コメディ・ライト小説(新)
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- 手を抜いて、転移して、少し本気出して。
- 日時: 2022/09/10 17:37
- 名前: アリア (ID: PRkwsfL0)
登場人物紹介
御影(みかげ) 真白(ましろ)15歳
趣味以外では、勉強や運動、全てのことにおいて手を抜いている。
人を見下してはいない。だが尊敬もしていない。
もし、私より上の人が現れても尊敬することはないby真白
友達はいる。
尊敬しないと言うだけで作らないとは言ってない。
↓
転移してからは白と名乗っている。
ある出来事があってからはスキルやレベル上げに励むようになった。
プロフィールやらなんやら
・面倒くさがり屋・気まぐれ・頭いい・運動神経抜群・趣味はピアノ、作曲、歌・音楽部に所属
趣味では全てにおいてコンクールで常連
仲がいい友達 澄田(すみだ)空音(そらね)
バスケ部
主なクラスメート
・佐藤(さとう)瞳(ひとみ)・清水(しみず)空(そら)・浅ヶ谷(あさがや)由莉(ゆり)・美村(みむら)香帆(かほ)・芹田(せりた)志遠(しおん)・芦沢(あしざわ)理人(りひと)・百橋(どのはし)里南(りな)・中村(なかむら)十和(とわ)・山口(やまぐち)湊(みなと)・山田(やまだ)碧(あおい)・藤間(とうま)優太(ゆうた)
先生 岡崎(おかざき)美織(みおり)
- Re: 手を抜いて、転移して、少し本気出して。 ( No.17 )
- 日時: 2022/12/17 13:38
- 名前: アリア (ID: yO0nPcAS)
【第十三話 魔族になろうZE☆】
「へー、鑑定、2人とも持ってるんだ」
空音はそう言って私に向き直る。
「そう言えば聞きたいんだけど」
何ぞや。
「魔族になったって言ってたけど…どうやってなったの?」
「あ、それ俺も気になった。あと、魔物は味方なのに倒してもいいのか?とも」
よくぞ聞いてくれました。
「まず、倒していいのかは私も知らん!まあええやろ」
「んな雑な!?」
私の答えに清水さんはツッコむ。
「で、魔族になるには、まず、腕を切ります。切り口に魔王の血を垂らします。終わり!」
「うわー、痛そう。てかなんか、鬼○の刃みたい」
「ちょっ、それ言うな」
著作権もくそもあったもんじゃない。
「私も魔族になりたいな」
「いいよ。空はどうする?」
…あっ、空呼びに戻ってしまった。
「え?行く。超行く」
めっちゃ嬉しそうやん。実は密かに憧れてたんかな。
「じゃあ、運動とかレベル上げがてら、魔族領までは走って行くか!」
「おっけー」
そして走っていると後ろから声が聞こえてきた。
「ちょ、はあっ、真白走るの速い速い!」
空音がハアハア言いながら文句を言ってくる。
おっとごめんよ。
2人だから油断していた。
「すまんなあ」
一旦止まる。
すると、私の探知に魔物が引っかかった。
「魔物、前方20メートル」
「イヤ近すぎ!!もうちょっと早く教えろよ!」
「まだまだ未熟者でして」
なんやかんやあって、魔族領から転移したのは夜頃。
魔王城に着いた。
「お帰りー。お、味方?いいねいいねー」
「魔族にして下さい」
「突然用件ぶっこんでこないでくれる?」
あとは2人でよろしく。
「あ、あの…リリエさん、ですか?俺ら…」
「おっけー。堅苦しいのはなしで!ではまず、イケメン君からだ!」
「あ、空です」
「はいはい。じゃあ切るね」
「っつ…」
切り口にリリエさんの血が垂れる。
と同時ににょきっ、と2本の角が生える。
「え…」
「あらあ、見た目変わっちゃったか。まあ角なんて格好いいじゃん!次!そこの可愛子ちゃん」
「空音です」
「ええ…みんな名前がいいの?」
そう言いながら腕を切って血を垂らす。
尖った八重歯が出てきた。
「うおっ」
「まあ角よりはマシでしょ」
「おっと?」
慰められた空が抗議しようとする。
「そ、そういえばダンジョンはどうだったの?」
慌てて話を逸らすリリエさん。
「無事」
「ああうん。端的。じゃあ次のダンジョン行ってみない?」
あとがきやらなんやら?
どーも、アリアです。
いやあ、なんか雑だけど許してえ。
時間がNAINODA
というわけで次回はとんでもないことが明らかに…!?
