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積み木 〜私が壊したもの〜
日時: 2010/01/14 01:02
名前: haru (ID: uRjlitq/)

前書いてたものが消えてしまって、新しいの書きます。読んでください。

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Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.15 )
日時: 2010/02/08 23:38
名前: haru (ID: uRjlitq/)

「モモの部屋ってどんな?」
「うーーん。どんなだろう、、。でも、この家に合わない感じだよ。」

なんだろう、、。
モノクロとか、ゴシックとか?それともラブリーとかかな、、、?

「はい!ここです☆」
ガチャ

モモがドアを開けた、その先には、、、





カポーーーン







「え、、、、、?」



「さ、入って?」

「モモ。あれって、、、」

「ん?くまおどしだったかな?」
「いや、ししおどしだよ、、。ってこの部屋、、、。」
「ん?」
「どうしたの?」
「すごいでしょ!」

うん、、。確かにすごい、、。
部屋の中に池って、、、。しかも畳まで、、。あれは囲炉裏、、、?しかも広すぎ、、、。どっかの歴史博物館??

「あ、チョット待ってね。服ふく服ふく、、、、」
すっ

あ、、、押入れまで、、、。
って、、、

どさっ

「わーーー!!」
「モモっ!!!!」
モモは服、、、、の下敷きになった。

「だ、、、大丈夫、、、?」
モモのそばに駆け寄ると、
「う〜〜ん。この中にココルに合うやつあるかな?」
「え、、、。」
「あっ!あっちにあるドレスなんか絶対似合うと思うの!まってね。今あっちの押入れを開けるから、、。」
「あーーーーーーーーー!!いい。モモ。オッケーだよ。うん。」
「そう?でもあっちの方が。」
「ううん。この中で選べる十分可愛い。」
「うん。分かった。でもなんでそんな必死なの?」
「え、、あ、、早く着たくて、、、。ははは、、。」
ココルは下敷きのモモを拾い出すと、服を物色した。


「みんなかわいいなあ、、、。どれにしよう。」
「あ、、これなんかどう?」
モモが出したのは薄ピンクのワンピース
「かわいい!!、、あ、、じゃあこのブラウスと合わせ、、、、、。」


え、、、、?



「どうしたの?」
「あ、、ううん。これも借りるね。あとこのソックスとリボンも。」
「うん。じゃあ、部屋貸すね。」
「え、、ここで、、、、」


すっ

モモは何も無いはずの所に手を入れた
「、、、!!??」

「はい。この部屋で着替える?」

いきなり部屋が現れた

「モモ。今の何?」
「え、、、?今のって?」
「だから何も無い所にすううって手を入れて、、。」


モモはきょとんとしている

分かってない、、?

自覚してない、、?

どういうこと、、?


「あ、、ううん。モモ私の勘違い。この部屋で着替えるね。」


「うん。」


ばたんっ





どういうこと、、、。


さっきのブラウスを見ると


血、、、、、、。


ぺろっ


「、、、、!!まだ、、新しい、、。」





ばっ

気配を感じ、後ろを振り返った



すると、、、





「ほお、、、私に気が付くとは、、、なかなか良い獲物が手に入りましたな。」


!!!さっきのおじいさん!!!

短剣を出してきた


「初めての生物で上手く調理できるか心配ですが。」



どういうこと、、、?


分からないけれど、今身が危険なのは感じる



そのとき



「ココルー!!まだーーーー?」

返事をしようとしたとき


どさっ

「っ、、、、。」

おじいさんに腹を蹴られて意識を失った、、。






「モモ様。あの方ならトイレを貸して欲しいといわれましたので貸しましたよ。」
「え、、、。そっか、、、。まあ、いいや。おやつ持って来て置いて。あたしのへやに。」
「畏まりました。」



モモ、、、。助けて、、、、。


どこかに運ばれてるような感覚の中ココルはモモの名を脳裏で必死に叫んでいた



Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.16 )
日時: 2010/02/13 00:25
名前: haru (ID: uRjlitq/)

冷たい______。
寒い_______。


ここは、、、





はっ!!!


目の間には鉄のパイプ
手には重たい手錠
足にも付いてる

「何、、、?牢屋?」

私、モモに騙されてたの、、、?

むくっと起き上がった

「ココから出なくちゃ、、、。」

そのとき



チャリ、、、、、



自分の右下から音がした

「あっ!!」

猫のキーホルダーの音がした
ワンピースの右下ポケットから手帳のチェーンが掛けられている。

「これに、、てが、、届けば、、、、、っ、、。」

後ろで手錠されてるためなかなか取れない

体制を変えた。はいはいの状態にして口で下に下がったワンピースのポケットから出てる手帳のチェーンを取ろうとした。
「っ、、、口でチェーンが触れれば、手帳と繋がってるから取れるのに、、、っ、。」
ぐっ

「、、、、、!」

チェーンに口が届いた。

ぐい

どさっ



手帳が落ちた。

急いでふさがったままの手で猫をなでる。



ぽんっ



「お呼びですか?」
「うん!この手錠をはずして欲しいの。」
ココルは顔だけをシャルに向けて背を向ける。
「はあ、、、、硬そうですね、、、、。」
「でしょ?重たくて重たくて、、、。」
「で、、、。私にどうしろと、、、、?」



え、、、、、?




「だ、、、だから外して欲しいの!急いで?」


「はあ、、、、、。」





「ムリですね、、、、、。」

猫はにこっと笑った


「何でよ!!急いでるんだってば。」
ココルは半泣き状態。

そのとき、、、

「人が来ますね。私は少し、隠れていますね。」
「えっ!!どうやって?」
「こうやってです。」
にこっと笑うと、姿が見えなくなった。
「、、、、!!!」


ど、、、どこ、、、!?


