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初恋の雨空
日時: 2016/01/05 15:53
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

初恋を・・・しました・・・

あの雨の日から・・・忘れられない。

そっと傘をわたしてくれた・・・・

   
          _*初恋の雨空*_

おはこんばちは!ちなと言います。

男女2人の恋愛がメインです。

それではよろしくおねがいします。


_*登場人物*_

・四宮 一花(しのみや いちか)
中学二年生。元気で明るい&ドジっ娘。

・風谷 輝(かぜたに ひかる)
転校生。身長が低く、女子から可愛いと評判。ケーキ屋の息子

・宇佐見 真子(うさみ まこ)
一花の親友。幼なじみの彼氏あり。

・藤谷 真斗(ふじたに まなと)
少し不良系のチャラ男。輝の初めての友達。

・河端 琉生(かわばた るい)
メガネの真面目キャラ。真斗とは幼なじみ。

・神谷 悠里(かみや ゆうり)
サッカー部のエース。一花に片想い中。

・柊 ふみ(ひいらぎ ふみ)
モデルで大活躍中。輝とは小学のときの同級生。

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Re: 初恋の雨空 ( No.9 )
日時: 2016/01/05 16:03
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

テスト最終日の放課後−

「疲れた・・・。」

ぶっつけで四時まで起きてちゃそうなる・・・

ドスンー

ふらっと体がふらついて誰かにぶつかった。

「いった・・・。」

見ると、とてつもない美少女だった。

一目見ると小柄でボブのちょっと長い髪型の女の子だった。

「本当にごめんなさいっ!。」

「いいのっいいのっ。気を使わないで。目真っ赤だよ?
   充血してるけど・・・テスト勉強で寝てないでしょ。」

すると、顎を手でぐいっと近づけられて目に何かいれられた。

「うっ・・・。目薬?」

「私、柊 ふみ。またね!。」

ひいらぎ・・・・?ふみ・・・ちゃん?

   *_*_*_*_*_*_*_*_

「ていう・・・美少女だったの。」
「はっ?柊・・・ふみちゃん!!!。」
真子が絶句した。
「どーしたの?。」
「こうしたもないよっ!ラッキーすぎでしょ!。」
「ちょ・・・なにが。」
「柊ふみ。モデルよ!今をときめく!。」
『もっ・・・モデル〜?!』

「きゃああ!柊ふみちゃんっ!。」

「廊下通ってんだよ、たぶん。」
「へえ、人気なんだね。」
「なんだよあの悲鳴。」

すると、風谷輝がこっちに話をかけてきた。

「えっとね。モデルの柊ふみちゃんが・・・。」

「柊?・・・。」

すると首をひねって考えていた。

「ちょ・・・・・・行くよ?滅多に会う機会もないのに・・・。」

「あっ・・・ちょっとー」

Re: 初恋の雨空 ( No.10 )
日時: 2016/01/05 16:05
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

   *_*_*_*_*_*_*_*_

「きゃあー。ふみちゃーん!。」

はーあ。久しぶりの学校なのに・・・気が乗らない。

友達なんて一人もいない。

話しかけてくれる人なんて芸能人だから

嫌だよ・・・

廊下歩いただけ・・・それだけなのに・・・キャアキャアって。

さっきのふらふらしてた女の子・・・

もう一回会いたいなあ。

「あっ・・・輝ちゃんに会いたい。」

昔、小学生の頃。私が小6の時・・・

覚えてたらもう一度会いたい・・・

そして『好き』この気持ちを伝えたい。

「ほらほら一花ってばー。」
「きゃあっ」

「あれ。さっきの女の子。目は大丈夫?。」

「えっと・・・」

「ふみでいいよ」

「えっとじゃあふみ。私は一花ね。」

「うん、一花ちゃん!。」

「ふみって・・・?」

「あ、輝ちゃん?。」

その時。

私は背中がぞっとした。

真子が肩にそっと手を置いた。

この感情が後どうなるかは私は

 まだわかんない。

「ねえねえ。輝ちゃんちょっと来て。走るよ?。」

「おいっ−っ。」

「待って!。」

「一花?」

どうして追いかけたんだろう

この2人お似合いだしもしかしたら・・・

するとじわーっとまぶたに涙が・・・・

「あれ?どうして泣いてんだろ・・・。」


涙を拭って慌てて2人を追いかけていく。

すると屋上についた。

Re: 初恋の雨空 ( No.11 )
日時: 2016/01/05 16:15
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

俺と君は何となく気が合った。

「雨の日の時、覚えてる?」

屋上で言った言葉。

当たり前だろ・・・

−小学生の頃−

「うっわ・・・すごい雨・・・。」

ザァアアア!!!

