コメディ・ライト小説(新)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

不運の最弱勇者
日時: 2022/05/18 16:51
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

幸運値が絶望的で、能力値は中途半端。
その結果、どの職にもつけない男・田中章宏(たなかあきひろ)が、異世界で地道な成長と奮闘を繰り返す冒険活劇!

-------------------------------------------------------------------------------------
一話 プロローグ>>01
二話 仲間>>02
三話 初クエスト>>03
四話 魔王軍幹部?>>04
五話 レベル上げ>>05
六話 電気ネズミ?>>06
七話 上級者?の町へ>>07
八話 仲間の一面>>08
九話 メジャーモンスター、発生>>09
十話 里帰り>>10
十一話 サプライズ>>11
十二話 農業>>12
十三話 カタツムリ、再来>>13

Re: 不運の最弱勇者 ( No.9 )
日時: 2022/05/02 20:55
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

エレメントでの初クエスト。相手はあのメジャーモンスター、スライムだ。どうやって倒すかと言うと、こうだ。相手は物理も魔法も効かない。ただ、スライムは進化などのは変異が起きやすいらしい。そこを利用する。あいつらを食うんだ。水羊羹みたいに変異させる。
「みんな、黒蜜は持ったか!?」
「おお!!」
こんなバカな会話をしていても俺たちはいたって真面目だ。黒蜜をかけると黒蜜を吸収して食べ物の遺伝子を受け取り、水羊羹のように変異するらしい。しかも、味もついて美味しいときた。
ただ、黒蜜は高いので、黒蜜を買えるぐらいの金を持っていないと倒せない。まぁ、黒蜜代よりも報酬が多いので利益にはなるし、経験値も豊富だ。だからこの町ではサクシートでのジャイアントマイマイのようにスライムは狩られている。
俺たち5人は黒蜜片手にぷよぷよ動くスライムに飛びかかり、美味しくいただいた。



俺は今、この町でメンバーと買い物中だ。いつまでも全員が初期装備とはいかないのだ。なんせ俺たちは魔王軍幹部にケンカ売るんだから。それぞれが各々の職業に合った装備を買った後、パーティ全員共通デザインのマジックアイテムを購入することにした。ロイ、レインさんは攻撃力が、リン、フィオは魔力が、俺は幸運値が上がるブレスレットを買った。
幸運値はようやく30だ。まだ、「低いね」と言われるレベルだが、3よりも全然いい。俺たちはレベルアップや装備によって幹部退治に一歩ずつ近づいていった。

Re: 不運の最弱勇者 ( No.10 )
日時: 2022/05/04 17:45
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

俺たちは二手に分かれて探索クエスト中だ。ギルドの備品の薬草が切れそうだからと言われて出てきた。
あ。そういえば‥‥
「なぁリン。君はここに家族が住んでいるんだろ?どこなんだ?」
「あぁ、正確にはここじゃないんだよ。少し離れたところに集落があってね。そこから出てきてこの町で冒険者になったんだ。それでその後に会ったってこと。」
「へえ。いつ帰るんですか?」
「レベルも上がって冒険者らしくなったし、そろそろかなとは思ってたけどね。どう?来週あたりに行ってみない?」
「そうだな。あの2人にも聞いてみるか。」



「‥‥と言うことなんだが、ぼちぼちレベルも上がったしリンの憂さ晴らしにもいい頃合いじゃないか?」
「明日はクエストもないし、いっそ明日にでも行ってみるか?」
「異議なし!」
「いいわよ」
「わかりました。」
「よし!決まりだな!じゃあ今日はこれから旅の準備だ。」
「お土産でも買っていこう?」
その後俺たちは適当に見繕って準備を終えた。



