ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

包帯戦争。(グロあり)
日時: 2009/11/03 12:49
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

自分探しの旅を終え、かえって来ました。((早
でゎ、どーじょ。

■登場人物■

祝詞のりと
本名では呼ばれず、「少年」と呼ばれる事が多い。駄菓子屋の小春と暮らしている。

ヒナト
いつも金属バッドを持っているゴスロリ少女。人体改造が趣味。問題児で、学校もサボりがち。

小春こはる
駄菓子屋の、名前の割にはお兄さん。祝詞の叔父さんだが、若い。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



Re: 包帯戦争。(グロあり) ( No.7 )
日時: 2009/11/03 15:12
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

どんだけ〜

Re: 包帯戦争。(グロあり) ( No.8 )
日時: 2009/11/03 15:32
名前: 藍羽 (ID: UNmuBzLD)

初めまして!

ヒナトちゃん、可愛いですね。気に入りました。笑
続きが気になります!
頑張ってください(^O^)

藍羽も小説を書いているので、是非来てください。
「僕の嫌いなモノ。」です!

また来ます!

Re: 包帯戦争。(グロあり) ( No.9 )
日時: 2009/11/03 15:30
名前: 氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: gqZQq2JR)

こんにちはっ
自分探しの旅が結構はやくて良かったです♪

設定が変わったようですが、やっぱりヒナトちゃんは好きです(え

更新おつかれさまなのです(・ω・´)

Re: 包帯戦争。(グロあり) ( No.10 )
日時: 2009/11/03 15:33
名前: ジョーカー (ID: yIE1Hsuy)

面白いですね

僕も新しい小説「学校と町と鬼」っていう

小説かいてるんでよかったら見に来てください

人体改造って聞くと仮○ラ○ダーをれんそうします(笑

Re: 包帯戦争。(グロあり) ( No.11 )
日時: 2009/11/03 15:54
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

ヒナトが駄菓子屋にお菓子と話題を求めて来るようになったのは、冬の終わりごろ。
皮膚の感覚神経が麻痺しているのかと思うほどの薄着で、服の裾には赤い液体がついていた。
手には金属バッドを握り締め、右腕から出血しているのを小春ちゃんが発見したのだ。
救急箱を持ってきて、そのパックリ開いた傷口を塞ぐ。雪が降っていて、本気で寒かった。
なーんでキミはこんな薄着なわけだよ?
僕がそう尋ねると、ヒナトは無邪気に笑い、
『ジャンバーに返り血がついて、気色悪いから』
尊大に答えてみせた。
おいおいお嬢さん。
小春ちゃんがこいつ狂ってんじゃねーのと呟いたっけ。その通りだ。まったく。
迷惑この上ない。

そして今はもはやぬいぐるみ化してきている金属バッドを大切そうに持ち、腕にまた新たな傷をこさえてきている。
あ、ちなみにだけど、冬に出会ったときの血は猫の血らしい。
ヒナトが買ったばかりの飴玉を口に入れる。カラカラと音が聞こえる。
「おっめー、毎日何してるわけ」
「かいぼー」
ヒナトの答えに、小春ちゃんが嫌そうな顔をする。
「かいぼーして、死ぬ事を実感するのだー」
オーッというふうにヒナトが片手をあげる。
威勢がいいなあ。

「で、死ぬ事を実感してどーするの?」
まったくだよ。何がしたいんだか。
「おにーちゃんがどーいう気持ちか知る事にした」
僕と小春ちゃんが顔を見合わせる。
お兄ちゃん?
あぁ、ヒナトには兄がいるのか。へー。
「お兄ちゃんかぁ。いいね、ヒナトは」
「まーな」
だから男口調なのか?関係ないか。
ストレスで色素の抜けた、宇宙人のような髪の色に目を奪われる。
いつ見ても、コレだけは慣れない。いや、慣れなくても別にいいんだけど。なんて。
しっかし、エクステじゃねーよな。本物の髪の毛か。美人だから、本気で人形みたいだ。
だから、その男のような口調が似合わない。
もっと「ですわよ」とか使えばいいのに。…その方が似合ってない。
「おにーちゃんは、あたしの前でぐちゃぐちゃになったのさ」
ぐちゃ…ぐちゃ??
人肉をミートとかミンチにされたとか?
物騒な光景が水面のように脳裏に広がる。
「ぐっろー」
小春ちゃんは黙っときなさい。

ヒナトは、感情のスイッチが変なのかも。
悲しいとか痛いとか知らないようだし。
そして僕も同じだ。
僕がまだ12歳の時、目の前で死体を解体している女を見つけた。っつーか人の家で死体のアートを繰り広げないでほしい。
そいつは、僕と同じ小学校でまあ近所の女の子で。
そして、
「少年。飴玉いる?」
今、目の前にいる。
ヒナトは昔の事を覚えていないらしいけど。
「ちょーだい」
「ほれ。そこの奴は?」
「いらねーよ。つか俺のトコの売り物なんだよ」
ヒナトが僕の胸に顔をしずめる。
眠いのか?…眠るなよ。
「くあー。眠」
お前かよ。
小春ちゃんは、気づいてるんだろうか。ヒナトが殺人犯で、僕がその被害者っていう事に。うーん。ややこしい。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



この掲示板は過去ログ化されています。