ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ファンタジー・ワールド!
- 日時: 2009/10/30 15:35
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
ただいま新型インフルエンザにかかっております、魔女です。
暇なので書いてみようと思ったのですが……。
よければ読んでください♪
- Re: ファンタジー・ワールド! ( No.10 )
- 日時: 2009/10/31 00:07
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
病人のくせしてまだ遊んでる、魔女です♪←バカ
いやぁ、掲示板に小説書いたことあまりないから、こうやって感想いただけると本当に嬉しいです。ホホホホホ……
黒蝶cも、小説頑張ってね〜。
そして私っ、インフルに負けるなぁっ。
- Re: ファンタジー・ワールド! ( No.11 )
- 日時: 2009/10/31 12:26
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
じゃあ、続き書きま〜す。
俺たちは無意味に高い塀を見上げながら、正面の門へ向かった。門にももちろんのごとく門番がいて、鉄の鎧を着ている。
俺はこの鎧を見ていつも思うのだが、重くはないのだろうか?いくら身を守るためだとしても、すばやくよけたほうが楽だろう。まず、その方がカッコいい!それに、夏だと暑いし、冬だと鉄だから冷えるだろう。ご苦労なこった。
門番に、アリスが魔女だと知れるとやばいので(俺が殺されるので)、特に目立つあの帽子は、俺のカバンに隠した。あとはめんどくさいのでそのままにした。
門番は、俺たちが何しに来たのか聞いただけで、あとは何もしなかった。ボディチェックも何も。あったらあったで気持ち悪いが……。
門番はなぜかずっと城のほうを気にしていた。何かあったのだろうか……。
アリスが言ってた、「行けばわかる」がふと頭によぎった。まさか——。
「ほた、早く行くよ。ノロマ」
「ノロマ!?」
何の案内人もなしに、俺たちは、塀を抜けて、だたっ広い庭を突き進んだ。花がきれいに手入れされてある。ここで綺麗なお姫様が花に水をやって——。
「うっげぇ、ミミズいるしぃぃ」
——やっぱり魔女を姫は対義語のようだ。実に嘆かわしい。
また無駄に広い大きな玄関門を通って、城に入ると、そこは大広間だった。普段ならさぞ煌びやかな広間だっただろうが、そんな面影などなく、たくさんの人が部屋を駆けずり回っていた。あたふた紙のような(たぶん資料)を持って走ったりしていたり、それに、たくさんの鳩がいる。また予測だが、伝書鳩だろう。
「す、すいませぇ〜ん…」
こんな子供の言うこと、誰も聞くはずない。
その時、奥の部屋から、輝かんばかりの服装をした人がでた。まるまるとした体系、見事なちょびひげ……たぶん、王様。てか絶対王様じゃん。
王様は、家来から手渡された紙を読んで、まるまるとした顔を青ざめた。
「なにぃ!?国のいたるところで魔法族の者が目撃されているだとぉ!?」
王様からかなり離れてるのに、王様の声ははっきり聞こえた。
「えぇ!?魔法族ってお前以外にも生き返ってるのか!?」
「生き返るって表現が正しいかはわからないけどねぇ〜」
アリスはいたって冷静だった。
「レンさ、魔法族は全員なんの抵抗もなく絶滅されたって言ったよね」
「あぁ」
「それ間違ってるよ」
……だろうな。だってお前が今ここにいる時点で、“絶滅”じゃないんだから。
「あれはね、“絶滅”じゃなくて、“封印”だったんだよ。そして、ついこのさっき、“封印”は解かれた」
「なぁ……!?」
封印だと!?そんな事、聞いてない、全くもって聞いていない!
