ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Who is she? 完結!
- 日時: 2009/11/07 17:54
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: WVvT30No)
初めまして!こんにちわ!紅葉です。クレハ、と読みます!
この物語は仮想19世紀末のヨーロッパを舞台にした物語です。
読んでくれると嬉しいです。コメントは超嬉しいです!!
『作者・紅葉(クレハ)』 『性別・女』 『学年・中2』
お客さま♪
えり様 燐様 苓様 RADELLE03 様
- Re: Who is she? ( No.20 )
- 日時: 2009/11/03 18:16
- 名前: 紅葉 (ID: 7HjKV4e.)
できれば明日か今日に
更新します・・・!
- Re: Who is she? ( No.21 )
- 日時: 2009/11/05 19:03
- 名前: 紅葉 (ID: nFA1oz.j)
第9話 永遠の別れ、永久の涙
「嫌あああああああああああ!ロッティ!嫌ああっ」
「そんな・・・嘘だろ?」
「・・・・・・ロッティ」
私たちは、ロッティとジャンヌの持ち場に来た。
そして、見たくないものを見てしまう。
それは死。・・・大好きなロッティの死だった。
これで13人目。
「うぅうううう・・・っ。ロッティ・・・」
ロッティは、真っ白な事件の被害者になった。
ロッティの横には、ちょこん、と真っ赤な薔薇。
涙が止まらない。悲しみがあふれ出す。
「私の・・・・せいで・・・死んだ・・・・!!!」
「シルヴァ・・・・・・」
「私が解明しようなんて、言わなかったら?ロッティは生きていた!」
「ねえ、シルヴァ・・・・・・」
「だから、私が殺したんだ!私がロッティを殺したんだあああ!」
「シルヴァ!!!!!!」
レラが、私の肩をしっかり掴んでいた。
「・・・・・・ジャンヌ」
「え?」
「ジャンヌは言ってたよ『自分の目で見てみることだな』・・・」
あ、たしかに。
・・・じゃあ、そしたら?
「僕は、ジャンヌが怪しいと思うんだ」
レラの、しっかりとした言葉。
「俺も、ジャンヌが犯人じゃないかと思います」
ロバンの、しっかりした言葉。
じゃあ、真っ白な事件の犯人は、ジャンヌ?
- Re: Who is she? ( No.22 )
- 日時: 2009/11/05 19:10
- 名前: 紅葉 (ID: nFA1oz.j)
第10話 白と赤
「・・・・・・何?」
ジャンヌが、つまらなさそうに、私たちを見る。
ジャンヌを探すのは簡単だった。
私の家の前で、月明かりに照らされていたから。
「・・・貴方が犯人なんでしょ、ジャンヌ」
「あたしが?・・・何故そう思う?」
「俺たちは、君がいなくなった後、ロッティの元へ行ったんです」
「そして、見た。・・・ロッティの死を」
「だから私たちは、貴方が真っ白な事件の犯人だと疑っているの」
それでもジャンヌは、つまらなさそうな顔をする。
コイツ、罪の重さを分かっていないのか?!
だったらユルサナイ!
許さない・・・・。
「それだけ?」
「それだけ?・・・って、何だよ」
「だって、あたしは・・・・・・ぅ・・・」
ジャンヌは、苦しそうに顔を歪めた。
「ジャン・・・ヌ?」
「だって・・・あたし、は・・・・・・・・・じゃないか、ら・・・ぅう」
「ちょっと、ジャンヌ?」
「がはッ・・・・・・!!」
よく見ると、ジャンヌの真っ白なワンピースに、真っ赤な血がついていた。
え?・・・・・・え?
ドサリ、とジャンヌは腹を押さえながら倒れてしまった。
・・・・・・どういうこと?
- Re: Who is she? ( No.23 )
- 日時: 2009/11/07 17:52
- 名前: 紅葉 (ID: WVvT30No)
最終話 真実と友を。
「ジャンヌ!ジャンヌってばあ!」
いくら呼びかけても、ジャンヌが目を覚ますことはない。
・・・そんな。
「じゃあ、ジャンヌは犯人じゃない?!」
「ていうか、誰に刺されたんでしょう?」
「 わ た し が 刺 し た の よ 」
冷たく、夜のまちに響くような声が、私の後ろでした。
はっ、と。3人は振り返る。
・・・え?!
「ちょっと、待って、ください、よ?」
「僕は理解できない・・・!」
「何で?・・・何で生きてるの?」
「「「ロッティ!!!」」」
3人の声が響いた。
そう。ロッティがいたのだ。死んだはずのシャロン・アリアロス。
ロッティの右手には、ジャンヌの血がついたナイフが握られている。
・・・本当だ。
「クスクスクスクス!なかなかの演技だったでしょう?」
「あれは演技だったの・・・?!」
「勿論。そして、ジャンヌを刺した。ちょっと邪魔だったもの」
「ジャンヌが邪魔・・・?」
「ええ。あの子、何でも見抜くんだもの。全部、見抜かれたわ」
「ロッティ・・・・・・」
私は、涙が出なかった。
ポッカリと、穴が開いた。心に。
「そして、もう分かると思うけど・・・・・・」
「真っ白な事件の犯人は、君なんですね」
「正解よ。クスクスクス!お疲れ様だったわねぇ」
「・・・僕は許さない!」
「俺も、許せませんよ」
「2人とも許してくれないのねぇ。ねえ、シルヴァ?」
血のついたナイフを、私に向ける。
「シルヴァなら許してくれるわよねえ?親友だもの」
「・・・ユルサナイ」
「あら、そう。許してくれないの」
ぶす、とナイフを私の腹に刺す。
「・・・バイバイ。親友に刺されて、死んじゃえばあ?」
「「シルヴァ!」」
「そこの少年も、死んでもらうから安心しなさい」
今夜は、綺麗な満月だった。
じゃあ今まで、ロッティは私をあざ笑っていたんだ。
真相が知りたいの。
そう言った、私のことを。心の中で笑っていたんだ。
犯人はわたしよ。馬鹿。
きっと、そう思ってたんだね。シャロン。
じゃあね、最低な親友。
完。
- Re: Who is she? ( No.24 )
- 日時: 2009/11/07 17:54
- 名前: 紅葉 (ID: WVvT30No)
えーと、終わりました。
今まで読んでくださった方、ありがとうございます。
コメントくれた方、ありがとうございます。
嬉しいです。
また、どこかでお会いしましょう。
しーゆー。
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