこしたくないし?」
「このやろう本音言いやがった!そんなにストレートに言わなくだっていいだろう!!」
鬼堵は私に指(手?)をむけて怒鳴った。あ、えっとちなみにお姉ちゃんはもうそこでほほえましく私と鬼堵の言い合いを聞いている。このいいあいに割り込む気はないらしい。だけどそれが一番ありがたいと思う。うん。
「じゃあ、何で私より弱い、イエネコ亜種に分類される小型哺乳類に謝らなくちゃいけないの?」
そして安全を確認した私は容赦なく鬼堵を睨みながらそういった。
「まったく直ってねえ! というかよくそんなこと知ってるな!」
「私の知識をなめんな! なんだったら知識勝負でもいこうか!!」
「勝てる気がしないからやめておく。それに」
ぼん! と、鬼堵がいきなり“猫の姿”から“ある生き物の姿”に変わった。
「これだったらいいのか?」
それは人間の姿だった。鬼堵の人間の姿は、猫耳とか一切ついてない(つまらない)、13歳(仮)、160cm、足長い、普通にイケメンの分類に入る、鼻筋通ってる、茶髪で目は黄色、髪は型まであるから縛ってる、色白、細い、パーカーにジーンズだ。
「おお」
私が反応する前に私たちの言い合いを微笑ましくみていたお姉ちゃんが反応した。そのあとに久々にみたなー等といっている。顔からみるにあとでいじくりまわそうとしているのがよくわかる。今思っとく。がんばれ!鬼堵!そして私は言う。
「人間の姿に変わっても弱さとか何も変わんないよ?」
「!!」
「それに、もうその姿見慣れた。たかが! 数センチ身長が上になったぐらいで私が屈すると思うな!!」
それを聞いた鬼堵はしゃがみこんで力なく言った。
「う・・・うう。参りました・・・」
どうやら私に負ける事がものすごい悔しいらしい。だけど私は鬼堵に勝てたことがうれしいので、
「よし!」
と、言った。ガッツポーズつきで。そしてその光景をみていたお姉ちゃんは言った。
「ん? 終わった感じかな? そうなのかな?」
それに私と鬼堵はほぼ同時に答える。
「うん。終わったよ」「終わったよ・・・・・・」
「そうか・・・・・・。じゃあ鬼堵君、落ち込んでいるところ悪いんだけどたって? 家に帰るよ!」
お姉ちゃんはそう言いながらさりげなく鬼堵の髪ゴムをとり、髪を触りだした。
「!!!?」
「あ、動かないで! 動かないで! 前から触ってみたかったんだよ。どうなってるのかなって思ってさ! すごいね!サラサラじゃん! やっぱ猫だから?」
お姉ちゃんハイテンションである。そして私はさっきのお姉ちゃんみたくその光景を微笑ましく見てる。いや、違うか笑いをこらえられなくておなかを抱えて笑ってる。そして鬼堵は、
「いや、何してるんだよ! 恋さん! 俺の髪の毛で遊ぶなよ!! ちょ! う・・・・・・あっ・・・・・・。じゃなくて! 恋さんやめてください! 旦那さんに言いつけますよ!!」
と言ってお姉ちゃんの魔の手から逃れようともがいている。けど、なんか気持ちよさそう・・・・・・。猫の習性には逃れられないのかな?それと、言い忘れていたけどお姉ちゃんは旦那さんがいる。けど子供はまだいない。そしてお姉ちゃんは言う。
「大丈夫!私の界瑠は必ず私の味方だから言ったらあんたが半殺しになるだけだよ!!」
余裕綽々である。さすが私のお姉ちゃん。
「うう・・・・・・。ねえ! 琥珀! 笑ってないで助けて!!」
最終的には私か・・・・・・。まあそうなるよね。そして私は笑いをがんばってこらえながら、
「お姉ちゃん・・・もう・・・おしまい」
と言った。そしてお姉ちゃんは、
「えー?」
と不満そうに言ったけれど、素直に鬼堵から手を離した。その瞬間に鬼堵は、死ぬかと思った・・・・・・と言った。髪の毛もてあそばれて死ぬやつなんてみた事ない。そしてお姉ちゃんはちょっと口を尖られながら言った。
「うーん。ま、帰るよ」
それを聞いた鬼堵は本当ですよな・・・・・・と言った。どうやらさっきのお姉ちゃんの行動はトラウマ確定らしい。みてる側は面白かったのに・・・・・・。あれ?これ、鬼堵の脅し文句で使えるかも。だけど鬼堵の変な心配も要らなかったようでお姉ちゃんは微笑みながら言った。
「うん。大丈夫、本当だよ。さあ、かえろ? 夜ご飯もう作り終わってるのにまだ食べてないからおなかぺこぺこだよ。どっか誰かさんのせいで!」
「う・・・・・・。悪かったよ・・・・・・。何にも連絡入れなくて・・・・・。これからは気をつける」
「うん。それならいい! じゃあかえろう!」
そう言ってお姉ちゃんは神社の階段をおり始めた。
「うん。じゃ、鬼堵いこ!!」
私は笑顔でそう答え、お姉ちゃんを追いかけるように鬼堵と階段を降りた。
・・・・・・。はあ、やっとかえりやがった・・・・・・。にしても明るい性格してやがったな、晴樹 琥珀(せいき こはく)・・・・・・。人間で、女で、不死身で、異界能力者なやつ。俺は、今回こいつを殺せばいいんだっけ? いや、違ったか。能力を元の能力を所持していたやつに送り届ければいいんだった。間違った間違った。で、その能力を奪い返すにはえっとこれに魂を吸い取らせて、その魂に宿った能力だけ奪って、あとはおさらば・・・ってどっちにしても殺すんじゃねえか・・・・・・。
「ああ・・・・・・。今回の仕事はとてもめんどくさそうな事になりそうだ」
と、木の上に座っている俺・・・・・・、暦 叶(こよみ かな)は、楽しそうに姉と化け猫としゃべりながら階段を下りていく晴樹 琥珀を見ながらそうつぶやいた。
- Re: 異界能力と異邦物 ( No.14 )
- 日時: 2015/02/02 07:51
- 名前: 露結愛 (ID: zV5FiGua)
うわわわわ・・・。
私の小説が参照50いってる・・・。
すごい!!嬉しいです!!
