コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry
日時: 2015/07/28 16:54
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


お兄ちゃんがほしいなぁ…

妹がほしいなぁ…

────────────────────────────────────────・・・・

そんなこと、叶うはずもないのに思ったことがありませんか?

これは、そんな願いをもった一人の中学生と、一人の大学生の話。



No.1 作者からのお願い、ルールなど。
No.2 登場人物
No.3 予備


「「なんでお兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、二人は兄弟になれないんだろう…」」

Page:1 2 3 4 5 6 7



Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.27 )
日時: 2015/11/24 14:07
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


お兄ちゃんは私の顔を確認してから私に手を振って歩いてきた。
「えっ、なんでお兄ちゃんがここにいるの!?」
私が驚いてる間にもお兄ちゃんはこっちに歩いて来て、
私との距離がどんどん近くなっていく。
「テスト終わったって言うから結果聞きにこようかなー、と思って」
あたふたしている私の前にまで来ると、そう言って立ち止まった。
「ええ!?ならメールで言ってくれればよかったのに!」
「いやぁ、面倒くさくて...」
「何それ...ていうか学校は?」
「今日は受ける授業無かったから、お昼食べて帰ってきたんだよ」
「んんんん...あ、ちょっ、伊久実、待って!」
まだ見えるが小さくなってしまった伊久実には聞こえなかったみたいだった。
さっきより大きな声で伊久実の名前を呼ぶ。
そうすると伊久実はすぐに振り返って少し大きい声で「何?」と言った。
せっかくお兄ちゃんに会ったんだ、さっき話したばかりだし丁度いい。
「私のお兄ちゃん今会ったから紹介するー」
「えっ、まじで!?」
「は?え?」
今の状況を理解できてないお兄ちゃんに、友達にお兄ちゃんを紹介することを小さな声でいった。
するとお兄ちゃんは驚いたあと、「そんなことしていいのか?」と困ったように言った。
「嫌だったかな、お兄ちゃん。だったらごめんなさい…」
人は他人には知られたくないことがたくさんある。
私もこのことはあまり人に話したくない。
だけど、伊久実は一番の友達だし、一人ぐらい知っている人がいなくては窮屈で仕方ない。
「嫌というか、俺たちがやってること、普通じゃないっていうかさ…」
...確かにそうだ、私たちがやっていることはみんながやったこともないことだろう。
そんなことを言って伊久実は引かないのかということをお兄ちゃんは心配しているのだろう。
「たぶん大丈夫だよっ、伊久実しっかりしてるし!」
でも私は伊久実を信用している。
「百愛がいいならいいんだけど…」
そして伊久実にお兄ちゃんを紹介することにした。
「伊久実、紹介するね。これが私のお兄ちゃん」
お兄ちゃんは一歩前にでて手を差し出す。
「いつも百愛がお世話になってるようで。麻生泰彦。百愛の一応兄です。」
伊久実は戸惑いながらもお兄ちゃんの手と握手した。
「横川伊久実です。で、一応って、何ですか…?」
伊久実がお兄ちゃんに尋ねた。
私に義理の兄がいないことぐらい知ってる伊久実には全然想像がつかないんだろう。
「あー、一応ってのは…血も繋がってないけど兄妹がほしい同士、兄妹のように絡んでるみたいな。」
それを聞いて伊久実はお兄ちゃんから手を離して、胸元に手をおいた。
やっぱり駄目ただったのかな。引いちゃった...?

「それって、兄妹ごっこ、ですか…?」

''兄妹ごっこ''
今までこそんなふうに思ったことはなかったけど、そうなのかもしれない。
「んー、そんなところかな…」
お兄ちゃんはそう答える。私は何故か心が少しなぜ痛んだ。
私はお兄ちゃんをそんなふうには一度も思ってなんか…

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.28 )
日時: 2015/12/02 12:49
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)