そのとき、、、


「おや、、、。お目覚めですか?」


「、、、、!!!おじいさん、、。」
おじいさんが髭をなでながら、目の前の鉄パイプの前に立っている。
「おじいさん、、、。ですか。私も歳ですなあ、、。ほほほ。申し遅れました。私、モモ様の専属お世話係1のザルシエと申します。」

ザルシエ、、、、、、。


「あなたのような者に出会うのは初めてですよ。その耳。しっぽ。新鮮ですなあ、、、、。このような体験めったに無い、、、!」

「あたしをどうする気なの?モモはあたしを騙していたの、、、?」

「、、、、昔話を少ししましょうか、、、。」

「そんな事よりも質問に答えてよ!!!」

「モモ様のことなら何でも知っていますよ。」
ザルシエはシワをたるませ微笑んだ。

「そんなこと、話していいのか?」

「、、、ええ。この後、死ぬ者に何を話しても、どうしようもないですからね。」


私をやっぱり殺すつもりなんだ、、、、、!!!!








「では、物語の始まりです、、、、。」

Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.17 )
日時: 2010/02/15 15:08
名前: haru (ID: uRjlitq/)

「それは、モモ様が誕生されてまもないばかりの話、、、、。今のような雲の下ではなく雲の上に住んでいました。」



「生まれました!ラルク奥様。」
「ほ、、、んと、、、?」
メイドさんが赤ちゃんを渡す。
「、、、、!!女、、、!?」
「え、、、?」
ラルクは次の瞬間





ヒュっ





「ラルク様、、、!?」


床に赤ちゃんが放り投げられた


「あああ、、、!!何てことを、、、。」

メイドが急いで赤ちゃんを拾いにいく

「これで、、これで終わりだわ、、、。私は王に見放されてしまう、、、。」
「奥様、、、、。」
「ああーーーーーー、、、、、。」


トントン、、、、

「どうしましょう、、、。王が来たら、、、私は。」
「奥様、お通ししますね、、、。」
ラルクは返事もせずただ俯いた
「おお、、ラルク様。ご出産ご苦労様でした。」
「ザルシエ、、、!!」
ザルシエは、ゆっくり赤ん坊に近づいた
「ほほ、、、これはまた、奥様に似て美しい女子が生まれましたな、、。」
「ザルシエ!この子を町で生まれた男の子と交換してきてちょうだい!!そうよ!それしかないわ!」
ラルクが叫ぶ。
「なぜです。」

Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.18 )
日時: 2010/02/15 22:18
名前: haru (ID: uRjlitq/)

「なぜって、、、女じゃ跡取りにはなれないのよ!私なんて用無しになるわ!!」

「そうですか、、、、。せっかく生まれたこの子を、、、。」
「奥様、またご出産なさった時に男の子が生まれるかもしれません。ですから、今はこの子を受け入れてあげた方がいいと思います、、。」
「メイドのあなたに、、何が分かるのよ!!」
ラルクは出産後の疲れと今後の自分の人生の行方の恐怖に壊れていた
「申し訳ございませんでした。」
メイドは頭を下げる
「しかし、王様はいつかこの部屋を訪れますでしょう。」
「だから一刻も早く、男の子と交換するのです。私は、王の妃になりたい、、、。もう、あのような支配された城下町の娘として生きるのは嫌なの!!」
「奥様、、、。」
「あなたは、確かに城下町の娘ですよ。ラルク様。でも、王に見初められた事であなたはお城に転がり込んだ。」
「転がり込んだなんて!言い方があるでしょ!ザルシエ。」
「つまり、あの頃が地獄の暮らしなら、今よりも少し苦しいだけの暮らしなら、いいのですよね?」
「え、、、。」
ザルシエはにっこり笑う。
「私は、思うのです。なぜ、女は王になれないのかと、、、。」
「そ、、、それもそうね、、、。」
「あなたは、、ラルク様。私は、妃などではなく、王になれると思いますよ、、、。」


「王、、、、。」


「ザルシエ様!そんな事、、王への謀反です!」
「いいから黙って聞きなさい。雲の下、、この地の中に、穴があります。そこはココと同じくらいの土地の大きさ、、、。そこに、国を作るのです。」
「国、、、?」
思いもよらぬザルシエの言葉に、、ラルクは驚きを隠せない。
「この今の国の国民の状況を、生活ぶりを、町民のあなたは、十分に承知のはずです。」


寒い、、、食べ物も無い、、、服も無い、、、人の心は穢れ、憎しみが辺りを覆っているあの空間。


「いや、、、!!思い出したくない!!」
ラルクは頭を抱えながら横に振る
「奥様、、、!!」
メイドは駆け寄り、そっと抱きしめる。

「さあ、、、ご決断を、、、。この国の王への反感を持ったもの、そして生活が苦しい国民、みんな連れて行き、新しい国作りを、、、!!」








「ザルシエ、、、、やりましょう、、、。」





「奥様、、、、いけません!!いけませんわ!王に反感など、、、。」
メイドが必死で止める
「私は一度地獄を見た人間なのよ?いまさら怖いものなど、、、ないわ、、!!」
「、、、、奥様、、、、。」
「では、後のことは私にお任せください。全て整えて見せます。」
「頼んだわ。ザルシエ。」





そして、新たな国、ロスト国が誕生した。
反感を持つ国民はやはり多く、みんな喜んで、国を捨てた。+ラルクが町民の娘だったという事もあるのだろう。みんなが王として受け入れてくれた。

Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.19 )
日時: 2010/02/25 01:16
名前: haru (ID: uRjlitq/)

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