コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 四季達の恋模様
- 日時: 2016/06/17 20:50
- 名前: 桧 譜出子 (ID: DjQ11j/o)
皆さんこんにちは♪
桧譜出子と申します。
小説好きな普通の学生です。
コメント、大歓迎です\(^o^)/
よろしくお願いいたします。
追伸
SS小説も投稿しました!
応援してくださってありがとうございます!
<プロローグ>
拝啓
初蝶の舞い踊る季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。こちらでは桜の雨が降っています。そちらは別れ霜が立って大変でしょう。
藍里ちゃんも、もうすぐで一歳になりますね。
さて今日は華の十周忌の案内の為に、筆を持ちました。
高校であの子と出逢ってもう十二年になると思うと、恐ろしいです。
湿っぽいのが苦手だった華だから、笑顔で会いましょう。
紅葉も、柚姫も、鈴華も、そして私も、早く春日に会いたいです。
敬具
- Re: 四季達の恋模様 ( No.19 )
- 日時: 2016/05/08 22:48
- 名前: 桧 譜出子 (ID: WqtRIGcg)
「大丈夫? 怪我ない?紅葉ちゃん。」
「えっ?」
ナチュラルブラウンの髪が揺れる。
「いや、あの、シャーペンが壊れてるから。」
「!?」
「金具が壊れてるし。いたくない?」
あ、お礼。
「ありがとう。えっと…」
「あ、まだ話したことないよね。私、波原柚姫。」
「よろしく。紅葉です。」
肌に触れる風は、心地良い。
- Re: 四季達の恋模様 ( No.20 )
- 日時: 2016/05/21 23:03
- 名前: 桧 譜出子 (ID: WjAAkDuu)
そんなとき、流星は、心臓が飛び出そうなほど、驚いていた。
なぜなら、先程廊下で、倒れた女子生徒が…消えたのだ。
倒れて、階段から転げ落ちたりしていなければ良いのだが…。
そんなとき、机に向くと、机から手紙が
落ちた。
…見覚えがない。
読むと、そこには明らかに警察ドラマに出て来る様な、物がある。
脅迫状だ。
あなたの愛する者の心は、私がいただきました♪
月姫
流星はすぐに紅葉の方を見た。
- Re: 四季達の恋模様 ( No.21 )
- 日時: 2016/05/21 22:30
- 名前: 桧 譜出子 (ID: WjAAkDuu)
「あの、あなたが五十嵐赫映さんですか。」
紅葉はそこにいるブロンドの髪を雪のバレッタで留めている少女に話しかけた。
まるでグリム童話の雪の女王みたいだなと紅葉の心の冷静な部分がそう述べていた。
「人に何かを尋ねる時は先に自分の所存を示すべきでは?」
低いハスキートーンの声が心にズンと響く。
なぜだろう。なかなかの毒舌さなのに痛くない。
「すみません。同学年の乃山紅葉です。」
「ふふふ、存じ上げてます。五十嵐赫映です。」
「おい。五十嵐。お前、人の恋ぶ──。し、失礼。工藤 宙です。」
──面白い人。
紅葉はそう思った。
- Re: 四季達の恋模様 ( No.22 )
- 日時: 2016/05/21 22:42
- 名前: 桧 譜出子 (ID: WjAAkDuu)
皆さん、こんにちは!!
桧です。
新しい登場人物が増えたので紹介します。
五十嵐 赫映(いがらし かぐや)
ブロンドの髪が特徴的な少女。
とっても悪戯好きで、とくに恋をする人物に余計なお世話をするのが趣味というダークヒロイン的存在。
工藤 宙(くどう ひろ)
高校生らしくない、大人っぽい口調と論理的な攻め方で大人を論破する腹黒い生徒。だが、国語と古典が苦手。紅葉に片思いをしている。
- Re: 四季達の恋模様 ( No.23 )
- 日時: 2016/05/23 22:44
- 名前: 桧 譜出子 (ID: WjAAkDuu)
あっ!!
そうだ、本題。
「あの、そういえば、五十嵐さん。」
「あい。」
想像と違う返事の仕方に一瞬たじろぐ紅葉だったが、
「あの手紙って一体何ですか?」
言葉はすらすらと出てきた。
「あの手紙?」
返ってきたのは、赫映の意外な返答だった。
「そんなもの、知りませんが?」
Σ(゜Д゜)
じゃあ誰が?
「今、持ってます?」
「は、はい。」
制服のポケットを漁る。
リップや櫛に紛れ、出てきた。
「これ、です。」
手紙の件の驚き冷めやらぬ紅葉の声は、
おどおどしい。
「これ、筆跡が全然違います。私の字は、こんなに丸みがありませんよ。」
!!(゜ロ゜ノ)ノ
なにがなんだか、、、
混乱の紅葉だった。
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