コメディ・ライト小説(新)

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笑う君の還る場所
日時: 2018/05/05 19:00
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

少年の前に突然現れた少女。

でもその少女の表情は
とても悲しそうなものだった。

それを見た無表情な少年は少女を
悲しみの孤独から救った。


そして少年に救われた少女は
いつも笑顔を絶やさなかった。




でも、そんな可愛らしい少女は
普通とは違う別世界の住人のようで。


+───────+
菜瑠季です。

初めましてですね。


処女作ですので、
どうぞ適当に楽しんでってください。


……御願いだから読んでいってやってください。


……なんかすみません、
テンション低い様に見えますが……
とても物凄く高いです、はい。

下手な文しか書けないかもしれませんが、
勉強しながら書いていきたいです。


ちなみにですね、
この作品は『転生モノ』と
一応なっております。はい。

主人公は少年と少女です。
他にもキャラが出てきます。

出てくる度に作品の中で
一人一人解説していこうかなと。


ちょっと闇あるかもですが、
きっと皆さんなら耐えられます。はい。


まぁそんなこんなで
はいはい言ってる自分ですが、
お許し頂きたいです。はい。←




じゃあ、もう話も飽きられたかと思うので
ここで切ります。




お話へどうぞ、お進み下さい。

Re: 笑う君の還る場所 ( No.10 )
日時: 2018/05/06 01:44
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

-神視点-
*店通りの路地裏*




「…………面倒臭いなぁ……
だぁ~いたい、私はミアちゃんの
"付き人"じゃないんだよ?
そこんとこさ……わかってよね?」

呆れた様に吐き捨てると同時に、
最高に意地悪気な顔で
彼女は目の前の人へ指を指した。

いや、人ではあるのだがそれは
イメージに過ぎない。

違う場所から連絡を取るには、
魔術でこの方法を魔術師達は使う。

彼女もその一人らしい。



その爪にはべっとりと、
血のように紅いものが塗られている。

右手爪にはそうだが、
左手爪には水のように青いものが塗られている。


マニキュアの様なものらしい。



「……レリア様、ですが……
これはリサ様の命令でして。
命令厳守の我々としては……。
なのでミア様をこちらへ……。
それと、リサ様から伝言で
"ミアに様付けを怠るな"と……」

震えるような声。

二十代後半であろう連絡相手の
女性魔術師は、その指に完全に怯えている。

いつ、殺されるかわからない。


相手が年下である等関係ない。
相手は、殺人鬼と同じだ。
どんな魔術も使える。


下級魔術師など、年齢問わず殺すだろう。

一指で、ころりと。







簡単に。





「…………へぇ、リサがねぇ……。
でもさぁ~あ?面倒臭いからぁ、
……あんたが無理って言ってよ。
……それと、ミアちゃんはまだ
私は認めてないし~。
だってあんな子が上級な訳ないない!」





その言葉の後のキャハハという笑いに、
女性魔術師はまた身を震わせる。


「……レリア様は知らぬのですか、
ミア様の正体を…………」

目を逸らしながら、
女性魔術師はレリアへと言った。

青いフードを被っており、
レリアからは表情が読み取れない。


「……ん~?ああっとねぇ~。
あれでしょ?上級だと思わせて、
私よりももぉ~っとランク下でしょ?
そーいう正体持った子って沢山だよねぇ」


馬鹿にした目で喋るレリア。

その外見は美しく、
透き通った赤い髪に灰色の目、
黒いマントで身を包んでは
その下に綺麗な青ワンピを着ている。

なのに、この性格のせいかとても……
汚く淀んで見えてしまう。

それでも妖しく美しい。


「…………ミア様は、西の廃れ城を
今の状態へ滅ぼした張本人……
あの最凶魔術師ですよ」

女性魔術師は一息でそれを言い切り、
もっと顔を険しくさせた。


レリアは、一瞬動きが止まる。



「は?あんた馬鹿じゃない?
それが起こった時、ミアちゃんは……
ミアは、13歳だったのよ!?
私達の所へ来る2年前じゃない!
今あの子は17歳でしょ?
私と同い年のあの子に、
13歳で何が出来るのよッ!」