…なったりならなかったり、進み具合によります。
それではまた。
- Re: 手を抜いて、転移して、少し本気出して。 ( No.18 )
- 日時: 2023/02/23 20:49
- 名前: アリア (ID: /AT.x.Fs)
「次のダンジョン、ですか?」
空が首を傾げる。
「うん」
「黒ちゃん達のレベルが上がったならそこに行っても良いと思うんだよね」
「…黒ちゃん?」
リリエさんの言葉に今度は空音が首を傾げる。
「うん。この子のこと」
リリエさんはそう言って私の頭を撫でた。
「何で黒ちゃんなんですか」
今度は空が質問する。
何、君らもしかして台詞どっちが言うかみたいなの決めてんの?
「腹黒そうだから」
うえええ、そんな理由!?私そんな腹黒そうかなぁ!?
「偏見だけど」
そういうの良くないと思いまっせ。
偏見ダメ、絶対。
…と、さっき、次のダンジョンって言ってたな。
次か。まあ、ボスとか倒したし行けるとは思う。
でもリリエさんが勧めるダンジョンだからヤバそうな気がするんだよなあ。
まあでも、リリエさんについて行って貰ったら平気かな。
「リリエさんも一緒に」
「ほえ?…ああ、ダンジョンね。急に飛ぶね」
伝えんのめんどい。
「…うん、いいね。久々に行くか」
「…え?」
その言葉に違和感を覚えた。
「リリエさんは何回か出てますよね?」
空が代表して質問する。
「ああいや、今までの私はホログラムなんだよね」
「ホログラム…」
「そ。だから本当の私より弱いんだけど」
え…。あれで弱い?一瞬で首を飛ばすあれが?
…どうやら、次元が違ったようだ。
「空間魔法でしか、ここから人間界までは行けないんだ」
「ああ、だから」
思わず呟く。
「ん?何が?」
空に聞かれたので説明する。
「イヤ、復讐、なんで早くしなかったんだろうって思ってたんだけど、リリエさん空間魔法が使えないんじゃあ、無理じゃん」
「おお、初めて聞いた長文。まあ、その通り。あと、空間魔法はすっっっごく希少でね。何千年に1人が持つか持たないかって感じなの」
えっっっ。
私、希少だったんだ。
なんか急にいらなくなってきたな。
そういえば、最初に来たときの空間魔法は元々設置されている魔法だったもんな。
バグも起きるか。
「なるほど…」
感心したように頷く空。
「意外に頭良いんだな、真白」
おっと?貶された?
…まあ、普段は平均だもんな。
仕方が無い。…仕方が無いが、何かもやっとする。
でも、あれだな。何か私に空間魔法が来るって、ご都合主義だな。
誰か何か操作をしているみたいだ。
…まあ、いいか。
リリエさんが満足そうに口を開く。
「じゃあ、一緒に行きますか。…リューシオン迷宮」
あとがきやらなんやら?
どーも、アリアです。
なんかどんどん進んでるやん。
受験終わったアアアア!!
ちょっと遅くなってごめん。
ってか読者離れてるからやんなくてもいんじゃね?
って思ったけどそれは無責任だからやろう。
ふははは、偉すぎやろ、あてし。
じゃあ、これからも読んでください!!
- Re: 手を抜いて、転移して、少し本気出して。 ( No.19 )
- 日時: 2023/02/23 20:51
- 名前: アリア (ID: /AT.x.Fs)
【第十四話 ホログラム魔王】
すみません、これ付け忘れました
- Re: 手を抜いて、転移して、少し本気出して。 ( No.20 )
- 日時: 2023/03/14 22:39
- 名前: アリア (ID: /AT.x.Fs)
【第十五話 …と、思ったけど】
「じゃあ、一緒に行きますか。リューシオン迷宮」
だね。復讐への、第一歩。
「…と、思ったけど」
…あれ?今めっちゃ意気込んだんだけど…。
「うーん、黒ちゃん、今空間魔法レベルいくつ?」
この世界にはスキルレベルというものがある。
スキルレベルが上がれば技の精度も上がる。
「まだ二」
「じゃあダメかなあ。多分、十、限界まで達さないと、私を運べないと思う。レベルが高い人はそれだけ精度が必要なんだ」
…そうかー。
「だから、ホログラムとして行かせて貰うよ。視覚とか、聴覚は共有してるしね」
「分かりました」
空音が頷く。
「もうホログラムはここを出てるから、君らも行っておいで」
「はい!」
空を筆頭に、魔王城を出る。
魔族領を出ると、ホログラムリリエさんがいた。
「じゃあ行こうか」
リリエさんについていく。
ホログラムだけど、あんなに強いんだから私達が死ぬことは多分ないよね。
でも気を引き締めていこう。
結局いつかは勇者達と戦うことになるかもしれないんだし。
…勇者か。
どういう人なんだろ。
戦いが終わったら魔王に聞いてみようかな。
「アルフ・フレーゲル――そなたを勇者に任命する」
王様の言葉から僕の名前が放たれる。
「はっ。ありがたき幸せ」
今、この瞬間から僕は勇者なんだ。
そう思うと、今までの倍以上責任が重く感じられる。
でも、仲間がいれば大丈夫。
王室から出ていく。
首にぶら下がったネックレスを握る。
それに、転移してきた子達もいるから、大丈夫。
転移してきた子達が止まっている屋敷に向かう。
「こんにちは」
大半の子が挨拶を返してくれる。
でも、少し沈んでいる子達をちらほら見かける。
クラスメートが三人消えたからだろう。
才能があるだろうな、と鑑定して分かる男の子三人が沈んでいるのは少し痛いけど、その子達を取り戻すためならやる気も出るだろう。
女の子でも何人か沈んでいる子がいる。
あの子はイインチョウ、と聞いた。
クラスのまとめ役だそうだ。
よほど責任感が強いんだろうな。
でも辛いだろうけど、鍛えて貰わないと友達は助けられない。
多分、魔王に連れ去られただろうから。
魔王に勝つには鍛えられるだけ鍛えないといけない。
この子達のステータス限界が千なのかは分からない。
でも、限界まで達して欲しいと思う。
あとがきやらなんやら?