どうやらリンの故郷はレオンの村と言うらしい。さほど大きくはないが、村のみんなは活気があっていい雰囲気だ。そして今、俺たちはリンの家に向かっている。
「貴族の後は村長の娘かよ。」
「人のこと言えないけど、驚いたわよ。」
「まさかヒロやレインもそんな秘密隠してたりしないだろうな。」
ビクっとした。ただ、コレ言ったらアホ扱いされるしな。いつか成人してから酒飲んでポロっと出て来るまで秘密だ。
「俺はそんな器用じゃねぇよ。」
「そ、そんな訳ないじゃないですか。」
「とにかく、仲間内で秘密はなしな。言いたくないならしゃあねえけどよ」
心が痛むような‥‥それにしても、レインのあの貼り付けたような愛想笑いはなんだ?何かあるのか?まぁ、俺と同じで言えない事情があるのか。
「おお。ここか。」
「なかなかデカいな。」
「そう?」
「フィオ殿の家と同じにしてはダメですよ。」
「そうよ。アンタんちがデカすぎるのよ。これでもこの村の村長の家なんだから。」
「ごめんごめん。」
「じゃあ、入るか。」
「「「「お邪魔します!!」」」」
「ただいまー!」
アポなしでゾロゾロと押しかけたのでかなり迷惑をかけるだろうが、リンにとってはなかなかに楽しい里帰りになりそうだ。

Re: 不運の最弱勇者 ( No.11 )
日時: 2022/05/11 18:42
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

俺たちはリンの家に行った。
‥‥が、返事がない。どうしたんだろう。
「そういえば今は、畑にいる時間か。行ってみる?」
「そうだなじゃ「ダメよ」あ行ってみ‥‥」
珍しいな。フィオが食い気味にこんな風に物を言うとは。
「どうしてよ。」
「「なんでだ?」」
「それは一体‥‥」
「ただ会うだけでリンがスッキリするならいいけど。どうせやるならある程度工夫したいでしょ。」
「どういう風にするの?」
「まず、リンだけで畑に行くのよ。そしたらどうせリンの家族は冒険者になれなかったのかってバカにするはずよ。 」
「そうね。ムカつくけど。」
「それで、ショボンとした空気感を出しながら一緒に帰って来るよ。そして‥‥ねぇリン。合鍵持ってる?」
「持ってるわよ?」
「なら貸して。私たち4人で家で私たちの早めの結成1年記念パーティの準備しておくから。それでサプライズってことよ。これ持ってってね。」
そう言って取り出したのはクラッカーだ。
「分かった。はい、鍵。」
「どうも。じゃあ行ってらっしゃい。」



〜リン視点〜
フィオ、いいこと考えるじゃない。楽しそうね。あの2人が驚く顔が早く見たいわ。
あ、いたいた。そろりそろりと近づいて‥‥
「ただいま!」
「?あぁ、とうとう帰って来たのか。」
!予想通りだけど‥‥
やっぱムカつくわね。どうしてくれようかしら。‥‥じゃない!ガマンよガマン。
「話したいことがあるの。家にいこ?」
「はあ。分かったわ。」
!?何よ今のため息!無性にムカつくんだけど!あ。ダメダメ。冷静に冷静に。
「‥‥お願い。」
暗い雰囲気を演じながら家に帰った。



あらかじめ閉めてあった鍵を開けて家に入ると。
「あ。来た来た。じゃあ始めようぜ。」
「え、誰?何なの?」
「母さん、不法侵入だ。警察に行こう!」
「あぁ、待って待って。私が呼んだのよ。‥‥ちょっと父さん!待ってってば。」
「‥‥どういう事だ?」
「まずこの人達は誰なの?」
「私たちはリン殿の冒険仲間です。私はレインと申します。」
「私はフィオです。」
「俺はロイです。」
「最後に俺はヒロです。俺たちはこの5人で日々旅してます。」
「?冒険者になれなかったから帰って来たのじゃないか?」
「冒険者になったの?1年かかったの?」
「失礼ね!あの翌日には既にヒロと仲間だったわよ。レベルも35よ。だからエレメントに帰って来たんだから。」
「そ、そうか。悪かったよ。」
「おめでとう。」
「じゃあ、結成1年記念パーティ、開催!」
「開催ー!」

「パーン!」

今までの話をリンの親としながら楽しく一週間を過ごした。

Re: 不運の最弱勇者 ( No.12 )
日時: 2022/05/13 17:00
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