「なんの抵抗もなく——って言うのも、少し違う。抵抗する意味なんかなかったんだ。この時代で人間に復習する事が決まっていたから!」
復習って——。あまりの事に、俺、絶句。あごが外れるんじゃないかと思うくらい、あんぐりと口を開けた。そして、これから絶対に教科書のことなんて信じまいと心に決めた。
「魔法族は、この時代に復活し、自分たちを裏切った人間に復習するのよ!」
アリスは冷たく言い放った。広間の人間た誰としてこの言葉を聞かなかったが、俺の耳には何回も何回も響き渡った。それがまるで呪いの呪文でもあるかのように————。
- Re: ファンタジー・ワールド! ( No.12 )
- 日時: 2009/10/31 14:06
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
上の「復習」は「復習」の間違いですww。
すっごいいいところでコケたぁ〜(汗
——4章——
アリスの言葉にあまりのショックでしばらく魂が飛んでしまった俺に冷たく突き刺さったのは、王様の、
「モンスター退治なんて今はどうでもよい!帰れ、帰れっ!」
と言う言葉だった。
追い出されてもなおボーっとする俺に、アリスは言った。
「……生きてる?」
そしてハッとする。
「じゃあ、お前が人間に復讐するために復活したんなら、俺はお前の殺されるのか?」
「ううん」
ガクッ。
「うっそぉ、結局殺さねぇの!?」
「まぁ、待て待て。話を聞いてよ」
「いやいやいやいや。どうやってこの状況で落ち着くんだよ!」
すると、バッととこからかナイフが飛んできた。グサッと、俺のすぐ隣の地面に突き刺さる。
「は、はい、聞きます。聞きま〜す」
——やっぱ魔女だ。
「私は別に復讐なんてするつもりなかったんだよ」
「はぁ……」
アリスはゆっくりと話し始めた。
「だけど、みんな、人間を殺すんだって、それだけのために、この何千年もの間封印されてた」
「何千年ねぇ……」
俺からみたら何千年なんて、途方もない数だけど、それは人間から見た話であって、魔法族からみると、一年くらいだったのかもしれない。蝉がすぐに死んでしまうように、人間が生きる時間も、魔法族からみたら、かなり短いのかもしれない。そう思うとアリスは自分とかなり違った存在のように思えた。
「でもねぇ。何千年もなにもせずにボーっとしてると、それも間違ってるんじゃないかと思って……。
復讐するためだけに生きてるなんて悲しいじゃない。復讐して得た充実感はすぐ消える……。
私以外の人は、そうは思わなかったらしいがね……」
何千年もの間、ただ復讐しか思わなかった者って——。
「それに、この時代で、世界最強と恐れられた魔法族が暴れてみてよ。人間だけじゃなく、他の動物たちだって殺してしまうかもしれない。この世界の生態系すべて破壊してしまうんだよ。魔法族の魔力をモンスター達が取って、もっとモンスターが強くなったら——?」
俺は自分の顔がまた青ざめるのがわかった。
「そこで!魔法族をまたこの私が封印しよう!って思ったの」
「はぁぁぁぁ〜!?」
俺は真っ向から反対した。
「無理でしょう!だって、魔法族は百人くらいいるんだよ!それをお前一人で!無理無理無理無理無理」
「一人なら無理でも、もう一人いるじゃない」
そして意味ありげに俺の方を見る。
えーっと、誰のほう指してるのかなー、と、左右を見る。んー、誰もいないなぁ〜。
……。
「俺ぇぇっっ!!?」
「もちろん!」
アリスは青い目でウィンクした。うん、可愛い。いや、違う違う。
「でも、封印したら、またいつか復活するんだろう?意味ないじゃん……」
「あらぁ、可愛らしい魔女と青二才の小僧が、魔法族を倒せるとでも?」
ツッコミどころがかなり多い。問題発言だ……。
「んまぁ、無理だけど……ってか、いつから俺お前と一緒に魔法族の封印する事になったの!?」
「おにぎりくれたときから」
あげなきゃよかったぁぁぁ〜。今さらながら俺は後悔した。
「さぁ!レン1私と一緒に、世界のあちこちに散らばった魔法族の者を封印するのだ〜」
「いや、本当に無理だから。俺、戦った事ないし——」
その時、いきなり後ろで低いうなり声が聞こえた。
「うわぁぁ!」
気がつくと、俺達の後ろには、目をぎらつかせる、飢えたモンスターが立っていた。
「うっそぉぉ」
「じゃあ、お手並み拝見ね!レン、戦ってみて!」
「だから無理だってぇ!」
- Re: ファンタジー・ワールド! ( No.13 )