「お兄ちゃん、かっこいいんだね。」
伊久実はさっきの話をやめ、私のとなりに駆け寄り小さな声で言った。
「伊久実っ!?」
まさかお兄ちゃんのこと、好きになっちゃったりしちゃった…?
伊久実、結構面食いっぽいから…
「あっ、別にただそう思っただけでね、好きとかそういうんじゃなくって。」
なんだあ、よかった。そうだったら私、ぼっちになっちゃうんもんね…
「えっ何?百愛のおにいがかっこいいねとか話してんの〜?」
「えっ?」
伊久実は突然のお兄ちゃんの言葉におどろいている。
てかお兄ちゃんは地獄耳なんですか、推測ですか、勘ですか、それともただのナルシストなんですか?
「あれ、もしかしてあたり?そりゃあ俺に会ったら思うよな〜」
お兄ちゃんはうんうん、と頷きあははーと笑った。
…ただのナルシストでした。
「お兄ちゃん、ナルシストなんだね…」
伊久実は完全に引いている。
私とお兄ちゃんの関係位で引くよりお兄ちゃんの性格で引いてるよ…
「でっ、テストの結果はどうだったんだよ、百愛」
「そうだ、忘れてた!聞いて聞いて!私ね、32位だったんだよ!28位もあがったんだよ!」
私はジャンプしながら言う。
お兄ちゃんはどんな反応をしてくれるのかな…?
「32位!?まじ!?」
「うん、まじまじ!!」
よかった、お兄ちゃん、喜んでくれたかな?
「はっ、ばーか!そんなこと言うとでもおもったかあー!」
「えっ、ええ?なっなんでよ、28位もあがったんだよ!」
「だからお前ばかだって!32位ぐらいとるに決まってんだよ、俺の授業をうけたら!なんだよ、この俺をなめてんのかあ!?」
「べつになめてなんかないもん!でもまさかこんなにあがるなんて…」
「だからそこがなめてるんだよ!本当じゃあもっと上にいくはずだからな!いいか、目指すは一位なんだろ?わかってんの?」
「一位!?そんなの無理!」
「はあ、お前もとは頭いいんだからいけるにきまってんだろ?まだ才能が開花してないだけだ!」
あ...
そう言われた途端、お兄ちゃんのことが好きだと思った。
やっぱりお兄ちゃんはちがう。
今までは私が弱音をはいたら「親ができるんだからできるだろ」だったけど、
お兄ちゃんは親がどうのこうのより、私に才能があると言ってくれた。
「あれ、どうした?もう言い返せない?」
お兄ちゃんは私を嘲笑う。
「うん、言い返せない。私、絶対学年一位とってみせんだから!
そして親がどうのこうのなんていわせないんだから!それで伊久実のことも ぬかすからね!」
伊久実の方を向いて、いつもより大きな声で言った。
「総合点数をぬかされたとしても英語だけは抜かされるきはしないけどね。」
伊久実は自信満々に答えた。
伊久実は昔から英語を習っており、英語の成績なら上位にいつもはいっている。
「っ...英語も抜かすからね!」
あまり自信は無いんだけど、目標は高く立てた方がいい。
少し逆ギレぎみに伊久実に言った。
すると伊久実は何も言い返さずにただ口元の広角を少しあげ遠慮ぎみに言った。
「あの、そろそろ帰るけど…一つ聞いていいかな?」
「別にいいけど、何?」
「いやあの、百愛とお兄さんは兄妹のふりをしている恋人、なんですか?」
「………は?」
お兄ちゃんと私は声を合わせて言った。 まったく、何を言い出すのかと思えば!

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.29 )
日時: 2016/01/10 15:58
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=40063


