コメディ・ライト小説(新)

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明日の天気は?どうですか?
日時: 2018/03/01 17:34
名前: あんか (ID: qwjQ/00r)

 愛してるって言ってたのは、学人。私はそんな、純粋で素直な彼に憧れてた。明日の天気は学人の好きな、晴れですか?私は今日も、元気です。

 学人は、私のことが好きだって言ってた。ただ、ひたすら。そんな学人の事、私も好きだった。ただそれだけの話。それだけの話が、幸せで嬉しかった。明日の天気はどうですか?

Re: 明日の天気は?どうですか? ( No.13 )
日時: 2018/03/22 16:40
名前: あんか (ID: qwjQ/00r)

 ねぇ。あなたは、なんで?どうして、学人の家にいるの?

 私は、戸惑いながらも聞いてみた。
 すると、彼女は、
 

 え?あー、うん。学人があなたに今日、告白するって言ってたから、秋人と朝、学人の家に押し掛けたの。これ秋人。私の今彼。

 そうして彼女は、一緒にいた男の子を指、指したの。
 
 はあ・・・。

 私は急に、よく分からないけとが起こっていることに、気づいていた。 

 だって学人って、大人しくて真面目なだけな小心者なんだもの。大丈夫かなー?ちゃんと、告白できるのかな?と思って。 

 そう言って彼女は、軽くカールを巻いたキレイな髪を、さらに指でクルン、クルンと巻いていた。

 その隣ではというと、男の子が鋭い目付きで私を睨んでいるかのように見えていた。私は正直、少し怖かった。

Re: 明日の天気は?どうですか? ( No.14 )
日時: 2018/03/24 15:55
名前: あんか (ID: qwjQ/00r)

 なぁ。成功したんだから、いいだろ。告白。帰ろうぜ。
 
 秋人という人は、そう言って可奈という子の腕を強く引っ張った。

 痛いっ!強く引っ張りすぎ!あー、痛。ちょっと、もうちょっと。まだ話したい事があるの!

 分かった。

 痛いと言う、可奈という子に悪いと思ったのか、秋人という人は、落ち込みながら大人しく返事をした。 

 でも、良かった。良かった。あのまま、告白この子にしてくんなきゃ、私はなんなのよ!って思い続けるとこだった。良かった。本当に良かった。

 うるせい。
 
 可奈という子に返事を返す、学人。少し照れながらも、怒っているみたい。そして、

 じゃぁ、ね。

 あぁ。

 と、軽く挨拶を返すと、彼女達は歩いて学人の家から帰っていったの。

 ねぇ、なんだったの?

 私は首をかしげていた。

 



 
 

Re: 明日の天気は?どうですか? ( No.15 )
日時: 2018/03/26 13:16
名前: あんか (ID: qwjQ/00r)

 ねぇ、学人・・・。
  
 悪、かった。
 
 私が学人に話しかけようと、学人が口を開けて話しだした。 
   
 可奈と秋人は前から、俺が告白するときには付いてく、見に行くってきかなかったんだ。今日の朝、花奈の家に行こうと思った時には、もう庭に立って待ってたんだ。 
 
 へぇー。
 私は思わず呟いた。

 嫌だって言ったんだ。なのに・・・。

 そう言って髪をかきあげる、学人。なんだか、学人が風邪をひいて寝込んでいる時みたいに、学人は苦しそうな顔をしていた。

 ごめんな。

 ううん。
   
 私は謝り倒す学人を見るのが嫌で、気にしないことに決めてみたの。

Re: 明日の天気は?どうですか? ( No.16 )
日時: 2018/04/03 17:09
名前: あんか (ID: qwjQ/00r)

 学人は、私を玄関から家の中へ、学人の部屋へとあげた。学人の部屋にあがるのは、初めてじゃなかった。何度も何度も入ったこの部屋も、こんな気持ちになっているなんて、想像してなかったから、ドキドキが止まらなかった。
 部屋を見渡すと、ディズニーのプーさんと私のと対のミッキーマウスのぬいぐるみが窓から、私をこっちを見てた。 

 なんだか、そわそわする私。それを見て学人も落ち着かないよう。

 そして二人で向かいあって、私たちはキスをした。それは私にとって初めてで、二人にとって初めてのキスでもあった。 

 好きだ。愛してる。

 そう言う学人。

 私は、幸せを手に入れたと思った。昔から欲しかった幸せ。手に入れられた。これで学人は私のものだ、ってそう思っていたの。

Re: 明日の天気は?どうですか? ( No.17 )
日時: 2018/11/14 15:37
名前: あんか (ID: .x5yvDPk)

 それから、学人と私が初めてのキスをして、1週間たった頃だった。私が家の玄関のドアを開けて、コンビニに行こうとした時だった。家の目の前で、可奈さんが立って待っていた。 

 どうしたの?何かあった?

 私は可奈さんに、そっと聞いてみた。すると可奈さんは、

 あ~、え~。学人の手前、何も言わなかったけど、私はあんたのこと気に入らない、大っ嫌いなんだよね。 

 そう、話だした。

 学人は大人しいし、いいやつだけど、学人の告白は成功したかもしれないけど、あんたはあんたの方から告白しなかったじゃないか。しようともしなかったじゃないか。 

 と、言った。 

 えっ・・・。

 私は可奈さんの話を驚いて、言葉を漏らした。

 あんたって、卑怯だ。汚いよ。あんただって、いやあんたの方が学人のこと好きなように見えた。学人は初めから、こっそりと付き合うことになってもいいのか、聞いてきた。私もそれを承知で付き合ってた。付き合ってる時の学人は、あんたを目で追って、あんたを想ってた。そんなこと、私にもわかってた。だけどそれ以上に、あんたは学人のこと好きで愛してた。だから私はあんたのこと気に入らなくて、大っ嫌いなの。

 と、私に向かって話した。


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