コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》
日時: 2016/03/10 15:11
名前: こん (ID: IvmJM/UO)

はじめまして。
あるいはおはようございます、こんにちは、こんばんは!
こん、と申します。

この度、一線頭のおかしい(?)高校生の学園ものを書かせていただくことにいたしました!
作者は非常に気まぐれ屋なので、更新は速かったり遅かったり、ひどいかもしれません。
それでも最後まで頑張っていきたいと思いますので、良ければお付き合い下さい^_^

コメント大歓迎です!
荒らしはご遠慮ください。

それでは!
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


スレッド設立日:2016.02.28


《お客様》
・てるてる522 さん
・どみの さん
・湯桁のろま さん
・K(*^▽^*) さん
・あかり さん
・ももたん さん
・りあむ* さん

《作者の他の作品》
もし気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。
・私の好きな、あいつ。
・気まま自由な短編小説


《オリジナルキャラクター募集》
>>14
ただいま、オリジナルキャラクターを募集中です。
ご応募お待ちしています。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



Re: 空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》 ( No.27 )
日時: 2016/03/10 15:06
名前: こん (ID: IvmJM/UO)

>>りあむ さん

来てくださりありがとうございます!!
他の作品にも行ってくださったとは…本当にありがとうございますm(_ _)m

読むのが楽しい、と言っていただけて嬉しいです(o^^o)
書きがいがあります。

大河原くん、良かったね!
好きだって言ってもらえたよ!ε-(´∀`; )

空腹時ってちょっと性格変わりますよね。
作者自身も大食いなもので…笑
共感していただける方がいて良かったです^_^

これからも更新頑張ってまいります。
また良かったら覗きに来ていただけると嬉しいです。

りあむさんの作品にもまたお邪魔させていただきますね!

Re: 空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》 ( No.28 )
日時: 2016/03/11 22:39
名前: こん (ID: iuj9z/RI)

「なぁーんで、私がぁ、登校時間合わせなきゃなんないのおおお。」
「先輩の方が人気あるし、先輩に弱み握られてんのは菜美だし、しょうがないんじゃない。」



先輩の彼女(役)となった次の日の朝。

いつもより10分遅く自宅から駅まで歩きながら、ずっと文句を言っていた。



「ていうか!あれ、絶対腹黒いよ。他の人たち、騙されてるよ。」
「いや、それ、菜美が言えたもんじゃないから。」

夏美はケラケラと笑う。

何が面白いんだか。

「てかさ、なんで先輩があの公園にいるわけ?」

昨日見せられた動画は、家の最寄り駅から歩いてすぐの公園で撮られたものだった。

それに気がついたのは学校から帰った後。

で、導き出した答えは。

「実は私のストーカーなんじゃないのっ?」

夏美はまた声を立てて笑った後、何かに気づいて肩を叩いてきた。

「ね、あそこにいるの、先輩じゃない?」
「え?」

改札口のところに何十人もの人が行き交っている。

その人混みの中に、うちの制服を着た、ちょっとかっこいい雰囲気を醸し出している男がスマートフォンをいじりながら立っていた。

「げ。…え、なんでいんの。」

確か待ち合わせ場所は学校の最寄り駅じゃなかったっけ。

「なんで、私の最寄り駅知ってんの。やっぱりストーカーなんじゃ…」
「いいから行こうよ。」

夏美に背中を押され、先輩のところへ行く。

先輩はこちらに気付くと、スマートフォンをポケットに入れ、腕を組む。

「あー、えーと、おはようございますぅ。」
「おはようございます。」

とりあえず夏美と一緒に挨拶する。

「おはよう。なんだそれ、朝から気が抜けてんなぁ。」
「いや、だって。なんで先輩ここにいるんですか。学校の最寄り駅で待ち合わせじゃなかったんですか。」

先輩は1つため息をつく。

「あのさ、昨日の夜に送ったメール、見てないの?」
「めーる?」

慌てて鞄からスマートフォンを取り出し、メールボックスを確認する。

「あ。」

そこで気がついた。

「そういえば昨日冗談半分(100%本気)で迷惑メール設定してたの、解除してなかった。」
「はあ?」

迷惑メールボックスを確認すると、先輩から待ち合わせについてのメールが届いていた。

「なんで迷惑メール設定してんだよ。今すぐ解除しろよ。」
「あー、はいはい。すみませんでしたー。」

とりあえず迷惑メール設定は解除した。


先輩がさっさと改札を通ってしまったので慌てて追いかけ、ちょうどホームに入ってきた電車に飛び乗る。

「たく。まあ、間に合ったから良かったけど。」

夏美が聞く。

「そういえば、なんで菜美の最寄り駅知ってたんですか?」

先輩は「あれ。」と言って首をかしげた。

「俺もあそこが最寄りなんだけど、知らなかった?俺は2人のこと何回か見かけてたんだけど。」
「え、うそ。」

私は思わず嫌な顔をした。

「だから、あの公園にいたのかぁ。」

夏美は笑って私の肩をぽんぽん、と叩いた。





学校に着くと、私の鞄係りと先輩の鞄係りが待っていた。

下駄箱までの一本道には、今まで以上にたくさんの生徒が並んでいた。

私と先輩が現れると、皆んなきゃあきゃあ騒ぎ出し、パシャパシャとあちこちで写メの音を鳴らした。

夏美はさすがに気まずいらしく、校門で別れて生徒たちの後ろ側を通って行った。

「2人が並んでいると眩しすぎる!」
「ちょっと、押さないでよ!写真撮ってんだから!」
「きゃーあ、ベストカップルぅ!!!」
「眼福だわー!!」

昨日の昼休みの時とは打って変わり、皆んな大興奮である。

所々、悲しそうな顔をして私や先輩を見ている人もいるが。

「おはようございます。」
「おはようございます。」

私と先輩は表向きは素敵な笑顔、裏では勝ち誇った笑顔を浮かべて下駄箱まで並んで歩いて行った。

Re: 空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》 ( No.29 )
日時: 2016/03/13 13:48
名前: こん (ID: 07Anwjr8)

…。

…。

んん?