ということでろろや、むつと言うなで活動?している私ですがこれからもいろいろ逃げずにがんばっていきたいと思います!!
- Re: 異界能力と異邦物 ( No.15 )
- 日時: 2015/02/02 09:08
- 名前: Va*Chu (ID: vAYBtxw9)
設定がユニークですごく面白いです! 神社が舞台っていうのがものすごくステキですね!! 続きがとても気になります! これからも更新、楽しみに待たせていただきますね♪
私も「春風〜千の想い〜」という小説を書かせていただいています。駄作ですが、お時間があればぜひご覧になってみてください♪
- Re: 異界能力と異邦物 ( No.16 )
- 日時: 2015/02/02 22:09
- 名前: 露結愛 (ID: pRgDfQi/)
Va*Chu様
そう言っていただけるととても嬉しいです!!
ありがとうございます!!これからもがんばります!!
こんどVa*Chu様の作品よませていただきますね!!
- Re: 異界能力と異邦物 ( No.17 )
- 日時: 2015/02/04 16:40
- 名前: 露結愛 (ID: quQfBDMh)
「「「ただいまー!!」」」
神社から帰ってきた私、お姉ちゃん、鬼堵が玄関に入ると同時にそういった。そして、その声を聞いたある人が玄関にやってきて言った。
「おかえり!! 恋、琥珀ちゃん、鬼堵君!!」
「ただいま!! 界瑠!!」
界瑠さん、零兎 界瑠(れいと かいる)、180cm、めがね、体系ふつう、短髪、目と髪同様に黒という人で、お姉ちゃんの旦那さんだ。そしておねえちゃんがそう言い2人ははぐをした。それを見て鬼堵が、
「ラブラブだなー」
と言って感心するように2人を見る。そして私もそうだねーと言って同意する。
「それじゃあ俺らも・・・」
と言って私の肩に腕を回してきた。しかしそれを
「なんでだよ!!」
という言葉と共に鬼堵の鳩尾にパンチを1つおみまいした。視して鬼堵はグオッといってそのまま私の肩に回した手を自分のおなかに回してうずくまった。・・・自業自得だと思う。
「うう・・・。琥珀が手加減なしで殴りやがった・・・。痛い・・・」
「え? 私手加減はしたよ?」
うずくまりながら鬼堵が言った言葉に対して私は笑顔でそう答えた。それを聞いた鬼堵は、
「うそだろ・・・。え? じゃあ琥珀が全力でもの殴ったらどうなっちゃうんだよ・・・」
と言った。だから私は答えた。やっぱり笑顔で。
「わかんない。でもね、この前木を殴って倒したことならあるよ? そのあと手がちょっと痛くなったけどね」
「うわー。琥珀さんすごーい」
「何で棒読みなの?」
「・・・」
「黙るな」
「もなんもいえねー」
「言え」
「ムリです」
「なんで?」
「怖くていえません」
「え? 私なんか怖いこと言ったっけ?」
「言ったよ!! というかほんとに小学校6年生なの? もう琥珀の設定を見直したいよ!」
「え、ひっどい!! 私はれっきとした小6だよ!!」
「そうなの?」
「うん。そうだよ。 ちゃんとXとyを使った計算だって出来るし!!」
「そうなんだ。じゃ無くて、もうちょっと年上じゃないのって言ってるんだけど」
「あ、そうなの?」
「そう」
「大丈夫! 私はまだ12年しか生きていないよ!!」
「そうか・・・。じゃあ大丈夫だな」
「うん」
気づけば私と鬼堵は笑っていた。そして笑がさめてきたあと、お姉ちゃんと界瑠お兄さんのほうを見ると2人はまだ、ラブラブしている途中で私が見ていいのかわかんなかったけど見てしまったものは仕方ないから言っちゃうと、ハグしながら唇と唇を合わせていた。あれ?ここ玄関だよね?リビングでも、ベットルームでもなく玄関だよね?何てことしてるんだろ。せめて廊下から上がってからやろうよ。って、私と鬼堵も同じか。そして鬼堵は鬼堵で笑いがさめたあと2人を見たようで顔が真っ赤になっていた。・・・面白い。そして、
ぼん!!
という音をたてて猫の姿にもどった。ちなみに鬼堵の猫の姿は黒猫で、と言っても普通の猫ではなく、宙に浮いている(でも、地面にいることも不可能ではない)。そしてどちらかと言うとかわいかったりする。もふもふしたいと言う感情が訪れるぐらいに。かわいすぎる。そして、その音にさっきまでラブラブしていた2人は反応し、さっと元の返ってきた時のたち位置にもどっていた。そして界瑠さんはおなかに手を当てながら言った。
「さあ、玄関からあがろっか。もうお腹がぺこぺこで力が出ないよ」
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