コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- やばすぎ!学園生活☆
- 日時: 2016/04/06 00:23
- 名前: 貧困☆どみの (ID: 99568qQj)
こんにちは!
この小説は、hinn・こん・どみのの3人による合作です。
ぼっちの僕と予言者と弁護士のてっさんが取り巻くスリルな学園物語です。
だいぶ崩壊しています。
生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
荒らしと成りすましはお引き取り下さい。
コメント、メッチャお待ちしてます(^^)
- Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.20 )
- 日時: 2016/11/08 13:54
- 名前: hinn (ID: yWbGOp/y)
「それにしてもそなたの弟、いい男であるな」
学校へ向かう途中、隣を歩く四元がさわやかな声で呟いた。
なかなか大きい声だったため近くを歩く他の生徒がチラチラと不審そうな目で僕達を見てきた。
というか僕は見ないでくれ。巻き込まないでくれ。
アホはこの人だけだから。
「気持ち悪いこと言わないでよほんと気持ち悪いなぁ」
「はっはっは。辛辣なところは似ているな」
いちいち声が大きい奴である。
内緒話は絶対にできないタイプだ。
そんな他愛もない話をしている内に学校に着いて階段をのぼりながら四元に質問をなげかける。
「ところでさ、なんで不法侵入なんてしたの?通報していいの?」
「ちょっと待ってくれないか」
教室への階段をのぼっている時、そいつは踊り場に現れた。
「ワシはプロフェットじゃ」
どや顔を決める生徒を一瞥してから、僕達は無視して教室へ上がっていった。
- Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.21 )
- 日時: 2017/03/04 16:21
- 名前: どみの (ID: iJPfGsTj)
教室に入り、鞄を机に置いた時。
「おい!このクラスに島林尚則はおるか!?」
それまで騒いでいた人が黙る程の威勢の声が後ろのドアから響いてきた。
しーん……。
一瞬の沈黙が続いた後。
「ぼっ、僕だけど」
口を開き声をする方を向いてみた。
すると、そこには目が大きく長身で色白の思わず芸能人かと思ってしまうようなイケメンがいた。
目力の強さに思わず見とれてしまった。
そして、どことなく憮然とした態度をしていた。
ん……!?この顔ついさっき、見たような気もするけど……気のせいか。
その人は大きな目を見開いた後。
「そうか、お主か。ちょっとこっちへこい!」
「えっ、ちょっ……。」
そう言うと僕の机前へ来て、問答無用というような感じで腕を引っ張られた。
そして、そのまま教室の外へ連れ出された。
- Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.22 )
- 日時: 2017/05/30 13:33
- 名前: hinn (ID: b9FZOMBf)
引っ張られてそのまま廊下を走り抜け、空き教室に押し込まれる。
後ろ手に鍵を閉められ、壁に押し付けられて顔をのぞき込まれた。
少女漫画であったなら、この状況にドキドキが止まらないだろうがいかんせん僕は男でブサメンだ。(本当はフツメンだ。)
そして顔をのぞき込まれて分かったが、この人は遠目に見るとイケメンに見えるが近くで見ると非常に言葉にしがたい顔をしている。
ドキドキのドの字もない。
「お主…先ほど名乗ったのになぜ無視をした」
静かな声でそう尋ねられ困惑する。
確かに先ほど誰かに話しかけられた気がしたが誰に言ったのか分からなかったから無視ったのだ。
「えーと、もう1度お名前教えてもらえますか」
「嫌じゃ思い出せ」
一蹴されて泣く泣く考えるがやっぱり思い出せない。
気まずい静寂が流れた後で助け舟がやってきた。
「そこまでだ、もう1人の預言者よ」
- Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.23 )
- 日時: 2019/04/30 07:33
- 名前: こん (ID: a.LcHUxH)
黒いマントに身を包み、顔をカエルのお面で隠した男が小さい造花のバラの花束を抱え、窓から教室へ侵入してきた。
ちなみに黒いマントの下はうちの学校の制服である。
「そなたの好きなようにはさせんぞ。島林はわれのものじゃ」
教室へ降り立ち、僕たちの方へ歩み寄る。
「ふっ、なんと愚かなんだ、四元よ。ワシの前にそんな格好で現れようとも、ワシにはそなたの正体はわかっているというのに」
僕に壁ドンをした、名前の思い出せないそいつは、そう言いながら僕に顎くいを仕掛けようとしてきた。
近づけば近づくほどイケメンとほど遠いその顔に、僕は胸ヤケを起こして思わず目をつむってしまった。
「…そこまでよっ!なおちゃんから離れなさい、この変態!」
再びそんなセリフが聞こえ、目を開けると、僕とそいつの間を縫ってシャーペンが飛んできた。
「…っ!!あ、危ないではないかっ!?」
そいつが一瞬僕から身を離したすきに僕は誰かに腕を引っ張られた。
- Re: やばすぎ!学園生活☆ ( No.24 )
- 日時: 2019/08/22 00:47
- 名前: どみの (ID: f..WtEHf)
「か、かれんちゃん…?」
シャーペンを投げてきたその人こそ花蓮ちゃんの他ならなかった。
「大丈夫?なおちゃん?」
「う、うん。僕は何とか。ありがとう。」
僕はこの状況を飲み込むのに少々時間を要した。
僕は謎の人物に呼ばれ、迫られていた。
そこに、花蓮ちゃんが助けに来てくれた。
この二文だけ見ると、ヒーローのピンチを助けに来たヒロインのようだが、残念ながら僕はヒーローでもなんでもない。
改めて、ヒロイン…いや、花蓮ちゃんを見る。
こんな可愛い子が助けに来てくれるなんて、僕はある意味幸せ者なのかもしれない。
ピンチになるのも捨てたもんじゃない。
「え…!?ちょ…ま…花蓮ちゃ…なんで…。」
その時、僕は言葉を失った。
ふわふわカールとワンピースがトレードマークの花蓮ちゃんが、いつもとはまるで掛け離れた格好をしていた。
これじゃあ、まるで霊長類最強の…。
そう。レスリングウェアを着ていたのだ。
「やっと見つけたわよ。プロフェット。覚悟しなさい。」
思考回路がショート寸前の僕を他所に、花蓮ちゃんは宣戦布告をした。
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