リンの村にて‥‥
俺たちはのどかな一週間を過ごしていた。
1日目
「‥‥そうかそうか。リンは君たちと仲良く生活しているのか。いい仲間に恵まれたな。がんばれよ。」
「そんな立派になったのね。いつか幹部ぐらいは倒してしまうかもね。」
俺たちはリンの親と楽しく話しながら過ごしていた。あれ?リンがプルプルしてる。何だ?
「なかったことにしてんじゃないわよ!誰よ出てくときに「どうせ無理だ」とか「あら、どうしたのそんな格好で。夕飯には帰るのよ」とか言ってた人は!ちゃんと謝りなさいよ!」
「すまんすまん。悪かったよ。」
「あら、そんなこと言ったかしら。ごめんなさいねえ。」
「ああ、余計イライラする。もういいわ。」
どうやらリンにとってはストレスの溜まりそうな里帰りになりそうだ。
4日目
「君たち。せっかく農村にいるんだから、畑でも見に行かないかい?」
「そうねえ。ちょうど収穫の時期だし手伝ってもらおうかしら。」
「いいっすね。やりますよ。」
俺の言葉に仲間も頷く。話すこと話し終えてやることもないしな。

早速畑に着いた。俺が任されたのは、レタス‥‥のようでレタスじゃない作物だ。なぜレタスじゃないと分かったかと言うと‥‥
「硬え!何だよこれ!切れねえじゃん!」
俺はカマを持ってレタスもどきと格闘していた。
「お前、何やってんだ?ソイツはカマなんかで切れねえよ。普段から奇行が目立つお前でもそれぐらい知ってると思ったんだが。」
ロイの言葉に近くにいたフィオまで頷く。
‥‥俺、そんなふうに思われてたのか。割とショックだな。
「どうすんだよ、これ。」
「周りを見ろよ周りを。」
言われて見回すと‥‥
みんなが短剣を持ってた。何だこれ。俺の知ってる収穫じゃねぇ。
見よう見まねで収穫した。なぜかレベルも1上がった。‥‥この世界、どっかおかしい。

そして7日目
「お世話になりました。」
「またいつでも来てね。」
俺たちはリンの家を後にした。

Re: 不運の最弱勇者 ( No.13 )
日時: 2022/05/18 16:50
名前: 名のない初心者作家 (ID: bSLQhqZo)

エレメントに帰って来た。
いいかげん、スライム討伐ではレベルも上がらなくなった。そんな中、俺たちが標的にしたのはスピーディデンデンツムリだ。聞いた途端、アホみたいな名前だと思った。
だって、デンデンツムリだよ?デンデンムシとカタツムリを掛け合わせたようなやつだよ?それなのにスピーディなんだよ?もう、訳がわからん。そんなアホみたいなやつなのに、この世界ではスライムの次に標的にするようなメジャーモンスターらしい。いつぞやのレタスといい、コイツといい、俺この世界が嫌いになってきた。
「どうしたんだ?そんな苦虫を噛んだような顔して。なんか今日、変だぞ?」
「と言うより、このクエストを受け始めた時ぐらいからじゃない?」
ロイとリンが心配し始めた。もう考えるのはやめよう。
「‥‥何でもない。クエスト頑張ろうぜ。」
「まぁ、ヒロがおかしいのは今に始まったことじゃないし、いいわよ。」
「そうかもしれませんね。」
フィオとレインも心配し始め‥‥
「おい!どういうことだよ!」
「「「「言葉通りだけど?」」」ですが?」
「息ピッタリだな、おい!それはこれから発揮しろよ!」
「言われなくても‥‥ねぇ?」
「ウンウン。」
クソ。俺がどう思われているかよーーーく分かった。後で仕返ししてやる。
「じゃあ行くか。」



スピーディデンデンツムリはボル○顔負けの速さらしい。ボ○トは100m9秒なのにコイツらは○ルトより2秒も速いらしい。
コイツらの厄介なところは目の前に現れた動くものを何でも丸呑みにすることだ。後ろから近づいて急所をつけば倒せるが後ろに近づくことが難しいのだ。だって7秒だもん。そこで俺たちはデンデンツムリの通るところに摩擦強化の魔法陣を敷いて足止めをすることにした。

「フィオ、準備できたか?」
「ええ。」
「じゃあこれに入れ。」
そう言って取り出したのは大きめの箱。人間が姿を見せたら食われちまうからな。

その後、何のハプニングもなく俺たちは無事クエストを達成した。


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。