コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 四季達の恋模様
- 日時: 2016/06/17 20:50
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
皆さんこんにちは♪
桧譜出子と申します。
小説好きな普通の学生です。
コメント、大歓迎です\(^o^)/
よろしくお願いいたします。
追伸
SS小説も投稿しました!
応援してくださってありがとうございます!
<プロローグ>
拝啓
初蝶の舞い踊る季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。こちらでは桜の雨が降っています。そちらは別れ霜が立って大変でしょう。
藍里ちゃんも、もうすぐで一歳になりますね。
さて今日は華の十周忌の案内の為に、筆を持ちました。
高校であの子と出逢ってもう十二年になると思うと、恐ろしいです。
湿っぽいのが苦手だった華だから、笑顔で会いましょう。
紅葉も、柚姫も、鈴華も、そして私も、早く春日に会いたいです。
敬具
- Re: 四季達の恋模様 ( No.34 )
- 日時: 2016/08/18 10:48
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
〈まさかの出来事〉
「で?そろそろ1週間たつけど?」
「えっ?何かな?聞こえないなー?」
「紅葉?」
「はい、すみませんでした。」
「ったく、まだ決めてなかったの?こりないねぇ。」
「ほんと、おまえもだけどな。」
「いい?こうゆうのは、本能に従うんだよ!」
?
なんかデジャブなんですけど?
「まぁふたりとも、今日の対応で決まると思った方がいいね。」
「だとしたら、流星の方が有利だね。」
「あぁ、そうかも。」
「紅葉、初恋楽しんで♪」
「えぇ。言われなくても初恋の醍醐味楽しんでますから。がっつり。」
- Re: 四季達の恋模様 ( No.35 )
- 日時: 2016/08/18 11:23
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
「で?もう1週間経ったけど答え出たの?」
「すいません、まだ出てないです、殺してください…。」
「いや、色々無理です。」
「ちょっと好きか、嫌いか、どちらでもないか、よくわかんなくて…。」
「ふーん?じゃ今のところどちらでもないんだったら俺、有利じゃないですか。」
「え、何でですか…?」
!?
あごくいすな!
「だって俺のこと好きにさせればいいんでしょ?」
「…私を照れさせて殺す気ですか///」
「殺しはしない。無理だから…。」
「…照れてるところ悪いけど、わたしのあごを返してください///」
「あ、ごめん…。」
「俺はさ、紅葉のことずっと前から見てた。ずーっと前からな。」
「うん、知ってる。」
「苦手なこと、好きなこと、笑顔が可愛いことも…。全部知ってる。」
「うん///」
「だから俺のことだけ好きになってよ。紅葉。」
もーっ!この距離感もやばいけどっ、まずは…。
「かわいい…。」
「あの…///声漏れてますけど?」
「!嘘っ!///」
「ってか、かわいいって!かっこいいでしょ!ふつー!!」
「えへへっ、ごめんてー。」
- Re: 四季達の恋模様 ( No.36 )
- 日時: 2016/08/20 10:47
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
工藤は 紅葉を見つけ 声をかけた。
「あの、の──」 答えは出ましたか? そう尋ねる前に遮られた。
「はい、答え出てないです、殺してください。」!Σ(×_×;)!
「えっと、それは僕の感情的に無理です…。」
「生殺しでもですか?」
「さらに無理です!」
「…今私、まずい状況なんです。」
その思いつめた表情にとても心配になる。 なぜ僕は彼女に対してこんなに心が揺れるのだろう?
「と、いうと?」
「 もう1人の男子にも告白されてるんです。」
えっ、まさか、そんなのあるんだ…
「 …その人から告白されたのは僕より後ですか?先ですか?」
先だとしたら諦めよう。
そんな戦いフェアじゃない。
多分そうだとしたら僕には勝てないだろう。
きっと外面的にも、彼女への愛情も。
「えっと…後です…けど?」
勝った。
「じゃあ順番守ってください。」
「へっ?」
「僕が先だったとしたら、振られる結末は嫌だし、おかしいです。まあ多分占い的に僕の方が選ばれますけど。僕にはあなたしかいないんです。それって、きっとあなたもですよ?」
「よく、意味がわからないんですが?」
僕は何を言ってるんだろう?
