コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 名もないある日の物語【参照二百突破ありがとう!!】
- 日時: 2016/04/08 21:50
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
どーもみなさん、初めまして。
三度の飯より猫耳幼女、ちくわです。
妹たちに振り回される兄、橋原修のなにげなーい日常をゆるっと面白いお話っぽく書いていきたいなーと思います。
…後、今回こそは三日坊主にならないようにしたいな…(切実)
投稿ペースがかなりのんびりかなと思いますが、何とぞ宜しくお願いします。
最後に、読んでみた感想やアドバイスを頂けたら嬉しいです。
〜お越し頂いた方々〜
・夏目 織さん
・どみのさん
・こんさん
ありがとうごさいます_(._.)_感謝感激雨アラレです。
- Re: 名もないある日の物語 ( No.17 )
- 日時: 2016/03/30 17:39
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
七日目‐その参‐
さて、二日書いてるオフ会計画の話だが、実際にオフ会があったのは昨日のことだった。
今日は昨日行ってきたオフ会で起こったことを書いていこう。
彼女は一番乗りでオフ会の会場『Crescent Moon』に到着していた。
「やっぱり自分で企画したんだから、一番目に来ないとね♪」
と、嬉しそうに独り言を言いながら古びた喫茶店のドアをノックする。
「おお!もう来たのか…ってうわぁ!」
「ギル!お店の手配ありがとうねっ♪」
「…ごめん、誰だかわかんないからアバターネーム言ってくれない?」
「ああ、そうだよね〜ごめんごめん。私は………」
それから数時間後…
俺「おお〜、ここがオフ会会場か…」
「いい雰囲気ですねぇ…」
俺「はい…って誰ですかあなたっ!?」
「ああ申し遅れました。僕は結城東谷。Next lifeではカルファと名乗っています。」
俺「ああ!あなたがカルファさんなんですか…意外。俺は橋原修。ゲーム内ではサムって名前です」
東谷「よろしく修さん。しかしまさか君みたいな高校生があのサムの中の人とはね…」
俺「俺もカルファさんの中の人が20歳の大学生だとは思ってませんでしたよ…」
東谷「自己紹介もほどほどにしといて、そろそろ中に入ろうか?」
俺「そうっすね!」
そんな雑談をしながら、俺たちは≪オフ会なう!≫と書かれた看板が付けられたドアを開けた。
俺と結城さんが会場に来てから数分後、他のメンバーも到着した。
レオンの中の人は14歳の中学生で、名前は荒木優斗。
ネネの中の人は18歳の高校三年生で、名前は雨宮凛(あまみやりん)と自己紹介してくれた。
凛「レオンの中の人が中学生だったとはっ…ふふふ、夢が広がるっ!」
東谷「凛さん、そんなジロジロ優斗君のことを見てたら優斗君に嫌われてしまうよ?」
凛「ハッ!それだけは勘弁っ!」
俺「凛さんまさかのショタコンだった…」
優斗「イメージが崩壊していく…」
- Re: 名もないある日の物語【コメント募集!!】 ( No.18 )
- 日時: 2016/04/01 21:23
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
七日目‐その四‐
集まったギルメンと談笑していたら、奥からエプロンを着た俺と同い年ぐらいの青年が出てきた。
「れでぃーすえーんじぇんとるめーん!!今回はお忙しい中第一回『G-Force』のオフ会にご参加いただき、ありがとうございまーす!」
「「「イェェェ!」」」
俺「…ごめん、誰?」