「風谷くん?傘忘れたの・・・。」
「あ、うん。柊さん。」
「あははっ。一緒に帰る?。」

   *_*_*_*_*_*_*_*_

「俺・・・殺される?。」
「なんで?。」
「いや柊さんモテるし相合傘なんてしてたらもう・・・。」
「あははっ。面白いしなんか可愛いね。輝ちゃん。」
「可愛くねーし!。」
「あのね・・・引っ越すんだ。」
「なんで・・・。」
「えへへ。それで中学からモデル目指すの。」
「・・・そっかぁ。」
「気持ち冷めないうちに伝えたいの。ずっと好きだったから。」
「あ、ちょっ・・・。」

傘をそのまま預けたまんま・・・

走り去っていった。

クラスではあんま喋んないし。

引っ越しの時、学校近くで会った。

「あのね。輝ちゃん。もしまた会えたなら・・・
   その時・・・・。告白の返事ちょうだい。」

「えっ・・・。今は。」

「今はいいの。その代わり・・・。」

−そして彼女は小指を出して「約束っ!」と笑った−

Re: 初恋の雨空 ( No.12 )
日時: 2016/01/05 16:27
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

「いいから・・・覚えてる?。」

はあっと息を吸って・・・吐いて・・・

意を決して言う。

「昔の俺ならたぶん・・・あれが初恋だったんだと思う。
    
  でも俺が今返事するなら・・・」

バンっ−

「ちょっ。あ、ごめんなさいその・・・。」

「あれ?どうして・・・一花ちゃんが・・・。」

だけど輝ちゃん気づいてない。

「今の俺の好きなのは・・・四宮だからっ・・・。
 あいつが今の俺にとっての初恋で・・・
 雨の日から・・・ええっとうまく言えないけど・・・。」

「えっと・・・・あの・・・。」

「一花ちゃんいるよ・・・。」

「・・・・なっなっ」

今大胆な事した・・・本人の前で好きなんて・・・・

たっ−っと一花が駆けだして、
逃げたのでふみはいたたまれなくなって−

ばんっ

「ちょっ・・・ふみ!。」

「行って。私は輝ちゃん、からかっただけ・・・。」

顔が真っ赤だっ輝の顔が冷めていく。

「もう好きじゃないよ。」

走っていく姿を見て・・・

安心して涙がでてきた。

Re: 初恋の雨空 【参照50】 ( No.13 )
日時: 2016/01/05 21:59
名前: ちな (ID: SI2q8CjJ)

2人が駆けていくのを見てから、一花まで・・・

これはどういう事なんだろう・・・

「ん、メール来た・・・。」

ジャマにならないように、誰もいない学職にはいった。

ホントはこんなの持ってきたらいけないけど持ってきている。

     『もう別れよう。』

予想もしなかった。

私から言ってこの間で1年なのに・・・

こらえるように唇をこらえた。

彼に振り向いて欲しくて、、、

頑張ってきたこともこれですべて無駄だ・・・

「どうしたの。宇佐見さん。」
「へっ・・・。」
「今にも泣きそうな顔してるよ。」

「藤谷・・・まな・・・と?。」
「ん。何?。」

「あっ、立てる?。」と、優しく手を引っ張って体を起こす。

「あー、彼氏にフラれたとか。」
「なんで・・・そんな訳ない・・・・。」

すると無言で中庭方面を指さす。

「あ・・・。」

そこには、思っても見なかったけど彼氏がいた・・・

「どうして・・・。」

「なあ、認めなよ。ろくでもなかった。」

「頑張ってきたのにっ!あんたにそういわれる筋合いないしっ・・・。」

ぎゅっと抱きしめられて頭が真っ白になる。

「別れたからって・・・恋がこの先ないわけじゃないだろ。」

「だけど・・・あの頑張りは・・・。」

「別に頑張りがムダになるわけないじゃん。」

そう言って「泣いたっていいんだから」と言った。

「あの・・・真斗。お取込み中悪いんですけども。」

コホンと咳を鳴らす。

「ええあええこっこれはのー。」

ばっと私を引き離していつも通りに振る舞おうとしていた。

なんだか可笑しい・・・

恋は切ないばかりではないと。

今わかったばかりだから


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