ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 積み木 〜私が壊したもの〜
- 日時: 2010/01/14 01:02
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
前書いてたものが消えてしまって、新しいの書きます。読んでください。
- Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.10 )
- 日時: 2010/01/24 23:16
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
だ、、、、だれ?
手を引かれてる相手の顔は分からない
すると
「絶対声出さないでね。」
っと、ぼそっと言われた
手を引いてる子はポケットから何かを出し、ぽいっと投げた
その瞬間
「きゃっ、、!!!もがっ」
足場が無くなった
「しっ、、、。」
バーン、、、ドカーン
上の方で音がする
「あっちだ!!探せ、、、!!」
ほっ、、、いなくなったみたい
「大丈夫、、?」
「あ、、はい。助けてくれてありがとう。」
真っ暗の穴の中、相手の顔は見えなかった
「別に。、、君何かしたの?」
「ううん。さっきついたばっかりだし。」
「さっき着いた、、、って他の場所から来たの!!?」
すごい食いつき様、、、、
「うん。」
「じゃあ、その頭に付いてるのとかって本物!?」
、、、耳のことかな?
「うん。」
「わああ!やっぱり他の世界ってあるんだ、、、!!」
、、、この声からして、、きっと女の子、、、。
「きてっ!!」
真っ暗の中、手を引かれた
「ココから階段だから。」
「、、、、こんな真っ暗なのに、、見えるの?」
「あ、、私たち種族は目が発達してるんだ。」
「へえ、、、、。」
こつこつこつ、、、
見えない階段ってこわいっ!!
ネコ科の生き物でもこの暗さはきつい
「っ、、、。」
「あ、着いたよ。」
着いたよ、、、て言われても、、、真っ暗なんですけど、、、?
ブツブツブツ…
何、、、言ってるんだろう、、、?
ギイイイイィィ、、、
「あっ、、、」
まぶしい、、、!!!
- Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.11 )
- 日時: 2010/02/03 01:03
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「っ、、、。」
目が開かない
いきなり明るい世界、、、。
ざわっ
騒がしくなった
ふっと目を開ける
すると周りに人が集まっていた
一人の小さな男の子が近寄ってきた
「モモ。帰ってきたの?」
その子の笑顔はうれしさで満ち溢れていた
すると後ろから母親と思われる人が入ってきた
「こらっ!モモ様だろ!」
と、こつんっと頭をはたいた
「いってえ〜。」
そっか、、。モモっていうのかこの人は
「ねえ、モモ、その人だれ?」
ゴツンっ
さっきよりも大きい音が聞こえた
「あ、うん。紹介するね、、、えっと、、、名前聞いてなかった、、、。」
「ダメじゃん。モモ。」
今度は違う子が叩かれた
「ははは、、名前教えてくれる?」
そういってモモは初めて私のほうに顔を向けた
「、、、、、、!!!」
その瞬間、驚きを隠せなかった
目が自分でも飛び出そうだと思った
そして、口が勝手に
「チロ、、、、ル、、、。」
と言っていた、、、。
「え、、、?」
はっ
モモの声にわが身に返る
「あ、ココルと申します。」
軽く会釈をした
違う、、、よ、、。良く見たら、、パッと見似てるけど、チロルは紫の髪だけどこの人は藍色、目もチロルは青だけど、この人は深い青に近い緑、、。
チロルじゃない、、、。
「じゃあ、私のことモモって読んで?」
「あ、、うん。じゃあ、私はココルで。」
そういうとモモは満面の笑みでこっちに笑った
かわいい、、、、。
すごく、、そう思った。
そのとき、チロルの笑顔が微かに被って消えた
ココルは下を俯き自分のしっぽをぎゅっと掴んだ。
- Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/02/03 22:05
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
ざわざわ、、、
遠くからなんか誰かが叫んでる、、、?
走って来てる
「モモ、、、さ、、、、、、!」
「モモ、、、?モモだって。誰か叫んでるよ。」
「え、うそ。」
くいっ
男の子がモモの服の裾を引っ張った
「ほら。」
そういうと、双眼鏡を渡してくれた
「ありがと。」
モモはそういうと満面の笑みで返し双眼鏡を覗いた
その後、男の子は鼻をこすって顔を隠していた
耳が赤く染まっていた
まさか、、、、、、、。
とんとんと肩を男の子の肩を叩いた
「あ?何だよ。」
振り返った男の子の耳元に軽く手を添えて囁いた
「モ・モ。」
「んな、、、!」
男の子は更に耳を真っ赤にして顔を隠すように手を顔の前に翳した
「ふふふ、、。分かりやすいね。君。」
「君じゃねえよ。ヒルドだ。」
テレながらも態度はツンツンしている。
かわいい。
でも、見た目モモとの歳の差が離れすぎている
「君、いくつ?」
「12。」
「モモっていくつなの?」
「17、、。」
「歳の差、、気になんないの?」
男の子は目を見張ってこっちを見た後下を向いた
「あ、、、ごめ、、ごめん。恋愛に歳なんて関係ないよね!?」
男の子の表情を見て、少し謝った
「、、、、歳の差か、、、、そんな事より、、、もっと悩んでる事が、、あるから。」
「、、、、?」
その理由を聞こうとしたとき
「ココル!!!!」
モモが叫んだ
「ど、、どうしたの?」
「やばいから、来て!!!」
「な、、何が、、、?」
ココルは右手を掴まれた
「はい。ヒルド。ありがと。」
左手で双眼鏡を返す
そして、
「みんな!よろしくね〜〜!いつもの。」
と、叫んだ
「おう!任せとけ。」
「またかい。モモ様、、、。」
「早く行きなさい!」
「はいはい。ふふふふ。」
みんなが口々に言った
なんか、毎日恒例の行事なのだろうか、、、、?