ん?

って、あれ?

あ、あああ!?

も、もしかして、、

今、俺目線になってます?

え、え、あれ、どうしよう。





「…こほん。」

取り乱して、失礼いたしました。

まさか自分に目線が回ってくるとは思わなくて…。

きっと、あれですかね。

今日は大木先輩の鞄係だからですかね。

いや、まさか俺目線の日が来るなんて…。





俺の名前は、御影 蓮(みかげ れん)。

高校一年一組のクラス委員です。

ちなみに大木先輩のファンクラブと、大河原先輩のファンクラブの両方に所属しています。


大木先輩は本当に綺麗な人で、いつかああいう人と付き合いたい…とか図々しいこと少し考えてます。

大河原先輩は、いつかああなりたい、という憧れの存在。
恋愛対象ではないです。



でも、まあ。

その憧れの二人がまさか付き合うことになったなんて。

昨日の昼休みの惨事には行かなかったけれど、噂を耳にして軽くショックを受けました。

それを耳にするまでは、ついに念願の大木先輩の鞄係が次の日に迫っていて、すごく浮かれていました。

大河原先輩の鞄係は二年生しか出来ないので俺にはチャンスがなかったけれど、大木先輩の鞄係は5月という早い段階で回ってきたので、良かった。

あわよくば名前を覚えてもらえないだろうか、、
そんな淡い期待を抱いていました。

…昨日の昼休みまでは。







「…はあ。」

校門のところで大木先輩を待つ。

でも、時間が来ても先輩は来ない。

少しして、大河原先輩の鞄係が来た。

「…やっぱり二人は一緒に登校してくるのかな。」

なんだか少し寂しそうな表情を浮かべ、俺の横に立つ。

「…君、確か大河原先輩のファンクラブにも所属しているよね。」

同じファンクラブに所属する先輩だから、当然見たことはあった。



それから二人で少し談笑していると、まばゆいオーラをまとったカップルが、やはり一緒に登校してきた。

Re: 空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》 ( No.30 )
日時: 2016/03/15 20:15
名前: こん (ID: ZoJzIaOM)

「おはようございますっ!!」

大木先輩に声をかける。

どっと緊張が押し寄せ、声が上ずってしまった。

「おはよう。今日はよろしくね。」

こんな俺に、完璧すぎる笑顔で挨拶をしてくれた。

差し出された鞄は全然痛んでおらず、俺は割れ物でも扱うように慎重に受け取った。

「お、お預かりします。」

両方の手でしっかりと持ち、同じく大河原先輩の鞄を受け取った先輩と一緒に、大木先輩たちの何歩も後から一本道を歩いて行った。

レッドカーペットを歩いているような、なんとも厳かな気持ちだ。

もうもしかしたら二度と経験できないことをしているのかもしれない。

しっかりと味わっておこう。





「蓮ー!!」

無事、朝の鞄係の任務を終えて教室に行くと、友達が2人ほど寄ってきた。

そして肩に腕を引っ掛けられる。

1番上まで締めたシャツが引っ張られ、軽く苦しい。

「…ちょ、ちょっと離せ。」
「蓮さあ、ボタン上まで締めなきゃいいじゃん。」

肩に手を乗せた友人が苦笑いして腕を退けてくれた。

「で?どうよ。大木先輩の鞄係は。」
「いいよなあ、蓮は早くに回ってきて。俺らはまだ当分順番来ねえよ。」

羨ましがる二人。

「なんか、蓮っていつも特するよな。いろんな面で。」
「俺らもさあ、もうちっとだけ清潔感を出せばいい運気回ってくるかもよ。」
「毎日朝シャンとか?」
「そうそう。」
「いや、意味わかんないから。」

いつも通り軽く突っ込みを入れる。


それから、真顔で二人に聞いてみた。

「大木先輩と大河原先輩が付き合ってる、ていうのどう思う?」

ふざけていた二人も真顔になる。

「うーん。俺は大木先輩だけのファンだから、ちょっと残念な感じもするけど、大河原先輩なら良いのかなって少しだけ思い始めた。」
「俺は両方のファンだし?昨日は若干衝撃受けたけどすぐに納得したよ。」

なるほど、と頷く。


でも心の深いところでいつもの口癖が浮かんでいた。



いや、俺的には違う。



なんとなく、あのカップルを今日見て、引っかかる点があった。

Re: 空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》 ( No.31 )
日時: 2016/03/15 21:36
名前: K(*^▽^*) (ID: /48JlrDe)

いつも見てるよ〜!(*^▽^*)
キャラクターの視点を変えても読みやすいから上手だなぁ。
また、更新楽しみに待ってます(*^^*)


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10



この掲示板は過去ログ化されています。