言いたいのはこんなことじゃない。
もっと素敵でふわふわしてるような言葉で、でも言葉では表現できないような不思議な言葉。
昨日は表現できないけど、…つまりは…。
「だから、うまく表現できなくて、意味がわからない言葉を口走っちゃうくらい、骨の髄まであなたが好きってことですっ!」
顔が、熱い!
「ありがとうございますっ。」
なんだ、顔が赤いのは相手も同じようだ。
- Re: 四季達の恋模様 ( No.37 )
- 日時: 2016/09/29 23:49
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
「桜樹さーん。」
「ん?」
「助けて…。」
「ちょっ、紅葉、顔真っ赤!!」
「あの人達可愛すぎ…。」
「あじゃばー、流星も工藤君も罪なやつだなぁ、恋愛初心者の紅葉になにいってんだか。」
「今日中に決めるなんて無理…。ってか一生無理…。」
「何て言われたのさ、紅葉さんよぉ。」
「流星はアゴクイして自分のことだけを好きになってとか言うし、工藤君だって
意味わかんないこと言って絡まっちゃう位私の事が好きとか言うの…。」
「ははっ、ははははっ。死んどけこの小悪魔野郎!」
「そんなの私に言われたって〜!!」
「もとをたどればお前が可愛すぎるのがいけないんだろ!!」
「別になりたくてこの顔になったわけでない!」
「ったく、流星も工藤もあれなら紅葉も紅葉だなぁ。」
( ゜ε゜;)
「まあ、がんばれ、少女よ。」
もう、すっかり冬の香りがする、そんな季節になった。
ー〈まさかの出来事〉ー End
- Re: 四季達の恋模様 ( No.38 )
- 日時: 2016/10/03 13:09
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
おまけ♪
紅葉、強し。
私が好きなのは…。
ぶちっ。
「工藤君…流星…工藤君…流星…工藤君…流星…工藤君…流星…工藤君…流星…工藤君…流星…工藤君…流星…工藤く…─」
どんっ!
「きゃっ…。」あっ、途中なのに…。踏まれちゃった…。
「おいおい、そこのお嬢さんよぉ。周りみないと怪我するぜぇ?」
(えっ、 あの子かわいそう。)
(ぶつかってたの、あっちからだよねぇ?)
(あの子財布すられてる!)
(えっ、それはまずい、やばいって!)
へぇ、そうなんだぁ♪ふふふっ。
切れる時に出る微笑みモード、発動♪
「…はい? そんな戯言言ってる暇あるんだったら今あなたの背中に隠した私の財布を返して下さい。今の状況なら私はあなたを警察に突き出すことができます。何言っても無駄だと思いますよ?見てる人いっぱいいますから。
と言うか先にぶつかってきたのどちら様でしたっけ?えっ?私の財布すろうとするなんて100年早いんですよ。とゆうか、あなたも相当鈍感ですねぇ?」
「あっ?あんだと!?」
「あなたの財布は今私の背中の後ろにあります〜。えへへっ。私の財布返してくれます?」
「…ちっ。返せばいいんだろう?ほらよっ。」
「ありがとうございますぅ。じゃあついでに私の財布から抜き取った現金戻しといてください♪」
「お嬢さん、覚えておくんだな…。」
「えっ?嫌です〜。遠慮しときます。」
ぼんっ。
「ほらよっ!!」
ばんっ!
「はいどうぞー。ふふっ。」
「…花占い中悪かったな。」
「いいえ〜。こちらはお金稼ぎできたので♪ 慰謝料としてとっときました♪」
ぶんっ。
「ったく、このくそ半グレが。かわいそうなコスモスちゃん…。ただでさえ短い命なのにごめんね。」
この掲示板は過去ログ化されています。