「違うっ、違うってば!そんなんじゃないもん!お兄ちゃんはお兄ちゃん!その言葉のとおりだよ!
そういうんじゃないの!しかもお兄ちゃん、私より9つも上だよ!?」
私は顔を赤くしながら両手で手をふって全否定する。
「何それ百愛。俺ちょっと傷つくんだけど。」
えっ、お兄ちゃん!
ますます顔が赤くなるのがわかる。
「とはいっても俺は百愛を妹的存在としか思ってないけど。」
……なんだ……
「あははっ、そうなんですかーじゃあ私はもう帰ります。ばいばい、百愛。」
「そうか、もう五時だもんね。うん、ばいばい!」
もうあたりは暗くなっていた。
さっきのことは忘れて伊久実に手を振る。
私も家に帰らなきゃ… でも、なんでお兄ちゃんはここい来たんだろうか。 家もこのあたりじゃないはずなのに。
「お兄ちゃんさ、なんでこっちに来たわけ…?」
「え、ああ。じつはこれをわたしに…」
そういったお兄ちゃんはお兄ちゃんの背中で隠れていた袋を取り出した。 もしかしてだけど…
「はい、ピーマン。」
やっぱり…
「いらないなんていうなよ、俺のおかげでテストでいい結果残せたんだからな!」
「うけとりますよ…」
そういいながらも無理やり袋をわたそうとするお兄ちゃんから、私は素直に受け取った。
「あ、あとこんどなにかくれよな。」
「ええっ、何でよ!」
私がそんなことをしなきゃいけないことがありました?
「テスト。」
「うっ……はい。」
真顔でいわれてしまえば、私はこういうことしかできなかった。

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.30 )
日時: 2016/01/10 16:03
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode



          .2

1:匿名:2021/11/28(水)21:11 ID:qwe1
前スレおわったから、新スレ。
       ・
       ・
       ・
110:匿名:2021/12/17(月) 20:25 ID:qwe1
えー、百愛おめでとう

111:ゆり:2021/12/17(月) 21:38 ID:asd4
お兄ちゃん!? わーい、誉められた!

112:匿名:2021/12/17(月) 21:42 ID:qwe1
まぁ一応?一応な!

113:ゆり:2021/12/17(月) 21:46 ID:asd4
それでも嬉しいですー

114:匿名:2021/12/17(月) 21:48 ID:qwe1
あれ、俺に感謝の言葉は?

115:ゆり:2021/12/17(月) 21:50 ID:asd4
あ、えっと… ありがとう…

116:匿名:2021/12/17(月) 20:52 ID:qwe1
心こもってないんだけど。

117:ゆり:2021/12/17(月) 20:54 ID:asd4
いやでも文字で伝えろって言われてもそりゃあ…

118:匿名:2021/12/17(月) 20:56 ID:qwe1
まあ、そうだな…じゃあ今度でかけるか?

119:ゆり:2021/12/17(月) 20:57 ID:asd4
えっ、いいの? うん、出掛けたい!

120:匿名:2021/12/17(月) 20:59 ID:qwe1
じゃあ場所は俺が決めとく。 メールで送るからいいよな?

121:ゆり:2021/12/17(月) 21:00 ID:asd4
OK!

122:匿名:2021/12/17(月) 21:03 ID:qwe1
あとゆりから何か貰う約束、だったよなぁ?

123:ゆり:2021/12/17(月) 21:03 ID:asd4
うっ…

Re: お兄ちゃんと妹がほしいと願う人が互いにいるのに、なぜ二(ry ( No.31 )
日時: 2016/01/10 16:12
名前: はるる* (ID: KqRHiSU0)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


受信MAIL[222/500]
────────────────
time2021/12/18/07:22
from麻生泰彦
題名
────────────────
遊園地行こうぜー!
八時半ごろに迎えにいくから。
急だけど、次の土曜じゃだめか?


受信MAIL[120/500]
────────────────
time2021/12/17/18:28
from篠原百愛
題名もちろんだよー
────────────────
遊園地!行くー
大丈夫だよ、もう冬休みだし。
うん、待ってるね!


受信MAIL[223/500]
────────────────
time2021/12/17/19:15
from横川伊久実
題名次の土曜さ、
────────────────
次の土曜日、テストもおわったし
カラオケ行かないかな?


受信MAIL[91/500]
────────────────
time2021/12/17/19:21
from篠原百愛
題名伊久実ー!!
────────────────
わー、ありがとう!
でもこの前話したお兄ちゃんと遊園
地に行く約束してて、いけないです…
ごめんね、嬉しいけど…


受信MAIL[224/500]
────────────────
time2021/12/17/19:25
from横川伊久実
題名
────────────────
そうかぁー、じゃあまた!
楽しんできてね!


Page:1 2 3 4 5 6 7



この掲示板は過去ログ化されています。