「えー?ひどいなサムぅ。俺だよ、ギルだよー」
俺「へー、ふーん…」
「あれ!?あんま驚かない!?ちょっとショック…んまあいいや、とりあえず自己紹介を。俺は間宮雄作(まみやゆうさく)。よろしくね〜」
一同「よろしく〜」
雄作「そしてそしてぇ!今回のオフ会主催者、ノアルこと鳴神楓音の登場だーっ!」
俺「え!?楓音!?」
俺の知る限りそんな珍しい名前の奴は一人しかいない。
そして俺の予想は的中していた。
東谷「ほう、これはべっぴんさんだ…」
凛「やばいっ!チョーカワ(・∀・)イイ!!」
壇上に立った楓音は叫ぶ。
楓音「みなさん、今日はオフ会にご参加いただき、ありがとうございまーす!!今日はみなさんでっ、たっぷり楽しみましょ〜っ!」
「「「イェェェ!」」」
そして壇上にいた楓音が目を見開いてこっちに気づく。
優斗「ん?楓音さんどうしたんすか?」
楓音「え、あ、ううん!何でもないよっ。あ、これでオフ会開会式を終わります!みなさん楽しんでねっ!」
笑顔で会釈した後、こっちに早足で向かってきて、小声で耳元でこう一言。
楓音「何で修君がここにいんのぉ!?」
そう、こいつ、鳴神楓音は俺のただ一人のガールフレンドだ。
楓音「しかしまさかサムが修君だったなんて…。でも『おさむ』の『さむ』ってところを取ってサムってプレイヤーネームだったんだ…」
時刻は午後五時二十五分。日はすっかり傾いて、窓から優しい光を店の奥まで届けている。今俺たちは二人だけで後片付けをしている。
俺「俺も驚いたよ。ちなみにノアルって名前何から取ったの?」
楓音「私が昔飼ってたペットから。もう死んじゃったけどね」
俺「おお……なんか…わりい」
楓音「大丈夫だよ!あ、今度写真見せて上げるね♪すごくかわいいんだよ!」
俺「ああ、約束だぞ?…っと、さっさと片づけて帰ろうぜ。俺妹たちの夕飯作んないといけないし」
楓音「うん!………あ、えっと…修君」
俺「ん?どした?」
楓音「…ううん。何でもなーいっ」
俺「なんだよ、なんかあんなら言えよ」
楓音「大丈夫だよ、気にしないで♪」
ようやく片付けが終わり、用事で留守にしていた雄作も帰ってきたので
帰ることにした。
楓音「じゃあ、また月曜日、学校でね〜」
俺「おう。またな〜!」
「ああ……。また言い損ねちゃったな……」
楓音は遠ざかっていく青年を見ながら誰にも聞こえない声で呟いた。
- Re: 名もないある日の物語【コメント募集!!】 ( No.19 )
- 日時: 2016/05/05 01:23
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
八日目
雷花「まさか秋姉とこんなことになるとは思ってなかったのです…」
雷花と千秋が互いに睨み合う。
それは居合いの前に相手の隙を伺う侍のようだった。
千秋「フフフッ…。かわいい妹とはいえ容赦はしないからね…」
俺「いいから早く終わらせろっ!負けた奴茶碗洗いと風呂掃除な!」
妹たちの仁義なき戦いが幕を開ける。
勝つのは頭脳戦では俺も勝てない雷花か、はたまた運だけはべらぼうに良い千秋か。
「「いざ。尋常にまいるッッ!!」」
事の発端は俺があるゲームを持ち掛けたことからだった。
俺「おい妹たちよ。トランプしないか?」
雷花「いいですけど、どうしたのですか唐突に?」
俺「いや、今日の風呂掃除と茶碗洗いかけてやりたいなーって」
千秋「えー、まあ茶碗洗いとかめんどくさいけどいいよー」
雷花「そうですね。修兄いつも惨敗してますし」
俺「俺がいつまでも負けると思うなよ…。今日はポーカーで勝負だ!」
そして俺は見事にKのフォーカードを決め、鮮やかに一位抜けした。
俺が上がってから二時間後。
勝負はまだ続いていた。
雷花「これで二十六戦中十三勝十三敗ですねっ…」