と思わせるようなみんなの口ぶりだった
「さ、ココル走るよ!」
「ど、、、どこに?」
「あたしの家まで、、、☆」
「家って、、どこにあるの?」
「さあ!いっくよーーー!!」
は、、、話聞いてない、、、、。
そうして、ココルはワケのわからないまま、モモの家に行く事になった
- Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.13 )
- 日時: 2010/02/05 00:49
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「はあ、はあ、、、、。」
「ついたよ!」
なんで、、息切れしてないの、、、!?
前を見上げる、するとそこには、、、
「、、、、、、、、、、、!!」
「結構大きな家でしょ?」
モモはパチッとウインクする
「家どころじゃないよ!!お城でしょ?これ、、。」
白い門に囲まれた、白いお城。一番高い塔は雲に届いている
「こっち。本当は正門から入りたいんだけど。怒られちゃうし、、。」
「なんで?」
「勝手に出てきたから。」
そういうと、裏門を開けた
ぎいいい、、、
裏門といっても大きい、、、。
「さ、入って。」
「わあああ!!!」
中に入ると、お庭がすごい綺麗だった
噴水に施されているものは本当に美しい。
「あっちの戸から入ろうか。こっち。」
そういったとたん急に明るくなくなった
雲がかかったのかと思い空を見上げると
「きゃっ、、、!!」
上から、網が落ちてきた
ばさっ
「やーーん。なにこれ、、。」
「ちっ、、。」
そのとき
「モモ様!!」
目の前に白い髭に白髪にタキシードをびしっと着たおじいさんが立っていた
「じ、、、じい、、。」
「モモ様!また抜け出して、、。この、ロスト国の時期跡取り候補として、恥というものが無いのですか!?」
国の、、跡取り!!??
「じい、血圧上がるよ、、、?」
「だ、、、誰のせいですか!!!」
「はいはい。スミマセンでした。」
「モモ様!!!」
「いいですか。国のトップになるにはまず、人に思いやりを持ち、、」
「だから、さっき血圧あがるよ?って言ったじゃん!」
「最後まで聞きなさい!!」
「ココル。いこ。」
「え、、でもまだお話してるよ?」
「いいから、、。」
網からそっと出ると、家の窓外から侵入した
- Re: 積み木 〜私が壊したもの〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/02/06 23:07
- 名前: haru (ID: uRjlitq/)
「わああ、、、、、!!!」
きれいなお部屋
シャンデリアには、花の形が美しく表現されていて、壁には無垢に笑う少女の画があった。大理石の床に真っ白な壁紙。よく見ると花の模様がある。
「綺麗な部屋ね!モモ。」
「そ、、そうかな?」
今、一瞬、、、モモ、、なんか
「そうだよ!うらやましい!」
不思議な顔、、した、、、。
「ありがと。、、、、あれ?ココルの服破れてる。」
「えっ、、?」
「ほら、ココの裾。」
モモがひっぱっておしえてくれた所にはとても小さな穴が開いていた。
「こんなの大丈夫だよ。」
「だめ。あたしが縫ってあげる。脱いで。」
「え、、、。」
「早く!」
「ま、、、まって、、ほらココじゃ脱げないでしょ?」
「なんで?」
モモはココルの服を引っ張る
「だ、、だって着替えないじゃん。脱いだ後の。」
「、、、あ、、そっか、、。ごめんごめん。」
モモは笑いながらココルから離れた
び、、びっくりした、、、。
一瞬モモが違う子に見えたような、、、きのせいかな?
「さ、こっちから私の部屋へ行こう。ちょっと階段きついかも知れないけど。」
「あ、、、ね、、モモ。あのおじいさん、まだお話してるよ?」
「え、、うそ、、。ま、、いいや。いこ!可愛い服めっちゃいっぱいあるから。選んでいいよ!」
「うん。ありがと。」
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