どーも、アリアです。
ごめんね、
変なところで終わっちまったわ。
勇者視点ですね、最後は。
クラスの雰囲気もあんまりって感じだねー。
私が空気最悪にしたんですけどね。
低浮上だけど、これからも読んでくれると嬉しいです!
- Re: 手を抜いて、転移して、少し本気出して。 ( No.21 )
- 日時: 2023/03/26 12:28
- 名前: アリア (ID: /AT.x.Fs)
【第十六話 みなさん、レベル上げに励みましょう】
「私がいれば、リューシオン迷宮は大丈夫だけど」
ホログラムなのは置いておこう。
うん。
洞窟の入り口についた途端、リリエさんが口を開く。
「私はあまり手助けをしたくないんだよね」
…あー、理由が分かった気がする。
顔を見る空音も空も察しはついているみたいだ。
つまり…。
「あくまでも君達のレベル上げが目的だから、私が出しゃばるべきではないんだよね」
まあそうだね。
「だから、本当にヤバいと思うまで私は何も言わない。助けない。ただ道案内をするだけ。それでも、
やれるよね?」
「………っ」
…ああ、ホログラムでもやばい。
威圧が半端ない。
常人なら逃げ出したいと思う。
でも私は逃げない。
今まで散々人を上に見なかった。
散々自画自賛をしてきた。
人を馬鹿にしない代わりに尊敬もしなかった。
ならそれ相応の覚悟を見せなければいけない。
空音と空を見る。
…逃げ出す気配はない。
空が代弁する。
「やります。死ぬ気で」
私も空音も頷く。
うん。
やる。
必ずやり遂げる。
「おっけー。その言葉が聞きたかった」
威圧は消え、リリエさんは歩き出す。
よっしゃ、やってやんぞオラァ!!
……ごめん、雰囲気台無しにしたわ。
「みんな、突然で悪いんだけど、僕とレベル上げをしないかな?」
沈んでいる子達に僕は声をかける。
子供達が一斉に僕に注目する。
「クラスメートがいなくなったのは悲しいし、やる気が出ないと思う。これはあくまで僕の憶測だけど、いなくなった三人はみんな魔王に連れ去られたと思っているんだ。…理由は見当がつかないけどね。だから、辛いと思うけど、その子達を取り戻すと思ってレベル上げをどんどんした方がいいと思う。勿論、僕がいるから少しのことで命が危機に攫われることはないと思う。安心して」
少し反応を伺うために言葉を切る。
「……うん、俺もそう思う」
そう言ったのは、山口湊君。
それに続き、他の男子や女子も賛同する。
「…うん、俺も賛成」
中村十和君が頷くと百橋里南さんが代表して口を開く。
「行きます。アルフさん――勇者様についていきます」
「うん。ありがとう」
…なるほど、中村十和君が中心人物なのかな?
女の子の方は百橋里南さんって感じか。
なかなか面白い関係だね。
あとがきやらなんやら?
どーも、アリアです。
きゃあああああああ!!
更新が!!
遅いね!!
だから低浮上なんだって!!
キレんなよ!!
情緒不安定でごめーんね☆
きも。
肝。
何言ってんだ。
仮にももうすぐ大学生やぞ?
えーと、勇者君いいやつやね。
最後の分析はなんかあったりなかったりするかもしれん。
作者にも分からん。
てことで読んでくれた人ありがとうございます!
これからもお願いします…!