俺「よくここまで続いたなっ!逆に尊敬するわっ!」
千秋「まだだ…まだ終わらんよっ!」
俺「いや終われよ!もういっそのこと二人で分担してやれよ!」
「「…その手があったか!!」」
雷花「じゃあ私風呂掃除で」
千秋「いや風呂掃除の方が楽そうだし私がやる」
俺「お前ら空気読んでかみ合えよ…」
雷花「……まさか秋姉とこんなことになるとは思ってなかったのです…」
千秋「フフフッ…かわいい妹とはいえ容赦はしないからね…」
俺「ループすんなぁぁぁぁっ!!」
- Re: 名もないある日の物語【コメント募集!!】 ( No.20 )
- 日時: 2016/04/08 21:49
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
九日目‐その壱‐
楓音「あのっ…えっと、修君っ?」
俺「ん?どした楓音?」
楓音「今日、空いて…ない?」
俺「まあ予定は無いけど…」
楓音「じ、じゃあ一緒に勉強でもしないかなっ!?」
俺「あー、うん…えっ!?」
そんなわけで家で勉強会することになった。
楓音「学校から修君の家直行って…大丈夫?」
俺「だいじょぶだよ。今日は妹たち部活で出払ってるから」
楓音「ならいいんだけど…」
俺「…?どうした若干嬉しそうな顔して?」
楓音「ななな何でもないよ!ほら早く行こっ」
そんな会話を交わしていたとき、鼻先に何か冷たいものが当たった。
俺「うわっ!やべえ雨降ってきた!」
楓音「え!?どっかで雨宿りしよう!」
とか言ってたら、楓音が盛大にコケて水たまりに倒れこんだ。
楓音「うー、さぶい…」
俺「うーん、どうしよう…」
とりあえず家に到着はしたが、楓音は服が濡れてしまい変えないと風邪を引いてしまうかもしれない。
(妹のを許可なく借りるわけにはいかないし、どうしよう…)
頭をフル回転させ、俺は一つの答えにたどり着いた。
俺「とりあえず俺のパーカー着ろよ」
楓音「!?」
俺「いやだって着るものないし…ほら、向こうにバスルームあるし着替えて来いよ」
楓音「え、あ…うん…」
俺のお気に入りの黒いパーカーを抱えてとてとてと駆けていく楓音。
何故か分からないが、心なしか嬉しそうに見えた。
- Re: 名もないある日の物語【参照二百突破ありがとう!!】 ( No.21 )
- 日時: 2016/05/22 21:00
- 名前: ちくわ (ID: nH0S84tQ)
九日目‐その弐‐
5分後、着替え終わったらしくドアが開いた。
楓音「ど、どう…かな?」
俺「お、おう…いいんじゃないかなぁ…」
いやいやいや、あのパーカーの下全裸とか破壊力高すぎんだろ。それで顔赤くしてもじもじしながら声かけんなよ…こっちのメンタルがやばい。
まあ妹たちが帰ってくるまでだし?てか雨で濡れちゃったから当然の処置だし?
………てかこれ妹帰ってきたらどう弁解しよう…。
楓音「えっとその…、何かする?」
俺「うぇ!?……そうだな…何しようか?」
楓音「うーん、あ、マンガ何かある?」
俺「あーうん、家にあるの持ってくるよ」
てなわけでマンガをあるだけ持ってきたんだが。
楓音「ベッド借りるねー」
あのー楓音さん?ベッドの上でうつ伏せになって読むのやめていてだけません?その…見えちゃう!いやまだ見えては無いけど。
あああ!転がんないでっ!くそう絶対領域見えそうだけど見えない!これ新手の焦らしプレイかよっ!
そんなことを考えていたら、楓音が寝息を立てていた。
うぉぉぉぉぉい寝るなよ気まずいだろぉぉぉぉ!
ガチャ
千秋「修兄〜?なにやってんの〜?」
雷花「修兄そんな趣味あったんですね…」
俺「誤解だァァァ」
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