- 日時: 2009/10/31 18:09
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
えー、っと、今回は、物語には全く関係なしに、レンとアリスの二人に、ちょっと話し合ってほしいことがあったので、番外編と言うことで、やらせていただき
ます。
——番外編——
レ「はぁーい、どうもこんにちは、みなさん。すいませんねぇ、こんな意味のないことやっちゃって〜」
ア「全くよ。なんなの、この上の説明文の「話し合ってほしいこと」っていう意味ありげな文は。
レ「俺が知るかよ……。えぇっと、作者から手紙来てるよ。あれ、なぜか切手がない……。
えっと、なになに、『アリスのキャラが定まっておらず、非常に書きにくいので、決めてください』……」
ア「えぇ〜、何それ!?決まってないの!」
レ「言われてみたらそうかもな……。
俺は、どちらかと言うとツッコミで、あとは普通の少年だろ。あれ、手紙にまだなんか書いてある。『ちなみにレンの性格は、ツッコミ+普通の少年+M』……」
ア「あぁ!ダメよレン、手紙やぶったら!」
レ「俺の話はどうでもいいんだ。問題はお前だろう!アリス。まず、お前は俺より何千年も生きてんだから、もうちょっと上から目線でいいんじゃねぇのか?」
ア「——って言ってる割にはあんた口悪くない?」
レ「…気のせいですよ」
ア「あんたがMってことは、必然的に私がSになるわね」
レ「Sって言うかもう女王様気質……うわぁ、ナイフ投げないでー!」
ア「じゃーあ、Sと、何かしら。ぶりっ子?」
レ「あ、それだぁ!」
ア「あら今の冗談のつもりだったんだけど」
レ「そーですよねー!冗談ですよねー!当たり前っスよねー!」
ア「汗タラタラよ……」
レ「は、ははは……。えっと、『少しだけ、レンのお姉ちゃん的な存在ですよね』って手紙が着てるよ」
ア「言われてみたらそうかもね〜」
レ「俺からみたら嫌だけど……あー、ごめんなさいごめんなさい」
ア「全くもう。こんな可愛い私が姉で嬉しくないなんて」
レ「ほらやっぱぶりっ子……」
ア「聞こえてんのよあんたぁ!ちょっとこっち来なさい!」
レ「ひぃぃぃぃーっっ!!」
アリスのキャラ設定
「S+お姉さん+ぶりっ子+不思議ちゃん」
- Re: ファンタジー・ワールド! ( No.14 )
- 日時: 2009/10/31 19:35
- 名前: 魔女 (ID: ZQ92YvOU)
——5章——
モンスターってのはつくづく醜い、なんて、そのモンスターに襲われながら思ったのがこれだった。
「逃げなよ!!」
あ、と思ったときにはアリスに突き飛ばされて、モンスターからの攻撃から避けられた。
ここで、モンスターの説明〜。
え?戦ってる時になにやってるんだって?まぁまぁ、いいじゃないかって。
モンスターは、とにかく気持ち悪い生物だ。怪物って言ったほうがあっちゃってたりしてるかもしれない。モンスターによって形はさまざまだが、大体大きくて、鬼のようなヤツだ。筋肉と贅肉しかないくせに、脳みそは全くない、バカだ。時たまに魔法を使うがコレもほぼ意味ない。だが、力が強くて乱暴だから、だいたいそれで殺される。そして食われる。モンスターは人間を食うのだ。全く持って気色悪い。
だが、この話も父ちゃんから聞いただけだから、実際どうなのかなんてわからない。
そして今がその「実際」だ。
目の前にいるモンスターは、よくいるような鬼のモンスターだが、とにかく叫んで蹴って殴って、暴れている。ってか狂ってる。目が血走ってる。やばいよコイツ。
「なんか……様子がおかしいわね」
「見ればわかるが……」
モンスターの攻撃に避けながら、なぜがか考えた。だが、考えてわかるはずない。
「ほら!戦ってみてよ!」
「えぇー、ヤダよ。ってか無理」
「男のくせにマヌケね!」
「うぐっ」
そう俺は改めてじいちゃんの剣を見た。仕方ない。俺は錆びた剣を鞘から抜いた。
「うわっ、重いぃ」
冷たい剣は、細いくせして無駄に重かった。振るなんて無理だ。
そんなことをしてるあいだにも、モンスターは攻撃してきた。手で殴ろうとしてくる。
「おわ!?」
スレスレで避ける。
「しっかりしなさいよ〜」
アリスがモンスターの攻撃を軽く避けながら言った。
「俺がしっかりしなくても、お前なら一撃でやれるだろう!?」
と俺が言うと、アリスはかわい子ぶって、
「疲れちゃった♪」
とエヘ、という顔で下を出した。
あの時おにぎりあげなきゃよかった……。
この掲示板は過去ログ化されています。