コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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chocolat amer
日時: 2016/03/06 20:38
名前: どみの こん (ID: kwjWR4CH)

皆様、こんにちは。
クリックありがとうございます^_^

この小説は作者が2名の、合作です。
‘どみの’と、‘こん’が1レスごとの交代でストーリーを進めていきます。

ジャンルは学園ものです。
題名の「chocolat amer」というのは、フランス語で「ビターチョコレート」の意味です。

作者が2名おりますので、つじつまが合わない点や、話の方向性がよくわからなくなる恐れがございますが、なるべくそういうことの無いようにしていきたいと思います。
もしおかしい点などに気づきましたら、レス番号を指定してお知らせください。

コメントは大歓迎です!!
両作者ともまだまだ新参者ため、今後の力の向上のために参考にさせていだだきます。
荒らしやなりすましはご遠慮ください。

それでは、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


《お客様》
・椎名新龍 さん
・K(*^▽^*) さん

《どみのの他の作品》
・ラジオの中から

《こんの他の作品》
・私の好きな、あいつ。
・気まま自由な短編小説
・空腹キケンちゅういほう

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Re: chocolat amer ( No.13 )
日時: 2016/03/07 09:51
名前: どみの (ID: xMxTbxuA)

「俺達一卵性双生児なんだ。一ノ瀬 建は双子の弟。」
「そうだったんだ…」

どうりで、雰囲気が若干違う訳だ。

ふと、さっきの会話を思い出した。

「俺、昨日は学校行ってないけど」

これって、つまり…

一ノ瀬優君も不登校気味…?

本人に聞きたかったけど、さすがに聞く勇気はなかった。

なんてことを、考えていると…

「んじゃあな。俺、急いでるからか帰るな」

「あっ、ちょっと待って!」

そんな声を聞くはずもなく、優君は帰ってしまった。

私は鞄の中のチョコレートを見た。
それは、ついさっき買った、建君に昨日のお礼として渡そうと思っていたものである。

私の中で謎は深まるばかりだ

Re: chocolat amer ( No.14 )
日時: 2016/03/07 14:59
名前: こん (ID: iFTmHP4V)

「凛。」

一ノ瀬優くんと出会った次の日の昼休み。

喧嘩していた友人が、真剣な表情で私の席の前に立つ。

「…え?」

まさか話しかけられるなんて思ってもなかったから、びっくりした。

「な、なに?」

恐る恐る聞いてみる。

すると。

「私、凛に謝ろうと思って。」







そもそも私たちはどうして喧嘩をしたのか。



彼女、河野希からはいつも恋の相談を受けていた。

相手はうちのクラスの木下涼平。



私は涼平と小学校からの友達で、結構仲が良い。



だから三日前、たまたま帰りが遅くなった時も、下駄箱で遭遇した涼平と一緒に帰った。



その様子をクラスの誰かが見ていたらしい。



すると一昨日、クラス中で変な噂が出回った。



二宮と木下、あいつら付き合ってんだって。

すげーいちゃいちゃしながら帰ってたらしいぞ。



もちろん、希は私たちが友達だって事を知っている。

噂がウソであることも。



でもどうしても気持ちが収まらなかったのだろう。

放課後、「あんまり仲良くしないで。」と言ってきた。

私は「それはできない。」と言った。

涼平は大切な友達だ。

私が失敗したとき、いつも助けてくれた。







私は、昨日一ノ瀬健くんに渡すつもりだったチョコレートを鞄から取り出した。

それから、

「一緒に食べよ。」

と言って希とチョコレートを希と食べた。

Re: chocolat amer ( No.15 )
日時: 2016/03/08 13:46
名前: どみの (ID: QxkFlg5H)

甘くて、少し苦い

一ノ瀬 建君からもらったチョコレートと同じような味に懐かしさを感じた。

「んじゃあ、そろそろ帰ろうか」
「うん。」


そう言って、二人一緒に教室を出た。

喧嘩していた時は、一人でも平気だと思ってたけど、やっぱり希と一緒の方が落ち着く

「そういえば、凛って好きな人いないの?いつも私が恋愛相談してばっかだけどさ、実はいたりするんじゃないの」

帰り道、希に不意に聞かれた




Re: chocolat amer ( No.16 )
日時: 2016/03/10 14:56
名前: こん (ID: IvmJM/UO)

「好きな人?」

そういえば、中学の時は憧れてる男の子がいたけれど、高校に入ってからはそういうのとは遠ざかっていた。

まあ、涼平やその友達とは結構よくしゃべるけど、そんな感じじゃないし…。

「…いない、かなあ。」

希は「そっか。」と言って少しつまらなそうな顔をした。

「まあ、もし好きな人とかできたら教えてよね。私も相談乗るし。」
「うん。ありがと。」



しかし、なぜだろう。

一瞬だけ、

健くんと優くんの姿が目の裏に浮かんだのは。



この後私も希も暇だったので、久しぶりに2人でカラオケに行った。

今日は仲直りしたばかりだし、フリータイムでめいいっぱい歌うことに決めた。

Re: chocolat amer ( No.17 )
日時: 2016/03/12 11:02
名前: どみの (ID: 99568qQj)

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、気付けば18時になろうとしていた。
次の曲で最後にしようということになった。

最後に希が選んだ曲は…
「演歌!?希そんな趣味あったの!?」

希とカラオケに来たことは何度もあるけれど、彼女が演歌を歌うのを見るのは始めてだ。

「いやぁ、最近お姉ちゃんが演歌にはまってて、その影響で私も聞くようになったの」
「あはは。希のお姉ちゃん渋いね」

そんな、希の演歌は拳がきいてて予想以上に上手かった。



その後、お会計を済ませ、カラオケ店を出た。



希とバイバイしたあと、チョコレートでも買おうと思い、近くのコンビニに入った。

すると、おにぎりコーナーの所で見知った顔を見つけた

(一ノ瀬君!てか、遭遇率高くないか…この短期間で2回目だよ)

私は思わず、物陰に隠れた。
建君か優君かはわからなかったけれど、あの顔は確かに一ノ瀬君だった

よく見てみると、一ノ瀬君の隣に知らない女の人がいることに気づいた。
二人はなにかを話している

(誰、その人…?)

ふいに、一ノ瀬君がこっちを振り向いたような気がした。

(ヤバイ!私が見てたのバレたかなぁ…とりあえず早くコンビニを出よう…)


もやもやした気持ちのまま、急いでチョコレートを買って足早にコンビニを出た。





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