怒り狂うレリア。

女性魔術師は怯えながらも
食い下がりはしなかった。

「……ええ、13歳でした。
ですが彼女は…………
"生まれつき魔術をもっていた"
と考えられます。
あの目、髪がそれを──」

荒息を吐きながら、レリアは
女性魔術師へと完全に腕を伸ばして
爪の長い人差し指を出した。

固まる女性魔術師。

一拍置いて、

「……おっ……おやめ下さいッ!」

と焦り切った様子で叫んだ。

その爪の先に生まれる紅い光。

「……もう、遅いわ。
……大体あんたが悪いのよ、
この私に物申そうなんてね……
永久的に速過ぎたんだわッッッ!」

『ばりんッ……』

ガラスの様に割れ崩れる女性魔術師。

光が爆発し、それは跡形も無く消えた。



「……あはッ…………
あッははははははははははは!
あははッあははは……はぁ……はぁ……
………………はぁ」

歪んだ妖艶な笑みを浮かべる彼女。

その目に光はない。


ただ狂い笑っていて、
でもまだ満足出来ないといった顔で。



「…………あぁ~あ。
ごめんねぇ……?下級魔術師さん。
でもさぁ……でもさぁでもさぁでもさぁ!
……とッても……いい顔、シテタノヨ?」





誰もを恐怖し魅了するこの笑顔。魔術力。





それを巧みに使いこなす彼女の名は。






全てを狂い遊ぶ破滅の魔術師、レリア。

Re: 笑う君の還る場所 ( No.11 )
日時: 2018/05/06 02:15
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

-神視点-
*何処かの美しき宮殿*




「……たっだいま戻りましたぁ~。
ミアちゃん居たよ~!ねぇ、どうする!?」


紅い光に包まれ、白い床の明るい広間に現れた。

彼女は言うまでもなくレリアだった。



「…………下級魔術師に何かしたんだね」

そんなレリアに向けられた一つの青い眼光。

冷たい声音はまるで鋭い刃の様だ。


「……おぉ~っと?
怒っちゃ駄目だよ~?
あれは仕方なくし・て・あ・げ・た・のっ!
だからぁ~、怒る余地は無し!」

流石は破滅を呼ぶ魔術師か、
その言葉をすらりとかわしては
無邪気な笑顔で意地悪気に言った。

「たとえあれが仕方なくだったとしても、
どうしてああなった?あそこまでする必要は──」

「──あったのよ?もっちろん!
だって天才魔術師のレリア様にさぁ?
あんな口聞くとはちょっと……
…………ねぇ?」

最後の方になると相手に近付き、
そっと囁くように妖しく言った。

「……ッ」

瞬時に後ろへ飛び退ける相手。

後ろでポニーテールにした青い髪が、
その動作につられて揺れた。
命令側である印の純白マントが眩しい。
黒いワンピがそれをより一層に引き立たせる。

だがそれは、レリアには気に食わない。


「……ふんッ、皆私を甘く見過ぎよ。
本気出さなくてもきっと…………
誰の事だって殺す事が出来るッ!
世界だって……潰せる」


歪んだ笑顔のレリアが、
右の大きな美しく飾られた鏡に映る。


相当自分の魔術力に自信があるらしい。



それは、これまでの言動のほどんどが
物語っているものだった。







「……貴様ッ……その魔術の
使い方を間違っているだろう……!」

怒りを顕にし、レリアを睨む。

そんな彼女に、一本の指がレリアによって出される。




「……あッははは……リサったラ。
モう疲れちゃウからさぁ~、楽しマせテ?
もッとその顔見セて……よッ!」

『ばんッ』

その瞬間に鳴り響く爆発音。


彼女の目が、これまでになく煌めく。



……が、それは甘かった。



一口で嫌になる甘いチョコレートのように。






甘過ぎたのだ。












「…………そんな技ばかり使って、
魔術師としては失格だな」



白い煙が消え去ると、そこには無傷の彼女。





いや、リサが立っている。













「……な、ナんで!どうしテ!?
……おかしい……なぁ……」



困った様子のレリア。





……と、そこでようやく己の体に起きた
違和感に遅くも気付く。



















「……かはッ…………!?
……ア……あァ…………あ……
ち…………血、ガ……」


目を見開く彼女。

その目には、己の吐いた血が
くっきりと鮮やかに映されていた。




あまりにもあっさりと、
勝負の勝敗が決まった瞬間だった。






それと同時に、
リサは忽然と姿を消していた。

Re: 笑う君の還る場所 ( No.12 )
日時: 2018/05/06 02:39
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

