コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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空腹キケンちゅういほう 《キャラクター募集中》
日時: 2016/03/10 15:11
名前: こん (ID: IvmJM/UO)

はじめまして。
あるいはおはようございます、こんにちは、こんばんは!
こん、と申します。

この度、一線頭のおかしい(?)高校生の学園ものを書かせていただくことにいたしました!
作者は非常に気まぐれ屋なので、更新は速かったり遅かったり、ひどいかもしれません。
それでも最後まで頑張っていきたいと思いますので、良ければお付き合い下さい^_^

コメント大歓迎です!
荒らしはご遠慮ください。

それでは!
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


スレッド設立日:2016.02.28


《お客様》
・てるてる522 さん
・どみの さん
・湯桁のろま さん
・K(*^▽^*) さん
・あかり さん
・ももたん さん
・りあむ* さん

《作者の他の作品》
もし気が向いたら読んでいただけると嬉しいです。
・私の好きな、あいつ。
・気まま自由な短編小説


《オリジナルキャラクター募集》
>>14
ただいま、オリジナルキャラクターを募集中です。
ご応募お待ちしています。

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Re: 空腹キケンちゅういほう ( No.7 )
日時: 2016/02/29 21:04
名前: こん (ID: UcGUlfNK)

>>湯桁のろま さん

来てくれてありがとう!

須藤と中原の方の話とは別のテンションで書きたいな、と思って^_^

更新頑張ります!

Re: 空腹キケンちゅういほう ( No.8 )
日時: 2016/02/29 22:22
名前: K(*^▽^*) (ID: lQjP23yG)

あ、新しいのだ!!
だ、題名面白い、、笑
こんちゃんの作品は素敵だから見るの楽しみだよ〜(*^▽^*)
続き待ってまーす。



Re: 空腹キケンちゅういほう ( No.9 )
日時: 2016/03/01 12:34
名前: こん (ID: KVjZMmLu)

>>K(*^▽^*) さん

来てくれてありがとう!

素敵だなんて…
コトミちゃんの作品には負けますわ^_^;

楽しみだと言ってくれてありがとう!

更新頑張ります!!!

Re: 空腹キケンちゅういほう ( No.10 )
日時: 2016/03/01 14:50
名前: こん (ID: 07Anwjr8)

高野夏美は、私達が1歳の時からの親友だ。

物心ついた時にはいつも一緒で、お互いの良いところも悪いところも全て知っている。

家が真向かいなので、家族ぐるみで仲が良い。







学校帰り。

私の家で一緒に勉強していると、親友がため息をついた。

「はぁ。」
「なに、どうしたの。なっちゃん。」

顔を覗き込むと、頬をつねられた。

「いたいーん。なにすんのぉー。私の美しい顔になにすんのぉー。」

鏡を見ながら頬をさすっていると。

「やっぱり菜美の本性はそっちだよね。時々確認しないとわかんなくなるわ。」

夏美は頬杖をついて言う。

「ん?」
「だってさ、一歩校門くぐると人が変わるんだもん。」

鏡を机の上に戻した。

「中学までは素でいってたのに、高校に入った途端清楚なお嬢さんぶっちゃって。入学式のときにびっくりしたの、今でも覚えてる。」
「えー、そーんなに違うっかなー。」
「全然違う。別人。気持ち悪い。同じ中学の人みんなびっくりだよ。」

そう言って夏美はクッキーに手を伸ばす。

「まあ、本性をバラしたところで信じないだろうから黙ってるけどさ。」

クッキーを手に取り、口に運ぶ。

味わって食べた後、もう1枚クッキーを皿から取る。

それから、思い出したようにクッキーをチラチラと私の前で振った。

「でも、アレだけはその内バレるんじゃない?」





あれ、とは。





私は昔から大食いである。

そのため、小さい時は凄い太っていた。

幼稚園くらいの写真を見ると、本当にひどい。



あまりにも丸い我が子を心配した両親は、

食事を普通の女の子が食べる量に減らすなど、

ダイエットを試みた。



しかし、

それで私が満足するはずもなく、

私はほとんど一日中お腹が空いていた。





そして、

ついに。



禁断症状が出るようになった。





お腹が空くと、


人格が変わるのだ。





ある時は乱暴者になったり、

ある時は恐ろしく大人しくなったり。



両親はびっくりして、仕方なく私の食べたいだけの食べ物をくれるようになった。

その代わり、色々なスポーツをさせ、なんとか私の体型を良くした。



けれども、1度出てしまった禁断症状は中々治らず…

というどころが逆に人格のレパートリーをどんどん増やしつつある。




1度人格が変わるとお腹が空いている自覚がなくなってしまう。



自分では手に負えない。



高校でも何回かやらかし、

その度に夏美の手を借りてごまかしている。



今のところはまだ隠し通しているが、

いつバレてもおかしくはない。





「まあ、バレたらバレたで、私は困んないんだけどね。」

ふふっ、と笑って夏美はクッキーを口に放り込んだ。

「いやいや夏美様、どうかお力を私めにお貸しください。」

親友には頭が上がらない。



バレたらさ、

せっかく今まで演じてきたのが台無しだもんね。

Re: 空腹キケンちゅういほう ( No.11 )
日時: 2016/03/01 14:55
名前: こん (ID: 07Anwjr8)

月曜日。

おお、本題に入るっぽい?



2時間目の化学の実験が終わり、夏美がトイレに行っている間実験室で座って待っていた。

他のクラスメイト達や先生はもういない。

私の荷物係も先に教室へ行かせた。

つまり、

教室には私1人である。

なんとなく愉快だ。

「ふんふんふーん。」

鼻歌を歌ってみる。

学校のマドンナというのも中々疲れる。

四六時中気を張ってなくちゃいけない。

たまにこう息抜きしたくなる。

「ふふふんふーん。」



しかし。

はい、展開きたー!



「ふんふん…ふ…ん……ハッ!」



急に黒い雨雲が立ち込めてくる。
あっという間に清々しい青空と光り輝く太陽は暗闇に飲まれ、重たい空気が流れる。
気がつくと雨が降り出し、大粒の雫は地面を叩き潰すかのように襲いかかる。
そして。
嫌な光が空を駆け抜ける。
数秒遅れて、

グギュルルルル…!!!



つまり、

お腹が空いた。



やばい。

やばいやばい。



思ってたより早くお腹空いてしまった。

教室に戻らないと食べ物がない。

「わ…わ…どうしよう」

どうしよう、と言ってもどうにもならない。



…。

うん、どうにもならない。

しかたない。

私は潔く諦めるとしよう。

「なっちゃん!後は頼んだ!」

そうつぶやいて、机に突っ伏した。

食べ物のことを考えながら、だんだん意識が遠のいた。










トイレに行って実験室に帰ってくると、菜美だけがいた。

他のクラスメイトや先生はいない。

菜美は伏せていた。

視点が私に回ってきた時点でなんか嫌な予感がする。


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