作者です。

プロフィールURLから点が抜けなくなって……
悲しいです、はい。ほんとに。

プロフィールは置いといてね……
深夜テンション高い訳であれですよ、うん。

ここで自己紹介とかしてしまおうかなと、はい。



なんか、ぱっとしませんな自分。




えー、名前は菜瑠季です。
因みにナルキと呼びます。

性別?うーん、
察しましょうや((

年齢?まぁ……
中高生と思ってくださってOKです。はい。

性格……はまぁ、こういう奴です。
チキンです。

大体書きそうな小説は、
こういう魔法系とかね……。
転生とかね……美少年とかね……←
美少年好きです。
天夜君?あぁ……それです。
キャラは狂ってる子好きです。
いちいち私情挟みたくなります。
あ、可愛い……ってなる自分は異常かな(笑)


こんな感じかな……
まぁそんな訳で、宜しくです。はい。

Re: 笑う君の還る場所 ( No.13 )
日時: 2018/05/06 03:44
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

-神視点-
*何処かの美しき宮殿*




「……な、ンで……私……ガ……?」

荒い息を吐きながら、その場に崩れ倒れた。

減っていく魔力。

魔力でほとんど構成された彼女の身体は、
これ以上血を吐き続けると持たない。

死ぬ運命に追い詰められるのだ。



しかし彼女は余裕な笑みを浮かべた。

「────……!」

そっと、目を閉じる。


おぞましい朱。赤。紅。

それが彼女を包み込んでいく。


まさに呪いだ。



先程まで床を流れていた血は消え、
完全な状態の彼女に戻った。

「……言ったでしょ?
だ~れにも、私は殺せないって……」


城に、魔女の笑い声が響き渡る。

若く、美しい姫の様な魔女の。


否、姫になり損ねたのだ。


その呪い級の強さと引換えに。



彼女は美しさをも兼ね備えた。


しかし、一つ欠落しているものがある。




感情だ。







上手くコントロールは出来ても、
やはり何処か足りていない。

生き物らしさがない。



そんな不気味な彼女は、
今日も何かで遊ぼうとする。

ただ狂っていて、
その殺し方は半端ではない。

一瞬で殺す訳では無いのだ。


中からじわりじわりと、確実に。
それは常に痛みを増していき、激痛へと。
抉っていっては叩きつける。

そして徐々に壊していく。


そして最後にその絶望を味わう。






なんとも恐ろしい魔術。





それが彼女を魅了するのだった。

Re: 笑う君の還る場所 ( No.14 )
日時: 2018/05/06 12:56
名前: 菜瑠季 (ID: V9u1HFiP)
参照: .

はいはいはい、また作者です。


え?もうお前はいいから……って?

ま、待ってくださいよちょっと……。



そもそも、此処は普通は
『楽しげで幸せそうな小説』が
執筆されてますよね。

でもこの作品……
今とてもシリアスですね。


明らかにおかしいと思った方、
……正解です。


ですが、こっからコメディへと
走っていきます。はい。



なんとも、
天夜君の周りの友達がね……うん。
個性的な子達でね……
非常にね……笑えてきます。

自分はですよ?


まぁ馬鹿な子達ばかりで……。


一人だけ女の子いるんですけど、
その子は結構普通なんです。

……いや、なんと言うか……
臆病すぎる子です。はい。


可愛らしいな、と自分で思いました。


キャラの書き出し、物凄く楽しかったです。




まぁそんな訳で、
シリアスだけじゃないです。


シリアスは……まぁほとんど、
魔術とか魔術師の方へ行きます。

後は天夜とミアの事くらいかな。


しんどいの書くの得意ですけど、
楽しいの書くのも良いかなと。



……というか初めからそのつもりでした。
すいませんでしたぁぁぁぁ!(






そんな訳でね、今も読んで下さっている方々!

今後とも是非宜しくお願いします!







因みに自分のリアルでは
今日はとても外が暑かったです。
雨、もっと降ってくれてもいいんだよ?


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